Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

病院(小児科)

ハイデルベルクで子供を連れて小児科に行きました。1回目は軽い外傷でちょっと心配になったのと、2回目は風邪で咳がおさまらず、夜寝れなかったので行きました。大学のウェルカムセンターで知り合った日本人の方に相談したところ、

http://www.jameda.de/heidelberg/aerzte/kinderaerzte/dr-andrea-duelli/uebersicht/80334070_1/

Dr. med. Andrea Duelli
Fachärztin für Kinder- und Jugendheilkunde

Keplerstr. 26 (住所変わりました)
69120 Heidelberg
Telefon: 06221/480890

午前8:00-12:00、午後15:00-18:00(水曜・金曜 午後休)

 

を紹介していただきました。なお、Webサイトの時間は正確ではありません。8:00にはもう開いていたと思います。

ドイツの病院は厳しい的なコメントがブログではよくみられるのですが、ここはそんなことはなく、日本の小児科並みかそれ以上に親切に見ていただきました。

流れとしては、

1.電話予約する。(初診で)症状を伝えて予約を取ります。英語も通じます(紹介者によれば受付の二人のうち一人は英語が通じるのだそうです)。この日は8:30に電話して、10:00頃に来てくださいとのことでした。風邪の時は9:00ぐらいで通してくれました。

 

2.往診。保険証カードのようなものはなかったので、保険の契約書をもっていきました。到着して、受付の方に見せると、私的保険(Privat)であることと、保険会社名(HanseMerkur社)ということだけが知りたかったみたいです。

 

3.待合室で待ちます。おもちゃがいっぱいで、子供は病気も忘れて遊んでいます。

 

4.診察。お医者さんのAndrea Duelliさんも英語が通じました。日本からきて初めての病院ですと伝えたところ、ワクチンや、U7検査のことなどを教えてくれました。

横浜市港北区の内科・消化器内科-トラベルクリニック新横浜

で、子供の予防接種記録証明のようなものを英文で発行してもらっていましたので、それを見せたところ、国際予防接種証明(イエローブック:Internationale Bescheinigungen über Impfungen oder Prophylaxemassnahmen; International Certificates of Vaccination or Prophylaxis)に書き換えるから、U7の時に受け取ってとのことでした。英文の予防接種記録証明はあるに越したことはないですが、たぶん母子手帳を見せればなんとかなったとは思います。

 

5.ワクチン

小児用 結合型C群髄膜炎菌ワクチン(NeisVac-C)が日本ではないねえ、とのことでしたので、その日のうちに打つことになりました。おもちゃで気を引きながらサクッとやっていただきましたので、泣くこともありませんでした。「えらいね~」となって、HARIBOのBären Gummiをもらって子供も大喜びです。B群髄膜炎菌のワクチン(Meningokokken B)も大人に勧められました。なんでも森の方に行くときには事前に接種してねということでした。U7の検査に行ったときはPriorix-Tetra(はしか・おたふく・風疹・水痘 4種混合ワクチン)も接種しました。

 

6.処方箋をもらう

どの治療法がよいか、相談しながら決めていきました。咳がひどかったのですが、飲み薬と、スプレー式(吸引式)の薬を両方処方していただいて、子供にあったものを使うということになりました。点鼻薬(Nasetropfen)が処方されたこともありました。日本ではあんまり見ないですよねー。支払はせずに病院はここで終了。必要な場合は次回の予約をします。ワクチン代なども後日薬局から請求が来るとのこと。

OLYNTH® für Säuglinge & Kleinkinder - OLYNTH®

 

7.薬局(Apotheke)

近くのApothekeに行きます。処方箋を渡すと薬をくれます。薬代はここで支払います。在庫がない薬もあって、その際は午後には届くのでまた来るようにと言われました。領収書は大事に取っておきます。コピーはいるかと聞かれましたので、素直に「はい」と。保険会社に送る分と、自分の控用の様です。

 

8.請求書(Rechnung)

ワクチン代の請求書は後日、薬局から家に直接届きました。病院の請求書は月に一回まとめて届くようです。ワクチンは保険対象内なのか?と保険営業の方に尋ねたところ、たぶん範囲外だけど保険会社(HanseMekur)が判断することだから、とりあえず下の住所に送ってくれと言われました。

HanseMerkur Reiseversicherung - Abt. RLK 4 - 20352 Hamburg

保険会社が直接払ってくれることはないようなので、請求書が届いたらとりあえず支払って、請求書や領収書を保険会社に送ればよいです。保険証書の番号とかの情報を書いたカードも一応同封しました。

 

9.保険会社の審査結果

3週間後、ワクチン代は、「予防接種は重要で効果的な手段ですが…」とのお手紙付きで却下されました。病院の診察・処置代の中の10ユーロほどのワクチン注射代だけは却下されました。そのほかの薬代やなどはOKだったようで、個人口座に振り込まれました。

追記)U7の定期検診代の85.8ユーロも下記のメッセージと共に却下されました。規約よく読んでなかったのですが、保険開始から6か月経ってからじゃないと、検診代は支払われないようです。

Die Versicherungsbedingungen sehen für Vorsorgeuntersuchungen eine Wartezeit von 6 Monaten vor. Daher können wir Ihnen erst nach Ablauf dieser Wartezeit Leistungen hierfür zur Verfügung stellen.

Versicherungsscutz besteht für medizinisch notwendige Heilbehandlungn. Für Impfungen sind keine Tarifleistungen vorgesehen.

 

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薬もよく効き、咳が引いて子供はその晩からよく寝られるようになりました。外傷で事前に一度病院に通ったこともあって、そんなに慌てずに対処できました。Hausdoktorということで、何かあればとりあえずここに駆け付け、必要に応じてほかの病院を紹介してもらうそうです。本当に緊急の時は、ハイデルベルクの大学病院に駆け込みましょう。

UniversitätsKlinikum Heidelberg: Zentrum für Kinder- und Jugendmedizin Startseite

子供は何とかなったけど、大人はどこにいけばいいのでしょう…最近妻が歯が痛いとか言い始めたのですが…。