Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

親戚の来欧

親戚の方々がドイツまで訪ねてくださいました。

 

・日本航空

JALの飛行機はフランクフルト空港の第2ターミナルに到着します。ルフトハンザが第1ターミナルなので、扱い方的にはサブなのでしょうが、便数が少ない分、フランクフルト空港ではいろいろ移動距離が短くて楽でした。駐車場から出発・到着ゲートまでが近い(第1だと数百メートルは歩きます)。税関も混んでいなくて、免税手続きもスムーズ(中国国際航空は第1ターミナルなので免税品を大量購入した人がそんなにいない)。出入国検査や身体検査もそこまで混んでいなくて、預けた荷物もすぐに出てきたようです。第1ターミナルのように、入国審査→いったん出口→荷物ある人だけ下に降りる→もう一回出口とややこしくなく、出口が途中にありませんので迷いにくいですし、迎えに行く方も楽です。搭乗ゲートまでも近い。飛行機が臨める展望デッキもあるし、子供が遊べる巨大な遊具も4階のマクドナルドの近くにあるし。まあ、東京の方は羽田じゃなくて、成田空港ですから、いろいろ遠いですけど。

 

・ジャーマンレイルパス

せっかくだからとハイデルベルクからケルンまで大聖堂を見に日帰り。Heidelberg HbfからKöln Hbfまでは片道一人84ユーロが正規料金で二人往復336ユーロ(Flexi どの電車でも乗れる)。行くと決めたのが数日前だったので安いチケット(列車指定)も290ユーロぐらいです。

一方、Twinで3日間連続(Consecutive)のGerman rail passを購入すると282ユーロです。ということで、こちらの方が安いし予定も自由が効きます。Heidelberg駅で事前に購入しようとしましたが、本人(親戚の分)のパスポートがないとだめということで買えずに追い返され。。。一方オンラインではパスポートの番号を入力するだけで購入できました。なんじゃそりゃ。。。PDFが届いて印刷する(もしくは画面で見せる)だけで使えますので便利です。

German Rail Pass: Unlimited rail travel across Germany

 

ドイツに住んでいる僕らは、のちのち旅行に行きたいので、Consecutiveじゃなくて自由に行く日を一か月以内で選択できるFlexiタイプにしました。

"The German Rail Pass only applies to people whose permanent residence is outside of Europe, Turkey and Russia."ということで、ドイツに在住していても、日本パスポートを持っていれば、ジャーマンレイルパスは問題なく使えます。

Autumn Specialということで、12月9日までConsecutiveもFlexiも5日間パスで10%割引、7,10,15日間パスで20%割引のキャンペーン中。そりゃじゃ、5日のFlexi Twinを335ユーロの10%割引で302ユーロならお買い得でいいねと思ってHeidelberg駅に向かったのですが、あいにくAutumn Specialの割引販売はオンライン購入のみ。なんと。。。オンラインで購入すると、Flexiパスの方がPDFファイルではなく、郵送配達でしか受け付けていないので、ケルン行きに間に合わないなあ。仕方なく元値の335ユーロで購入しました。Flexiパスの、行きたい日を数日選んでその日付をチケットに書くというのが、ドイツの車掌さんのバーコードで検札するシステムにフィットしないから、紙媒体のチケットが必要から郵送ということなのでしょうか。。。

German Rail Pass promotion: Unlimited travel in Germany plus 20% discount

のちのち、Düsseldorfまでいったり、Frankfurtまで日帰りあんぱん買いに行ったりと、いろいろ有効にパスは使い切りました。

 

・おいしいもの

おいしいところに連れて行ってもてなそうと頑張りましたが、評判がよかったのは

 

ケルン Früh am Dom

Brauhaus - Restaurant - Veranstaltungen | Früh am Dom

大聖堂近くのビールハウス。Kellerで食事しましたが、穴倉の中がよい雰囲気でした、料理もまあまあおいしい。ドイツらしい。

 

ハイデルベルク Essighaus

Essighaus Heidelberg – Die historische Gaststätte – wo man gern is(st) …

ドイツ料理でワイワイガヤガヤ。味もまあまあ。

 

ハイデルベルク Gasthaus zum Klosterhof

Restaurant Gasthaus zum Klosterhof

ちょっと遠いですが、味は確か。一般的なドイツ料理

 

ヒルシュホルン (ネッカー) Schlosshotel Restaurant

Schlosshotel Hirschhorn | Hotel & Restaurant |

古城ホテルの中のレストラン。ちょっと遠くて、ちょっとお値段高めですが、眺めはよくて味は確かです。ホテルの近くの森は栗の木がちょくちょくあって、栗拾いも楽しめます。

 

ストラスブール・コルマール(Colmar)にも行きましたが、週末だったこともあり、おいしい店は大体予約いっぱいで入れませんでした。空いてる店で適当に食べましたが、美食の国からは遠い印象。。。フランスはちゃんと予約しないとだめですね。町はきれいだったのですが。

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ストラスブールのホテルのフロントに黄色いラベルのBrasserie Uberachのビールが置いてありましたが、これがおいしかったです。ストラスブールからちょっと離れた国境沿いのUberachで作られたビールで、特にblondeおいしいです。スーパーでいっぱい買って、いいお土産になりました。

Brasserie Uberach bières artisanales

 

それと、スーパーなどでも売っているAdam MüllerのFederweisserも人気でした。この時期しかない発酵途中のワインですが、泡がまだまだ出続けているボトルを選びましょう。

 

日程終了後、フランスよりはドイツの方がいいなぁ、とのご感想。フランスの良いところが見せられずすみません。。。大聖堂ぐらいしか印象に残ってないかなぁ。まあ、その分ドイツを気に入っていただけたようで何よりです。

予防・メンテ・補修

・iPadを守る。

iPad 9.7 inch 2017を購入。子供と衝撃から守るために透明なラバーケースと、ガラスカバーをAmazon.deからそれぞれ9.9ユーロで購入。EasyAccというブランドのものです。近くの電気屋とかで探してみたのですが、結局ドイツのAmazon.deからのネット購入が一番よかったようです。巷のお店ではスマートフォンのカバーはあっても、タブレットのカバーはなかなかなく、しかも30ユーロぐらいしてなかなかお高い。

www.amazon.de

www.amazon.de

取り付けは難なくできて、使用感も悪くないです。iPadの進化で軽くなった分が全部元に戻った感じはしますが。。。重くなるとその分落とした時の衝撃も強くなるけど。。。うーん。。。まあ、やっぱりカバーありで使います。

