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Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

フンボルト財団(採択通知から研究開始まで)

・出発前の渡航費の手続き

別エントリーにも書きましたが、下記のとおりです。フンボルト財団からの支給額はその分減らされていますので、手続きを忘れずに。

フンボルト財団(AvH)と日本学術振興会(学振)の協定があるようで、渡航費用の手当の一部(20万円)は学振から支払われました。AvHから学振の担 当者の連絡先が伝えられていましたので、メールすると、Wordの書類が送られてきました。(中略)。4ページぐらいの書類を埋めてメールで一回事前に見せて、その後印刷した書類を郵送で学振に送りました。飛行機が飛ぶ前の月になって、渡航費用が振り込まれました。終了した時に帰国することになれば、またその時に申請してくださいとのことでした。航空券の半券や 領収書の提出は求められませんでした。 

 

・語学学校(Goethe-Institute Mannheim)

語学研修2か月で申し込みましたので、出発前になって連絡が来ました。これも詳細は別エントリーで。マンハイム校では、同期のフンボルト財団奨学生は僕も含めて二人で、次の月も一人でした。ヴュルツブルク(Würzburg)、コンスタンツ(Konstanz)に滞在する人がマンハイムに来ていましたので、結構管轄領域が広そうです。あくまでフンボルト財団は、スポンサーの一つにしかすぎませんのでご注意を。語学学校の人はフンボルト財団のことについては何も知りません。

ドイツ語学学校(Goethe-Institute Mannheim) - Wunderbarな日々

 ゲーテに入学している間は、お金をチャージできる大学生協カード的なICカードを、語学学校の受付から借りることができます(要デポジット)。食事(昼食)は近くのHochschule Mannheimの学食(Mensa)で食べられますが、 安くおなかを満たすようなメニューですので、そんなにうまいというわけではありません。語学学校が終わる前にレジに行ってカードを返すと、デポジットも返してくれます。

 宿舎は学生寮のようなところなので、コインランドリーはありますし、一通りの食器や調理器具はありました。シャンプー・トリートメント、ボディーソープ(Deutsch gel?なかなかメリットのようなものが見つからない)、歯磨き粉、スポンジ、洗剤、ドライヤーなどのものは現地で購入しました。洗濯物を干すハンガーや洗濯ひもなどは安くていいのが見つからなかったのでいろいろしのいでましたが、日本から持ってくると便利かもしれません。乾燥機はついてますが、すこし高いですからね。いずれも支払は前出のICカードです。キッチンはさみ、栓抜き、ピーラー、菜箸、スリッパなどもあると便利ですが、まあ、言い出すときりがないですわな。タオルはあるにはありますがバスタオル・ハンドタオル一枚ずつで、2-3週間で一回交換です。洗濯が間に合わないこともあるなので、きれい好きの方は購入するか持って行った方がよいでしょう。乾燥しているので数時間後には乾いてましたが。

マンハイム駅前にあるアジアスーパーで日本食材は少し高価ですがまあまあ手に入ります。朝食がある宿舎もあるかもしれませんが、マンハイム校のシングルルームでは朝食はありませんでした。朝食と夕食は基本家で作り、昼食は学食でした。あとドナーケバブがうまかったです。週に数回は通ってました。おじさんいい人です。Lindenhof Döner。あと、Café Meerwiesen のケーキもうまかったです。日曜日でも空いています。

 語学学校中に有料で認定試験みたいなのも受けれます。A1はA1.1の授業を一か月間まじめに受ければ、クラスメイトはほとんど合格してました。試験はなかなか難しく、わからないところも多かったみなさん言ってましたが。A2は三か月間の受講が推奨だそうです(A1.1, A2.1, A2.2)。先生に受けた方がよいか相談したのですが、「君は別に資格を必要としているわけではないんだから、受けなくてもよいと思うよ。」と返されました。研究者として滞在許可が降りているのもあるし、本当にドイツで働こうと思ったらB1ぐらいはないと何の助けにもならないよみたいな感じでした。

