Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

中国にまつわるエトセトラ

・Chinesisches Neujahrsfest Heidelberg 2018

Chinesisches Neujahrsfest 2018

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先日記事で取り上げた中華レストラン、Yangda Heidelbergで食事していると、こんなポスターが貼ってありました。旧正月前でしたが、学生が休みになる前に新年をお祝いしようということでしょうか。主催の一つが海德堡大学(ハイデルベルク大学)孔子学院です。中国文化を世界に広める目的の機関です。暇だったので、子供を連れてちょっと行ってみました。

 

場所はKongresshaus Stadthalle Heidelbergのコンサートホール。入口も赤ちょうちんなどがつるされていて、中国っぽい感じです。入場料は大人10ユーロの子供5ユーロ。当日券を窓口で買いました。ドイツでFestっていうと、屋台が大体出ていて、中華レストランも協賛に入っているし、食べるものには困らないだろうと思っていったのですが、実際には中華っぽい揚げ餃子と野菜を炒めたものしかなく、、、何か食べてから行けばよかったです。

 

実際はお祭りというよりかは、お笑いあり、歌ありのショープログラムでした。

中国中央電視台春節聯歓晩会 - Wikipedia

を模したような感じです。よく見たら、ポスターにも春晩って書いてありましたね。

 

オープニングは中国人がボーカルに一人入ったドイツ人アマチュアバンドの演奏。最初はBon Jovi の It's My Lifeのカバーですが、演奏はまあまあで中国人ボーカルが全部だめにした感じ。。。調子が悪かっただけかもしれませんが、高校の文化祭を久々に思い出しました。なんというか、本人だけすごく乗ってて、まわりは失笑みたいな。。。

二曲目は北京一夜 One Night in Beijingのカバーです。こちらも出来が失笑ものだったのですが、途中から中国人ボーカルが裏声(ファルセット)で歌い始めて、何がやりたいのかわからない状態に。あまりにおかしくて、こっちも笑いをこらえるに必死。

帰ってから調べると、どうやら、この曲もともとは男性ボーカルと女性ボーカルの二人の曲で(陈升と刘佳慧:作曲・作詞でもある)、京劇風の声を入れていたのですね。

www.youtube.comそして、これを信乐团という台湾のバンドがコピーしたらしく、こちらはマイクエフェクトなども入ってて、確かになかなか独特の雰囲気。

www.youtube.comそして、これをさらに今日のバンドはコピーしたようなのですが、ただの裏声でしかも音程が絶妙に悪く、最高のお笑いとなりました。コピーする際は曲を選びましょう。

 

その後、在フランクフルト中国総領事館の総領事の方や孔子学院の方が中国語やドイツ語であいさつ。獅子舞も出てきて、続いて各演目になりました。ダンスがいくつかありましたか、中国の衣装を着ただけのバレエとかで、中国の古典舞踊ってほとんどもう残ってないのかもしれませんね。ロボットダンスが入ったストリートダンスや太極拳のパフォーマンスに子供はえらく大喜びしてました。7割ぐらいはアマチュアの学芸会といった感じでしたが、3割はプロの人のパフォーマンスで、10ユーロ価値はまああったかな。進行とかはまあまあグダグダですが、この人やりたくないのに引っ張り出されたんだろうなみたいのが見れていろいろ笑えます。司会の女性陣たちが3回ぐらいドレスチェンジしてました。演者を引き立てるとか、そういうのは日本文化なんでしょうか。

途中チケット番号でのくじ引きなんかもあったりで会場は結構盛り上がっていました。3等はアウトレットの商品券、2等は中国への片道航空券、1等は往復航空券でした。毎年やりそうな感じですので、珍しいもの好きにはぜひどうぞ。

 

 

 ・Taobao Shopping

 子供の誕生日プレゼントにドローンをもらったのですが、充電ケーブルをなくしてしまいました。どこかに売ってないかなと探していると、中国のオンラインショッピングサイトTaobaoに売っているようです。ということで、淘宝网で初めてショッピングしてみました。

淘宝网(淘寶網)

