Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

ハイデルベルクでのCOVID-19(3)

・ロックダウン解除

2020年5-9月はコロナの感染者も収まって、新しい生活形式が始まりました。6月からはドイツにおけるEU内国境管理もとれて、自粛要請はありますが、自由に移動できるようにはなっていました。

 

・プール

ハイデルベルクの野外プールも再開。Thermalbad, Tiergartenbadは2-3時間ごとの枠で、人数制限を課したうえで、入れ替え制でネットの事前予約制となりました。2日前の0時から予約開始となるのですが、夏の暑い頃はサイトが劇重で予約ページになかなかたどり着けません。広大な敷地に同時に入れるのは100人とかなので、入ってしまえば超快適。好きなだけ泳げます。水着に着替えてから行けば着替えも最小限で済み、更衣室に入らなければ、特に感染を恐れるような瞬間はありませんでした。

 

・遊園地

山の上のMärchenparadiesもWeb予約制。こちらは入れ替えではなく、時間枠当たりの入場者数で制限を設けていました。夏祭りなどでの移動遊園地系は全部なくなってしまい、上の子が同じ年の頃は散々遊んだのに、下の子には申し訳ないなあ、、、

動物園もWeb予約制でしたが、出口近くの遊具場で子供がごった返していて、ちょっと気になったと妻が言っていました。

 

・感染者増加・ライトロックダウン

10月から感染者が増加し始めて、一日のドイツ全土の新規感染者数が4桁に、11月からは5桁になりました。11月からはライトロックダウンが始まり、プール等は再び営業中止に。子供の水泳教室やっとこさは入れたのになあ、、、残念。旅行目的でホテルに泊まれなくなり、まあ、地元でおとなしくねということですね。飲食店も再び閉鎖。クリスマスマーケットなども中止になって、冬の楽しみがなくなった感じです。

 

・再びロックダウン

ライトロックダウンは奏功せず、新規感染者数は高止まりのまま。日本ならほどほどに空気を読んで自粛するのでしょうが、ドイツだと規制されていないことはOKとみなすし、3月の春先よりは大丈夫なのねという受け止め方だったかもしれません。パーティもそれなりに見かけるので、そりゃこうなるかなという感じではありますが、、、まあ、これまで通りの生活をしてるだけなんでしょうけれど。メルケル首相が決死の形相で議会で訴えて、12月16日からは再びハードロックダウンが始まって、学校・店舗の閉鎖が決まりました。

 経済も自由も大事なので、これぐらい訴えないと議会での賛同が得られなかったかもしれません。ハイデルベルクは比較的落ち着いていましたが、他では反マスク・反コロナ規制でそれなりに反対運動も広がっていました。首相の訴えはなかなかドイツ人の心に響いたようで、こういうのを余人をもって変えがたいというのでしょうねえ。。。日本の首相にこういう演説を期待するのは酷ですか。やったところで「なに感情的になってんの?」と冷めた感じになるかもしれませんね。

 

https://twitter.com/GermanyinJapan/status/1338811182266761216?s=20

・子供のオンライン授業・宿題

 年が明けても、新規感染者数は4桁にはなるものの、収っているとはいい難い状況でロックダウンの継続が決定。学校も閉鎖が継続し、オンライン授業となりました。小学校1年生はフルの授業ではなく、あくまで課題のサポート的な位置づけで、週に2回、30分だけの会で、5-6人ごとの少人数制です。ZoomでもWebExでもなく、Jitsi Meetというオープンソースのソフトウェアが採用されました。

Jitsi Meet

本当に商用サービス嫌いなんだなあ。。。でも商用じゃないので、よく落ちます。オンライン授業自体は、日本語補習校の授業がずっと春先からオンラインだったので、わりかしすぐに慣れてくれました。マイクのオンやオフをどう操作するかなど、オリエンテーションから説明してくれました。

Chrome推奨だったので、Macbook Pro 2010 Midに、macOS High Sierra 10.13.6を入れて、やっとChromeが入るようになりました。今時Chromeのシェアが63%なのかー。Firefox人気ないなあ。。。

gs.statcounter.com

https://ja.padlet.com/

他にもPadletという電子掲示板が採用され、教科ごとの教材、ビデオ、課題などが次々に更新されます。PCのWebブラウザだとスクロールしづらいんだけどなあ。。。

課題が入ったLernpaket(茶封筒)は毎週各クラスの保護者代表の家に送られ、手分けして家まで配達される仕組みです。うちも一回配達を手伝いました。

課題は学校が再開されてから提出するか、スキャンして送ってもいいよとのことで、毎週スキャンして送ることに。知人のおさがりのスキャン付きプリンタがこれほど活躍することになるとは。学校側がNextcloudというオンラインストレージを立ち上げていて、それを経て送ります。大学も原則データを大学外のサーバーに置くなとの指示で、Dropboxとか、Google Driveは忌み嫌われます。なんでもデータはドイツ国内にないといけないそうでして、、、

小学校一年生なんで、まだそんなに課題が多いというわけではないですが、家庭内でやる気にさせるのが難しいところ。同僚も30分子供と戦って、やっと3分ぐらい課題やってくれるという感じだそうで、毎日ともなるとへとへとになります。

 

 ・マスク

2021年1月25日からは、公共交通機関や小売店では布マスクの使用が禁止に。まあ、マスクを忘れて服を手繰り寄せて口やら鼻を隠している人もいましたからね。。。大学でも同様の措置となりました。各研究室にもそれなりに十分の数のマスクが配られ、さらに全住民大人一人当たり6枚のFFP2マスクのクーポン券が2枚配られました。近くの薬局で2ユーロで6枚購入できます。アベノマスクに比べると、だいぶ用意が整っている感じです。

 

・授業再開

新規感染者数が一日5000人ぐらいに落ちてきたころ、2月10日の会議で幼稚園・学校の再開などが決定。まだ完全に落ち着いたとは言えないですが、子供が家にいるといろいろ大変なので、政治判断の匙加減ですかね。3月1日から美容室も再開される見込みとなりました。髪伸ばしっぱなしだからなあ。。。うちの子の小学校では、ファッシング休暇明けの22日から再開。クラスの人数を半分に減らして、一日おきで通学することになったそうです。

f:id:eulechang:20210214231744p:plain

https://corona.rki.de/

ハイデルベルクは近くの地方に比べても新規感染者数が少なく、10万人あたりの過去一週間の累積新規感染者数が23.5と、しきい値となっている35を下回っています(2021年2月14日現在)。外出禁止もとれて、さっそく先週の木曜あたりから夜22時までスーパーなどが開くようになりました。50を超えるとまたロックダウンになるので、なんというか、市民全体で共同責任を負った課題を与えられた感じですね。。。

 

研究雑話(17)

次から次へとタスクが降ってきて、1月はついに初めてブログの更新を落としてしまいました。いやー、バリバリ仕事しながらSNSとかじゃんじゃんやってる人すごいですね。。。締め切りと締め切りの合間にやっと更新です。

とはいえ、仕事しかする話ない。。。コロナでどこもいけないとなると話のネタにも困ります。

 

