ドイツは硬水が多く、確かに水垢がすごいです。水道水飲んだからって別に何もないですが、軟水を買ってきて飲むと、たしかにこっちの方がうまいやと感じます。研究室の学生によると、ハイデルベルクは水源が3つあるらしく、住む場所によって硬水度はずいぶん違うんだそうです。Neuenheimの方は高くて、Altstadtの方は低いとか。帰って調べてみるとたしかに水道局(?)のWebサイトにそんなことも書いてありますね。住所を入力すると、ミネラル度の検査結果を表示してくれる機能もあるようです。残念ながら我が家はミネラル度が高いところのようです。だいたい「Quelle(氷河)」からくる水はミネラル度が低いようです。
Sichere und zuverlässige Wasserversorgung - Stadtwerke Heidelberg
家探しで同じ条件の物件が残ったのなら、最後は軟水のところにしましょう。水がおいしくて掃除が楽です。きっと。そういえばMarktplatzの噴水とかは珍しく「Kein Trinkwasser」と書いて無く、よく観光客が飲んでたけど、軟水でうまかったかもしれないですね。
・BRITA 浄水器
エキスパートが開発した浄水器メーカーはBRITA
日本を出るときに研究室の人にプレゼントしていただきました。結構重宝しています。もちろんドイツ国内でも入手できます。容器に上から水を入れると、フィルターを通って下にたまり、注げるようになっています。スーパーでよく替えのフィルターを売られているので人気なんだと思います。研究室の飲料水もこれでした。炊飯の水もこれにしているためか、3週間に1回ぐらいのフィルター交換頻度です。通常はこれで大体満足。
・ミネラルウォーター
といっても、ミネラルの少ないウォーターを探すわけですが、
https://www.mineralienrechner.de/mineralwasser-vergleich-gerolsteiner-mineralienrechner.html
上記のサイトでメーカー名を入力すると、ミネラル度が表示されます。炭酸なしの水(Still)を紹介します。
Calcium 3.2 mg/l
Magnesium 0.8 mg
Hydrogencarbonat 19.8 mg
Kalium 2.2 mg
Natrium 1.3 mg
Chlorid 1.8 mg
Sulfat 1.3 mg
Gesamtmineralisierung 27mg
カリウム、ナトリウムは日本語と同じでなじみがありますね。
・Volvic (Quelle Clairvic, Volciv, France)
おなじみのヴォルヴィックです。どこのスーパーでも大体あります。1.5リットルで90セントぐらいです。
Calcium 12 mg/l
Magnesium 8 mg
Hydrogencarbonat 74 mg
Kalium 6 mg
Natrium 12 mg
Chlorid 15 mg
Sulfat 9 mg
Gesamtmineralisierung 130mg
まあ、これぐらいはないと飲めないねと妻が言っておりました。
・REWE Ja! (Gebrigsquelle)
REWEというスーパーのプライベートブランドです。1.5リットル20セントぐらいです。
Calcium 51 mg/l
Magnesium 13.1 mg
Hydrogencarbonat 227 mg
Kalium 1.7 mg
Natrium 16.6 mg
Chlorid 10.2 mg
Sulfat 13.9 mg
ここまでくるとちょっと飲みづらい感じがあります。REWEは他にも取水地がいくつかあって、よくみるとボトルの形が違うので要注意です。値も違えば、味も結構違います。春先並んでいた取水地のものが最近めっきり見なくなったのですが…冬の間限定だったのでしょうか?もうちょっとおいしかったのですが。もう氷河が解け切ったんですかねえ…。
・EDEKA Gut & Günstig (Metzeralquelle, Frankreich) Still
EDEKA 系列のスーパー(CAPやScheck-in-Center)に並んでいる水です。1.5l 20セントぐらいです。
Calcium 6.4 mg/l
Magnesium 1.2 mg
Hydrogencarbonat 20 mg
Kalium 0.5 mg
Natrium 3.0 mg
Chlorid 3.0 mg
Sulfat 5.0 mg
ここも取水地がいくつかあるので要注意です。マンハイムのCAPで並んでいたこれは結構おいしかったんです。
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ということで、水をよく気にするようになりました。とりあえず表記を見て、ミネラル値が少なさそうなものを選べば大丈夫だと思います。カルシウムが30mg/lぐらいまでのがまだ日本に近いと思います。
ちなみに南アルプス天然水だと
ですからね。やっぱりSaskiaぐらいがよいです。安いし。最近はSaskiaを飲料水にして、BRITAを炊事用にしています。ただ、プライベートブランドのペットボトルはそのお店しか回収してくれないので、足しげくそのお店に通うことになります。
追記)ペットボトルについては、そのまま洗浄して再利用しないものについては、どこのブランドでも回収することになったようです。
一方、ドイツ人的にはある程度ミネラルがないとダメなのかもしれませんね。ミネラルの多さを自慢しているようなのも結構ありますし、Gerolsteiner、Alwaとかは結構見ますが、ミネラル度高めです。とある中華料理屋さんで出たVioはミネラル度低めでおいしく感じました。慣れてないせいか、炭酸ありだとミネラル度高めでも気になりません。そういえば日本だと牛乳やら煮干しやらでよくカルシウムの摂取が心がけられていますが、ドイツの人は水で飲んでるから足りてたりするんですかね…?