Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

謝肉祭 Fasching!

カーニバル(謝肉祭)とは何かなどについては、下記リンク参照。お肉に感謝して、しばらくおさらばする日です。Carnivorousは肉食性という意味の英語ですが、carne valeのvaleはおさらばするという意味だったんですね。

ドイツでカーニバルを楽しもう - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト

 

・Hirschhorn

2月11日(日)にFaschingsumzug in Hirschhornと、ネッカー川を上ったHirschhornに行きました。パレードは100台以上で、大きなトラクターから小さい手押し車までいろいろです。

CG Hirschhorner Ritter e.V., Hirschhorn (Neckar) - UMZUG

 

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ラインネッカー地域では大きなパレードです。去年のハイデルベルクはもっとしょぼかったです。音楽がガンガン鳴って、仮装もこれぐらいカラフルであってほしいです。

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こちらは狼に扮したトラクターと、女装赤ずきんちゃん。

「福はうちー、鬼はそとー。」みたいな掛け声も聞こえてきます。アラーとか、ハロウーとかと言っているように聞こえてたのですが、帰ってから調べてみるとAlaaf, Helau, Hajoの様です。Narrenrufと呼ばれる掛け声でして、ドイツ全国で地域ごとに呼び声が違うようです。

Narrenruf – Wikipedia

仮装している人たちは結構お菓子を投げてくれます。観客がそんなに多くないこともあり、子供がいたこともあり、手提げ袋一杯分ぐらいのお菓子をたんまり拾って帰ってきました。「僕が拾ったんだから僕の!」とのご主張はごもっともですが、しかしこれじゃ虫歯が。。。悩みの種が増えました。

 

・Basel Fasnacht

発端は、bahn.bonusというドイツ鉄道のポイントカードです。Europcarでレンタカーするたびに、カード番号を登録しておくと、250ポイントずつくれます。何回か借りていたので、結構たまっていたのですが、2017年の年末にキャンペーンの案内が来て、通常1000ポイントの2. Klasse Freifahrt (どこにでも行ける片道の事前予約チケット。ICEも可能。)が、今なら50%オフの500ポイント!とのことで、心が動きました。

スイス・バーゼルのファスナハトはちょうど2017年12月にユネスコの世界遺産にも登録され、なかなかすごそうなので、行ってみることにしました。2月21日の水曜日の方のパレードに行きました。平日ですけどね。。。

上記の事情もあり、ICEのチケットは12月のうちに購入しました。ポイントで行けるのはカードを持ってる僕だけでしたので、妻の分は通常購入。往復で59.80ユーロでした。Basel SBBの駅まで行くとスイス扱いになってFreifahrtの適用範囲外になりますが、Basel Bad駅までなら範囲内でした。市中心にはどちらもトラムですぐに行けます。

バーゼル・ファスナハト(カーニバル) | スイス政府観光局

行きはマンハイムからICEで。10:36発の12:34 Basel Bad.駅着までの約2時間の旅。到着してから駅の両替所のキャッシングATMでスイスフランを入手。日本のクレジットカードで初めてのキャッシングでしたが、50フランを引き出して、手数料はATM利用料の108円。金利は利用日から次回支払日までなんですね。繰り上げ返済はできないクレジットカードで、本来利息は90円ぐらいでしたが、初めての利用で30日間利息が無料になって、11円でした。へー。ユーロから両替するのも一回あたりで手数料とるうえ、レートでも手数料とります。まあ、50フランなら大した額にはなりませんが。

トラムに乗ろうと思って券売機に行くと、一人一回3.8フラン!!400円超えてますね。一日乗車券は9.9フランでした。高いです。さすがスイスです。

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トラムでMessplatzまで行き、ぶらぶら歩いているとパレードがスタート。有名なだけあって、規模は大きく、パレードの人はほぼ全員お面かぶってます。山車は全部で300台は超えてたんじゃないでしょうか。水曜日のパレードは自由なところから自由に歩いてる感じで、二、三回ぐらいは同じ山車が練り歩いてた気がします。大きな鼻のお面をつけた彼らはWaggisと呼ばれているらしく、人をおちょくるのがうまいです。オレンジとか缶ジュースも投げつけてくるのですが、ほしいほしいと欲を出すと紙吹雪を頭上からお見舞いされるし、オレンジ1個とって喜んでたら、5個ぐらい連続で投げてくるし。。。質実剛健なスイス人が中に入ってるとは思えないですね。

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音楽隊が多く、中でも笛の音やリズムが特徴的です。各団体は何かしらメッセージを伝えるために練り歩いているわけですが、金正恩委員長やらトランプ大統領に扮した人が多かったですかね。

外でずっと待っていると結構寒く、スーパーやカフェに入りながら17:00ぐらいまで楽しみました。チョコが言うほどは品ぞろえがないですね。。。まだまだ祭りは夜まで盛り上がりそうでしたが、次の日は平日ですから、ぼちぼち切り上げて17:23の Basel Bad.発のICEに乗って帰りました、ここでもカバンいっぱいのものを拾って帰ったのですが、缶ジュース2本、ミモザの花束二つ、ニンジン1本、オレンジ15個ぐらい、バナナ7本ぐらいと、おもちゃがいくつかと、後は大量のお菓子が戦利品でした。あとは大量の紙吹雪。子供もなかなか喜んでいたようで、出かけた甲斐がありましたかね。