 

・フンボルト財団とのやり取り

到着すると、語学学校(ゲーテインスティチュート)から、ひと月分のポケットマネー(€610+手当が少し)と渡航費の援助(学振支給額を除いた額)が現金で渡されます。銀行口座を開いたのち、口座番号(IBAN、支店名、住所など他もろもろ)をメールで知らせました。語学学校の人もこんな大金現金で渡されてもねえ、、、と口座振り込みにするよう諭されます。が、次の月もやっぱり現金でした。語学学校が終わってからの月々の収入(奨学金)は口座振り込みになりました。

 

・Welcome Package

語学学校に到着してしばらくすると、分厚い箱が届きます。正式な奨学金支払証明(滞在許可申請に必要)と、今後のイベント日程とともに、グッズがいろいろ入ってました。なかなか楽しいです。ドイツ滞在を楽しんでねという心意気を感じます。そして、ドイツ語をちゃんと勉強しろよというプレッシャーも。

・フンボルトカード(写真付き)

・フンボルトキャップ

・フンボルトバッジ

・フンボルトネクタイ

・フンボルト手帳

・フンボルトマウスパッド

・独独辞書(分厚い・重い)

・ドイツ全土の地図(一枚)

・ドイツ全土の観光ガイドブック(英語)

・DUZサンプル誌(http://www.duz.de/;滞在中は無料で購読できる案内付き)

 

・フンボルト財団とのやり取り・2

滞在先の住所が決まって、再び連絡しました。配偶者手当や、健康保険補助などもフンボルト財団のマイページから申し込み、書類などを郵送しました。結婚証明書、子供の出生証明書が求められましたが、アポスティーユ付き戸籍謄本のドイツ語認証翻訳の認証コピーで間に合いました。これも詳細は別エントリーです。

お金の話 - Wunderbarな日々

 

・引っ越し

語学学校の寮から、ハイデルベルクで借りたアパートまで引っ越しです。VRNの月ぎめチケットを購入していましたので、ちまちま運んでました。大家さんが頑張って天井にペンキを塗ったおかげ結構匂ったので、換気もしないといけません。寮を出る前の週ぐらいに出る準備をしなさいとの通知が来ましたので、語学学校で予約を取り付けました。時間になるとスタッフがやってきて、一通り備品をチェックし、OKならデポジットの200ユーロを返金してくれました。駅でコンスタンツに向かうインド人を見送ってから、ハイデルベルクへ向かいました。そういえば、語学学校中に知り合った、いかにも一人っ子でわがままな中国人女子が寿司を食いたいとか言っていたので、彼女を連れてタイ人や日本人と一緒にAjino Sushibarで15皿までの食べ放題を食べたんでした。食べ放題の人は注文できずに回っている寿司を取るだけです。高価なネタはついぞ回ってきませんでしたが、味はまあまあといったところ。チョコバナナずし(のり付)は一回食べると忘れられない経験です。マンハイムでの最後の食事でした。なかなか感慨深いです。

 

・研究開始

ハイデルベルク大学(Ruprecht-Karls-Universität Heidelberg)にまつわる手続きです。まずWelcome Centreに登録します。

visiting scholars - Heidelberg University

登録が完了すると、ログインできるようになって、様々な情報を見ることができます。結構親身に相談に乗ってくれます。日本人と結婚したスタッフの方もいて、日本語が通じる方もいらっしゃるそうです。いろいろ機能がありますが、Visiting Scholar Cardは申し込んでおくと、身分証明になって便利です。生協のカードや図書館を利用できます。月に一回行われるガイドツアーもなかなか楽しいです。家族や友人も連れていけます。

