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Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

お金の話

我が家のおおよその毎月の収支です。こんな感じで落ち着きそうです。

 

<収入>

フンボルト財団より

€2,650     基本給の奨学金+僕の分の諸手当など

€276      配偶者手当(Family allowance for marital partners)

€50       配偶者健康保険手当 (Subsidy towards health and liability insurance for marital partners)

€50       子供健康保険手当(Subsidy towards health and liability insurance for children)

 

バーデン・ビュルテンベルク州より

€190      子供手当 (Kindergeld)

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計:€3,216

 

<固定支出>

€1,100     家賃+水道+熱

約€60      電気代

€17.5     テレビ・ラジオ受信料(まだテレビ買ってないけど)

€340     健康保険料(HanseMerkur社:€75/人×3+出産オプション費用€115)

€12.45    賠償責任保険(LIABILITY INSURANCE)+傷害保険(ACCIDENT INSURANCE)

€68      VRN 路面電車・バスの乗り放題券(月)

約€6      銀行口座維持手数料(二つ分)

約€60      家のDSLインターネット、携帯電話二つ分  

  

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計:€1,664 

 

奨学金の研究員は税金が免除されているため、残りの€1,550が可処分所得となります。日本のポスドク時代よりは微増といった感じでしょうか。年金払ってないので、それも含めるとちょうど同じぐらいかもしれません。

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1)フンボルト財団 (Alexander von Humboldt Stiftung)

配偶者手当などは、フンボルト財団のマイページから申請できました。日本人の場合は査証なしで入国できるため、家族と子供の公式な証明が必要とのことでしたので、戸籍謄本の認証翻訳の認証コピーを郵送しました。12歳以下の子供を連れてきている場合は、Parental Leaveということで、子育て支援の一環で最長2年のフェローシップを3年に延長できるそうなので申請しましたが、現在予定されている終了期間の半月前からのみ申請できるとの返事でした。仕事の進捗を考えながらまた1年半後に考えることにします。ドイツに渡ってから申請しましたが、それで問題なかったようです。妻の分の収入証明書とかも念のため取得していたのですが、特に必要なかったようです。ただ、配偶者がこちらで働く場合は収入に上限があり、それを超えると配偶者手当などは支給されなくなるようです。

 

2)州の子供手当 (Kindergeld)

フンボルト財団のガイドラインの英語版は少しわかりづらくて問い合わせたのですが、まず公的な子供手当を申請し、許可されなかった場合は財団から手当てするとのことでした。

書類はこちらのサイトからダウンロードできたようです。実際は住民登録の時に問い合わせて印刷してもらいました。オンラインで入力したものを印刷もできるようですが(こちら)、手書きしました。提出は担当部署のFamilienkasseまで出かけてもよいですし、最寄りの役所でも受け付けて、担当部署まで転送してくれるそうです。郵送も可です。

 ドイツ語と四苦八苦してなんとか書類を埋めました。子供のPersönliche Identifikationsnummer (Steuerliche Identifikationsnummer)が必要です。一週間ぐらいしてFamilienkasseから手紙が届き、書類が不足しているから提出しなさいとのことでした。郵送でもよかったそうですが、話が長くなりそうだったのでいろいろ携えて、担当部署まで乗り込みました。

窓口でパスポートや、奨学金の通知、住民登録控、すでに取得した僕の滞在許可証などを提出して、いろいろコピーをとってもらいました。たぶんよく注意書き読めば書いてあったんだと思います。申請書と一緒に出せばスムーズだったのでしょう。一番困ったのは、日本でもらっていた子供手当の支払いが終了している証明です。申請書の子供手当をドイツ政府以外から受けたことがあるかみたいな欄があったので、日本の子供手当のことを素直に書いたからでしょう。海外転出を市役所に届けたときに、子供手当終了の手続きもしたのですが、特に何も控えがありませんでした。妻の実家に尋ねたところ、渡欧から3週間ぐらいして、子供手当の終了通知(児童手当支給事由消滅通知書)が届いたとのことでしたので、それをiPadで写真を撮ってもらい、それを印刷して、僕がドイツ語の翻訳を付けることで許してもらいました。しばらくして、受理されましたとの通知が来て、口座に子供手当が振り込まれていました。

 