・論文受理

追加実験のデータも出そろい、完璧じゃないにしろ、許容の範囲内。他のところはコロナ中にちまちまデータ・原稿をなおしていたので、すぐにまとめて再投稿。と思ったら、すでにアカデミアを離れたフランス人ポスドクが投稿を承認してくれない。。。スマホ持ってなくてSNSもやってない人だから、メール読んでくれないと連絡が取れない。ちょうど彼女のところを訪ねたことがあって、フランスでの携帯番号を何とか発掘し、SMSでメッセージを送ったら、すぐに承認してくれました。メールアドレスもそうですが、mixiもfacebookもLINEもいざというときは連絡取れないことがあるから、やっぱり電話番号・住所は聞いとくもんですね。

数週間でマイナーリビジョンのコメントがきて、2、3日で直してすんなりアクセプトとなりました。よかったよかった。あれこれポジション申請するのにも、なんだかんだいって論文ないと勝負になりませんので、これでなんとかたたき台には乗った感じでしょうか。

祝賀会はオンラインで30分ほどと、ちょっと味気ないですが、まあ仕方がない。どのタイミングでやるのかというのも難しく、ほぼアクセプトのマイナーリビジョン、あとは編集チェックするだけのアクセプト、アクセプトといろいろ形の連絡が来てました。2つ目で敢行しましたが。

個人的にはちょっと無理めのジャーナルに挑戦という感じでしたが、エディターが乗ってくれて、査読もデータのさらなる検証だけで、核心のところはOKという反応。うちのボスはジャーナル選びが堅実で、あまり無茶しません。最近だと大体2つ目か3つ目のところで論文を通しているようが、今回も最初に投稿したジャーナルに受理されました。共同研究先じゃ、とりあえずどんな論文でも片っ端から姉妹紙に挑戦というところもありますからね。。。祝賀会でボスに投稿当時の心境を聞いてみたところ、無茶なことは主張してないから査読に回ればたぶん行けるだろうし、エディター(知人)の感じからすると5分以上は勝算があったとのこと。そうですか、僕はちょっと悲観的過ぎましたか。

 

いろいろ頑張っているジャーナルで、受理後も結構業務がごっそりありました。

 

・レビュアーレポート

初めてレビュアーレポートが公開されることに。いやぁ、レスポンスレター書いてるときは出版されるつもりじゃなかったから、大丈夫かなといろいろドキドキです。ジャーナル側で編集をしてくれて、メジャーコメントだけで、マイナーコメントは削除です。一応著者側にもチェックがまわってきて、特に問題ないよとすぐに返しました。特に未公開データを出したわけでもないですし。

今回の論文では最終的にすべてのレビュアーが同意してくれたので、本文の理解をより助ける感じで、レポートが公開されても全然問題ないんですが、こうしてみると、なんで今まで公開してこなかったんだろうと不思議にもなります。初版はプレプリントに載ってるし、最終版までの過程がほぼオープンです。いまはこんな時代になったんですね。

レビュータイムラインもすべて公開されました。2月に初投稿、3月に再投稿を促すリジェクト、10月初旬に再投稿(新規投稿扱い)、10月下旬にマイナーリビジョン、11月上旬にリバイス投稿で即日受理。微修正を経て、11月中旬に最終受理でした。ジャーナルポリシーでは投稿されてから4か月で出版することを目指すため、リビジョンは2か月以内で、これまでの一般的なメジャーリビジョンコメントでも、基本は一旦はリジェクトのようです。てっきりこれはスピードが速いジャーナルに見せかけるための策かと思ってましたが、リジェクト時の日時も査読コメントも結局公開されているので、そうでもないらしい。それならまあ、フェアかなあ。リジェクトされている間はほかの雑誌にも気軽に投稿できますし。

 

・要約、筆頭著者紹介・・・

高校生か大学1年生にわかるように要約をよかったら書いてねー、とのお誘い。いうのは優しいものの、書くとなったら難しい。指示がいろいろあって、語彙は簡単なものを使いましょうということで、novelじゃなくて、new、simultaneouslyじゃなくて、at the same time。すべての文章は35単語以内だそうで、そういうの簡易な文章っていうんですね。四苦八苦して仕上げてボスのところに送りましたが、ほぼ全面改訂で原文の跡形もなくなった。。。ははは。ボス版の方がいいのはわかるので、まだまだ力が足りませんね。この要約はジャーナルのブログと、論文のPDF版に載るとのことです。

筆頭著者紹介もせっかくだからいろいろ自由に書かせてもらいました。ジャーナルのブログやTwitterで紹介してくれましたが、論文のページにリンク貼らないとさすがに誰も読まないと思うけどなあ。。。

 

・校正、校正・・・

ちょうどジャーナル側の出版会社の切り替わりにかぶってしまい、いろんな作業がのびのびに。速報版PDFの校正というのをもう済ませていたのですが、論文が公開されたのは12月に入ってから。切り替わる前は数日で公開だったので、思わず問い合わせてしまいました。宣伝だと思って、公開と同時にボスがTwitterで頑張ってましたが、そういう集計が始まったのはしばらく経ってからで、がんばりはそういうスコアには影響しなかったらしい。ドンマイ。まあ、やっぱり引用数が一番あてになりますね。時間はかかりますが。正式な出版は年越えが決定し、2021年のヘッダーをすべてのSupplemental Dataに入れるようにとの指示。さいですか。やってくれないんですか。。。エクセルファイルにヘッダーって、かっこいいような、ダサいような。。。

年が変わらないとdoiがリンクされないので、関係各所(データレポジトリ、bioRxiv、フンボルト財団等)への登録・連絡もできず、pubmedにも収録されず、、2月に入ってからようやくproof版のPDFが届き、さらに校正。そこそこ修正を入れたので、そろそろ最終版が世に出てほしいところです。

学会誌なので、それまではたぶん自前のサーバーで、自前のスタッフで出版作業をこなしていたのですが、出版社のタスクも多方面にわたってきていて、長い目で考えればこれではやっていけないということで、大手出版社に委託するようになったようです。しかし、大手出版社にとってみれば、ただの顧客の一人になってしまうので、そのあたりの愛情やスピード感はやっぱり違いますよね。。。難しいところです。

 

さて、これでドイツに来てからの論文に出そうなものは全部出しました。次の論文はどんなタイトルになるかまだ想像もつきません。ワクワクドキドキする一方で、ちゃんとまとまるんかいなと不安は尽きませんが、まあ、続けられる環境を与えてもらったので、また新しい航海に発ちたいと思います。

研究雑話(16)

・面接

 7月末、JSTより選考日程のアップデート。いまどきツイッターで告知するのか。。。しかもこの情報、たしかツイッターでしかつぶやかれてなかった気がする。

https://twitter.com/JST_Kisokenkyu/status/1289025490246754304?s=20

 該当領域の期日が過ぎても連絡が来なかったので(落ちた人は郵送通知)、まあ、落ちたかなと思いましたが、一日遅れで面接へのご連絡。。。いろいろ心臓に悪い。中の人もコロナとかで、てんやわんやなんでしょう。面接自体はコロナの影響でオンラインですることになったので、日本に帰る口実がなくなりました。残念。

面接の日程は3週間後。面接までに提出するファイルやら、説明書きやらで10個ぐらいのファイルがどっさり送られてきました。ZOOMの使い方についてスクリーンショットがいっぱいの説明ファイルもついてきて、こういうの作ってたから期日に間に合わななかったんだろうな、、、でもZOOMのサイトの説明書き読めでいいんじゃないかな、一応対象は若手研究者なんだし、ZOOMみんな使い始めてたし。

