Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

寒さをしのぐ

・寒い

今年の冬はあったかくなったり寒くなったりといろいろ忙しかったです。3月になってもう春の陽気かと思いきや、もう一回寒波がきて雪が降ったり。。。本当に外出るだけで寒いと感じたのは数日でしたが、体調管理に気を使います。

寒くて困ったことの一つに自転車。ギアを変えるところの潤滑油が寒すぎて固まりはじめたらしく、ギアチェンジがおかしなことに。。。あったかくなったら戻りました。

 

・映画を見る Ins Kino!

寒くてやることがないので、映画でも見に行くことにしました。ハイデルベルクは大型の映画館がなく、こじんまりした映画館が多かったのですが、昨年末にようやく「シネコン」みたいのができました。

Heidelberg-Bahnstadt: Teileröffnung vom Kino Luxor-Filmpalast am 23. November | Heidelberg

https://heidelberg.luxor-kino.de/

大人は10ユーロから、子供は7ユーロからのようです。ドイツ語がそんなにわからないので、何か見るものないかなあと探してもあまりよさそうなものがありません。。。

結局は小ぢんまりした映画館になって、5番トラムで少し出かけたところのHirschberg-Leutershausenにある映画館、Olympia-Kinoで、Paddington 2を見ることにしました。

Olympia-Kino Leutershausen

1952年開業の小劇場で、もう60年以上もやってきたようです。行った日は日曜日でしたが、いい味出てます。ご主人(?)と、スタッフ二人で、上映からポップコーンづくりまでやっておられました。スクリーンはもちろん一つだけです。子供向けの映画は入場料一人3.5ユーロ。

上映が近づくと、近所から自転車にのって子供たちがちらほら集まってきます。みんなもらったお小遣いでポップコーンとジュースを買い、シアターの中へ。年季が入った赤色のシートはいかにも昭和の香りという感じで、初映画館の息子もすんなり慣れました。暗いところって怖いですからね。そんなに暗くなくて、そんなに音が大きくもなかったです。昔はみんなそうだったかもしれませんが、今となってはオーナーの優しさすら感じさせます。

座席の間隔も広く、子供がいてもゆったりと映画を鑑賞。入場者数は30人いなかったと思うので、今後の存続が危ぶまれますが。。。

Paddington 2の映画自体はまあまあといった感じでしょうか。耳を電動歯ブラシで洗うところなど、個々のシーンは面白いのですが、全体的なストーリーは大人には少々単調でした。ドイツ語そんなに分からないので、細かいギャグや仕込みが拾えないのもありますが。大人も子供も楽しませるのは、やっぱりスタジオジブリとピクサーにかなうものなしといったところでしょうか。カーズ/クロスロードは、先が読めたとしてもいろいろ考えさせられるいいストーリーでしたし、リメンバー・三―(原題Coco)もメキシコ人ポスドクが家族で見に行って泣けたといってました。それに比べて、「怪盗グルーの月泥棒」も見ましたが、ちょっと出来がいまいちだったかなぁ。それよりも昔のドラえもんの映画とかの方が面白かったです。はい、寒いんでテレビばっかり見てました。

 

・コンサート

 寒い続きで、コンサートにも出かけました。Reed Quintet Calefaxというオランダの木管五重奏団が子供向けにやっているmusic factory (Die Musik-Fabrik)というコンサートが、マンハイムの近くのBASF-Gesellschaftshausというところで行われました。大人15ユーロ、子供7.5ユーロ。本当は5歳からですが、まあ、若干サバ読んで。。。Webで購入して印刷しておくとスムーズです。

 

トラムを乗り継いで、BASF駅で降りましたが、ここは階段で道路をくぐるようです。子供はトラムの中で寝ちゃってベビーカーの上。車来ないのを見計らって無理やり道路渡りました。ごめんなさい。

BASF GesellschaftshausはBASFという世界的化学メーカーが持っている施設です。2017年の年間売り上げは7兆円超で、従業員も11万人をこえるらしいです。Gesellschaftshausの近くもほとんどがBASFの建物か関係者の住居のようで、巨大企業さながらです。Gesellschaftshaus自体は、レストランと、ワインセラーと、イベントホールを兼ね備えているようなところです。レストランはちょっとお高い感じですから、きっとおいしいのではないでしょうか。

Restaurant Gesellschaftshaus

併設のワインセラーも、世界中から仕入れたワインが買えるようで、そこら辺の酒屋よりはいいもの入ってるんじゃないでしょうか。オンラインでも買えるようです。すごいです、BASF。

https://www.weinkeller.shop.basf.de/

 

さて、裏のエレベータを使わせてもらって、子供を3階のホールに運ばせてもらいました。開演前にたたき起こして、ちょっと腹ごしらえさせてから、トイレに行かせ、準備万端。ほぼ満員で、前3列は子供限定の席です。コンサート、というかほぼ芝居ですが、は、とても面白く、子供も食い入るように見てました。子供たちの歓声が聞こえるのもシーンとしてなくて、気が楽です。60分はさすがにまだちょっと長かったようですが。

"Die Musik-Fabrik"

 

www.youtube.com

上記動画にもありますが、楽器を組み立てるところから始まって、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、プロコフィエフ、ドビュッシー、ショスタコーヴィチなど様々な作曲家の曲をストーリーに沿ってさりげなく(?)織り込んであり、音楽の腕はもちろん、演技の完成度もなかなか高かったです。満足して、終演後に10ユーロでCDも購入し、何回も聞いてます。とりあえず、Mozart Allegro KV375を子供は気に入ったようで、よく口ずさんでます。

The Music Factory (2013) - Calefax Shop

 

The Music Factory (6+) – Calefax

この子供向けのコンサートも、世界中でツアーをしているらしく、香港やらトルコでも公演したようです。BASFでも定期的にコンサートしているようで、これはちょっと次も行ってみたいなあ。

 

・Mathiasmarkt

春はもうすぐそこの3月初旬に、Schriesheim でMathiasmarktが一週間ほど行われました。5番トラムでいって、降りて少し歩きます。謝肉祭はありましたが、ハイデルベルク近辺では、年が明けてから最初の移動遊園地が出るということもあって、大盛況。近隣も路駐でいっぱい。レッカー車も出てました(笑)。みんな寒くてやることがなかった感じでしょうか。一応見本市みたいなテントがあって、掃除道具やらワインやらいろいろ売っているのですが、大概の人は遊ぶためにきてる感じです。

昨年、他の祭りで景品をあてた玉転がし馬競争(Derbyrennen)。

お祭り(3) - Wunderbarな日々

調子に乗ってもう一回やりますが、世の中そんなに甘くなく、あっさり敗退。ところがしばらく横でフライドポテト食べながら見ていると、8割以上の確率で12番レーンが勝っている様子。もしやと思い、12番レーンが空くまで待って再挑戦すると、なんなく景品ゲット!しかも一緒にいた友人も続いて12番レーンでゲット!ということで、勝ち馬に乗るわけではないですが、いろいろセッティングに難がありそうですので、商品を狙うには、その前に優勝したレーンでやるのが有効そうです。