Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

チェゼナティコ(2)

・ビーチ

チェックインの翌日は無事晴れて海日和。ビーチパラソルとベッド2つがLidlのパック旅行にはついているというので、フロントの人に聞くとクーポン券を発行してくれました。ホテルから歩いて5分ぐらいのビーチにあるBagno Denisというところでビーチパラソルなどを借りれるとのこと。

Denisまで行ってご主人にクーポン券を渡すと、ビーチパラソルが一つ割り当てられ、チェックアウト日まで使用できるとのこと。期間内で貸し切りみたいになるのか、へー。

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この辺りは数十キロにわたってずっとビーチが続いていて、いかにも海水浴場という感じ。ビーチにも色鮮やかなパラソルが並びます。写真の奥にかすかに見える高い建物はGrattacielo di Cesenaticoというビルで、完成した1958年当時ではイタリアで最高の建物だったとか。

沖に長い防波堤が置かれていて、波はあまりたたないようで、遠浅のビーチです。海水浴にはいいですが、海水がそこまで透き通っているわけではなく、まあ、日本でいうところの近所の海水浴場に来たといった感じでしょうか。ドイツから来た私たちにとっては十分テンション上がりますが。ホテルから徒歩圏内で、パラソルも貸し切りだし、プラプラと泳いで、疲れたらホテルに戻って食事や休憩という、いかにもバカンス的な生活ができました。ビーチサイドにはシャワーもついていて、かなり身軽に海水浴ができました。

 

防波堤近くまで行くと再び足が地に着くようになり、足でごにょごにょ地面の中を探るとなにやら固いものが。拾い上げてみるとなんとアサリではありませんか。

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30分ぐらいがんばるとこんなにごっそり!さすがに食べるほどの勇気はないので、しばらく飼って、管を出させて観察した後、元に戻しました。ほかにもヤドカリとか巻貝とか生き物がいっぱいいました。防波堤のすぐそばは泥がたまっていて足下を掬われそうになりますが、目を凝らすと沢蟹の大群が生息していました。

 

・プール

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ホテルには結構大きめな屋外プールが付いていました。フロントからあるいて10秒でプールというのもすごいですね。。。海辺まで来たんだからわざわざプールに入らんでもと思っていましたが、妻に言わせると「わかってないなぁ~」と一言。まあ、確かに周りのホテルでもプール付きが多かったです。宿泊客だけなので特に混みもせず、優雅にくつろげました。確かにまあ、海水浴とは違った良さはありますね。

息子が誕生日プレゼントでもらったNikonのCOOLPIX W100のカメラが防水だというので持って行ってみましたが、思った以上の性能で、飛び込む大人もぶれなくばっちりだし、水の中の姿もばっちり。近くから遠くまで撮れるすぐれもので、落としても壊れません。今年の夏にモデルチェンジしてW150になったようですが、Amazon.deを見る限り、そんなにレビューがついてないので売れてないですかね。。。かなりコストパフォーマンスが高い商品だとお思うのですが。。。この前SATURNのチラシではセール品になってましたが、やはり日系メーカーは商売が下手なのかなあ。。。ちょっとSDカードの接触が良くないところがあって、差し直ししてようやく認識されることがありますが。

子供がカメラをもってぽちゃっと水につけると、まわりの人が「おいおい、大丈夫かよ、カメラ壊れるぞ」的な視線が注がれましたが。。。

 

・市内観光

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ホテルから車で5分ほどでチェゼナティコのメインストリートに。カラフルな電車が走る線路沿いの小さな港町です。なんでも

チェゼナーティコの運河港は、1500年に建設された。運河建設はチェーザレ・ボルジアの依頼によるもので、レオナルド・ダ・ヴィンチが測量を行い、内陸15kmを掘り進んでチェゼーナ(チェーザレ・ボルジアによって要塞都市化されていた)に到達する計画であった。しばしば「ダ・ヴィンチが運河を設計した」とされるが、これは誤りである。

チェゼナーティコ - Wikipedia より

 らしく、ダ・ヴィンチが測量したんだぜという自慢のポスターが飾ってありました。小さい商店がいろいろ並んでますが朝は閑散としていてあまりお店も空いてませんでした。おいしそうなレストランが立ち並ぶ中、刺繍屋さんが一軒あり、名前を伝えるとその場で即興でミシンでぱっぱっと刺繍をしてくれました。すげー。

 

・市場

毎週金曜日朝は朝市。

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Street Markets in Cesenatico | Cesenatico Bellavita

Stadio Comunale A. Morettiのスタジアム周辺で盛大に行われていました。適当に買い食いでもして、ローカルフードを楽しもうかと思ったのですが、ちょっとだけ食料品もありましたが、あとはひたすらファッションなマーケットでした。さすがイタリアという雰囲気でカラフルでおしゃれなものもたくさん店先に並んでいました。妻は何点かお気に入りを見つけていましたが、お気に入りのものは得てして値段も張るようでして。。。

 

圧巻は夜市。朝が静かなところは大体夜が騒がしいようで。。。お土産屋さんなどもみんな深夜まで空いていて、すごい人出です。我が家はホテルの裏の自転車屋さんで3人乗りの自転車をレンタルして、海岸沿いの道を駆け抜けました。赤ちゃんは前かごに赤ちゃん椅子を設置。本人もまんざらでもない様子。レストランのテラスなどでも歌だったり踊りだったりのショーが行われていて、キラキラで騒がしい夜でした。マーケットが出る場所は曜日によっていろいろ変わるようですが、夜が騒がしいのは毎日の様です。

 

・子供の世話

 ホテルには子供の相手をする専属の人がいて、朝から晩までいろんなプログラムが行われていました。

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敷地内にはぴょんぴょん跳ねるところがあり、おやつ時に行くとピザとか綿あめとかがふるまわれるようです。夜は夜でいっしょにダンス踊ったりと、子供たちが退屈しないように頑張ってます。毎日同じインストラクターなので、子供たちもだいぶなじんで楽しそうに騒いでました。特に追加料金もなく、誰でも参加できるようで。。。子供は適当に暇つぶさせて大人は優雅に楽しむのがドイツ流のバカンスかぁ、、、なるほど。