Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

インスブルック(2)

・Welcome Card

朝食を食べ終わったころにノックの音。いかにもおばちゃんという感じの女主人Jane Hatzさんが挨拶にやってきました。昨日は歯医者で街中に行ったら渋滞に引っかかっちゃって。。。だそうで。www.booking.com

ドイツと違って流ちょうな英語。オーストリアの方が市民の英語レベルが高そうです。支払いは明日現金だからねー、と念を押されます。これはBooking.comに書いてある情報通り。部屋の中に置いてある用紙に宿泊者全員の氏名、誕生日などを書いてくれということで、記入して渡すと、Welcome Cardというものを発行してくれました。

Welcome Card – Region Innsbruck

Innsbruckで宿泊すると発行してくれるものの様で、公共交通機関が無料になり、さらに様々な施設で特典の割引があるようです。歩いてすぐ近くにあるプール(昨日ピザ食べに行った!)も無料になるとかで、これはうれしい。

さっそくWelcome Cardを手に、4162番のバスで市内に向かうことにしました。約20分ほどの距離です。

 

・インスブルック

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適当なバス停で降りてしばらく歩くと、目に飛び込んできたのは露骨な山肌を背に映えるカラフルな建物たち。そして、昨日の雨で濁るドナウ川の支流の一つイン川。そういえば、Innsbruckの地名自体の語源が「イン川の橋」でした。

 

・ロープウェイ

お目当てはロープウェイ。ゼーグルーベ(Seegrube, 1905m)まで一気に登り、さらに乗り継ぐとハーフェレカー(hafelekar 2330m)まで登れます。この前もRüdesheim出トロッコ乗ったし、なんだか乗り物探訪みたいな旅ばっかりしてますが。。。

旧市街をさらっとぬけて、まずはケーブルカー乗り場へ。えらく現代的というか、へんてこりんな建物だなと思っていたら、国立競技場の設計未遂で名をあげたザハ・ハディドが設計したらしい。。。さすがのインパクトです。

チロル州:インスブルックのノルトケッテンバーン

一番上のHafelekarまで往復で大人一人36.5ユーロ。Welcome Cardで10%割引でした。3泊以上するとWelcome Card Plusがもらえ、それだと無料で乗れるらしい!長く滞在してもらおうという作戦ですね。。。なるほど。

Ticketshop - Innsbrucker Nordkettenbahnen

ハイデルベルクのケーブルカーは車内の床の傾きが固定されているのですが、ここはレールと客車の間に何か挟まっているようで、上り坂になっても比較的水平を保つ構造になってました。おぉー。

さらに満員のロープウェイに乗り換え、一気にゼーグルーベまで登ると確かにこれは絶景。

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併設のレストランのテラス席で昼食をとりましたが、まぶしいのなんの。。。サングラス持ってこればよかった。そこからさらにロープウェイでハーフェレカーまで登ると険しい山肌がまじかに。

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ロープウェイを降りたらもう山頂が見えたので、登ってみようかという気に。しかし、酸素が薄いのか、思った以上に息切れしました。。。足元には動物のフンがいっぱい転がっていたのですが、大角のだんな(アイベックス(Steinbock))だったりして?

「大角のだんな」に会える! | スイス情報

 

・プール

山をたっぷり堪能した後は、ふもとまで降りて、Strudelcafeで一休み。

Cafe Kröll – Strudelcafe Kröll

さすが観光の町ということもあって、フランス語やら中国語やら日本語でもガイドツアーの列がよく横切っていました。

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朝から動いてちょっと疲れたので、黄金の屋根などの市内観光はスキップして、Birgitz村の宿へ帰るバスでもうひと休憩。路線バスなのになぜか観光バスで運行。。。無料で行けるという宿の近くのプールへ出かけました。

Gemeinde Axams - Startseite - Freizeitzentrum

屋内にも屋外にもプールがあり、子供がハイハイするような幼児向けのプールもありと、日本の都内で作ったら長蛇の列ができそうなファミリー向けのプールでした。子供たちも疲れ果てるまで遊んで大満足。二日連続で併設のピッツェリアで夕食を食べて、歩いて帰りました。

 

アルペンの動物を集めた動物園とか、まだまだインスブルックは見たりないですが、ここでひとまずオーストリアとはお別れして、明日はいよいよイタリアへ出発です。