そこからは準備に追われる日々。大学本部ともやり取りして、チェックリストという書類に署名をもらわないといけません。大学もJSTとのやりとりは初めてなのでいろいろ慎重になります。チェック項目に「原則として、上記以外の条項においてもJSTが指定する内容で契約を締結すること。」というのがあるのですが、英語版は「原則として」が抜かれてあり、結局大学の法律担当の人は契約書の全条文をチェックする羽目に。。。しかもミスでこの項目だけチェックされないまま署名されてしまって、JSTに釈明したり、大学本部から事情を聞いたりと、てんやわんやでした。最終的には無事何とか間に合いました。

学振側ともやりとり。JSTとしては、海外学振の身分でさきがけをもらうことに問題はないかという確認をしてほしいとのことで、海外学振側に問い合わせて、前記事での受給条件を満たせばOKとの言質をメールでとり、JST側に転送。月額10万円の兼任報酬を辞退することで問題がないようです。一件落着かと思いきや、面接の直前になって、今度は、JSTとしては、海外学振のテーマを含むような研究提案という形は既存のテーマにお金を足すという形は受け入れられないので、海外学振とは別のテーマであることを希望。そのあといろいろ頑張って、面接後もやり取りが続きましたが、何とかJST、学振両方が合意できるような形で着地させることができました。今回は学振側がずいぶん柔軟に対応してくださいました。

面接はプレゼン10分に質疑応答15分。上記のようなもろもろに追われ、たどり着くだけでもう精一杯という感じで、あんまりしっかり準備ではできなかったです。反省。だって。。。以下略。一応上半身だけスーツに着替えて、ラボのセミナー室を貸し切って臨みました。おおむね申請書どおりにプレゼンし、追加でとれたデータも少し足しましたが、あくまで研究提案なのでこれから解くべき問題・手法について時間を多めに割きました。質疑では将来的に何がやりたいのか、一番の売りはなんなのか、などについても聞かれましたが、他は科学的な質疑応答でした。ZOOMでの質疑応答はちょっと難しく、誰が聞いてるのかすぐにはわからないし、タイムラグもあって2、3問はうまくかみ合ってませんでしが、ほかはなんとか答えられたかなあ。終わるとどっさりと疲労感で、ちょうど8月末で、この夏はこれで終わった感じです。

 

・採択

面接後もいろいろと電話・メールでやりとりがあって、約3週間後に、メールで採択との通知。Wow!と喜んだのも束の間で、だんだんとプレッシャーの方が大きくなってきましたが。。。領域会議怖い。。。

 

・採択後

研究計画書やら、予算計画書やら、採択後も書類がどっさり。学振側にも研究資金受給届を提出。大学広報にも一応お知らせ。

海外の機関とは、研究開始日以降になってようやく契約締結の手続きが始まり、こちらも紆余曲折合って、一か月半ぐらいかかってようやく締結。お金が実際に振り込まれるのは研究開始日の3か月後ぐらいのようです。今現在まだ振り込まれてません。国内ならお金が振り込まれる前から使えるようですが、海外だとどうなんでしょうね。。。予算間の付け替えはあとで簡単にできるようですが、僕がもってる研究費はほかにないし、ボスに毎回頼むのもなあ。。。悩ましいところです。まあ、請求書はどうにかなりますが、技術支援員や学生を雇うとなると、そのあたりの計画がたたないと難しいです。たぶん無理そうだと見込んで、初年度は人件費計上しませんでしたが。また、国内と違って、海外機関では年度繰り越しができないようです。うむむ。

 

・創発

さきがけの採択情報が公開されたと同時に、JSTより連絡が入り、重複制限の対象となりますので、さきがけを受託するなら創発の申請を取り下げてくださいとの旨。放置すると不採択になるので、応募できる回数が一回減ってしまいます(?)。お金の使い勝手は創発の方がよかったので、あわよくばこっちをと一瞬浮気心に思ったこともありました。ごめんなさい。さきがけさんと一蓮托生します。

 

・影響

正直なところ、まさか通るとは本気で思ってなかったので、将来の身の振り方についていろいろ急に考えさせられることになりました。さきがけ研究は3年半あるのですが、海外学振は開始時点であと1年3か月しかありません。現ボスは特に雇える予算はもっておらず、「いてくれるのはいろいろ助かるけど、君のキャリア的にもそろそろ異動だよね。」というのはお互い思うところです。

さきがけ専任研究員となればJSTから給与が出るし、研究費ももっていくんじゃ、国内のはどこでも受け入れてくれる可能性が高いはずです。人間として個人的に嫌われてなければ。。。そういう意味じゃ非常にありがたいシステムで、研究を進めるうえで一番いい環境に入れます。4000万円もあれば、結構な設備投資もできるので、できればどこかで腰を据えてやりたいところです。ただ、早く動かないと人材的な魅力は研究費の使い込みとともに減っていきますし、物を買ってから動くのは面倒だし、海外学振が終わるのを待ちたくはないなというのが心情です。また、雇用する側に立てば、人件費という意味でも魅力的で、ドイツでフルタイムの技官さんを雇うと年俸600万円はくだらないですが、日本は2-300万でいけるらしい。まあ、それがいいかどうかはまた別の問題ですが。。。博士課程の学生もしかりで、日本ではRAとして年俸200万円が推奨されていますが、ドイツでは支出する方は4-500万円ぐらい用意しないといけません。

となると帰国一択のような気もしますが、一方でこのライフワークバランスは手放しがたいものでもあります。日本で一人だけ9-17時で帰ったり、バカンスで2週間休み取ったら確実に浮くし、し烈な競争に勝てる気がしません。。。ドイツはそれでも研究が回るようなシステムになっていますが、日本で一人で孤軍奮闘してもなんとかなる問題ではない。。。給料や福利厚生面は断然ドイツの方が良く、また、独立ポジションのチャンスは日本よりは多い印象です。任期なしの職に就くのは同じぐらい大変ですが、、、さきがけ研究をやるとなると、他のプロジェクトで雇用されるポスドクにはなれないし、教授の下の助教である程度自由に研究できるようなポジションは、ドイツではほとんど見当たりませんので、必然的に独立しか方法がありません。そして、海外で続けるとなると、子供が小学校に入学したこともあって、できるだけドイツ語圏で探したいところです。アメリカ・イギリスもいいけれど、、、うーん。

ということで、最終的にはせっかくのチャンスなので、年内いっぱいぐらいはドイツ語圏のグループリーダポジションに応募してみて、だめそうなら来年は日本に帰って腰を据えてやることにしました。来年末にハイデルベルクに残らないよう(=職探しが失敗して他が見つからない)、がんばります。

赤裸々に書き過ぎかな、、、まあ匿名だし(笑)。だれも傷つけないよう配慮はしたつもりですが、差し障りがあるようでしたら削除しますのでご一報ください。

 

