Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

小学校登録(2)

-必要な書類

子供の出生届(Geburtsurkunde)か戸籍に相当するFamilienstammbuchs、身分証明書(Ausweispapiere)と、Gesundheitsamt保険局から発行されたVorschuluntersuchungという入学時の健康診断的なものを登録時にもってこいということでした。子供は日本で生まれたので、戸籍謄本の認証翻訳の認証コピーを持っていきました。健康診断なんてあったっけと思っていたら、前年の春のまだ子供が4歳のころに、保健局の人が幼稚園にやってきて検診したらしい。ほぼ一年前。紛失寸前でしたが何とか結果が書かれた色紙を見つけ出しました。母国語がドイツ語じゃないことなどで、いくつかの懸念事項はあるから小児科に相談的なことが書いてありましたが、その後U9の検査(5歳児検査)を小児科でパスしたので、子供手帳も持って行ってクリアです。

学校登録直前の2月下旬に、小学校からお便りが届き、はしかワクチンを接種してないと入学できないので、証明書を持ってくるようにとのこと。ワクチン接種に関して疑念を持っている保護者は、ドイツにも一定の割合いるようで、接種は強制ではありません。しかし、幼稚園や小学校に入るとなると、接種が必要となる場合もあるようです。この小学校では、学校登録の時点では他のワクチンについては不問でしたが、はしか(Masern)は3月からの政府の方針で必須と新たに指定されたようです。

https://www.bundesgesundheitsministerium.de/impfpflicht.html

学校登録自体はA4一枚の申請書で、小学校の公式WebサイトからPDFでダウンロードです。おぉー。日本だと願書取り寄せですよねー。。。個人情報などを入力していくわけですが、珍しいと思ったのは、母国語や宗教を聞いたり、ドイツ語以外の話せる言語を聞く項目があるので、なんだかんだいって多民族・多言語にも対応しようとしてるんだなと。どのお友達と一緒のクラスになりたいですか(Wunschfreund)?という項目もあって、これも幼稚園からスムーズに小学校へ移れるようにとの配慮でしょうか。親を一番怖気づけさせているのが、泳げるか?(Kann Ihr Kind schwimmen?)という項目で、泳げないと体育の授業で初心者クラスにまわされて、全然楽しくないばかりかさらし者にされるらしいという噂です。水泳の授業が始まるまでにはなんとか泳げるにと、結構みなさん頑張って教えるようです。

 

-学童

小学校自体は朝7時45分から始業で、45分授業です。小学校1年生は週に2回(?)だけ、7時45分始業で、残りの日は8時30分始業。曜日によって違うんか。7:45-8:30, 8:35 - 9:20, 9:25-10:10 の3コマ授業のあと、20分間の朝食休憩。運動場でドッジボールする時間じゃないんだな。。。10:30-11:15, 11:15-12:00と1年生はここで終了。学年が上がると、さらにもう一コマ12:15-13:00で午前中(?)のうちに詰め込んでしまうようです。

公立の小学校の校舎の中には学童がついていて、そのあとは任意で子供を預けることができます。ハイデルベルクではpäd-aktivという団体がやっています。

Willkommen bei päd-aktiv - päd-aktiv

申込書を見るとかなり細かく様々なオプションが選べるようで、始業が遅い曜日は、始業前(7:30-8:30)もお願いすることができますし、終業後は、預け終わる時間を13時、14時、15時、17時の中から選びます。給食は月74ユーロの有料オプション。14時以降に預ける場合は宿題の面倒を見てくれるようです。料金は預ける時間や給料によって変わりますが、一介のポスドクだと月200ユーロ行かないぐらいでした。詳細はWebサイトから確認できます。学校登録の日に学童の申請も受け付けるということでした。長期休暇中も開けてくれるようで、それらは別途申請、別料金です。遠足に出かけたりもするようです。

 

-学校登録

いよいよ登録の日。子供と二人で書類を携えて向かいます。僕らは校長先生の秘書さんの方が対応してくれました。お名前なんですか、誕生日はいつですか、父親の名前はなんですか、母親の名前は何ですか、どこに住んでますか、一緒のクラスにしたいお友達はいますかなどと矢継ぎ早に子供に質問が飛んできます。そうなるのか。。。もうちょっと仕込んでおけばよかった。誕生日と住所とかは答えられずじまいでした。ひぇー。まあ、追い返されることはなく、とりあえず書類も不備もなかったということで、親子ともどもそれなりに緊張しましたが、無事申請は受け付けられました。

学童の担当者も来ていましたので、用意してきた学童の申請書も提出です。

就学前の保護者懇談会とかもいろいろ予定されていたのですが、コロナでキャンセルなので、どうなるでしょうか。

 

-お祝いバッグ

Schultüte – Wikipedia

入学の日は人生の記念すべき日のようで、Schultüteという円錐状のお祝い袋をもらうのが習わしのようです。コロナで休園中の幼稚園から、そのSchultüteにつけるワッペン(Schultütenmotiv)を記念に贈るから、どの柄がいいか、どの色がいいかを選んでくれと連絡が来ました。そこまでしてやるほどの大事なことなんですね。。。

 

-鞄購入

日本だとランドセルですが、ドイツでも(Schul)ranzen。ランドセル自体はオランダ語が語源のようですが、この辺りの言語ではどこも近い言葉なのかもしれません。ランドセルよりはもう一回り大きいぐらいの大きさで、革製品は皆無です。年が明けるとデパートやら文房具屋で売られているのを目にします。小さなカバンなどとセットで売られていることも多く、新品のセットだと200ユーロぐらいです。

https://www.schulranzenwelt.de/

オンラインの専門店もいくつもあり、去年の型落ちだと、半額近くで売っています。お店で並んでいるもの見てみると、なにしろダサい。。。もうちょっとカッコよく作れんかいなという感じです。モチーフはたくさんありますが、どれもパッとしなくてさすがドイツという感じですね。あれこれ背負ってみて、息子はMcNeillというドイツメーカーを気に入って、なかなか製品もしっかりしているのでここにしました。

https://www.schulranzenwelt.de/marken/mcneill

型落ち品の方の柄がいいということになって、ラス1の在庫品を注文。すぐに届きましたが、背中の電気がつくところのバッテリーのふたが壊れていました。まあ、電気がつかなくなったところでなんてことはないんですが、息子的には大事なポイントだったらしく。。。テープで貼り合わせときゃとりあえずは間に合いますが、時間経つとはがれて電池の接触の、メールで販売店に連絡。型落ちで替えはないし、返金には応じますが、、、うーん、とりあえずメーカーに問い合わせてみますかということになり、後日部品が届きました。おぉ、、、やってみるもんですね。