ただ、両方を組み合わせて使うとなると、取り付けが少々難しいようで、ガラスカバーを最初に着けてしまったので、ラバーケースを取り付けるとガラスカバーの角が若干浮いてしまっているようです。よく見ないとわからないし、ディスプレイのところは浮いていないので使う分にはほとんど気になりませんが。もうちょっとだけずらしたいのですが、何回もはがしたりするのも気が引けるのでそのまま放置です。ラバーケースを付けた後にガラスカバーを付けた方がよかったかもしれません。

使って数か月たつと、さっそくガラスカバーに少しひびが入りました。単にもろいのか、それとも守ってくれたのか。。。うーん。。。フィルムよりはガラスの方が丈夫そうかなと思ったのですが。。。

なぜか同じEasyAccブランドのものを日本のAmazonで買うと、それぞれ一万円超してますね。。。買う人いないとは思いますが。

iPad-9-7-2017スクリーンプロテクター

Amazon Apple-iPad-9-7ケース

似たようなものがほかのメーカーから出ているようです。下記リンクはAmazon.jpのアフィリエイトです。

 

・自転車の後輪のタイヤを交換

友人からもらった自転車が、後輪のタイヤがだいぶ擦れてきて、ところどころ破れ始めました。そろそろ交換かなと大学構内の自転車作業場へ。

URRmEL - Universitäre Radreparatur mit Eigenleistung

まだ使えそうなタイヤを物色していると、ぴったりのものがありました。

47-559 |26 x 1,75 とタイヤに印字されてあり、

559がタイヤの直径(どこを直径とするかはいろいろあるようですが、ここでは内側のホイールの直径のことです。)で、これは一致しないとだめだそう。47がタイヤの幅で、これはある程度の許容範囲はあるんだとか。タイヤはドイツ語でReifenだそうです。ネットで購入してもそこまでは高くないよう。

Fahrradreifen kaufen | Schläuche Shop | Fahrrad Reifen bis -70%

 初めてだったので、作業場の主のような方と相談しながら作業。アドバイスはしてあげるけど、自分で修理してねがここのルールです。道具は一通りというか五通りぐらいそろってます。

後輪のギア調節のワイヤーを外し、後輪と止めているボルトを外し、もう一つ留め具を外し、チェーンも外すと後輪が取れました。空気を抜いて、大きいマイナスドライバーか何かでタイヤをちょっとずつホイールから外します。この作業が一番大変でした。中のチューブを傷つけないようにしろとのアドバイス。あとはタイヤを入れ替えて、元に戻し、空気を入れて完成です。タイヤがスムーズに回るように、後輪を止めるボルトの位置は調整が必要でした。なんだかんだといろいろ手間取って一時間ぐらいかかりました。よく見るとタイヤに若干亀裂が入っているような。。。まあ、前のすり切れたタイヤよりはだいぶましです。

 

・イヤフォンのイヤーパッドを交換

親が忘年会の景品であててきたBOSE社製のOE2のイヤフォンを使っていたのですが、年期も入ってイヤーパッドがもうボロボロ。本家の交換部品はお値段5400円。高い。。。

Bose OE2 headphones ear cushion kit

仕方がないのでAmazonで安いのを探します

 

www.amazon.deドイツへの送料込みで4.21ユーロでした。中国からの追跡なしの郵便で来たので届くまで2週間ほどかかりました。Amazon.co.jpでの同等品はこちらです。アフィリエイトです。

 さて、届いてからは下記を参照して取り付けです。さすがに安かろう悪かろうで材質などはいまいちです。スポンジは傷んでなかったので、オリジナル部品のものを流用しました。破れるんじゃないかというぐらい部品を引っ張りますので少し心配になりますが、なんとか取り付けられました。音はそんなに変わらず、表面がボロボロじゃなくなったのでまあ、満足です。

イヤーパットの交換(説明ビデオ付き)

 

 ・替えバッテリー

10ユーロで購入したスマホのWiko Sunset2のバッテリーの消耗が激しくなってきました。展示品だったから仕方がない面もあるのですが。。。Amazon.deで替えのバッテリーを注文。

www.amazon.de

純正品も22.88ユーロでありましたが、12.9ユーロの安い別ブランド品を注文。問題なく使えました。

一時帰国にまつわるエトセトラ(2)

帰省でもしようかということで、ドイツから日本に一時帰国です。

 

・フライト

*日本航空 JAL

JALのWebサイトが使いづらい問題。以下愚痴です。

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JALで海外発のチケットを買おうとすると、jal.comに移って買わないといけない。JAL.co.jpでは売ってくれない。一方、マイレージの管理も地域ごとに管理なので、日本住所のアカウントだとjal.co.jpからしかログインできず、jal.comで購入した航空券の予約確認などをすることはできない。

 

JAPAN AIRLINES Worldwide Sites

そのほか、親族の来欧分のマイルも合算しようと、JALファミリークラブに申し込むと、登録のマイレージ管理の地域をそろえないといけないというので、ヨーロッパ地域のマイレージ口座にされる。jal.com と jal.co.jpを行き来していると、ブラウザのキャッシュがいろいろ覚えているので、ログアウトしろだの、ログインしろだの。。。

発券されたeチケットや、搭乗券が画面に表示されるだけで、軒並みPDFじゃないので、人に送るのが面倒。そりゃ理屈じゃ各乗客が自分でやるもんだけど、子供とかお年寄りとかはやっぱり若い世代が代わりにやってあげてることって結構多いと思うんですが。。。予約番号を送ってくれるメールは一回だけで、そのあとチェックインするにも予約確認するにも、ヨーロッパのマイレージ番号じゃ役に立たないので、予約番号がないとどうしようもない。なので、いちいちメールに戻らないといけない。。。

jal.co.jpでは、フライトを探すときに人数を選べない。複数人で行こうといっているときに、エコノミーの中での一番安いクラスが残り1人とかだと、先に進まない。クラス一つ上げていいから、まとめてチケット取らせてください。。。

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提案

・会社の都合だと思いますので、JAL欧州とかJAL日本とかでいろいろ分けるのやめてください。一つページで何でもできるようにしてください。ANAとかはそうなってますので。。。

・チケットや搭乗券はPDFで送ってください。

・フライトを探すときに人数も入力できるようにしといてください。

 