・領域会議

2期生(今年度採択)だけの領域会議と、1期生も交えた領域会議が終了しました。残念ながらオンライン開催。また日本に一時帰国する口実が一つ減りました。コロナよ、早く終わってくれい。。。内容は守秘義務があるので何とも言えませんが、、、まあ、よくもまあこのメンバーに入れさせていただいたという感じで、とても刺激的でした。ポスドクよりは先のステージに進んでる人も多く、抱えてる複数のプロジェクトのうちの一つがさきがけ研究ぐらいな感じで、将来はこうならないといけないんだなと勉強になりました。こっちはもう、ほぼ全戦力・データつぎこんで、やっとこさ1プロジェクトですからね、貫禄+余裕具合が違います。一年ごとに進捗をチェックされるので、緊張感をもって取り組みます。そのためにも早く居場所を見つけないといけませんね。

研究雑話(15)

・背景

海外からでも使える日本の研究費は少ないのですが、その一つがJST(科学技術振興機構)がやっている「さきがけ」です。3年半の期間で最大4000万円までの研究費です。

さきがけ

将来の教授になるひとたちがよく採用されていて、登竜門的な印象です。いつかは応募したいなと思っていて、まだちょっと早いかなという感じでした。が、聞けば同年代ぐらいの元同僚らも結構昨年応募していたし、分野的にちょうどフィットする領域もあることなので、思い切って応募してみることにしました。1領域は3年にわたって応募を受け付けますが、これを逃せば次は何年後にフィットする領域が来るかわからないので出し惜しみしても仕方がないし、まあ、ちょうどロックダウンでホームオフィスも増えたことだし。くくりは緩いものの、戦略に沿った提案が採択されるので、通常の科研費のようにどの分野でも出せるというわけではありません。他の方と比べるとまだ業績がだいぶ見劣りしますが、、、まあ、何事も経験ということで。

 

・申請手続き

さきがけの申請はe-rad。研究者番号が必要で、通常は所属機関の事務が登録してくれるのですが、海外にいると個人申請になります。

(研究者向け)新規登録の方法|府省共通研究開発管理システム(e-Rad)ポータルサイト

日本まで郵送申請ですか、さいですか。。。案内に従って郵送したところ、内閣府の担当者からメールが来て、あなたすでに登録されてますとのお知らせ。ああ、そうだった、ドイツに来る前にポスドクで科研費を申請したことがあったから研究者番号を作ったんだった。採択されなかったからすっかり忘れてました。

e-radの担当者から、研究者番号をメールで教えてもらい、それを使ってログインIDをe-radのシステムらからメールで教えてもらい、パスワードを再設定して、ようやくログインできました。日本にいた所属機関のメルアドを登録していたので、あやうくメールが受け取れなくなるところでしたが、わがまま言ってにアカウント維持してもらってよかった。これでお役御免ということで、解除してもらいました。

ということで、海外に行くときは研究者番号をメモって、e-radのメルアド変更を忘れないようにしましょう。

 

・申請書作成

当初の締め切りは5月12日でしたが、コロナの影響で6月16日に延長されました。2ページの要旨(ショートバージョン)に、6ページの研究提案(フルバージョン)が様式です。海外学振に比べたら長いのでいろいろ書き込めますが、ドイツの申請書に比べたら短いので、ちまちま書かずに目的・ねらいなどを重点的に書きました。

他制度での助成等の有無のところで、海外学振のことを書くわけですが、書き方が難しい。受給研究費という意味では、0円で、滞在費・研究活動費としてもらっていると書き込みました。エフォートはもっと難しい。海外学振側は専任義務を課している一方で、研究費の申請・受給は下記条件のもとに許可しています。

【受給条件】
1.海外特別研究員の研究課題の遂行に必要であること
2.研究資金の経費には海外特別研究員採用者本人の給与(相当)等、 生活経費に関するものは含まれていないこと

とりあえず申請時点では、さきがけのエフォートを100%として、海外学振は本提案に含まれるとしましたが、のちのち事務方より修正要求が来ました。

特記事項のところある程度自由が利くので、提案書には書けないような意気込みとかアピールポイントとかを書きました。「海外研究機関での研究実施を希望する理由」「着想に至った動機・いきさつ」「なぜさきがけ研究費がいるか、海外学振だけじゃどこが足りないのか」などについてです。現所属が海外だから海外で研究というだけではだめで、さきがけは国内で研究する分には、身分がどうしてもないときはさきがけ研究員としてJSTが雇ってくれるので、いろいろ理由付けが必要なようです。また、海外学振の任期が途中で来るので、異動をどう予定しているかについても書きました。

海外研究機関の研究契約担当部局 責任者の連絡先も書かないといけません。ということで、教授とも相談して所属機関の担当者に事前に連絡したのですが、数週間まった挙句に、これは大学本部の仕事だからと言われ(早くいえ。。。)、大学本部の人を紹介してもらい、いろいろ説明して、最後なんとか承諾を経て間に合いました。

Research Division – Contacts - Heidelberg University

本当は申請書の成功例をいろいろ取り寄せたり、日本の同僚らにいろいろ見てもらいたいのですが、関係者・利益相反者が多すぎて誰に送っていいのかがわかりません。。。そんなに通るもんでもないし、ご迷惑を。。。とか本当は言ってちゃいけないのでしょうが。申請直前になってなんか不安になってきたので、一人だけ見てもらったぐらいでした。

 

・創発

6月1日付でJSTで新しい事業が発足され、「創発的研究支援事業」というのが始まりました。最大7年間で最大5000万円(最初の3年は2000万円)。よくもまあ毎回新しい名前を考えてこれるな。。。

事業紹介|創発的研究支援事業|JST

本事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ原則7年間(途中ステージゲート審査を挟む、最大10年間)にわたり長期的に支援します。

 具体的には、大学等の研究機関における独立した又は独立が見込まれる若手を中心とする研究者からの挑戦的で多様な研究構想を募集します。また、創発的研究の実施機関は日本国内の研究機関に限定しますが、採択時に国内機関に所属していない日本国籍を有する研究者には、研究を実施する国内機関に異動するまで、研究開始を一定期間に限り保留する資格を与えることで、そのような海外機関に所属する研究者からの積極的な応募も期待しています。

破壊的ってのもすごい言葉遣いだな。。。海外での研究には使えませんが、海外にいても申請でき、「ただし日本国籍を有する研究者については、研究開始の時期を採択後最大2年間猶予します」という但し書きがついているので、採択されてから、所属先を探し始めても十分に間に合う設計です。一方、さきがけ研究員のように雇用してくれるシステムはないので、ポジションは自分で探さないといけないようです。

締め切りは7月31日。研究計画書は最初の3年だけでよく、フォーマットも同じJSTのものでほぼ一緒なので、さきがけのものを流用すればそれほど時間はかからないこともあり、併願することにしました。

全分野で200件なので、広義の生物ではどのぐらいでしょう、1/2-1/3ぐらいでしょうか。博士号取得後15年までが申請可能なので、結構な競争になりそうです。7年というのはすごく長いのでいろいろ使い勝手はよさそう。3年目の時の申請でどれだけ落とすかにもよりますが、まあ、結果は出なくともまじめにやってたら、趣旨からして普通は通すでしょう。さきがけだとどうしても分野のムラがあるので、そういう面ではいつでも出せるからいいのですが、一方で提案者と審査委員の専門のずれも大きく、分野が違う申請書を比較評価するのは難しそうです。

