Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

小学校入学

・入学準備

通常だと、小学校の先生が幼稚園を訪ねてくれて、Vorschuleと呼ばれる就学準備の時間をやってくれたり、小学校でも説明会があったりするのですが、コロナの影響で軒並み中止。小学校のWebサイトで必要なものリスト(Materialliste)が公開されて、これを準備してくるようにとの指示です。夏休みの終わりぐらいになると、文房具屋に限らず、スーパーやデパートでも就学用具が並びます。(以下画像はAmazon.deの広告です。)

Arbeitsmittel

o stabile DIN A4 Sammelmappe gelb mit Gummiband für lose, angefangene Arbeiten und Elternbriefe (=Postmappe) = A4サイズの大事な書類用のバインダー

o Lernbleistift (dick, dreieckig) = 太くて三角の鉛筆。ドイツ版かきかたえんぴつといったところでしょうか。

書くのに慣れてない子は、Schreiblernhilfeという補助用具も買ってこいと、直前の説明会で言ってました。

o Dosenspitzer für dicke und dünne Holzstifte = 太鉛筆も使える鉛筆削り。

 

o Radiergummi = 消しゴム

o Holzstifte (farbig, dreieckig, dick) =太い色鉛筆。色使う学習多いです。

 

o Bastelschere (bitte auf Links-oder Rechtshänder-Scheren achten) =はさみ。左・右利きに要注意。直前の説明会でも左利きの子を聞いてたので、結構配慮するらしい。

o Klebestift, groß 20g = のり。工作がいろいろ多い様子。

o Briefablagekasten für DIN A4 Hefte = A4のノートをしまう入れ物。

 

o Stehsammler (imax. Breite = 7cm) = 立てて書類の保存するやつ。基本、学習道具は学校に置きっぱなしのようです。

 

o Kein Hausaufgabenheft = 宿題ノート(今日は何の宿題があるかなどを書くノート)は学校で作られたものがあるので(購入は任意だけど)、買わなくてもいいらしい。

 

ドイツ語

o Schnellhefter DIN A4 rot = ファイル。日本に比べるとペラペラだけど、これでいいらしい。教科ごとに色指定。ドイツ語は赤、数学は青、音楽は白で、宗教は紫らしい。各色入りのセットで購入。

o Schreibhefte DIN A5 quer, Lineatur 0 = 翻訳してもノートか?と思っていたら、そういう専用のノートが売ってた。

 o Schreiblernheft DIN A4 quer, Lineatur SL = 上に同じ。

o Knete = 粘土。チョークみたいに棒状になったものが、各色ケースに入ったのを買うのが正解らしい。なぜドイツ語の授業で?

 

o Unterlage zum Kneten (iHöchstmaß 20x20 cm, z.B.Frühstücksbrettchen) =粘土用に敷くマット。そういうものは特に売ってないみたいなので、適当にこしらえるのがよさそうです。

 

美術

o Zeichenblock DIN A3 = スケッチ帳的な?

o Sammelmappe DIN A3 = 作品を入れる A3 バインダー。

 

o Deckfarbenkasten mit Deckweiß = 水性絵具。チューブ入りじゃないのか。。。

o Ölpastellkreide (z.B. Jaxon) = 油性絵具

 

o Schwämmchen oder Lappen =美術用の海綿・スポンジ

 

o Borstenpinsel (Nr. 20, 12, 6) 筆。太さはしてされているけど、たぶん適当。先が平べったいやつととんがってるやつがあるから、きちんと買おうとすると面倒。。。

 

o Malkittel = 汚れ防止用のエプロン・作業着

 

o Wasserbecher =水入れ

 

o Schuhkarton (HöchstmaßL30xB18 cm, damit der Karton in das Schülerschränkchen passt) –alle Kunstmaterialien darin verstauen = 作品を入れる靴の空き箱。なかったから靴屋さんに行ってもらいに行きました。

 

 