それと、出発まで近かったためか、購入時では座席指定ができませんでした。しかし、72時間前のオンライン・チェックインの時になると、座席が結構空いているようで、指定できるようになっていました。そういうこともあるようです。座席が指定できなかった、ばらばらの座席しかなかったなどのときは、オンラインチェックインの開始時間に合わせて、もう一度Webサイトにアクセスしてみるとよさそうです。

2017年11月16日(木)に実施を予定している、旅客サービスシステムの刷新について - JAL

近々システムを刷新するようですから、期待しております。搭乗アンケートが後で送られてきたので、長文書いて送り込みました。機体はB787-9という最新機で乗り心地はよかったですし、ちょっとトラブルがあった際も、地上係員に大変よく対応していただきました。あとはITの方々、頑張ってください。システム変更では、例えば、上記の72時間は24時間に変更されるようです。

旅客サービスシステムの刷新に伴う、Webチェックインのお取り扱いについて - JAL

 

*ルフトハンザ Lufthansa

僕自身は家族と別行動でルフトハンザで帰国。フランクフルトからは東京行きだと料金が高く、関空、中部だと安いのか、なるほど。そのあとの乗り継ぎのANA国内線は追加料金がかからないようです。ANAとLufthansaが仲いいので、同じような便をANAでもほぼ同じ値段で指定できます。マイルのたまり具合などはきっと良いのでしょう(?)が、国内線乗継便はルフトハンザの方が比較的自由です。Lufthansaでは乗継便を遅めにして、関空と伊丹を移動する間に友人に会ったりできますが、ANAの方は問答無用に4時間ありゃ間に合うだろという感じで、自由が効きません。まぁ、乗り継ぎだからわからんでもないですが。

帰りは中部発のLH737に乗りましたが、結構ガラガラで、一人に二、三座席占有して寝てる人も多かったです。火・木・日の週3日就航です。

座席指定は1回25ユーロ。指定しなくても空いていれば、24時間前のチェックイン時に無料で指定できます。支払いも、クレジットカード、Paypalでは25ユーロの手数料を取られます。Lufthansa.deからだと、ドイツの銀行口座からの振り込みもできるようです。

 

・日本で運転する運転免許

帰省中に車を運転する必要がありました。日本の免許があればそれで問題ないのですが、残念ながら更新期限を過ぎており、失効中。

1.日本の免許を更新する。
2.ドイツの免許の日本語翻訳をJAFに発行してもらって運転する。
3.ドイツの免許から日本の免許に書き換える。 

がオプションです。僕は1を選択。ドイツの免許取得時に日本の免許を取られて、まだ大使館あたりをさまよっていて返ってきていない妻は2になりました。

 

*運転免許の更新

運転免許証の更新というか、再交付というか、警察庁によればこれは試験を免除した新規発行だそうです。ああ、そうですか。下記リンク先の通りで、特に珍しいことはありませんが、海外に行くことがわかっている場合は事前に更新できたのか。。。それは知らなかった。

海外滞在中で日本の免許をお持ちの方|警察庁Webサイト

僕の場合は、「ア 失効日から6か月を経過しない場合」に該当しますので、下記の書類が必要です。

1)申請書→更新する運転免許センターでもらいます。質問票も同様。
※申請書と併せて、病気の症状等についての「質問票」を提出する必要があります。質問項目に該当がある場合は、職員が症状等について具体的にお話を伺うことになります。
2)旧免許証→ドイツから持っていくのをお忘れなく。
3)申請用写真1枚→この写真が免許の写真になるわけではありません。
※申請前6か月以内に撮影した無帽、正面、無背景で、胸から上が写っているもの。大きさ3.0×2.4センチ。
4)旅券等
5)本人宛の郵便物やそこに滞在していることを証明する書類(実家の世帯主等が作成したものなど。)→うちの管轄の免許センターでは滞在証明書のテンプレートをWebサイトに掲載していました。世帯主などの身分証明書のコピーも必要というのを読んでなくて持って行けず、追い返されましたが。。。
6)海外滞在等の事実を証するに足りる書類→航空券のチケットを持っていきましたがいらないといわれました。パスポートの入出国スタンプで物足りるようです。自動化ゲートで出入国しちゃうと、出入国履歴を法務省まで請求する羽目になりますので、くれぐれもご注意を。滞在許可証があるため、ドイツのスタンプはなかったのですが、そういうのは別にいいようです。
7)手数料

このほか、本籍が記載されている住民票の除票も必要でした。住民票を抜いた自治体の役所で手に入ります。このあたりは免許センターによって違うのか?まあ、免許証の電子化で本籍が表示されなくなったからか?そもそもあの4桁×2のパスワードって使ったことないんだけどいらないんじゃ。。。

講習も必要だったので免許センターで約半日かかりました。午前の部は普通に免許を申請する若者にあふれかえっており、午後の方がよかったかも?受付の締め切り時刻近くではなくて、開始時刻に行ってよかったです。どのプロセスでも大量の待ち時間。暇つぶし道具は必須です。最後に「初心者標識免除」とスタンプが押してある免許証がもらえました。

 

*日本語翻訳

これも特に難しいことはありませんが、JAFまで行くか郵送で手続きすることになります。翻訳自体はドイツの運転免許に変更・更新がない限り有効で、運転できるのは入国日から一年間有効です。一回ドイツに行けば、有効期限はリセットです。うちの管轄JAFでは即日発行してくれました。

JAF|海外サポート:スイス・ドイツ・フランス・ベルギー・スロベニア・モナコ・台湾の免許証をお持ちの方へ

ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - 運転免許証について

しかしこれ、ドイツ人が日本に行って空港から運転したい!という場合には対応していないですねえ。。。申し込みは国内からに限ると書いてあるし。一回翻訳をもらっておけば、二回目の渡日からは運転できますが。

 

・携帯認証

最近あちらこちらで携帯電話によるSMS認証が必要です。日本もご多分に漏れずそうなっているようで、チケットぴあでチケットをオンライン購入しようと思ったら携帯電話によるアカウント認証が必要となりました。しかし、外国人の利用が当たり前のヨーロッパとは違い、ほとんどの日本のサービスの場合、日本の電話番号しか受け付けていません。なので、日本の携帯番号がないとこれらのサービスを利用することができません。たまたまチケットキャンプに行きたいコンサートのチケットが出ていて、そちらのアカウントは出国前に認証済みだったから何とかなりましたが。これからもどんどんこういうことが増えそうです。