 さきがけの方が方向性がある程度固まっていて、その分野の専門家がそろっているので、ごまかしが効かずにプレッシャーを感じながら研究することになりそう。もちろん、いろいろ勉強にもなりそう。創発の方は各分野のイケイケの人たちが集まってくるので、本当の意味での異文化交流になりそうです。まあ、さきがけほどは、領域内でのインタラクション・相乗効果を期待するようなプログラムではないのかもしれません。どっちも採択されたら創発の方が自由でのびのびしててやりやすいかなと、餅を描いておりました。

https://twitter.com/JST_Kisokenkyu/status/1289025490246754304?s=20

https://twitter.com/JST_Kisokenkyu/status/1289025490246754304?s=20

初めての確定申告(Steuererklärung)

・その知らせは突然に

フンボルト財団のフェローシップ(非課税)が終わり、2019年の途中から大学雇用に切り替わり、所得税などが天引きされるようになりました。翌年2020年の5月が、前年度分の確定申告の期限です。日本のような雇用主での年末調整はなく、直接税務署(Finanzamt)とのやり取りです。やればなんかお金が戻ってきそうだけど、一回やり始めたら、毎年しないといけない(らしい?)し、雇用主は一か所だけで臨時収入がほとんどない人はしなくてもよいとの情報(下記参照)がちらほらあったので、ほったらかしていました。

第9回 所得税の確定申告 - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト

ドイツで行なう確定申告 - 多めに払った税金を取り戻せ! | Pfadfinder24

ところが、9月下旬になって税務署からお知らせが届き、

Folgende Steuererklärung ist bisher nicht eingegangen.
"Einkommensteuer 2019".
Sofern eine gesetzliche Verpflichtung zur Abgabe einer Steuererklörung besteht, reichen Sie bitte die Steuererklärung zur Steuererklärung elektronische über ELSTER oder - sofern zulässig - nach amtlich vergeschriebenem Vordruck in Papierfrom bis spätestens 21.10.2020 ein. 

 2019年の所得税についての申告がなされていないので、申告義務がある場合は10月21日までに申告するようとのお達しでした。申告義務があるのにしなかった場合は、最大で25000ユーロの遅延金がどうのこうのと脅し文句までつけられています。

うちの場合は、僕だけが収入あり、妻は収入なしで、税クラスはIII/Vになっています。この場合はドイツ語の2020年の最新情報を見ても、おそらく申告義務はないのですが(下記太字部)、なんか怖いので申告することにしました。

Abgabepflicht: Wer muss eine Steuererklärung machen? - Taxfix

Lebenspartnerschaften

Wenn du und dein Ehegatte bzw. dein eingetragener Lebenspartner die Steuerklassenkombination III/V oder IV mit Faktor gewählt habt, seid ihr zur Abgabe der Steuererklärung verpflichtet, sofern der Partner mit der Steuerklasse 5 Arbeitslohn bezogen hat. Wenn also nur der Partner mit der Steuerklasse 3 Arbeitslohn bezieht, besteht keine Pflichtabgabe.

 

 ・ELSTER

税務申告はWebでできます。ELSTER(Elektronische Steuererklärung)というシステムですが、全部ドイツ語で、まあお役所のシステムなのでそこまで使いやすくはありません。今回は人柱となってやってみました。

ELSTER - Startseite

ドイツ人にとっても使いづらいソフトウェアの様で、サポートするサービスが数百リリースされています。10-30ユーロぐらいの手数料・ソフトウェア料金で、もっとわかりやすくて、中には英語でできるものもありますので(SteuerGoとか)、そちらをおすすめします。確定申告の時期になると、ディスカウントスーパーにもソフトウェアが並びます。子供がいれば幼稚園代などが控除対象になるし、家賃収入などの副収入があるドイツ人も多いので、確定申告する方が一般的のようです。

ELSTER - Weitere Softwareprodukte

まずはELSTERの登録から。Benutzerkonto erstellenのところから、 Zertifikatsdatei (empfohlen)(電子証明書(推奨))を選びます。他のものはいろいろと機器をそろえる必要があります。妻と同時に申告するので"Für mich (und gemeinsam veranlagten Partner)"を選び、個人情報やユーザー名などの情報を入力します。Identifikationsnummerが最も大事で、11桁の数字の個人認識番号です。メールアドレスの確認がすぐに来て、登録から数日後にアクティベーションコードが、税務署でID番号に紐づけられた住所(自宅)に届きます。これで電子証明書が作成できるようになるので、そのファイルを保存。やっとこさ申告できるようになりました。

 

・申告書の作成

書類がいっぱいありますが、まずは基本のESt 1 Aフォームから。"Datenübernahme"について聞かれますが、昨年までのデータから引き継ぐときに使うオプションのようです。次のページでどの書類を入力するのかについて聞かれます。後でも追加できます。

Hauptvordruckはメインで全員必須。幼稚園などの子供関連の費用がある場合はAnlage Kind を選択。年金や健康保険の天引きがあるので、Anlage Vorsorgeaufwandも選択。自営業者じゃない場合は、Anlage N。

Hauptvordruckは住所・銀行口座番号などの基本情報を記入。夫婦一緒に申告する場合はZusammenveranlagungを選択。本人が申請して、やり取りも本人でよい場合は、5 - Empfangsbevollmächtigterのところは空欄。"Nur ausfüllen, wenn..."と書いてあるところは大概関係ないので空欄で大丈夫ですが、そうはいったって、一応読んで理解しないといけないので、手間ですね。。。18 - Einkommensersatzleistungenのところで、妻は育児手当(Elterngeld)をいただいていたので、その分を一応記入です。非課税なので、計算には関係ないですが。

Anlage Kindでは子供ごとに記入。Kind hinzufügenで追加できます。いつからいつまで国内にいたのか、いつからいつまで親子関係なのか、いつまでいつまで同居してたのかなどについて何度も聞かれるので、ちょっと不思議な感じ。1月1日から12月31日と答えます。フンボルト財団期間中は私的保険だったので、31 Beiträge zu Krankenversicherungen des Kindes (nur Basisabsicherung, keine Wahlleistungen)のところに子供に支払った健康保険料の総額を記入。幼稚園などの子供の面倒を見てもらった費用は一部が控除対象なので、Kinderbetreuungskostenのところに支払った年額を記入します。銀行口座の記録をたどってなんとか計算しました。幼稚園に通ってない子もなんかシステムの記入必須にはまってしまって、家にいて1ユーロの費用にしてなんとか切り抜けました。

最後は給料明細とにらめっこしながらのAnlage N。Ausdruck der elektronischen Lohnsteuerbescheinigung 2019という2019年の一年分の給与明細の総計をもらっていましたのでそれを参考にして記入していきます。eTINは空欄で大丈夫。Bruttoarbeitslohn、Lohnsteuer、Solidaritätszuschlagは3,4,5番を入力。Beiträge zur Altersvorsorgeのところで年金。22、23番を入力。Krankenversicherungen、Pflegeversicherungenは25、26番を入力して、privaten Kranken- und Pflegeversicherungのところに私的保険の保険料を入力です。

エラーがあると大体先に進めませんので、バグ取りの要領でなんとか終了して、送信しました。大体入力しなくていいところにチェックして突っ込んでしまうのが原因で、本来なら一か所の給与所得しかない人は30分ぐらいで終わるはず。数時間かかりましたが。。。

