Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

カリフォルニアへ行く(4)

・三度サンフランシスコ空港

スタンフォード大のキャンパスから駅まではヤシの並木通りを徒歩。。。遠い。バス乗ろうとしたけど来なかった。。。やっとこさPalo Alto駅について、そこからCaltrainでMillbrae駅まで来たものの、空港までが遠かった。路線図見たらなんだBARTという地下鉄に乗ったら一駅じゃないかと思ったのが運の尽き。

まず、チケット購入で手間取る。チケットじゃなくて、プリペイド式のカードらしい。チャージ金額を運賃に合わせて5.05ドルに調整して購入するのが正しいようで、なるほど。次に空港行きに乗ろうとするも、平日は直接行く路線は運行されておらず、一度San Brunoまで行ってから、折り返してサンフランシスコ空港に行くことが発覚。。。えー。こんなことならバスにしときゃよかった。。。

BARTから降りて国際線ターミナルに着いてからはあまり混んでなくて実にスムーズ。そもそみそんなに国際線飛んでないのか、なるほど。入国審査は2時間かかりましたが、出国審査は数分で終了。出てくのは勝手にしてくださいということか。搭乗口につくと、今日は満席の様でひっきりなしに他の便に振り替えた時のクーポンの案内。友人に聞くと日常茶飯事らしい。この朝にオンラインでUnitedにチェックインした時も、いくらもらったら他の便に振り替えますかと選ぶところがあって、400$、500$、600$とオークションみたくビットするらしい。。。アメリカすげー。オーバーブッキングしたという悪気は全くないんだな。そういやチェックインするためにはブラウザだけじゃだめで、専用アプリをインストールさせられました。

 

・UA926便

機材はボーイング777-200ERシリーズ。双発機ですが、行きのA380と比べるとうるさいなあ。。。

オードリーヘップバーン主演の『ティファニーで朝食を』。オードリーヘップバーンがかわいいだけの映画のような。。。何を着ても決まってたのはさすがですが、映画的にはどうなんでしょう。当時の時代背景を知らないので、そのあたりは何とも言えませんが。ユニオシという日本人が出てくるとは思いませんでした。

森淳一監督、竹内結子・貫地谷しほり主演、『ミス・シャーロック』

これが抜群に面白くて、思わず第3話まで見てしまいました。Hulu×HBO Asia共同製作ドラマだそうで、うーん、こりゃ確かにテレビドラマより面白いかもしれませんね。テンポがはやくてスリル感があって、良かったです。スポンサーとか、時間枠とかにとらわれないのが違いの原因でしょうか。残虐なシーンもままあったので、地上波では放送できないんでしょうね。。。まあ、競合のネット配信のドラマなんて絶対に意地張って放送しなさそうですが。

ひまでブラブラ機内で歩いて、ほかの乗客とおしゃべり。二言三言しかしゃべってないのに、「もうドイツ長いの?」「三年ぐらいですかね」「やっぱりね、ドイツっぽい英語しゃべってるよ(笑)」と馬鹿にされました。。。僕の英語っていったい。。。

 

・旅費精算

大学に帰ってから旅費精算。いつも通りに領収書を添付して提出しますが、初めて撥ねられました。原因は学会会場兼・宿泊施設となったAsilomar Conference Groundsが発行した領収書でした。学会会場に宿泊する分、学会参加費(ディナーとか、会場使用料とか、コーヒーブレークとかも含む)が数百ドル安くなっていたのですが、学会の運営側に払う代わりに、ホテル代としてチェックアウト時にチャージされていました。律儀に毎日の朝食・ランチ・ディナー・コーヒーブレイク・会場使用料、とそのサービス料が領収書の明細に載っていました。大学側としては、ルームサービスを払うわけにはいかない、ディナーも支出できないという規則だそうで。。。ぐぐぐ。秘書さんと相談して、ホテル代の清算の代わりに定額支給にして(約100ユーロ/泊)、さらに日当(約40ユーロ)をつけてどうかということになりました。全部で150ユーロほど足が出ることになってしまいましたが、まあ致し方ない。その分飲んで食ったということで。入国審査のESTA代もちゃんと出してもらえました。

飛行機代なども含めると、ポスドクを一週間、アメリカの学会に出すだけで30万円超ですか。。。研究費を稼ぐって大変ですな。。。

 

・ポスター賞賞金

帰国して一か月後ぐらいに振り込まれました。旅費で足が出た分をちょうど回収したぐらいですかね。。。ありがたや。後日明細がCommertzbankから届きました。

振込金額が250.00 USD

Abzueglich Entgelt der Erstbeauftragten Bank アメリカの引受銀行の手数料 9.5 USD

残額 240.50 USD

EURに換金して 214.9 EUR (EUR/USD 1.119150 だそうで、これはほとんど手数料なしのレートのよう)

 そこから、
Bearbeitungsentgelt (手数料) 10EUR (250EURまで、それ以上は金額の0.15%)、
Konvertierungsentgelt (両替手数料) 7.5 EUR(12500EURまで、それ以上は金額の0.1%)、
Standardabwicklung (処理費) 2.5 EURということで、合計20EURが引かれ、振り込まれたのは194.90EURでした。なるほど。一方、Transferwiseで250USDを送ると、222.67EURだそうで、、、海外学振の給与はやっぱり日本の口座に振り込んでもらって、インターネット送金でTransferwiseでドイツの銀行に送金するのが賢そうです。Commerzbankの手数料の詳細については、なぜかTransferwiseのページの方が詳しいです。

Auslandsüberweisung Commerzbank: Kosten, Gebühren & Dauer - TransferWise

しかしこの収入、本当は確定申告しないといけない気もするけど。。。うーん。。。

 

・繰上げ返済

100ドル分、クレジットカードの国際キャッシングで現金を引き出しました。クレジットカードのサイトを見ると、繰上げ返済が可能ということですのでやってみることにしました。通常だとよく月の支払日までの利息(年利18%)がつきますが、繰上げ返済する場合は返済日までの利息で済むので安くすむはず。コールセンターに電話すると、返済日を聞かれ、今日ですというと、金額と口座番号を教えてくれて今日中にお振込くださいとのこと。結局はネットバンクの振込手数料が余計に取られるので、100ドルの場合は放っておいた方が安上がりでしたが、まあ何事も経験ということで。。。