そういえば、研究者ってなんとなくほかの一般の人と比べて、携帯電話をかたくなに持たない人が多い気がします。今の研究室のポスドクの一人が携帯電話をもっていなく、銀行で苦労したといっていました。僕も日本のガラケーのみでスマホがありませんから、たまに待ち合わせなどで苦労してます。。。なんというか、スマホを持っている人ってそれが当たり前だから、平気でリンクだけを直前に送ってきてあとよろしくーみたいなことがたまにあってですね。。。ええっ、もってない私が悪いんですけれど。。。

 

・免税手続き

お土産というか依頼購入ですが、近頃日本で大人気のビー玉転がしを購入。日本だと品薄で、Amazonで43000円以上するものは、ドイツでは税込み159ユーロでした。なかなか儲けてますね。ドイツでもなかなか扱っている販売店は見かけなく、デパートにはおいてありません。HeidelbergのAltstadtの小さいおもちゃ屋さんで見つけました。免税手続きをお願いすると、Global BlueのTax Freeの提携店ではないので、ドイツの税関が使っている書類のフォーマットが出てきました。

免税手続きの書類 (Ausfuhr-und Abnehmerbescheinigung für Umsatzsteuerzwecke bei Ausfuhren im nichtkommerziellen Reiseverkehr (§ 6 Abs. 3 a UStG))

店主のおじさんがいろいろ手書きで書いて、ホッチキスでレシートを止めて終了です。空港の税関でスタンプをもらいました。最初よくわからなかったので、隣のGlobal Blueのところで税金を返してもらおうと並んだのですが、「これはうちと関係ないお店だから、直接購入したお店に行って税金を返してもらってくださいとのこと。」なんと!!ということで、再びドイツに帰ってきてから、おもちゃ屋さんにこの紙をもって行くと、なんとVATの19%全額が現金で返金されてきました!Global Blueはこの差額で儲けていたのか。。。知らなかった。別途郵送で販売店に送ると、建前上は税金の分だけ送金してくれるそうです。やってもらえるかどうかは怪しいところですが。

細かい説明は税関のWebページを参照してください。

http://www.zoll.de/EN/Private-individuals/Travel/Leaving-Germany/Tax-free-shopping/tax-free-shopping.html (英語)

http://www.zoll.de/DE/Privatpersonen/Reisen/Reisen-nach-Deutschland-aus-einem-nicht-eu-Staat/Zoll-und-Steuern/Tax-free-einkaufen/tax-free-einkaufen_node.html (ドイツ語)

よく読んでみると、あれれ。。。ドイツに3か月以上の滞在許可がある人は免税手続きはだめだって書いてあるぞ。馬鹿正直にパスポート番号も名前もちゃんと書いちゃったから、そのうち税金払えって、税関から通知が届くのでしょうか。。。

 

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一年以上ぶりの日本でしたが、思った以上に特に変わったなと思うこともなく、すんなり溶け込みました。もうちょっとドイツと比べて、電線や電柱に目がいったり、道が狭くてくねくねしてるなあとか、家の間口が狭いなあと感じるかとでも思ったのですが、そうでもないようです。ご飯はもちろんおいしかったですが。良くも悪くも日本が染みついているという感じでしょうか。それともドイツの街並みには慣れたけれど、そのあたりの記憶は上書きではないのかもしれません。

お祭り(3)

相変わらず行きまくっています。ちょっと遠いのもありますが、公共交通機関を使えば、ハイデルベルクから日帰りはできる範囲内です。

 

・Sommerfest im Thermalbad

Stadtwerke Heidelberg - Sommerfest im Thermalbad am 5. August

ハイデルベルグの温水プールの夏祭り。水の中でどんちゃん騒ぎでもするのかと思いきや、プールには全部蓋して、横の芝生で食べ物のスタンド出したり、ライブしたりといたって普通のお祭り。ライブで小学生ぐらいの男の子がドラム、ベースで、中学生?ぐらいの女の子がボーカルで、お父さんがギターというアマチュアバンドもありました。おいしいところはお父さんがもってっちゃうのね…。プロの方のバンドもあって、こちらは本当にうまかったです。

Ingrid Schwarz Band :: Startseite

Stadtwerke主催で、入場無料。普段ならお金取るようなアトラクション(大きいバルーンの中に入って転がるやつとか Powerballs / Laufbälle)も無料。大道芸があるはずだったけど、道具ほったらかしてピエロはソーセージ食ってるし。。。人もあまりおらずでガラガラでしたが、ローカルさがいい味出していて、ついつい長居してしまいました。

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・Ketscher Backfischfest 

Backfischfest Ketsch

遊園地がまあまあ大きめなお祭り。怪しい雑貨屋さんも。Backfischfestというだけあって、魚屋さんのから揚げが大人気。まあ、川魚だろうから味はどれも淡泊でしたが。Backfischというのもあったので、注文しようとしたら、ちっちゃくて食べづらくて高いからやめときなと言われました。

ボールを転がして、穴に入ると馬が進むというレースのアトラクションがあり、思わず二回もやってしまいました。。。穴によって馬が進む距離が変わります。2位までは行ったのですが、、、1位以外は何ももらえないので手ぶらで帰ることになりました。PferdederbyとかDerbyrennenと呼ばれるものです。大体大人ばっかりやってて、結構白熱します。この時の経験が生きたのか、この後Kölnで挑戦したときは1回で1位を獲ることができました。人が集まるまでに時間がかかりますので、その時によく練習しておくのと、たまにチップ(1回優勝すると1枚もらえる)をいっぱい集めて大物の景品を狙ってる人がいますので、そういう人がいるときにはやらないのがコツです。

www.youtube.comこちらでレンタルできるらしいですから、興味がある方は是非ご自宅に呼んでみてください。

kentucky derby kreuz - Startseite

このほか、我が家ではアヒル釣り(Entenangeln)が子供に人気です。

 

・"Fest am Fluss" in Zuzenhausen

Zuzenhausenという人口わずか2千人ぐらいのところにお出かけ。Flussといっても、京都の高瀬川ぐらいの川です。食べ物もお店屋さんも数えるほどしかありませんが、それでもみんな楽しそうにやっています。自家製、ジャガイモのワッフル屋さんがあり、頑張って暖炉の火で焼こうとしてましたが、くっついてなかなかうまくいかず、火力調整も難しく。。。長蛇の列ができてました。でも皆さん笑顔でやってました。ドイツでは何かあるとすぐにワッフルです。学生のコンサートのチケット販売の販促もワッフルだったりします。