提出時の添付書類がないというのが驚きで、最初はそれを探してBescheideか?といって迷い込んでしまいました。税務署が開示を求めたときに提出しなければいけないので、保存義務はあるものの、日本のようにあれこれレシートを張り付けて提出する必要はないようです。給与明細もIDに紐づけられていて、大学からすでに税務署に電子データが申告されていますので、添付の必要はないようです。日本のマイナンバーももっと有用に使えばいいと思うんですが、、、博士課程の学生はパソコンとか買ったら、仕事に必要な機器をいう扱いにして、控除に含めたと言ってました。

計算上では3000ユーロ以上の税金が戻ってくるとのこと。幼稚園代分の控除、私的健康保険の控除が効いてくるのと、半年分の給与への課税が通年にわたって再計算されることも関係あるかもしれません。年収が低い方にランクされるので所得税率も低くなりました(4.3%)。就職した初年度などは確定申告すると、ずいぶん税金が戻ってきます。

 

・返信

40日ぐらい経った頃にメールで通知が来て、税務署が認めた申告書が届きました。約2700ユーロが所得税の過払いとして認められ、数日後に銀行口座に振り込まれました。遅延罰金の対象にはならず、とりあえず安堵。

Ihre Steuererklärung ist verspätet eingegangen. Ein Verspätungszuschlag wird nicht festgesetzt. Falls Sie zur Abgabe einer Steuererklärung verpflichtet sind, müssen Sie jedoch mit der Festsetzung eines Verspätungszuschlags rechnen, wenn Sie Ihre Steuererklärung künftig nicht oder nicht fristgemäß abgeben. Dies gilt auch dann, wenn Sie eine Erstattung erwarten.

細かく理由も書かれてあり、例えば健康保険のところは

Die geleisteten und die erstatteten Beiträge zu Basiskranken- und gesetzlichen Pflegeversicherungen wurden mit den Beträgen angesetzt, die das Versicherungsunternehmen, der Träger der gesetzlichen Kranken- und Pflegeversicherung oder die Künstlersozialkasse der Finanzverwaltung elektronisch übermittelt hat.

健康保険の金額は雇用主の届け出に準ずるとのことで、3000ユーロ程度の私的健康保険の分は控除として含まれていませんでした。基礎的な健康保険は私的のものでも認められるはずなので、そこのところはもう一度伺いを立てることにして、Elsterで"Einspruch"を申請。

Verwaltungsakt
Name Einkommensteuer - Festsetzung
Jahr 2019
Datum des Verwaltungsakts 税務署からの書類に書いてある決定日。
Aussetzung der Vollziehung Keine Beantragung der Aussetzung der Vollziehung (とくに執行仮止めを申請するものではない)

これもVerwaltungsaktのところのStichtag(締め切り日)を入力してしまって抜け出せなくなりましたが、空欄が正解だったようです。難しい。。。申し立て理由(Begründung)のところに、年の前半は非課税のフェローシップのため、私的保険しか選択肢がなかったので、それも認められるべきであると書いたところ、数日後にハイデルベルク税務署より、私的健康保険の支払い明細を送ってとの連絡が郵便で届き、ハイデルベルク税務署のWebサイトのコンタクトフォームから書類を送信しました。さてどうなるやら。

Finanzämter Baden-Württemberg - Finanzamt Heidelberg

>後日連絡が届いて無事受理され、申し立て通りに追加で税金が還付されました。

 

まあ、子持ちポスドクぐらいなら自力でできないことはないですが、ある程度以上のフリーランサーや、家賃収入があったりすると、経費の申告だけで作業が膨大になりますので、他力を借りないと大変です。ラボの技官さんなんかも税理士にお願いしていると言っていました。

日本のように企業側の経理の人が、年末調整して被雇用者の税の作業の手伝うというのも、筋がおかしいっちゃおかしいので、ドイツ式の税金を取り戻したい人は自分で確定申告しましょうは理には適ってますが、、、Elsterのサイト自体は、見た目は使いやすくなってますが、やっぱりお役所都合で作られているので、心を知らないと使いこなすのが少し難しい印象でした。こっちはよくわからないから給与明細にそって各項目を入力したいけど、入力欄がばらばらに違うところに分かれてたりするので。本当は保険でカバーされずに実費負担した医療費なども控除対象になるらしいですが、そこまではやる気力がありませんでした。。。領収書拾い集めて集計するだけで何時間かかるやら。。。

何はともあれ、いい経験になりました。

小学校入学

・入学準備

通常だと、小学校の先生が幼稚園を訪ねてくれて、Vorschuleと呼ばれる就学準備の時間をやってくれたり、小学校でも説明会があったりするのですが、コロナの影響で軒並み中止。小学校のWebサイトで必要なものリスト(Materialliste)が公開されて、これを準備してくるようにとの指示です。夏休みの終わりぐらいになると、文房具屋に限らず、スーパーやデパートでも就学用具が並びます。(以下画像はAmazon.deの広告です。)

Arbeitsmittel

o stabile DIN A4 Sammelmappe gelb mit Gummiband für lose, angefangene Arbeiten und Elternbriefe (=Postmappe) = A4サイズの大事な書類用のバインダー

o Lernbleistift (dick, dreieckig) = 太くて三角の鉛筆。ドイツ版かきかたえんぴつといったところでしょうか。

書くのに慣れてない子は、Schreiblernhilfeという補助用具も買ってこいと、直前の説明会で言ってました。

o Dosenspitzer für dicke und dünne Holzstifte = 太鉛筆も使える鉛筆削り。

 

o Radiergummi = 消しゴム

o Holzstifte (farbig, dreieckig, dick) =太い色鉛筆。色使う学習多いです。

 

o Bastelschere (bitte auf Links-oder Rechtshänder-Scheren achten) =はさみ。左・右利きに要注意。直前の説明会でも左利きの子を聞いてたので、結構配慮するらしい。

o Klebestift, groß 20g = のり。工作がいろいろ多い様子。

o Briefablagekasten für DIN A4 Hefte = A4のノートをしまう入れ物。

 

o Stehsammler (imax. Breite = 7cm) = 立てて書類の保存するやつ。基本、学習道具は学校に置きっぱなしのようです。

 

o Kein Hausaufgabenheft = 宿題ノート(今日は何の宿題があるかなどを書くノート)は学校で作られたものがあるので(購入は任意だけど)、買わなくてもいいらしい。

 

ドイツ語

o Schnellhefter DIN A4 rot = ファイル。日本に比べるとペラペラだけど、これでいいらしい。教科ごとに色指定。ドイツ語は赤、数学は青、音楽は白で、宗教は紫らしい。各色入りのセットで購入。

o Schreibhefte DIN A5 quer, Lineatur 0 = 翻訳してもノートか?と思っていたら、そういう専用のノートが売ってた。

 o Schreiblernheft DIN A4 quer, Lineatur SL = 上に同じ。

o Knete = 粘土。チョークみたいに棒状になったものが、各色ケースに入ったのを買うのが正解らしい。なぜドイツ語の授業で?

