Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

生活雑話(4)

・リサイクリングセンター

結婚の時にお祝いで頂いた食器は、いくつか日本から持ってきたのですが、そのほかはドイツの雑貨屋さんでちょっと買っただけで、妻が食器が少ないと不満をあちこちに漏らしていたところ、リサイクリングショップがいいわよとの情報を入手したので行ってみることにしました。

Recyclingkaufhaus Heidelberg - Home

Recyclingkaufhausというところで、ハイデルベルク駅の南側の郵便局の、さらに奥の倉庫の中です。場所はちょっとわかりにくいところにあります。駅から徒歩で6分ぐらいでしょうか。敷地は結構広く、テニスコート4面分ぐらいはありそうです。家具、食器、家電、古本、おもちゃなど何でもそろっていて、アップライトのピアノまで3台ぐらいおいてありました。

まあ、品物はいかにも玉石混交といった感じで、使えないものの多さは日本のブックオフの比じゃないですが、価格は二束三文ですので(食器類は1つ50セントぐらい。そもそも値札がない)、損はないですかね。 Soziale Dienstleistungen in Heidelbergというところが運営していて、おそらくはNPOか何かの非営利の法人です。

いくつか購入して持って帰ってみると、一つのお皿の裏面にKAHLAというブランド名の下にmade in GDRと書いてあり、German Democratic Republicで東ドイツ(ドイツ民主共和国)の英語表記と思われます。Dishwasher safeとも書いてありました。東西ドイツの統一が1990年ですから、そのころにはもう食洗器が普及してたのねえ。しかし、東ドイツで作ったものを、英語表記だから西側のアメリカかイギリスに売ってたのでしょうか。それとも、そのころはドイツ人も頭がまだ柔らかく、とりあえず英語でラベル書いといた方が、世界中に売れるやとでも考えていたのでしょうか?今も現存するブランドですが、”Porzellan für die Sinne.”とドイツ語のサブタイトルが入っています。今のドイツで、ドイツ製のもののロゴが、英語だけってほぼない気がします。

KAHLA - KAHLA.Porzellan für die Sinne.

 

・Adam Müller

 Leimenにあるワイン醸造所のAdam Müller。ハイデルベルクのスーパーにもよく置いてある地元の酒といった感じです。クリスマスのイベント(Advent im Weingut)をやるというのでいって来ました。

Adam Müller

 

23番のトラムストップから降りて、徒歩7分ぐらいです。店に行く途中、おばさまたちがフェンス越しに敷地内の木の実をむしり取って袋に入れてました。松ぼっくりよりはふた回りぐらい小さいもので、かさが開かないタイプで、緑とも金色とも言えないような絶妙な色合いです。食えなさそうなのでおそらく飾りに使うのでしょうが、人に隠れてコソコソやってる感じがなんとも面白かったです。人の庭のイチョウの木の銀杏を拾ってる感じとでも言うのでしょうか。

 

店舗の中はクリスマスの飾りがいっぱいで、販売もしてました。Hutschenreutherというところが出している白い陶器のツリー飾り(ブーツ)が気に入って買ってみたものの、妻には不評。。。20ユーロしたのに。。。後日Heidelbergのメイン通りにできたディスカウントショップのSaks OFF 5THにも昨年や一昨年のものが出ていて、破格で売られているのを見つけてさらにがっかり。。。隣のおばあちゃんに、私はこれを毎年買っていて、もう15個ぐらいそろっているのよー、毎年ガラが違うのよー、かわいいのよー、とおっしゃってました。

 

肝心のワインももちろんおいしくいただきました。ティスティング用のものは無料で出しているようで、何杯も違うワインをお代わりしている方もいて、大変にぎわっていました。帰りのトラムで息子が眠りこけてしまい、あら、息子さんも酔っぱらっちゃったのねと笑われてしまいましたが。

  

・北海水産

Hokkai Suisan

 オランダに本社がある水産会社で、日本との縁が深く、アジの開きなんかも冷凍で販売しています。Heidelberg地域へは月に一度、本社から配達しにくるようで、月の初旬までに注文して、中旬に届くことが多いようです。ミニマムオーダーが設定されていて、近所の日本人家族何世帯かで共同で購入しています。味もおいしく、注文するようになって、困ったら魚でも焼いとくかとなってずいぶん助かりました。

オーブンにグリル機能がついているので、それで焼くと便利なのですが、うちは順番として、1.天板を取り出す、2.余熱する(最大温度)、3.魚を網に並べて、網の下に天板を戻し、水(ミネラルを抜いたものが望ましい)を天板にそそぐ、4.魚が焼けたら取り出し、その後オーブンを少し開けて置き、水蒸気が外に出るようにしておく、ので落ち着きました。魚の油や水分が垂れるので、下に水を引いておきたいところですが、最初から水を入れると水が沸騰してしまってこんがり焼けず、また、最後にオーブンを締め切りにしちゃうと、オーブンの内側に水滴がついていろいろと困るなどなど、魚を焼く仕様になってないのでちょっと気を付ける必要があります。

 

・クリスマスカードの切手

 

年の瀬にアルザス地方のRibeauvilléに繰り出しました。フランスの小さな街ですがクリスマスマーケットは有名なようで、近隣の臨時駐車場もいっぱいになるぐらいの混雑でした。見ているとほとんどがフランスナンバー。どうやらフランス人には人気の観光地の様です。

丸太を割っただけのストーブがあったり、木製の大きな滑り台があったりと、民族衣装でのダンスがあったりといろいろ楽しいところです。通りも人がいっぱいでなかなか進みづらく、日本の初もうでを思い出しました。

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途中の本屋で見つけたGuy Untereinerのポストカードのシリーズがアルザスらしくて気に入り、何枚か買って帰りました。ドイツに帰ってからメッセージを書き入れ、いざ日本に発送しようかという段階で、切手代を調べてみると、おやおや。。。おしゃれな正方形のポストカードは14cm四方なのですが、ポストカードのサイズ(0.9ユーロ)は12.5cm×23.5cmまでと規定されてあり、14cm×14cmのポストカードはそれ以上のGroß Briefの封書扱いになるようです。国際発送の場合は一通あたり3.7ユーロかかる計算に。。。もう全部書いちゃったあとなので仕方なくそのまま発送しましたが、大きいポストカードの購入の際にはご注意を。

www.guyuntereiner.fr