Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

エクス=アン=プロヴァンス・マルセイユ (Aix en Provence・Marseille)

南仏への旅。

 

・1日目

ハイデルベルクからエクスまで、パリ経由で電車移動。Aix en Provence TGVからはバスで市内のバスセンターまで行きます。目に混んでくるのは岩・岩・岩。緑に覆われてない岩山はなかなかの壮観です。違う国に来たことを実感しました。

ホテルはバスセンターから徒歩数分のHôtel des Augustins。地球の歩き方にも紹介されている素敵なホテルです。予約した当時はWebサイトが故障していて、メールで問い合わせて部屋を予約しました。一晩109ユーロ+宿泊税(3人分 3.3ユーロ)でした。子供がいるということで部屋をアップグレードしていただきました。

Hôtel des Augustins - Hôtel Aix en Provence centre historique

 

荷物をホテルに預けて旧市街へ。夕食は近くのPlace des Cardeurs(カルデュール広場)のレストラン、Restaurant L'Epicurienでとりました。広場には所狭しと各レストランのテーブル・椅子が並び、ちょっと映画の中のワンシーンのような賑わいでした。

L'Epicurien | Aix en Provence | Office de Tourisme

Entrée/plat 36 euros (前菜・メイン)
Plat/dessert 34 euros (メイン・デザート)
Entrée/plat/dessert 42 euros(前菜・メイン・デザート)
Menu enfant 14 euros (子供メニュー)

おいしいのはもちろんのこと、子供メニューも手抜きせず、大人メニューが小さく、スパイス抜きで出てくるところが驚き。ドイツではなかなか出てこないような手の込んだ料理に舌鼓を打ちました。子供は適当に広場を走り回り、最後のデザートの大きなマカロンにテンションが上がってました。

 

・2日目

ホテルの朝食を覗いてみたけど、簡素そうな感じだったので外をぶらぶら。ミラボー通りを挟んだすぐ向かいに洋菓子屋さん(Pâtisserie Béchard)を発見し、朝食を調達しました。日本のソーセージパンみたいな総菜パンもあり、さっそく購入。子供はマカロンを見つけて早速購入。フランス=マカロンの国ってなりそうだな。。。

https://www.facebook.com/maisonbechard

その足でバスセンターに向かい、マルセイユ行きのバスへ乗車。日中は5分~10分間隔で出ているようです。ここは電車よりもバスの地域なのか。バス内でパンをぼりぼり。本当は車内飲食禁止だったりして?どれもおいしかった。マルセイユのバスセンターに到着して、地下鉄でVieux-Port駅へ。歩けなくもないけど、バスセンター周辺は治安がちょっとよくないとのこと。

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目の前に広がる空と海はいかにも南仏という感じ。港の近くでは魚市場が開かれており、なかなか生臭い感じでした。ちょっと街をぶらぶらして、船でフリウル島(Îles du Frioul)まで出かけます。荒波のため、イフ城(Château d'If)は通過。風にあおられて、小船もえらく揺れました。外で見物していた人たちはみんなずぶぬれになってました。

フリウル島はなかなか広く、15-20分程度歩くと、小さなビーチに着きます。しばらく海辺で遊びました。ちかくの幼稚園の子たちも来ていてました。こんなところまで遠足ってなかなかすごいなあ。昼過ぎに港近くに戻って昼食。小魚のから揚げがうまかったなあ。名前なんというのか知らないけど…Les petits poissons fritsとかかなあ?

遊び疲れたのか、子供は帰りの船でご就寝。大人はGaleries Lafayetteでお買い物。夜はブイヤベースを食しにChez Fonfonへ。

Chez Fonfon, spécialités de poissons et bouillabaisse

小さな入り江にボートが所狭しと並ぶところで、窓から見える海と人々と夕日が素敵でした。Bouillabaisse du pêcheurは53ユーロで、中身の魚が付かないSoupe de poissonsは17ユーロ。一個ずつ頼もうとしたら、メインディッシュは一人一つ頼まないとダメと言われ、何か適当に頼みました。味の方は思ったよりはあっさりしていて、ペロッと食べられるかなと思ったけど、最後の方はさすがに同じ味にちょっと飽きちゃいました。漁師(pêcheur)は大食いだったのでしょう。デザートはCafé (ou thé) gourmandという盛り合わせ。Menu enfant(子供メニュー)Une petite bouillabaisse pour le plaisir de leurs papilles / Moelleux au chocolat / Jus de fruits 16€ 超お買い得。大人もこれぐらいで量良かったんだけどな。。。とはいえ、慣れない味に息子は苦戦でした。食後はタクシーを予約して、バスでエクスまで帰りました。ずいぶん遅くまでバスがあるようです。

 

・3日目

この日はエクスの旧市街を散策。お昼はIZUMIで和食を、夜はLa madoでステーキをとりましたが、いずれも期待以上のおいしさ。フランスは食の平均値が高いですなあ。

https://www.facebook.com/izumiaix/

restaurant & sushi tapas bar - Restaurant La Mado Aix-en-Provence

一方、カリソンなどの地元のお菓子はまあまあで、そこまでという感じでは。ロゼのワインをお土産にしようかと思って入った酒屋さんも不愛想な感じでした。とはいえ、かわいらしい小物やおしゃれなものが町中にあふれており、疲れるまで歩き倒しました。わいわいしてて、こじんまりしていて素敵な街です。マルセイユのような都会とは違って、子連れでも夜でもあまり歩いていて危なくなさそうな感じでした。

 

・4日目

朝のバスでAix-en-Provence TGV駅へ向かい、Paris Gare de Lyon駅へ。パリ市内でも軽く観光しようと、電車の時間を調整して時間をとってみましたが、スーツケース&ベビーカーの移動が大変大変。。。ドイツと違ってエレベータがないところが多々あって、回ろうとしているうちに疲れました。無理せず、早めにParis Est駅に行って暇をつぶすことにしました。土産屋で買ったTGVのおもちゃは見るだけで遊べなかった…残念。パリはまた次回ですな。

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ストラスブールに行くたびに、フランス人とドイツ人というのは、こうも考え方が違うのかと驚かされましたが、南仏まで行くと、まったく違う空気・色の街でした。石が豊富に取れるので、どこもかしこも石造りでしたし、ずっと風が吹いていました。島に至ってはサボテン生えてたし。。。水道水もうまかったなあ。フランスは実に広いです。ハイデルベルクではお目にかかれない海に触れることができて満足な旅でした。