Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

中国・合肥へ行く(3)

・再び上海

上海-フランクフルトは深夜便(23:55発)にしたので、出発まではお買い物で時間つぶし。日系スーパーのAPITA金虹桥店に地下鉄で向かいました。

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テナントが出たり入ったりといろいろ忙しいようですが、スーパー以外にも、KALDI、DAISO、すき家、CoCo壱、モスバーガー、しまむらなどが開いてました。

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まずはカツカレーで腹ごしらえ。あんまり客入りは良くないようですが、日本と同じ味で、しばらくは食のホームシックが治りそうです。あとは餃子の王将が食べたいなあ。

DAISOも品ぞろえ豊富で一つ10元での販売でした。何かと料理持参のパーティがドイツでは多いですが、細巻を作る道具があると便利ということで購入。雑貨屋さんも入っていて、POSCAやマッキーを購入。ドイツでは油性ペンは黒・赤・青ぐらいしかなくていろいろ重宝します。中国でも結構高かったけど。。。Amazonで買うよりちょい安いぐらいでした。ほかにも、日本の駐在員さん向けの雑貨が多数置かれていました。

フルーツグラノーラやらカップヌードルやら、イナバの缶詰やらをスーパーで仕入れ、Epi-cielで菓子パン・惣菜パンを購入。東海地方系列なだけあって、しるこサンドも入荷してました。日系スーパーとはいうものの、日本からなんでも仕入れているというわけでもなく、現地生産で間に合わないものだけという感じです。カルディのほうはステーキのたれやちりめんじゃこふりかけなどを購入。直輸入のものがほとんどですが、その分お値段が高い。会員になって割引してもなお高い。。

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APITAのスーパーで、カップヌードル(左)は中国では合味道として売られているので、さらに日本版を日本から直輸入しては売っていません。味は近いですが、日本版のシーフード味よりはちょっと油が多めで、中国風にアレンジされていました。もちろんそれでもおいしいです。ちなみに右はドイツで売られているカップヌードルで、こちらは醤油ベース(?)のスープで味が全然違います。タコも入ってないです。REWEなどのスーパーにも売られていて小腹がすいたときに役に立ちます。

 

・デリバリー

晩御飯はすき屋の牛丼♪。ここは現地の中国人にも結構受け入れられているようで、繁盛してました。夏でもおでん出すんですか、へー。支払いは現金があまりおらず、ほとんどAlipayかWechat Payかのスマホをかざします。店員も客も一言もしゃべらずに、阿吽の呼吸でQRコードを表示してスキャンして携帯で支払っているのでなんとも不思議な感じです。食べている間もひっきりなしに出前の注文が届いているようで、もちろんこれもスマホ経由です。

https://waimai.baidu.com/waimai/shop/162594997

百度外卖では、20元(300円ちょっと)からの配達で、配達費は5.5元(100円以下)。牛丼Sサイズで16元のようですから、サラダとかちょっと足せばすぐに配達してくれそうです。同じくスマホを持った配達員が上海中をうろうろしていて、商品をお店に取りに来てはバッグに入れて配達に出かけるようです。

このあたりはITによるビジネスモデルの違いを見せつけられますね。日本だと大概各店舗が自前でスクーターと配達員を用意してるので、初期投資や人件費がかさみます。配達屋さんが第三の業者として入ることで、お店のほうも出前のビジネスチャンスを逃さなくなるし、頼むほうもいろいろなお店から気軽に頼めます。バイトして届けるのは学生とかですから、自転車やスクーターで気軽に始められ、届けた分だけ収入を得るようです。日本でもUber Eatsがデリバリーサービスをはじめてマクドナルドなどが積極的に利用を促しているようですが、これから結構繁盛するのではないでしょうか?

マックデリバリー | お店・サービス | McDonald's Japan

 ドイツではLiferandoがデリバリーサービスを展開していて、ハイデルベルクでも配達しているバイトの人を見かけます。まだ利用したことはないですが。。。そこまでして食べたいものがあんまりないというか、頼むぐらいなら冷凍ピザ焼いて食べるというか。。。

Lieferando.de | Essen bestellen bei den besten Lieferservices in der Nähe

 

・帰宅

 地下鉄で上海浦東国際空港へ。空港内はWiFiありますが、SMS認証かメール認証。しかし、中国以外の携帯にはSMSは届かないし、インターネットがなければメールも見れない。。。ターミナルに数台機械が設置してあって、そこでパスワードを発行すると使えるようになりました。搭乗してからは深夜便なだけあって、よく眠れました。

 

久々の上海の感想としては、良くも悪くも大都会になったなあと。ごみごみした感じはだいぶ薄くなり、よくある大都会の一つになったということでしょうか。また、ITが生活の中に深く根付いて、あらゆるコミュニケーションやサービスにスマホが顔を出すようになりました。にぎやかだった地下鉄の中もすっかり静かになり、すき屋の店内でもみんなこうべを垂れてスマホをのぞき込んでいて、これも大都会になったなあと感じさせました。