 

・Großes Frühlingsfest im Bonsai Zentrum

Großes Frühlingsfest 2017 at Bonsai Zentrum Heidelberg, Heidelberg

ハイデルベルクに盆栽屋さんがありまして、お祭りをやっているというので行ってみました。敷地内にずらりと並ぶ盆栽はなかなかの壮観です。竹林もありました。ワークショップもやってましたが、なんだかちょっと下手な散髪屋さんみたいな感じでして。。。食べ物もありましたが、Flammkuchenとかで、決して日本風ではありません。

 

・Mittelalterliches Spektakulum Angelbachtal

Mittelalterliches Spektakulum Angelbachtal

かなり規模が大きい中世の祭りです。ハイデルベルク市内でもポスターがあちこちに貼られていました。RNZなどで前売り切符を買うと入場料が14€から2€割引になります。ライブの音楽や大道芸がずっとやっていて賑やかです。お店やさんじゃなくても、ただ中世の格好をして中世のキャンプを張っている一般参加者もいました。トランプとかで暇つぶしてましたね。。。

アトラクションでは、ひも二本の綱渡り面白かったです。落ちずに坂を登りきると、賞金がもらえます。ひもの固定の度合いを変えて難易度を挑戦者の年齢に合わせて調整してました。大概は失敗してましたが、店番の人がやると、いともあっさり。。。他にも人力観覧車とか、人力メリーゴーランドとか。一日中楽しめるテーマパークです。

 

・Wieslocher Stadtfest 2017 

Stadt Wiesloch: Stadtfest

ちょっと規模が大き目の町内会ですが、2017年はEinkauf Sonntagも兼ねてということでお店も開いていてなかなか賑やかでした。音楽の会場があちこちに設けられていましたが、よくあるロックバンドじゃなくて、ギターの弾き語りとかの穏やかな音楽が多くていい雰囲気でした。子供向けに、ピザ屋さんがピザ職人体験をやっていて、子供にとっていい思い出になりました。

 

・Bammentaler Kerwe

Bammentaler Kerwe - Ablauf - Reilser Kerweborscht (Bammental bei Reilsheim)

Kerweというのは教会のお祭り。。。であってるんでしょうか?結構あちこちで案内は見ますが、何をやるかは街によって随分まちまちです。

日曜日の朝電車に乗ってBammentalの駅に着いて周りをぶらぶらしていると、選挙演説みたいにマイクで何か叫んでいる声が聞こえます。近くまで行くと結構人が集まっていて、トラクターにつながれた山車の上に人が立ってなにやら読んでいます。周りを見てみると。その原稿を持っている人も何人かいて、上記のWebサイトによるとKerwereddと呼ばれるもののようです。所々で笑いも起きていますからなにかのコメディのようですが。

しばらくすると小芝居が終わり、街の中心へ向かってパレードがスタート。ブラバンを先頭にトラクターが続々と続いていきます。トラクターに引かれたそれぞれの山車は何かテーマがあるようなのですが、ジャーマンジョークのセンスはよくわかりません。市庁舎までパレードしたところで一旦立ち止まり、また小芝居の続きが始まりました。A4が10数枚の何かを売り始めたので2€で買ってみると、小芝居の原稿とともに、身内ネタのクイズなどが書かれていました。あとで辞書で引いても何が面白いのかはよくわかりませんでしたが。。。

他にもElsentz halle近くでは移動遊園地やら、バンドやら、レストランの屋台やらが出ていて、なかなか趣深い祭りでした。

 

・Dürkheim wurstmarkt

 Dürkheimer Wurstmarkt

世界最大のワインまつりらしいです。遊園地もまあまあの規模です。新しいワインができる前に去年のワインの在庫一掃セール的な感じでしょうか。。。まあ、白ワインがほとんどの地域ですから、あまり年季を重ねてもいいことはないようです。いろいろ飲んでみたいのはやまやまなのですが、何しろグラスが大きくて、ワインなのに300mlとかで運ばれてきます。。。何人かで行って分け合うぐらいがちょうどですかね。

 

・Deutsch-Amerikanisches Freundschaftsfest 2017

Heidelberg » Deutsch-Amerikanisches Freundschaftsfest 2017

Wikipediaの受け売りですが、ハイデルベルクはナチス時代の軍事拠点の一つでした。第二次大戦終戦後、連合国軍がそのまま入り、Campbell Barracksという名でずっと基地がおかれ、冷戦時などでも使われたそうです。2010年には閉鎖が発表され、今では実戦部隊はいないものの、引き続き米軍関係の施設として使用されているようです。ということで、もともとは基地祭りのような感じのお祭りだったのですが、今では独米友好祭りのようになっています。スペアリブなども出ていましたが、もうちょっと焼き方を考えてほしかったなあ。。。アメリカ的なのはこれとアメリカンアイスクリームぐらいで、あとはいたって普通のドイツの祭りです。

https://en.wikipedia.org/wiki/Campbell_Barracks

 

・American Fan Fest

American Fan Fest - NWES: Öffnungszeiten Tageskasse, Tribünen & wichtige Informationen | Hockenheimring Baden-Württemberg

Hockenheim Ringで行われたAmrican Fan Fest。日曜日に行くんじゃなかった。。。近くまでバスがないので、ハイデルベルクからのバスを降りて数十分歩かないとたどり着きません。しかもよくわからずに行ってしまったのですが、入場料25ユーロです。そしてうるさいのなんの。。。迫力があるからエンジン音は仕方がないですが、実況中継が特にうるさい。

サーキットの内側にも入れるのですが、子供はイヤーマフ必須で、そのイヤーマフがまた30ユーロぐらいする品物で。。。レースが終わってから、係員がスポンジ製の簡易式耳栓をくれて、中に入れました。車のおもちゃ屋とかがあって、それなりに楽しいですが。

素人にはちと厳しいかったですね。。。子連れも結構いたのですが、皆さん慣れているような人でした。

 