 3)電気代

電気はすでに通っていましたが、大家さんに自分で契約するように言われました。

Stadtwerke Heidelberg - Energie und Wasser, Bäder, Parkhäuser und Bergbahn

に乗り込んで、引っ越したんですというと、何やら勝手が違うらしい。日本でも始まりましたが、電力小売りが自由化されているので、電力会社を好きに選べるんだそうです。特に何もなかったので、じゃあStadtweke Heidelbergさんでお願いしますというと、ありがとうございますと感謝されました。住所を言うと、この建物のすべての電気は今のところ大家さん契約になってますので、あなたの部屋の電気メーターの番号と入居時のメーター値を教えてもらえますか?と聞かれました。家に帰って地下の電気メーターで自分の部屋がラベルされているものを見つけ、値もメモって、とんぼ返り。

次は、どのプランになさいますかと聞かれました。なんでも原子力発電ありと、なしと、再生可能エネルギー推進プランとかがあるらしい。電気料金は昨年の使用量をもとに次の年の値段が決まるそうなので、一年目はとりあえず大人二人+子供一人の標準的な量ということで見積もって、月額約€60となりました。

 

4)ARD ドイツ公共放送連盟 テレビ・ラジオ受信料

住民登録すると、もれなく通知が届くようです。支払方法を選ぶだけですが、3か月に一回支払うことにしました。やめる時に面倒だといやなので、これだけは自動引き落としではなく、手動で振り込みにしています。日本と違うところは、受信機の有無にかかわらず支払うことになっているようです。テレビあるなし水掛け論って不毛ですからね…。その代り、公共放送がすべて(?)ネットストリーミングできます。

ARD Mediathek - Startseite - Videos und Audios zum Abruf

 

5)保険

健康保険がないと、滞在許可が下りないそうですので、下記のフンボルト財団のWebサイトを参考に、保険を契約しました。語学学校の期間中はクレジットカードの付帯保険(出発後90日まで)で済ませました。カード会社に連絡すると、保障内容の英文証明書を発行してくれます。年会費無料でも保険が付いているということで、エポスカードを作りました。

Alexander von Humboldt-Foundation - Health, liability and accident insurance  

いろいろ比較したところ、HanseMerkur社の代理店の

Daniel Weist | Geschäftsstelle der HanseMerkur (vormals Hans Weißenbach, Geschäftsstelle der HanseMerkur)

の"Insurance Plan for Foreign Scientists in Germany"に家族3人で加入しました。賠償責任保険(LIABILITY INSURANCE)+傷害保険(ACCIDENT INSURANCE)にも加入しました。メールの返事が2、3日かかって遅いですが、おおむね丁寧に対応していただきました。英語でもちろん大丈夫です。

 

6)銀行口座維持手数料

語学学校のオリエンテーション時に、ドイツ銀行の担当の方がいらっしゃってたので、何も考えずにDeutsche Bankで口座を開けました。オンラインバンクもつけてくれました。カードと、カードの暗証番号と、オンラインバンクの暗証番号と、オンラインバンクの乱数表を、ご丁寧に別々に送付してくれるので、全部揃うまでに2-3週間かかりました。カードが2枚来たり、番号が来なかったりと、語学学校のクラスメイト達はいろいろな憂き目にあっていました。

Deutsche Bankはもちろんドイツの代表的な銀行で、支店も全国にあり、同じく全国規模のCommerzbank、PostbankのATM(Geldautomat)が無料で使えます。インターネットバンクも英語版があり、なかなか便利です。ほかのドイツの銀行への振込手数料も無料です。ただ、便利の代わりに毎月手数料を取っていきます。詳細は他のサイトに譲りますが、手数料が無料の銀行や、毎月の入金額によって手数料が安くなる銀行もあるようですから、安く仕上げるなら、ほかの銀行の方がよいかもしれません。もう一つは妻の口座をHeidelberger Volksbankに作りました。こちらは近いところにATMがあったというのが理由です。

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1€=115円で計算すると、年収440万円(非課税)です。海外学振が520万円ですので少し少ないですが、フンボルト財団から所属先の研究室に月額€800の研究費も振り込まれます。どこまで自由に使えるかは研究室によるでしょうが。一緒にいたインド人は韓国の奨学金の方が二倍もらえたけど、フンボルト財団の奨学金を選んだらしいですから、お金だけじゃないですけどね。