に行き、まずは免费注册のところで利用者登録。英語のページもあります。携帯番号を登録して、SMSで届けられる認証コードを入力します。認証が済んだら、IDやパスワードなどの情報を入力します。メールアドレスを登録しなくても買い物できましたが、何も控えや通知が来ないので、それはそれで怖いです。。。メールを利用しないユーザーが中国にたくさんいるからでしょうか。入力をお薦めします。

さて、商品を選択して、「确定」や「加入购物车」でショッピングカートに加えます。その後「去购物车结算」でチェックアウトページへ。商品を選んで「结算」で購入ページに進みます。まあ、どこでもいっしょですからこのあたりはわかりやすいですね。

「确认收货地址」で配送先の住所を入力します。ドイツまで届けられないことはないみたいですが、普通に頼むと配送費500元(8500円程度)と高額になってしまいます。個別にお店と連絡を取れば、いろいろやり取りできるのでしょうが、中国語が必要です。

今回は日本の実家に配送してもらって、それを他の荷物と一緒に送ってもらうことにしました。「使用新地址」か「修改本地址」で日本の住所を入力。ここで入力する電話番号は必ず受け取る人の日本の電話番号にしてください。僕はドイツの電話番号を入力してしまって、日本へ発送できずに途中で引っ掛かり、いろいろやり取りして配送が遅れました。(【中国】包裹因手机异常原因无法出库,请联系在线客服处理とステータスに表示され、海外発送業者の4PX递四方速递とチャットでやりとりして、日本の電話番号を教えて、何とか事なきを得ました。)また、住所やあて名を漢字で頑張って入力したのですが、一文字が文字化けになって配達員がちょっと困ったようです。安全を喫すならローマ字入力が安全の様です。

配送方法は「集运」ということで、中国国内の海外発送担当の業者(初期設定はこの時4PX递四方速递でした)の配送センターにいったん商品を送ってもらい、ほかの荷物とともにまとめてその業者が日本へ配送します。なので、複数の店舗から購入しても日本への送料は一回で済みます。ショップから配送センターへは「普通配送快递¥8.00」ということで、送料は8元(136円)でした。安い!とりあえず、商品代とこの8元の送料だけでまず支払い(「提交订单」)です。直接海外まで業者が集団配送してくれるのは香港・台湾・シンガポール・日本・マレーシア・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ)のようです。

クレジットカードはVISA・JCB・Master Cardなどが使えます。支払い料金の3%が手数料としてさらに取られます。

購入後は「 我的淘宝 」メニューの、「已买到的宝贝」のところで購入履歴が見れます。「订单详情」のところでは処理状況が確認でき、支払いの翌日には発送、翌々日には配送センターに到着したようです。なかなか素早い。

届いたら、「海外物流打单」のところに反映されます。ほかにも一緒に日本に送りたいものがある場合は10日間まで配送センターで無料で待ってくれるようです。4PX递四方速递の場合は、送料は1kgまでが39元(約700円)、そこから500gごとに10元加算です。今回はほかに商品はないので、荷物が届いたところで発送を指示し、その時に海外発送分の送料(39元)をクレジットカードで支払います。同じく3%が手数料として載せられます。今のところ、この会社は月水金に中国から日本向けに荷物を送っているらしく、日本に到着してからは、佐川急便で配達されました。

すべてがスムーズにいくと、一週間ぐらいで日本に届くようです。淘宝自体は中国でメジャーなショッピングサイトのようですので、そんなに詐欺まがいなことは横行してないと思います。競争が激しいですから、書き込みが相次いですぐに不人気になってしまいますからね。日本へ配送する業者も、「官方转运」(オフィシャル転送会社)としてもう1社選択肢があり(Prouter(酷悠悠))、競争しているようです。決済情報なども個別のショップに渡すわけではないので、比較的安心できると思います。そうとはいえ、実際にトラブると中国語ができないと解決は難しそうです。日本への輸入をやってくれる代行業者もいろいろあるみたいですが、これもどれが信用できるのかといわれると難しいところで。。。まあ、そんなに買うものがあるのかっていう話ですが。。。