総選挙 Bundestagswahl

 2017年9月24日の日曜日に、ドイツ連邦議会選挙が行われました。結果や選挙制度などはドイツ大使館がわかりやすくまとめています。

ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - 連邦議会選挙

日本の衆議院と同じような小選挙区と比例代表の並立制ですが、比例票をまず各政党に割り当て、そのあとに小選挙区で当選した人数を引いたり、超過議席で調整したり、5%の投票数にいかない政党には議席を与えないなど、いろいろややこしいようです。結局のところ、国会全体の議席の党の割合はほとんど比例票で決まります。こちらはWikipediaが詳しいですが、299選挙区のうち、小選挙区ではメルケル首相が党首で率いるCDU (Christlich-Demokratische Union Deutschlands ドイツキリスト教民主同盟)やCSUが231選挙区で勝利し議席を獲得しています。一方、比例票に基づく議席配分では246議席のため、比例で追加された議席はわずかに15議席でした。それに比べて、ニュースでよく話題になる新興政党のAfD (ドイツのための選択肢 Alternative für Deutschland)ですが、小選挙区で勝利したのはわずかに3議席。ただ、比例票に基づく議席配分では94議席のため、91人が比例名簿で当選しました。

2017年ドイツ連邦議会選挙 - Wikipedia

ちなみに、Heidelberg選挙区の結果は市役所がまとめていまして、CDUのProf. h.c. Dr. Lamers, Karlが当選しました。Prof. h.c.は名誉教授の意味です。4年前の選挙より獲得した票が8%下がって33%ですから、結構厳しい評価ですね。2013年からはCDU/CSUとSPDが連立政権を組んでいましたが、ご覧のとおり小選挙区では与野党とも各政党が候補者を出し合って競い合っています。全部で候補者は10人もいました。日本では候補者調整を与党も野党もやりますから、やり方がだいぶ違いますね。各小選挙区で殴り合ってから、連立の相手を探すようです。実際、選挙が終わって一か月たちましたが、まだ連立の相手が決まっていないようです。なお、ハイデルベルクでは無所属はいませんでしたが、他はどうなんでしょう。結局比例票で政治が決まるんじゃ、あんまり無所属で出る意味も確かにないような。。。

Bundestagswahl 2017 Wahlkreis 274 Heidelberg – Erststimmen (Standard-Darstellung)

 

比例の結果はこちらです。Heidelbergは第332選挙区(Wahlbezirke)です。まあ、大体小選挙区と結果は変わりませんが、こちらは泡沫候補ならぬ、泡沫政党が立ち並び、全部で21政党もあります。小選挙区で3つとるか、比例票で5%行かない政党に議席はないみたいです。

Bundestagswahl 2017 Wahlkreis 274 Heidelberg – Zweitstimmen (Standard-Darstellung)

 

投票用紙はこんな感じです。ドイツ大使館のTwitterより引用。候補者の名前を書かせるのは日本ぐらいなもので、それはそれで誇らしいですが、数%は無効票が出るようですからいいのやらわるいのやら。

 ポスターは日本以上に、政党名と候補者名しかないです。Rhein Neckar Zeitung よりパシャリ。

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日本のように指定された場所ではなく、ポスター、というかポスターボードは、好きなところに取り付けていいようです。街灯の柱など、あらゆるところに取り付けられていました。川岸にはもっと大きなポスターボードもありました。町中がポスターだらけになって、選挙なんだなあという感じがします。選挙カーみたいなうるさい選挙運動は特に見当たりませんでした。AfDの青色のポスターは大体一番上だそうで、なんでも下の方に取り付けると勝手に壊されちゃうんだとか。。。

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CDUがUni Platzで大会を開き、メルケル首相もやってくるというので、冷やかしに見てきました。広場がいっぱいになるほど人が集まっていました。ビールやらソーセージの屋台も出てました。ビール片手に政治談議というのも悪くないですね。写真では見えませんが、前の方は関係者(?)が椅子を並べてずらっと座っています。メルケル首相が見えているのは中継のスクリーンで、肝心のご本人の姿は聴取が掲げた黒い横断幕で隠れています。日本の選挙戦でも、最近は演説中にネガティブなメッセージのプラカードを掲げるようになったようですが、こちらはもっと多いです。40分ほどの演説でしたが、ドイツ語はほとんど意味わからなかったものの、雇用・社会保障・教育の問題に時間をよく割いていたようです。スピーチ後にトマトを投げつけられたようで、ニュースになりました。

www.rnz.de

 

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投票率は76.2%で関心は高かったようです。研究室の学生たちも選挙のことはいろいろと興味を持っているようでしたが、どうせCDUとSPDが連立するのよと、どこか冷めているようでもありました。

 

日本の衆議院選挙もありましたが、在外選挙人証までは手に入れたものの、いろいろと予定の調整がつかず、投票までたどり着けませんでした。。。残念。フランクフルト総領事館まで行けばよいかと思っていたのですが、予定に変更があって。。。こんなことなら郵送で投票用紙を頼んでおけばよかったですかね。次回の参議院選挙こそは。。。

河野外相がインターネットを利用した投票の検討を指示したとのことですから、早くそうなってくれないかなあ。

在外投票その2 | 衆議院議員 河野太郎公式サイト

 

ハイデルベルク―フランクフルト空港間の公共交通機関をつかった移動 (ÖPNV zwischen Heidelberg und Frankfurt Flughafen)

どれも一時間ちょっとかかりますが、行き方はいろいろです。

 

・FlixBus

ミュンヘン発の新興の高速バス会社で、いまやヨーロッパ中に路線を張り巡らしています。なんといっても安い!価格設定や路線設定だけは本社がやって、あとの運行は地元の会社に任せるというビジネスモデルです。

1.購入

FlixBus → Günstig mit dem Fernbus reisen

のウェブサイトで、Frankfurt Flughafen、 Heidelberg Hbfと選び、日時を設定すればすぐに検索でき、インターネット上でチケットを購入できます。英語のページもあります。Directと書いてありますが、直行便という意味ではなく、バスの乗り換えはしなくてもよいよということです。実際は、もっと長い距離の路線バスの一部区間に乗車することになります。このあたりが安値でバスを提供できるミソです。ハイデルベルクーフランクフルト空港間でも、マンハイムを経由する便(所要時間1:20)と、しない便(1:05)があります。

出発日が近づいてくるとだんだん値段が高くなりますが(最高で片道一人17.9ユーロ)、一、二週間前に予約すると片道一人6ユーロからチケットは取れます。預ける荷物は一人当たり1つまでですので、二つ以上ある場合は一つあたり2ユーロの追加料金です。現地でドライバーから購入することもできます。満杯の場合はお断りするらしいですが、まあ、ほとんどそういうことはないでしょう。車内はトイレ付きで、飲み物も購入することができます。無料のWi-Fiもついてます。