Downloadcentre - Heidelberg University

も情報が豊富です。Welcome Centreの会員ページから、メンタープログラムを申し込みましたが返事がないところを見るとあまり機能してなさそうです。不動産情報もいくつかありますが、更新の頻度はあまり高くなさそうです。

他は秘書伝いに、メールアドレスの申請、uniIDの発行、入館カード(要デポジット)、入館鍵(要デポジット)の手続きを済ませます。14:00で担当者帰るからとか言われると、13:00に語学学校がマンハイムで終わる人には結構きつい。。。PCはラボのものが与えられました。ノートPCはもちろん持って行った方がよいでしょう。

フンボルト財団からの研究費については、直接受け入れ先に連絡がいっているようで、特に何も手続きは必要ありませんでした。もうすでに振り込まれてるよとのことでした。見た感じ、振り込まれたお金をラボが自由に使ってるようで、日本のように研究費ごとの報告書や帳簿はつけてないような気がします。少なくとも僕は今のところノータッチです。

ラボ備品の文房具関連は文句たらたらです。日本でよく使っていた透明なクリアファイルはないし(こっちはやわらかくてふにゃふにゃのしかない)、三色ボールペンもないし(単色油性ボールペン)、油性ペンはよくかすれるし(ペン先を下にしておかないと)、書類を綴じるフォルダーやホッチキスはごついものしかない。お気に入りの身の回りの文房具(ペン立てとか)や小さな実験器具(タイマーとか関数電卓とか)は日本から持ってきた方がよかったなあ。実験ノートは研究科のロゴ入りでなかなかかっこいいです。

その代わりというわけではないですが、私費建て替えがすごく楽です。ラップもラボになかったのでびっくりしたのですが、スーパーで買ってレシートを渡せば、その場で秘書さんが返金してくれました。キッチンタイマーや紙フォルダーもKaufhofで私費で買って、後で返金してもらいました。技官さんも、大きいゴミ箱を業者に頼むと100ユーロ超えるけど、ガーデニングショップで買えば10ユーロだよと言ってましたので、少額のものは結構自由が効いてよいと思います。隣のフランス人も普通にAmazonで何か買ってました。日本は検収がうるさくて、私費は結構めんどくさかったですからね。。。

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実験は凡ミスもあったりで順調とは言えませんが、割合スムーズにラボに合流できたかなとは思います。フンボルト財団のAnnual MeetingやStudy Tour、Network Meetingは今のところ参加を断っています。まずは研究と家族の生活を整えてからかなと思っています。

電車やバスでも、ドイツでは切符を正しく買うのが当たり前、たまにチェックすればいいという考え方ですが、日本だと一人でも不正乗車がいるのを許せないので、改札にたくさんの手間暇をかけます。そうすると改札内と外を全部区切らないといけないので、「Ecuteに入るには入場券が必要です」みたいな張り紙を貼るはめになります。

研究費の使い方もそうで、日本だと一件でも不正が許せないので、すべて見積もりを取って、検収を受けます。結果、Amazonから買うにも、そこらのスーパーで買うにも手数料を払って業者を通してます。あくまで見積もり→発注→納品→検収→支払いなので、支払を待ってもらう必要があるからです。私費建て替えは可能で、手数料はなしですが、返金は一か月ぐらい先です。どちらかというと後者はあまり推奨されていない気がします。一時期プライマーのチューブのラベルを一つ一つ検収の方が確認するという時期もありましたね。。。ネズミ一匹通さない覚悟なのでしょうか。

不正は減るかもしれませんが、手続きは増えて人件費はかさむし、時間はロスするし、スーパーやアマゾンで売ってるようなものも業者に頼んでより高額になるデメリットがあります。検収の方を一人雇うのに年で数百万はかかってると思うのですが、それで不正経理が数百万減らせたとは到底思えません。ヨーロッパ式の、チェックはランダムに、見つかったら不正額以上の厳罰というのがコスパ的にはいいと思うんですけどねえ。まあ、国民性の違いなのでしょう。