 

o Unterlage zum Kneten (iHöchstmaß 20x20 cm, z.B.Frühstücksbrettchen) =粘土用に敷くマット。そういうものは特に売ってないみたいなので、適当にこしらえるのがよさそうです。

 

美術

o Zeichenblock DIN A3 = スケッチ帳的な?

o Sammelmappe DIN A3 = 作品を入れる A3 バインダー。

 

o Deckfarbenkasten mit Deckweiß = 水性絵具。チューブ入りじゃないのか。。。

o Ölpastellkreide (z.B. Jaxon) = 油性絵具

 

o Schwämmchen oder Lappen =美術用の海綿・スポンジ

 

o Borstenpinsel (Nr. 20, 12, 6) 筆。太さはしてされているけど、たぶん適当。先が平べったいやつととんがってるやつがあるから、きちんと買おうとすると面倒。。。

 

o Malkittel = 汚れ防止用のエプロン・作業着

 

o Wasserbecher =水入れ

 

o Schuhkarton (HöchstmaßL30xB18 cm, damit der Karton in das Schülerschränkchen passt) –alle Kunstmaterialien darin verstauen = 作品を入れる靴の空き箱。なかったから靴屋さんに行ってもらいに行きました。

 

 

・説明会

入学2日前になって、やっとこさ保護者説明会が開かれました。掲示でクラス発表。一緒のクラスになりたいと申請していた同じ幼稚園の子とは同じクラスに入れました。

各教室に入って、コロナ対策でマスクして、窓を開けて、2時間弱の説明会。先生しゃべりっぱなしでこっちのドイツ語の理解力が追い付かない。。。時間割の説明があり各教科の先生も発表。国語・算数・美術・音楽・ホームルーム(Erzählkreis)は担任の先生が担当で、宗教・スポーツ・実物教授 (Sachunterricht)はほかの先生が担当するようです。国語と算数は毎日。宗教(Religion)が週2時間あるのですが、Evangelisch(プロテスタント=福音派)・Katholisch(カトリック)・その他(授業なし)から選ぶようで、その他になると教室で塗り絵を2時間することになるらしい…。ハイデルベルクはプロテスタントの地域の様で先生が4人いましたが、カトリックは1人だけでした。

1年生は朝8時35分から。10時05分から20分休みを挟んで朝食をとるらしい。というのも、昼食が13時になるので、腹ごしらえを一回入れてという感じでしょうか。お弁当に甘いものは禁止だそうです。コロナ対策でお弁当の交換も禁止。いつもは教室内では上履きに履き替えさせているそうですが、履き替えるところで混むので、上履きは使わないことになったそうで。授業中はマスク外すそうですが、廊下では要マスク。

PTAのクラス代表もすんなり決まり、良かったよかった。宿題連絡帳や座布団などはそこから支出するようで、「メールで私の口座番号連絡するからあとで20ユーロ振り込んでねー」とあっさりした感じ。日本なら別口座作って、現金で集めるところですが、振り込み手数料がほとんど無料なのでできることですかね。

放課後の学童(13時-15時)になると、クラス内で3つのクラスに分かれる代わりに、上級生と一緒になるようで、どの場所に行くかなどについても案内がありました。ちゃんと申請が通っててよかった。学童で昼食をとって、宿題の面倒も見てくれるということで、ずいぶんありがたいです。担任の先生や学童の先生の連絡先も知らされて、連絡はSMSかメールか、どうしてもというときは電話でとのことでした。

 

・入学式

コロナの影響で入学式はクラスごとに3回に分かれて、授業が始まる前の土曜日の屋外でやることに。参列者は一家族二人までに制限。ちょっとフォーマルな格好をして、夢が詰まったSchuletüteを持って行ったらしいですが、僕は学会のオンライン発表で見逃しました。。。残念。

 

・通学

新入生は親が連れて行くわけですが、入り口前は大混雑。コロナ対策でクラスごとに列を作って、クラスごとに校舎に入れるようですが、いろいろ渋滞が起きているようです。初日は子供も親も不安なようで、涙目の子供もちらほら。しばらくするとコロナ感染の影響で保護者は学校内にできるだけはいらないようにとのお達しが出ました。

 

最初は持ち物が多いですが、学校から帰ってくるといつも鞄が空っぽ。基本置き勉のようです。一週間経つと必要なものは全部持ってちゃったので、時間割に合わせて明日のカバンを用意することもなくなりました。筆箱・Postmappe・お弁当・水筒があればいっちょ上がりです。それでもなんか忘れてるけど。。。教科書は去年からの2代目で、終わったらまた来年の新入生が使うようです。基本書き込みなどはArbeitsbuchの方にするようで。最初の方はいろいろ刺激が多かったようで、子供に学校で何があったかを聞いても、昼食以降の話しか出てこなくて、教科書もノートも学校に置いてこられると、本当に授業で何勉強してるかわからない。。。最近は落ち着いてくると幾分か様子も教えてくれるようになりました。

殴っただの、殴られただのいろいろきな臭い話もありましたが、とりあえず今は落ち着いて毎日元気に学校通ってます。このガキんちょが学校に通うのかと思うと不思議な感じで、いまだに少し信じられませんが、こうやって子供は大きくなっていくのですね。どんどん親が知らない世界に進んでいくんだなあ。

 

 

マーストリヒト・ユトレヒト(2)

・ユトレヒト

マーストリヒトから車で約二時間。車線が多くて何回か間違えました。ラウンドアバウトの仕様が複雑で、行先に応じて細かく車線が分かれているので、慣れてないと行きたいところに行きつくのが難しい。

宿はユトレヒトの中心のメインストリートのピザ屋さんの2階。階段超狭い。日本の一戸建てを彷彿とさせます。間借りしてる雰囲気が味わえます。ピザ屋の従業員はオランダ仕様と言ってましたが、オランダ人って大きいんじゃ。。。?そういえば、服装のおしゃれ具合もやっぱりドイツとフランスの間という感じで、ドイツ人よりはおしゃれだけど、フランス人程は洗練されていない感じでした。さまよえるオランダ人に出てきそうなひげもじゃの人もちらほら見かけましたが、男性は着崩してもジャケットを羽織ってることが多かった気がします。酔っ払いでも、ホームレスでもジャケット率高かったかなあ。

 

宿は立地の割には安かったですが、市の中心すぎて近くに駐車場がない。。。

マリアズ スイート(ユトレヒト)– 2020年 最新料金

Parkeren - Springweg - Utrecht

仕方なく立体駐車場に泊めましたが、一泊で36ユーロなのでなかなかの出費です。まあ、街中ですからね。。。

 

・食事

宿のところはグルメストリートと呼ばれるところで、始終人でにぎわっていました。コロナをそれなりには気にして、従業員はマスクしてたり、狭い店はテイクアウトだけだったり、メニューがネットにしかなかったりしてましたが。テイクアウトで持って帰りましたが、どれもおいしかったです。

www.kimmade.nl

Kimmadeというベトナム料理屋さん。コロナ中はテイクアウトのみの営業ですが、いつも配達業者が数人待ってました。待ってる間もバイト代加算されるのかなこれ。。。お店の時間予想がいつも甘めで、15分が30分になってました。デリバリーはUber Eatsよりも、オランダ系のThuisbezorgdが繁盛しているようでした。

Kimmade Utrecht - Vietnamese, Noodles, Salads order takeaway food - Thuisbezorgd.nl

フォーも、チャーハン、春巻きもどれもおいしくて、思わず2回食べました。

 

宿になっているO'Panuozzoというピザ屋さんもなかなか。

O-Panuozzo Restaurant | O-Panuozzo en Italiaanse Pizzeria in Utrecht

ユトレヒトいちうまいといってましたが、ほらでもないようで、満員でテイクアウトでも行列が出てました。ナポリ系の生地でもちもちです。宿に泊まってるとグラスワインもデリバリーしてくれました。宿泊者は10%割り引きの特典も。

