Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

一時帰国にまつわるエトセトラ(3)

一時帰国に合わせていろいろショッピング。ドイツ土産は難しいところですが、ワインとビールとグミと…うーん。ジャガイモ料理系の何かを(PufferとかKnodel)買ってははみましたが、評判は可もなく不可もなくといったところで。。。フランスに出かけたときに何か買っておくのがやっぱりいいですかね。

 

・免税手続き(ドイツ・・・本当はダメらしい)

お土産というか依頼購入ですが、近頃日本で大人気のビー玉転がし(Kugelbahnen)を購入。日本だと品薄で、Amazonで43000円以上するものは、ドイツでは税込み159ユーロでした。なかなか儲けてますね。ドイツでもなかなか扱っている販売店は見かけなく、デパートにはおいてありません。HeidelbergのAltstadtの小さいおもちゃ屋さんで見つけました。パスポートを見せて免税手続きをお願いすると、Global BlueのTax Freeの提携店ではないので、ドイツの税関が使っている書類のフォーマットが出てきました。

免税手続きの書類 (Ausfuhr-und Abnehmerbescheinigung für Umsatzsteuerzwecke bei Ausfuhren im nichtkommerziellen Reiseverkehr (§ 6 Abs. 3 a UStG))

店主のおじさんがいろいろ手書きで書いて、ホッチキスでレシートを止めて終了です。フライトの時に空港の税関でスタンプをもらいました。最初よくわからなかったので、隣のGlobal Blueのところで税金を返してもらおうと並んだのですが、「これはうちと関係ないお店だから、直接購入したお店に行って税金を返してもらってくださいとのこと。」なんと!!ということで、再びドイツに帰ってきてから、おもちゃ屋さんにこの紙をもって行くと、なんとVATの19%全額が現金で返金されてきました!Global Blueでは最大でも14.5%しか税金は戻ってこないので、この差額で儲けていたのか。。。知らなかった。スタンプが付いた申請書を、別途郵送で販売店に送ると、建前上は税金の分だけ送金してくれるそうです。やってもらえるかどうかは怪しいところですが。まあ、この手間を省いてくれるのがGlobal Blueということですね。

細かい説明は税関のWebページを参照してください。

http://www.zoll.de/EN/Private-individuals/Travel/Leaving-Germany/Tax-free-shopping/tax-free-shopping.html (英語)

http://www.zoll.de/DE/Privatpersonen/Reisen/Reisen-nach-Deutschland-aus-einem-nicht-eu-Staat/Zoll-und-Steuern/Tax-free-einkaufen/tax-free-einkaufen_node.html (ドイツ語)

よく読んでみると、あれれ。。。ドイツに3か月以上の滞在許可がある人は免税手続きはだめだって書いてあるぞ。馬鹿正直にパスポート番号も名前もちゃんと記入しちゃったから、そのうち税金払えって、税関から通知が届くのでしょうか。。。

 

・免税手続き(日本)

日本もだいぶ免税が買い物できるお店が増えてきました。日本パスポートでも、海外居住者は日本で免税ショッピングができるようです。実際、店舗先でパスポートと滞在許可証(一応)を見せると購入できました。ドイツみたく、後で返金方式ではなく、この時点で免税された金額で購入です。レシート(購入記録票)がパスポートにホッチキス止めされますので、出国審査のあたりでこれを外して、税関が用意した投票箱みたいなものに入れれば手続き完了なようです。ドイツのような税関スタンプなどは不要なようです。時にはチェックする場合もあるらしいですが、荷物として預けちゃったらわからないですからね。。。ここで水際でチェックするというよりかは、販売員が対象者以外に売らないように厳しく指導しているのでしょう。免税で販売してるのに、購入記録票が届いてないぞ!税関からお店の方が怒られそうです。まぁ、もともとそういうことには多少目をつぶるから、いっぱい買い物してくださいねというシステムですわな。2年以上海外に滞在する目的で出国しましたから、こちらは文句なしの該当者です。

免税店とは|消費税免税店サイト

 そういえば、フランスでの免税手続きの際も、税関のチェックが厳しくない様でした。親戚が渡欧して来た時にフランスでショッピング。大概の店はGlobal Blue提携店なので、空港の税関の窓口で手続きすると思いますが、一部大手の百貨店(ギャラリーラファイエットなど)は免税端末機PABLOに対応した免税手続き書類を発行しています。空港にこの端末機がありますので、書類のバーコードをかざすだけで、物品はほとんどチェックされないようです。なるほど、これは便利そう。もちろん免税で購入した商品は3か月以内にEU外に持ちだす規則にはなっておりますが。。。いろいろねぇ。。。

免税

 

・健康保険

DAAD (die Continentale)のTarif 790のPrivatの保険も、海外滞在は6週間以内なら保証対象です。日本で子供が医者に掛かりまくりましたが、領収証をとっておき、英語訳を赤ペンで書き足して送ると、きちんと支払ってくれました。いくつか、日本だと保険対象外の項目もあったのですが、特に何も言われなかったので、中身はそんなに詳しく見てないようです。厚生労働省が領収証の英語版を用意してますので、英文の領収証を発行してもらってもよいと思いますが、特に必要でもないようです。前回は英文版だけ持って行ったので日本の病院の会計担当の頭を悩ましてしまいました。。。日本語版も持って行った方が親切です。

外国人向け多言語説明資料 一覧 |厚生労働省

ただ、歯医者だけは治療内容を示せということだったので、下記の資料を使って、歯医者さんにレポートを書いてもらいました。

海外診療報酬(歯科)明細書(ダウンロード可)|私学共済事業(共済業務)|私学事業団

やりとりは英語で書いたので、金額も英語風に10,000のように千の位でコンマを打ってみましたが、これがいけなかったようで、小数点(ドイツではコンマを用いる)だと思われて、100円分に相当するユーロ(セントですが。。。)が振り込まれました。電話で問い合わせたらすぐに修正した金額を送ってくれましたが、さすがに100円で病院には行けないだろうに。。。そして、すぐに修正してくれたのはよかったのですが、本来歯科診療は25%自己負担なのを、今度はそれを忘れたらしく、0%自己負担で医療費が還付されました。そのうち返金しろって言われそうですが、、、大丈夫かなうちの保険会社。

 

・コバエ

ドイツの自宅に帰るとハエがわんさか。。。捨て忘れたごみから大量発生させてしまいました。頑張ってハエトラップを作ってせっせと毎朝対峙してましたが、なかなかしぶとかったです。洋ナシの食べガラを袋に入れて、ハエが集まったところで袋を閉めて一匹一匹袋の外側から握りつぶしてました。一週間ぐらい過ぎるとなんかトラップに引っかからないハエばっかり生き残るようになって、天井に張り付いて逃げ延びていました。結局気候が冷えてきたのもあって、二週間ぐらいしてやっと死滅しました。