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Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

病院 大人編

ドイツの病院に行く。今度は大人編です。妻が高熱を出しました。ハイデルベルクに来てからまだ子どもしか病院行ったことがありませんでした(記事参照)。

 

1.Notdienstは行くべからず。

もう夜になっていたので、とりあえず解熱剤をもらいに緊急診断所にでも行ってみようかということになりました。まだ何とか動けるうちにと思いました。

近くの大学病院に駆け込めばよいかと思ったのですが、大学の情報によると、大人は緊急診断所に行けということになっています。

http://www.zuv.uni-heidelberg.de/md/zuv/international/gaeste/2_kliniken_und_notfallnummern.pdf

 

Ärztlicher Bereitschaftsdienst (Medical Emergency Service)
Alte Eppelheimerstr. 35, 69115 Heidelerg
電話 116117

トラムのHeidelberg Hauptbahnhofから歩いて3分ぐらいです。どういうときに行くかについては

Wann rufen Sie die 116 117 an?

Handelt es sich um eine Erkrankung, mit der Sie normalerweise einen niedergelassenen Arzt in der Praxis aufsuchen würden, aber die Behandlung aus medizinischen Gründen nicht bis zum nächsten Tag warten kann, ist der ärztliche Bereitschaftsdienst zuständig. Er ist in einigen Regionen Deutschlands auch als ärztlicher Notdienst oder Notfalldienst bekannt.

Der Bereitschaftsdienst ist nicht zu verwechseln mit dem Rettungsdienst, der in lebensbedrohlichen Fällen Hilfe leistet. Bei Notfällen, wie Herzinfarkt, Schlaganfall und schwere Unfälle, alarmieren Sie den Rettungsdienst unter der Notrufnummer 112. 

Bei akuten Problemen mit den Zähnen kontaktieren Sie bitte den zahnärztlichen Bereitschaftsdienst in Ihrer Region. 

 

 と、サイトには書いてありました。本来は病院に行くべき症状で、病院がもうあいてない、それで明日までは待てないときに行くものだと。心筋梗塞とか脳卒中などの場合は、救急車(電話・112番)

http://www.116117info.de/

 

体調がすぐれない妻を何とか連れてきたはよいですが、まずはなぜかガラス越しにすごく守られた受付の女性に事情を話します。保険はあるのか?というから、Privateの保険だと答えて契約書を見せましたが、それなら現金で払うことになるが?と言われ、大丈夫ですと答えると、ドアが開いて待合室に通じます。

しばらく待つともう一人女性が来て、おっ医者か?と思いましたが、同僚か何かの様で、受付室に入り二人でずっとおしゃべり。20分待っても音沙汰がないので、しびれを切らして事情を聞きに行くと、

「さっきも言ったけど(ドイツ語で聞き取れてなかった)、医者は今ここへ向かってくる途中だから、あと10分ぐらい待って。」

と、めんどくさそうに追い返される。なるほど、ハイデルベルク市内唯一の緊急診療所なのに、待機している医者はいないのね。仕方がないともう20分ぐらい待ちますが、やはり音沙汰がありません。もう一回聞きに行くと、「さっき呼んだ医者はどうやら来れないようだから、もう30分ぐらい待って」とあっさり言い渡される。

いやいや、ずっとぺちゃくちゃしゃべってる場合じゃないだろうよ、もうちょっと焦ろうよ、病人が待ってるんだからさ・・・とキレ気味になりますが、あとから来たドイツ人はリュックサックの中から雑誌を出して読み耽ています。ここはそういうところなのねと悟ります。

おしゃべりを聞き続けてさらに30分後。さすが申し訳なくなったのか、今度は受付の人から説明しに来て、「残念ながら今度の医者も来れないみたいなの。今もう一人呼んだからもう30分待って。」とのこと。待合室で急変でもしたらいったい誰が責任とるんだこれ。。。妻は待合室の机の上にぐったりで、子供と二人で遊び続けることさらに30分。

「あのー。」

と聞きに行くと、「また来れなかったみたいなの、残念ね」とまるで他人事。「大学病院行った方がいいのか?」と聞いてみるが、「緊急診療所はここよ」と、突っ込みどころ満載のお返事。もう夜10時半ぐらいになっていて、そろそろ子どもも寝る時間。「医者がいないなら帰ります。」と言い残し、無駄足のまま仕方がなく帰宅しました。

おそらく、当番の医者は連絡があったら30分以内に駆け付けられるところにいることになってるんだけど、大してもうからないし、何より自分で診療所に来られるぐらいなら大したことないだろうと高をくくって医者があまり来たくないようです。受付も受付で医者に連絡をきちんと取っているわけではなく、何かのシステムで医者に患者が来たことを通知した後はただ待っているだけのようです。30分経っても医者が来ないなら、次の医者に連絡するようにとでもマニュアルでなってるのでしょうか。もうちっとは気を遣ってほしい。何はともあれここはとにかく使えません。日本の夜間診療所なんてそれなりに混んでましたが、ここは私たち含めて3組しか待っていませんでした。しかも察するに薬出してくれないんじゃないのかな。。。待合室には今日の夜間薬局の情報が貼ってありました( https://www.aponet.de/ から郵便番号を入力すると当番の夜間薬局の情報を得ることができます。)。病人にどれだけ無茶させるんだよ。。。

ということで、緊急の場合は迷わず救急車です。こんなところで油を売ってる場合じゃありません。googleの口コミもひどいようですし、たぶんこの日だけの問題じゃないようです。

 

2.病院に行く。

妻が知り合いの日本人にRoger Eliuというところを紹介していただきました。翌日の午後になって熱が上がってきて、3時に電話を掛けました。予約はいっぱいだけど待っていただければ午後の時間内には診れますとのことで、行きました。23・24番トラムのChristuskircheから歩いて3分ぐらいです。

Roger Eliu (Arzt, Allgemeinmediziner) in 69115 Heidelberg | jameda

Landhausstr. 28
69115 Heidelberg
Telefon: 06221/181877

受付で事情を告げて保険の契約書を見せ、まるで応接室のような待合室に通されます。一通りはなんでも診る一般医ですが、カイロプラクティックが専門の様で、足腰が悪そうな人がちらほら。インフルエンザとか風邪とかちゃんと見てくれるかなと不安になります。一時間半ぐらい待った1730頃にようやく診察室に呼ばれます。ドイツのおじさんっぽい感じの人です。事情を話し、診察も一通り受け(なんか背中たたいてたけど関係あった?咳してみてというのも日本じゃあんまりなかったかなあ)、水をよく飲んでよく寝ろ。38.5℃を超えてつらいなら解熱剤飲んでくれと、近所のおばあさんでも言いそうなことを言われて診察終了です。インフルエンザかどうかなんて調べないようです。解熱剤はパラセタモール(Paracetamol・別名アセトアミノフェン)という歴史ある安価な薬を処方されました。結局妻は夜も熱があまり上がらずに解熱剤のお世話にはならなかったのですが、その後子供が高熱を出したので、これを飲ませることになり、頑張ったかいがあったっちゃありましたが。。。

お医者さん自体は良くも悪くもなくといったところで、どちらかというと今度は足をひねったときなどに来たい感じです。帰りのトラムストップ近くの薬局で500mgタブレット*20錠が€2.58でした。うむ、安い。

急な発熱もあるので、日本にいるときに解熱剤ぐらいは処方してもらって、ドイツに持ってきたらよかったかなあ。あまり勧められたことじゃないかもしれませんが、さすがに解熱剤もらうだけでこの修業はつらすぎます。