クレジットカードやPaypalなどで支払うと、支払手数料として、2%相当の金額が取られました。銀行即時振り込み(sofort überweisung)やECカードを使用すると、この手数料はかかりません。なお、僕のクレジットカードは3Dセキュアといって、パスワードを入力することで本人認証するサービスをつけているのですが、このサイトがそれに対応していないためか(一回ほかのページに飛ばす必要がある)、クレジットカード番号を入力してもエラーになってなかなか購入できず、結局Paypal経由で購入しました。Paypalは便利でよいのですが、為替レートが悪めに(手数料多めに)設定されていることが多いので、現地通貨(ユーロ)での支払いが安く上がるようです。購入確認画面の前に、小さい文字で通貨変更オプションが示されていますのでお見逃しなく。

2.支度

荷物タグのPDFが付いてますので、印刷して荷物に張り付けるように言われますが、実際のところやっている人は半分ぐらいといったところでしょうか。あれば安心、なくても大丈夫程度です。

チケットのバーコードは重要ですので、印刷するか、スマホ画面ですぐ表示できるようにしておきます。FlixBusのアプリもあります。

子供の場合、チャイルドシートは自分で持っていく必要があります。ということで、そのまま飛行機に乗る場合は飛行機に積むか捨てるかになります。まあ、座っといてもよさそうですが。ベビーカーは荷物室に入れることができます。事前に問い合わせるように言われていますが、まあ、大体は何とかなるでしょう。

3.乗車

15分前に乗り場に着くように言われます。乗り場の場所は変わることもあるので事前に要確認です。ハイデルベルク駅はマクドナルドの前あたりです。携帯番号を登録しておくと、遅延がある場合はSMSでメッセージを送ってくれます。遅延情報はFlixBusのWebサイトやアプリでも確認できます。

バス停の看板が1個のところに、FlixBusのロゴが書いてあるバスがひっきりなしに到着しますし、大勢の人が待っています。チケットに”110 Direction Osnabrück”などと、バスの番号と、行き先が書いてありますので、それと同じバスを探します。バスの正面に電光掲示板で表示されているバスもありますが、バスによってはA4の紙一枚だったり、バスが停車してから運転手が叫ぶ場合もあります。同じ番号でも行き先が反対側の場合もありますので要注意。バスが来るたびに行き先を確認しに見に行かないといけないので、それなりに労力がかかります。

ほとんどの場合、運転手一人がすべての対応をこなします。ドアが開いたら、バーコードを見せて、荷物を貨物室で自分で積んで、乗車します。指定席ではありませんが、座席分以上はチケットを売らないことになっています。バーコードを見せるのに列があるわけでもなく、人が運転手にどっと押し寄せます。

※2018年現在、バス停はEppelheimer str.に変更されています。また、デジタル看板が一つ設置されていて、どのバスが何分遅れるかなどの情報が表示されるようになりました。

4.降車

降りるだけです。特にチェックはありませんので、寝過ごしには要注意です。自分で荷物を出します。これもお忘れなく。この時の空港でのおりばは第1ターミナルと第2ターミナルの間でした。どちらにいくにしてもまあまあ歩きます。

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その他

・変更・キャンセルは1ユーロ取られるらしいです。やってないのでわかりませんが。

・時間に余裕を持つべし。

3回乗りましたが、時間通りに来たのは1回だけで、それも発車は15分ほど遅れました。路線バスで後の方はどうしても遅れますので、1時間程度の余裕は見た方がよさそうです。ハイデルベルクで言うと、フライトの出発時間4時間前ぐらいのバスには乗った方がよいではないでしょうか。道路事情というよりは、バスの運行時間に運転手のチェックイン時間などが含まれていないので、どこかの駅で人がドカッと乗ると遅れます。

・バスはいろいろ

急成長中の会社のため、いろいろ設備が追い付いていないです。緑に塗っただけで、FlixBusのロゴすらないバスもありましたし。。。Wi-Fiもついてないバスがありました。運転手がスマホ端末でバーコードを読み取りますが、機械が壊れて使えてないこともありました。そうなるとバスがどこまで進んだかがわからないので、30分遅れていても遅延情報にアップデートされず、フライトのことを気にしていらいらしながらバス停で待つことになります。チケットはあってるはずなのにバーコードチェックがパスしないとか、チケット買ったのに空席がなくて乗れない(!? まだ群がっている乗客をしり目にバスが発車していった。。。)とか、いろいろトラブルもありそうです。我先にぜひ座席を確保してください。

・Bプランを持つべし

ということですから、バスに乗れなくてフライト逃すのは大変なので、電車の時間も調べといて、どうしてもバスが来ないようなら電車に乗り換えるつもりでいるぐらいがいいと思います。まあ、電車も遅れますが。空港発、ハイデルベルク行きも同じですから、長時間のフライトの後でも体力が残っている人向けのオプションです。風吹きすさぶ屋外の待合室でバスを一つずつチェックするのは根気がいります。

 

・乗り合いタクシー

TLSが有名です。町中でも車を見かけます。Heidelbergだと片道、一人38ユーロ、二人72ユーロ、3人90ユーロです。近隣のMannheimなど様々な街にも対応です。Shuttle transfer(乗り合いのタクシー)だけでなく、貸し切りになるIndividual transferもあり、そちらは別料金です。オンラインで予約できます。家の前まで来てくれます。クレジットカード支払いにも対応しています。子供が乗ることを伝えておくと、チャイルドシートも持ってきてくれます。

Reliable Airport Transfer to Frankfurt – TLS

空港発の場合は、降り口でTLSの集合場所があり、そこから順に案内してくれます。

 

・バス

Lufthansaが大体90分おきにバスを走らせています。一人片道24ユーロの様です。オンラインで予約でき、ハイデルベルクでのバス停はCrowne Plaza Heidelberg City Centreだそうです。直前でもチケットが取れそうです。使ったことがないので何とも言えませんが。。。

FAS

 

・電車

Cheap Train Tickets | Timetables for Germany & Europe - Deutsche Bahn

から電車の時間が調べられます。Frankfurt Flughafen、 Heidelberg Hbf間です。おおむね、フランクフルト中央駅経由(1:30程度)か、マンハイム中央駅経由(1:10程度)かになると思います。正規運賃は前者が23.5ユーロで、後者が25.5ユーロぐらいです。事前に購入するば、もう少しは安くなります。正規運賃でよい場合は、当日駅で購入するのがよいと思います。Heidelbergを入力してから、Hbf(中央駅)を選びます。

