Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

一時帰国にまつわるエトセトラ(4)

日本での学会参加に合わせて、家族たちも一時帰国です。海外学振が始まってしまうと日本へ帰るのが制限されてしまいますので、今のうちにと、いろいろ詰め込んでちょっと長旅にしました。

 

・航空券の予約

幼児がいるため、バシネット(幼児用ベッド)を希望。全日空(ANA)はバシネットをつけられる最前列は座席予約不能になっており、航空券購入後に全日空に電話して予約します。日本航空(JAL)は最前列も予約できるようになっていて、航空券購入時にすでに埋まっていましたが、幼児優先になっていて、あとから電話すると、先客を退かせて割り込めます。なるほど。どちらも電話は出るまでまあまあ待たされましたが、待つ他ないですね。

 

JALの座席予約サイトでは、赤ちゃんマークがあって、どこに幼児の座席があるかわかるようになっています。静かに過ごしたい人はそこから遠い座席を選んでくださいということでしょうが、後から入ってくることもあるだろうし、子供が泣き始めたらどこでも聞こえちゃうし、実際に役立つかどうかはあやしいところ。それだけ子連れを腫れ物にするような文化が共有されているのでしょうねえ。ヨーロッパの他の航空会社のウェブサイトでそういうのは見たことがありません。子連れがどこに座ってるかをわかるようにしておくなんて、クレームが来そうなレベルです。

 

追記)案の定問題になったようです。。。

https://www.asahi.com/articles/ASMB30BNQMB2UTIL05S.html?iref=comtop_8_02

 

あと、JALの特典航空券のマイル価格が相場変動性になりました。交換に必要なマイル数が日によってだいぶ違うようです。時代の流れですが、はたして受けいれられるかどうか。JALのマイル会員はヨーロッパ会員になっているので、日本発の往復特典航空券でもJALヨーロッパのサイトから購入。一方、特典じゃない人の通常の日本発往復航空券はJAL日本のサイトから購入。ややこしい。。。全日空のSKYコインは海外発のチケットの購入に使えないので要注意。

僕の分は公費で支出したいので、旅行代理店のreegに連絡。いろいろと予定が決まってから旅程を決めるので、出発の一ヶ月前ぐらいになってしまいました。早速代理店より、今ならルフトハンザの最安値が復路プレミアムエコノミーのチケットになると昼頃に連絡。その日はあれこれと忙しく、やったぜとウハウハ気分で一晩過ごして翌朝、それじゃそれでお願いしますとメールすると、その条件はもう無効です、今の最安値は往復ともエコノミーで、しかも値段はさらに少し高くなるとのこと。よく見たら、オファーに購入期限が書いてあり、4時間しか余裕がなかった。。。仕方がなくエコノミーでお願いしますと連絡。あぁ、逃した魚は大きい。。。しかも後日、少し気になってルフトハンザのページで調べてみると、全日空の直行便が数百ユーロ安くなって出ていました。。。これが相場変動制か。まあ、わざわざ後で調べるなって話ですが。

 

・レストランの予約

子供のお宮参りや、七五三のお祝い事もやろうと、妻の実家近くの料理屋にあちこち電話しますが、大安吉日の土曜日はどこも個室は予約でいっぱい。みんな動き出すのが早いなあ。個室じゃないといろいろ周りに迷惑がかかるし、うーん。翌日の日曜は赤口で、こちらはまだガラガラ。まあ、そういうもんですよねー。諦めて日曜で手を打ちました。

予約もオンラインでできるところが増えてきましたが、日本で有効な電話番号を持っていないといろいろ辛いですね。。。予約システムを開発する皆様、是非電話番号のチェックは緩めでお願いいたします。

他にも、写真館の予約、神社の予約など、いろいろ。写真の衣装や会食のメニューは事前に決めるんですか。写真撮影は子供の機嫌がよい午前中がおススメだそうで、これは本当にそうでした。午後にもなると長男がいろいろ疲れてきたようで、神主さんの前でいろいろ失礼をしてしまいました。

 

・幼稚園の一時入園

長男の幼稚園探し。長期滞在ともなってくると、毎日大人が遊びに連れ出すわけにも行きません。妻の実家近くの幼稚園にドイツから早朝に電話しますが、いくつかの幼稚園から構わないよとの返事をいただきました。それぞれの園長先生の個別判断となるようです。ありがたいごとに、入園金や、制服なども免除してくださるところもあり、結局一月分の月謝だけで一番距離的に近い幼稚園に入ることができました。4月の入園は選抜があるようですが、一時入園ともなると保育園ほどは人数制限が厳しくないからでしょうか。ただ、春休み中などの通常の幼稚園以外の時間の預かり保育となると、就労証明などが必要で難しいようです。まあ、自治体にもよるのでしょうが。

通ってみると、着替えが思いの外必要で、日本で買い足しました。一応日本の母子手帳にドイツでの検診結果や予防接種記録などを書き込んで持たせました。特に必要ではなかったかな?まあ、念のためということで。

 

・電話

なんやかんやとドイツから日本に電話する機会が多く、Ortel MobileのSmart World SのプリペイドSIMカードがお得で役に立ちました。月額10ユーロでドイツ、日本を含む50ヶ国に計180分まで電話がかけられます。ただ、海外からかけると、番号通知が一部でうまくいかないようで、非通知設定の電話を受け取らないように設定しているところにはかからないことがありました。Ortelのウェブサイトからオプションのつけ外しも操作でき、日本に行ってる間はオプションを外しました。即時オプション解約ではなく、契約期間が過ぎたあとに更新しないということで、消費者に優しい感じです。

 

・レンタカー

荷物が多そうなので、送迎用にEuropcarでレンタカーを予約。ハイデルベルクーフランクフルト間で、平日1日だと割引があんまり効かないので、大きめのゴルフクラスで20%引きでも63ユーロでした。StadtmobileのDクラスで170キロだと同じぐらいの料金ですが、ガソリン代分を考えると、レンタカーの方が割高でしたね。その辺りの気分を読んでくれたのか、レンタカー屋にいって用途を聞かれた際に荷物が多めなので大きめのが良いですと答えると、なんとベンツのV250 VANにアップグレードしてくれました。いつかベンツに乗りたいと行っていた息子は大喜びで、はしゃぎすぎて空港にたどり着くまでに寝てしまいましたが、、、実際のところ、ちょっと車が大きすぎて駐車は大変だし、8人乗りに大人2人だとポワンポワンと車が浮いて、乗り心地はちょっとイマイチだったかと。