Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

ジャーマンレイルパスでブリュッセルに行く(1)

・はじまり

3月30日(金)から4月2日(月)までが復活祭休み。いろいろドタバタしていたので、何も計画していなかったのですが、直前になってやっぱりどこか行こうということで、ブリュッセルに行くことになりました。

 

・ジャーマンレイルパス German Rail Pass

ジャーマンレイルパス(GRP)という名前ですが、ドイツからちょっと外に出ることもできて、ブリュッセルへは一日3往復のICEでなら、GRPで行くことができます。

"Passengers whose permanent place of residence is outside Europe, Turkey or Russia can book a German Rail Pass."ということですので、ドイツ在住者であっても、永住者でなければ購入可能です。

2018年は春のキャンペーンで、3日間・連続・ツインパスが10%オフになって、260ユーロでした。Springtime Specialでは、普段売っていない2日Flexiというのもあって、ツインで確か230ユーロぐらいでした。ブリュッセルに行って帰るだけですので2日Flexiでよかったのですが、こちらは家に郵送で配達なので一週間ぐらいかかります。なので断念。連続(Consecutive)の方は、PDFが購入後に表示されるので、印刷するだけです。

フランス線とは異なり、座席の予約は必須でないみたいですが、まぁ、家族3人で9ユーロですから、安心代ということで、行きだけ座席を予約しました。Kleinkindabteilがとれました。なお、普通にチケットを買うと、正規料金で片道二人で262ユーロ、割引料金で99,8ユーロ~みたいですから、十分前から予定を立てて、うまく買えばGRPよりも安価にチケットが買えるかもしれません。

 

・ブリュッセルまで

  Reisedaten: 31.03.2018:

Heidelberg Hbf 08:25 - Bruxelles-Midi 13:35

Reservierungen: 31.03.2018 Intercity 2216, Heidelberg Hbf (ab 08:25) - Köln Hbf, # Preis: 9,00 EUR

31.03.2018 InterCityExpress 16, Köln Hbf (ab 11:43) - Bruxelles-Midi, # Preis: 0,00 EUR

Gesamtpreis Reservierungen: 9,00 EUR

ケルンまでは超高速鉄道(ICEが使う経路)の方が早いのですが、トンネルが多くて、耳が気圧変化でつんつんするし、川沿いの眺めがきれいだと言われていたので、今回はICでのんびり行くことにしました。ライン川沿いは確かに風光明媚です。川に沿って列車も蛇行するのでスピードはあまり出ませんが、曲がるたびに新しい山やお城が目に飛び込んでくるのでなかなか飽きないですね。進行方向向かって右側の眺めがきれいでした。

 ケルンでちょっと休憩して、ICE16に乗り換えます。発車後一時間ほどして、ベルギー・リエージュのLiege-Guillemins駅に着きました。ホームの枠組みが流線形で、近代的です。ドイツとは違う国に来たなあと感じさせられます。

二年前、語学学校のインド人とベルギーに来たときは、この駅でも降りて、ぶらぶらしました。Friterie du Perronというポテト(フリット)屋さんがあるんですが、その時は長蛇の列ができてました。おやっさん(?)が一人でただひたすらもくもくとポテトを揚げる姿は、職人気質な感じがして、思わず30分ほど並んでしまいました。二度揚げされたなかなか冷めないフリットは、いかにも正統派という感じです。Montagne de Buerenという山につづく数百段の階段も登ってみて、風景を楽しみました。

リエージュからさらに一時間ほどでBRUXELLES-NORDを経由して、BRUXELLES-MIDI駅に到着。そういえば、インド人と来たときは、Youth Hostel Van Gogh に泊まることになって、北(Nord)駅で降りて歩いて向かうことになったんですが、道に迷い、すぐに飾り窓地区へ突入してしまいました。このあたりはちょっと物騒で、あわてて逃げ出したのを覚えています。

 

・ホテル

www.booking.com (アフィリエイトです)