 

なお、一部のフライトのチケット購入時に、Rail&Flyを指定すると、電車が追加料金なしで乗れます。

JALのWebサイトの場合は、行き先にフランクフルト(ドイツ鉄道含む)を選びます
詳細は下記にありますが、行先の指定や、チケットの印刷などは出発三日前からできるようになります。
http://www.jal.co.jp/inter/option/db/

ANAのWebサイトの場合は、行先にドイツ鉄道駅を選び、それで、フランクフルト発着のフライトを選びます。
https://www.ana.co.jp/wws/de/j/asw_common/book-plan/fare/international/db_pass/
のRail&Flyサービスになります。
これも同じで、チケットは出発三日前から印刷できるようになります。

Lufthansaの場合も買い物かごのところでRail&Fly乗車券を購入するところがありますが、一人片道33ユーロ取られるので、Heidelbergへ行く場合はこれを使わないで直接駅で購入した方が安いです。また、5歳以下の子供の場合も電車は本来無料ですが、一緒に航空券を購入すると、乗車券も購入させられる可能性がありますので要注意です。
他の旅行会社などを通して航空券を購入する場合は、上記のサービスが利用できない場合もあるようです。

 

パレルモ(Palermo) その4

・4日目

今度こそ遅れまいと、朝からパラティーナ礼拝堂(Cappella Palatina)へ。午前中はガラガラでした。

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どこまでも細かい模様の連続で、なんだかフラクタルを見ているかのようです。

ノルマンニ宮殿(Palazzo dei Normanni)には、この礼拝堂以外にもいろいろ部屋がありまして、中国人の部屋(Sala Cinese)には、顔は異国の人なのに格好だけが中国人の絵なんかが飾ってあります。まあ、礼拝堂が一番の見どころではありますが。

https://it.wikipedia.org/wiki/File:Sala_cinese.JPG

外へ出ると、何やら怪しい人影。特に用もないのに、観光客を品定めしているようなイタリア人が十数人うろうろしていました。スリのスポットかもしれません。王宮からてくてく歩いて、バッラロ市場(Mercato Ballaro)へ。道中は蚤の市も開催されていましたが、ほとんどのガラクタはまるでゴミの様でして、、、ドイツとはだいぶ趣が違うようです。

バッラロ市場は活気がある市場で、肉魚から、胡散臭いグッチのカバンまでなんでも売っているところでした。お土産のカンノーリのマグネットやらオリーブオイルなどをいくつか購入。屋台に囲まれているカルミネ教会(Chiesa del Carmine Maggiore)にも足を踏み入れてみましたが、彫刻結構すごかったです。こういうのがゴロゴロしてるのか。。。すごいなあ。。。

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 さあ帰ろうと、来たバスに飛び乗ってパレルモ中央駅に着きましたが、そこからちょうどよいバスがない様子。そもそもバスの切符を売店で買おうとしたら、今日は日曜日だか、祭日だかで切符はいらないよとか言ってましたが、本当ですかね?タクシーを捕まえようとするも、タクシーもあまりなく。。。駅の反対側の出口までいってようやく一台捕まえましたが、日曜日だから15ユーロな、と理屈があってるようなあってないような。。。まあ、そういう日もあるということで。タクシーでメーターをまじめに回したことって結局ほとんどなかったような。。。

 

旅の最後は、もう一度Mondelloビーチで海を堪能。ドイツに帰ったら海見れないからなあ。。。今度こそちゃんとパラソルを借りて、しっかり楽しみました。イケメンも美女も見納めです。サマータイムでさばを読んでいるせいもあるのかもしれませんが、午後はそれなりに涼しく、常夏のリゾートはちょっと違う雰囲気に。

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夕食はホテル近くの

Klikó Ristorantino

というシチリア料理店にて。可も不可もないような素朴な味でした。レストランで食べる味というよりは、家庭料理!?というか、これがシチリア料理?

食後、プラプラ歩いていると、マッシモ劇場(Teatro Massimo)界隈のマクエダ通り(Via Maqueda)が歩行者天国になっていました。毎週日曜日はこうなっているのでしょうか?露店も結構出ていて、いい散歩になりました。

f:id:eulechang:20171017061049j:plain陽も沈んだ後も散策していると、シチリア州立考古学博物館界隈にたどり着きます。このあたりはバーやら飲食店も多く、結構雰囲気がいい感じ。こういうところでご飯食べたかったなぁ。。。今度こそ最後と、

Ristopizza Kebab Ego Prisinza Giuseppe

というケバブ屋さんでスイカのギザギザ(短冊みたいに切ってあと、スイカをひと切れずつ横にずらして、ギザギザになるようにしたフルーツカット)を頼んでデザート。Limoncelloも飲んでみようと頼みましたが、ストレートで来て、とても飲めたものじゃなかった…ソーダ水で割ってくださいと頼むと、店員がにやにやしてました。現地の人はストレートで飲むようですが。。。

 

・5日目

早朝のバスをポリテアーマ劇場から乗り空港へ。時刻は毎時15分と45分発のようです。時刻表はネットにもありますが、バス停でも確認できます。バス停の場所は降りるところ違いますので、事前に確認が必要です。帰りのEW1893便はパレルモ8:40発、ミュンヘン10:45着。6:45分のバスで、7:20頃に着きましたが、空港内はガラガラでまだまだ時間に余裕がありました。機内のサンドイッチは食べたことのないような味。。。どうやったらこんな変な味になるんだ。。。まずいの一歩手前でした。

ミュンヘンで妻の友人にあったりとちょっとブラブラして、中央駅からICE 592に乗ってマンハイム経由でハイデルベルクに帰りました。ミュンヘン始発だったので、こちらも難なく座席をゲット。来た電車に乗れるのはユーレイルパスのいいところですね。

 

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イタリアの歴史的な建物も素晴らしかったですが、やっぱり一番の思い出はイタリア人でしょうか。情熱的というか、人懐っこいというか、それが印象深かったです。レストラン前でうろちょろしていると、言葉巧みに勧誘してきます。こういうのはドイツではまずありませんから、ちょっと新鮮です。一方でパレルモの特徴かもしれませんが、いろんな場所がごみごみしていますから、少しは身構えた方がよさそうです。グラーツィエ、プレーゴなどと、英語で言う「ae」の口しながら音を延ばすのがイタリア語の特徴ですが、ドイツに帰るころにはすっかりなじんでしまいました。

 

おわり