・説明会

入学2日前になって、やっとこさ保護者説明会が開かれました。掲示でクラス発表。一緒のクラスになりたいと申請していた同じ幼稚園の子とは同じクラスに入れました。

各教室に入って、コロナ対策でマスクして、窓を開けて、2時間弱の説明会。先生しゃべりっぱなしでこっちのドイツ語の理解力が追い付かない。。。時間割の説明があり各教科の先生も発表。国語・算数・美術・音楽・ホームルーム(Erzählkreis)は担任の先生が担当で、宗教・スポーツ・実物教授 (Sachunterricht)はほかの先生が担当するようです。国語と算数は毎日。宗教(Religion)が週2時間あるのですが、Evangelisch(プロテスタント=福音派)・Katholisch(カトリック)・その他(授業なし)から選ぶようで、その他になると教室で塗り絵を2時間することになるらしい…。ハイデルベルクはプロテスタントの地域の様で先生が4人いましたが、カトリックは1人だけでした。

1年生は朝8時35分から。10時05分から20分休みを挟んで朝食をとるらしい。というのも、昼食が13時になるので、腹ごしらえを一回入れてという感じでしょうか。お弁当に甘いものは禁止だそうです。コロナ対策でお弁当の交換も禁止。いつもは教室内では上履きに履き替えさせているそうですが、履き替えるところで混むので、上履きは使わないことになったそうで。授業中はマスク外すそうですが、廊下では要マスク。

PTAのクラス代表もすんなり決まり、良かったよかった。宿題連絡帳や座布団などはそこから支出するようで、「メールで私の口座番号連絡するからあとで20ユーロ振り込んでねー」とあっさりした感じ。日本なら別口座作って、現金で集めるところですが、振り込み手数料がほとんど無料なのでできることですかね。

放課後の学童(13時-15時)になると、クラス内で3つのクラスに分かれる代わりに、上級生と一緒になるようで、どの場所に行くかなどについても案内がありました。ちゃんと申請が通っててよかった。学童で昼食をとって、宿題の面倒も見てくれるということで、ずいぶんありがたいです。担任の先生や学童の先生の連絡先も知らされて、連絡はSMSかメールか、どうしてもというときは電話でとのことでした。

 

・入学式

コロナの影響で入学式はクラスごとに3回に分かれて、授業が始まる前の土曜日の屋外でやることに。参列者は一家族二人までに制限。ちょっとフォーマルな格好をして、夢が詰まったSchuletüteを持って行ったらしいですが、僕は学会のオンライン発表で見逃しました。。。残念。

 

・通学

新入生は親が連れて行くわけですが、入り口前は大混雑。コロナ対策でクラスごとに列を作って、クラスごとに校舎に入れるようですが、いろいろ渋滞が起きているようです。初日は子供も親も不安なようで、涙目の子供もちらほら。しばらくするとコロナ感染の影響で保護者は学校内にできるだけはいらないようにとのお達しが出ました。

 

最初は持ち物が多いですが、学校から帰ってくるといつも鞄が空っぽ。基本置き勉のようです。一週間経つと必要なものは全部持ってちゃったので、時間割に合わせて明日のカバンを用意することもなくなりました。筆箱・Postmappe・お弁当・水筒があればいっちょ上がりです。それでもなんか忘れてるけど。。。教科書は去年からの2代目で、終わったらまた来年の新入生が使うようです。基本書き込みなどはArbeitsbuchの方にするようで。最初の方はいろいろ刺激が多かったようで、子供に学校で何があったかを聞いても、昼食以降の話しか出てこなくて、教科書もノートも学校に置いてこられると、本当に授業で何勉強してるかわからない。。。最近は落ち着いてくると幾分か様子も教えてくれるようになりました。

殴っただの、殴られただのいろいろきな臭い話もありましたが、とりあえず今は落ち着いて毎日元気に学校通ってます。このガキんちょが学校に通うのかと思うと不思議な感じで、いまだに少し信じられませんが、こうやって子供は大きくなっていくのですね。どんどん親が知らない世界に進んでいくんだなあ。