Booking.comでいろいろ探して、ホテルはFour Points by Sheratonになりました。スーペリア ガーデン キングルームと呼ばれるダブルベッドの部屋で、大人2泊で220ユーロでした。最安値ではないようですが、まあ、宿泊4日前じゃこんなものですかね。バスタブがあるのが決め手になりました。

Bruxelles-midi駅からトラム81番で 最寄りのバスストップのBailliまで約15分。ブリュッセルのトラムでは乗車時にICチップが付いたカードを機械にかざすようです。ドイツと比べると、街中がごみごみした感じで、いかにも大都市です。Bailliのトラムストップは路駐の車がドアをふさいで、ベビーカーを降ろすのに苦労しました。道を渡って、坂を上ったところがホテルです。

天下のシェラトン系列ということで、そこまで豪華ではないものの、洗練された感じのホテルでした。チェックインをすませて、デポジットは25ユーロ別途クレジットカードで抑えておくとのこと。ブリュッセルはフランス語圏ですが、気兼ねせずに英語で話せるところが国際都市らしい。部屋は思った以上に広く、快適です。evianの水ボトル2本は毎日サービスしてくれるようです。冷暖房も完備。湯舟にもゆっくりつかれました。

下のレストラン・バーも自転車が吊り下げられていておしゃれな感じ。ベルギービールの飲み比べセットがあって、観光客にはもってこいです。サイドメニューでフリットもあり、ビールと合わせても10ユーロぐらいでした。チェリーのビールが思いのほかおいしかったです。この日の夜のシェフは『一つ屋根の下』の頃の江口洋介似の方で、調理、盛り付け、デリバリーと何でも一人でてきぱきこなしていました。

朝食は事前予約で一人15ユーロ(全食限定なので二人二泊だと60ユーロ)と値が張るので外してたのですが、こりゃおいしいかもということで、翌朝行ってみることに。追加だと一人21ユーロでした。。。高い。。。ところがどっこいこれが期待外れで、どれもこれも味が今一つ。朝はおばちゃん一人がつまらなさそうに朝食を準備している感じでした。ワッフルを自分で焼く機械もあったのですが、こちらも家で焼いた方がおいしかったんじゃないのと思うぐらいで。。。高い買い物になりました。

 

・ショッピング

ビールを飲む前は、ホテルから歩いて10分ぐらいで日本食材屋さんがあるというので、TAGAWAさんに行ってみました。

TAGAWA

惣菜からジャポニカ学習帳までおいてある品ぞろえはさすがです。何を思ってサンガリアのオレンジジュースまで仕入れたのでしょう。。。ハイデルベルクにはないものがいろいろあったので、たんまり買い込みました。ベルギーまで来て何やってんだって話ですが。。。

さらに足を延ばして、ユニクロへ。この日はイースターイベントということで、店内の鏡に貼ってある玉子の文字を全部集めると、一点10%引き。妻がショッピング中に子供と二人で玉子探してました。6文字そろえると「Airism」となり完成。なるほど。翌日は日曜日ですが、毎月第1日曜日は空いているそうです。

日本にいたころ、近所のユニクロ店では確か男用靴下のサイズがほとんど25-27cmでした。僕の足のサイズは28cmで、そんな1-2cmなんてどうでもいいだろうと思われるかもしれませんが、これが結構重要。1cmずれると、補強してあるところがかかとに来ず、弱い生地のところがかかとに来るので、しばらくはいているとすぐに擦り切れてしまいました。親指の穴が開く前に。ヨーロッパでは足が大きい人が多いためか、27-29cmの靴下が多くて、大変助かります。それならユニクロじゃなくていいだろ、と思われるかもしれませんが、たとえば安くて有名なC&Aの靴下なんてゴワゴワして履きにくいし、内側から生地がボロボロ落ちてきてゴミになるし、二度と買いたくないレベルです。というわけで、靴下4足セットを10ユーロで買ってきました。これも、ベルギーまで来て何やってんだって話ですが。。。

 

つづく。