・パンケーキ

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Pannenkoek(パンネクック)とよばれるオランダ名物の薄くて大きいパンケーキ。

運河沿いの専門店Pannenkoekenbakkerij De Muntkelderで食べましたが、甘くない感じで主食の代わりでした。大きくて食べきれない。。。そしてクラシックタイプを注文しましたが、周りはスペシャルタイプで上にサーモンやらなにやらこんもり盛られていて、そっちの方が良かったなあ。。。

De muntkelder

 

・サンドイッチ屋 マリオ

broodjemario.nl | L'originale dal 1977

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たくましそうなおじさんたちが作っているサンドイッチ屋さん(broodje)に行列が。おしゃれそうなお店が並ぶ中、レトロな店先は異質な存在感を発揮しています。ふわふわでもっちりした生地は日本よりで、毎日でも食べれそうな素朴な味でした。Calzoneとよばれる餃子型のサンドイッチもあって、ツナのを一つ食べましたが、作り立てなので中が熱々でなかなかのおいしさ。一つでお腹いっぱい。子供もパクパク食べてました。

https://broodjemario.nl/wp-content/uploads/2018/07/18301245_1541871595846826_6964894754144794545_nkopie.jpghttps://broodjemario.nl/wp-content/uploads/2018/07/18301245_1541871595846826_6964894754144794545_nkopie.jpg

 

Japans restaurant Utrecht Konnichiwa – menu

他のご飯がおいしいのであまり和食のお世話になりませんでしたが、子供用に一回だけうな丼を注文しました。

 

Eten & Drinken-Restaurant Het Zuiden - Restaurant Het Zuiden

Het Zuidenというお肉もお魚も出るお店。前菜で頼んだ魚介類の盛り合わせのサバがおいしかった。写真はメインの魚介。

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・その他

食事以外がその他っていうのもあれですが、雑多にざっくりに。

ユトレヒトの街並みはすごくきれいでした。運河に本当に面した半地下(?)に、こじんまりとしたディープそうな、日本だと高架下にあるような店舗が軒を連ねていていい雰囲気でした。建物も自然とよく調和しています。旧市街を少し出て街中に出ると、ちょっとごみごみとした感じになり、なんだか日本を思い出しました。スーパーにおかき(Rice Cracker)も結構おいてあり、思わず購入。

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道ぶらでも楽しめますが、おすすめは運河をめぐるボート。いくつかの会社があっていろんなボートが出ていますが、Stromma Utrecht | Canal Tours Utrecht - Pedal Boatsというのが街中からすぐに乗れるペダルボートでした。一周90分で25ユーロ。4人乗りですが、子連れだと結構な重労働で、のんびり一周してたら時間オーバーしちゃいました。

Pedal Boat - waterfietsen Utrecht | Stromma.nl

 

ミッフィーの町でも知られているらしい、ユトレヒト。博物館はありますが、そこまでミッフィー一色というわけでもなく、日本人にだけ人気があるようです。ムーミンもそんな感じでしょうか?その作者のブルーナさんが好きだったという言われているのが、Theo Blomのバタークッキー。ホームページに日本人がよく訪れてくれますって書いてある。。。バタークッキーは確かに素朴でおいしく、子供もパクパク。ユトレヒトのマダムたちもお土産用のスイーツ購入に列をなしていました。

Home - Banketbakkerij Theo Blom

 

ユトレヒト郊外にデ・ハール城(Kasteel de Haar)。

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駐車して入ろうとすると、コロナ中はチケットのオンライン事前購入必須がとのこと。慌ててWebサイトを覗きますが、午前中の分はすでに売れきれ。。。車を出そうとすると、コインが必要、コインを入手するためにもオンライン事前購入必須だが、郊外で電波が弱く、WiFiも脆弱でなかなかログインできない。しかも最後は受付でコインを受け取らないといけないので、受付は結局長蛇の列。。。このシステム考えたの誰だ、、、誰トクでもないぞ。Parkチケットは売り切れでしたが、受付だとチケット購入できた(!)のでパークだけには入れました。ドイツの古びた城とは違って、きれいです。

Kasteel de Haar Utrecht - Ontdek de bijzondere verhalen!

 

道中見つけたやたらと駐車場が混んでるかやぶき屋根の農場カフェ

Geertje's Hoeve Haarzuilens

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ヤギがいっぱいいて、子供たちは大喜び。ヤギのチーズを使ったメニュー(それ以外もある)がいっぱいありました。パンがカスカスなんだけどパリパリはしてないという不思議な食感でした。お城見れなかったけど、ここに行けたのはラッキー。お城分の時間をたっぷりつぶせました。

 

北海水産

いつもお世話になってる北海水産の本社があるのがオランダのIjmuiden(エイマイデン)。ここまで来るとHokkai Kitchenというレストランがあるというので、予約していきました。港町で倉庫街の中と立地は良くないですが、予約はいっぱいなかなか空きもないし、ひっきりなしに人が来るし、テイクアウトの電話もしきりになっていました。お寿司は本日の鮮魚もあって、すし屋らしい感じ。ただ、高い。。。一貫3ユーロとかなので、子供がパクパク食べるのを、親は腹5分目であと何で腹ごしらえしようかなと考えながら眺める感じでした。スシロー偉大だな。。。はやくヨーロッパ来ないかな。。。

Homepage - Hokkai Kitchen

ビーチも近くにあるというので行ってみることに。ずっと曇りだし、風が強いのなんので、遊んでる人はみんなパラシュート(カイトサーフィンというらしい)とかで遊んでました。砂の粒も細かい。まるで砂丘の様。子供たちはそれでもきゃぴきゃぴ遊んでました。まあ、一年に一回ぐらいは海行かないとね。。。コロナがなかったらスペインでもイタリアでも行こうと言ってたのになあ。。。

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デルフト(Delft)

陶器の町にもちょっと立ち寄り、妻がいろいろお土産をお土産屋で買いそろえていました。新しい方の教会の天井は木目調でちょっと新鮮。

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ハイデルベルクまで一気に帰れなくもない距離でしたが、ドルトムントで一泊休み。宿は駅近のホテル。駐車場の入り口が狭くて、車出す時がパズル状態でしたが、、、可もなく不可もないホテルでした。

ザ グレイ デザイン ホテル(ドルトムント)– 2020年 最新料金

サッカー博物館行ってみたかったけど、月曜は休み。。。残念。代わりに、DASA Arbeitswelt Ausstellungという職業博物館(?)へ。多少はキッザニア的なものがあるかなと期待してましたが、そんなこともなく、もうちょっと渋めの展示でした。パイロットシミュレーションはコロナで閉鎖…。活版印刷の体験(?)も閉鎖。。。うーん。印刷はドイツで生まれた(ヨハネス・グーテンベルク)係員がいうから、いや、それは中国じゃないのと言い返したら、金属活版印刷はドイツ発祥です!とのこと、なるほど、さいですか。まあ、ガラガラで子供が走り回れたのは良かったですが。食堂もあって、工事現場風の遊び場もあって、結構長時間楽しめました。

Startseite | DASA

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せわしない旅でしたが、やっぱり行ってみるもので、何かしら新しい発見があるものですね。あっ、そういや風車見てないな。。。