Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

Potsdamからの遠出(2)

一回スイスからのゲストをお迎えしたことがあったのですが、「ここまで来るの遠かったよ~」と言われ、「いやでもベルリン近いですよ?」と答えたら、ベルリンなんてヨーロッパの縁だよと言われたことがありました。まあスイスから見たらそうかもしれませんが、ヨーロッパはまだまだ東に延びてるんです。

 

・プラハ(Prag)

チェコの首都プラハまでは車でわずか3時間半ちょっと。近い!Europcarでレンタカーして、二泊三日で行ってきました。「こんにちは」はDobrý den 、通貨はチェコ・コルナ(2023年2月頃は1ユーロ25チェコ・コルナ)ぐらい。ヨーロッパはほんとすごい。。。

Vítejte | Wellness Hotel Step

というちょっと市街地からは離れた線路わきの、でもプール付きのリゾートのホテルで、外寒いんで中で遊ぶにはよいかなと。他にも室内ゴルフ、バドミントン、スカッシュなど、いろいろスポーツができるところのようで、宿泊以外の客がひっきりなしに来てました。次々に増設したのか、館内が迷路みたいになってたけど。。。ホテル内のレストランはその名も「レストラン ボヘミア」でビアホールみたいな感じで賑やか。チェコ人よくしゃべる。何一つわからんけれど。。。オランダ語はドイツ語みたいだけど、チェコ語はぜんぜん違うなあ。

翌日は普通に観光。カレル橋や、プラハ城などの名所をふらふら歩く。これは確かにきれいなところだ。名物スイーツは、trdelníkという円筒状に焼かれた生地にクリームを詰め込んだもの。観光客が列をなしてたので、私たちもついつい。Wikipediaによると特にチェコ発祥でも何でもないらしい。。。なんとまあ。

ja.wikipedia.org

他にも、炭酸クッキーというか、薄いウエハースのお菓子がスーパーでよく売られていた。いろんな味のバリエーションがあって結構おいしい。ドイツでもたまに売ってるけど、チェコの人たちにとっては忘れられない味なのだろうか、チェコ食品のオンラインショッピングサイトでも取り扱いがある。ドイツ語ではOblatenで、あのオブラートはここではお菓子になっちゃうようだ。 チェコ語ではOplatky。まあ、ぜったいぽろぽろ食べこぼすから、食べやすくはないんだけれど。。。

Oblaten | Süßwaren | Tschechische Produkte für Alle | TSCHE-DEU Tschechische Spezialitäten

 

Oplatky Kolonáda (メーカーのサイト)

 

なおもふらふら歩いていると、メタルで作ったオブジェのギャラリーに子供たちが引っかかった。様々な金属部品を集めて固められた大きなオブジェがいっぱいおいてあって、好きなだけ触っていいらしい。上の階には自作できるコーナーもあり、結構な時間滞在してしまった。いやまあ、楽しかったけどさ、、、プラハでやらんでもさ。。。

Gallery of Steel Figures – Pierwsze na świecie miejsce, gdzie stalowe rzeźby tworzy się z elementów pochodzących z recyklingu złomu stalowego.

路面電車もなんかめっちゃレトロ。パンタグラフでかすぎじゃね?

 

まあ、プラハは紹介記事がいっぱい出てると思うので、すっ飛ばしで、ポツダムへの帰り道で寄ったのが、Ústí nad Labem(ウースチー・ナド・ラベム)という街のショッピングモールForum。フードコートで適当に腹ごしらえをしていると、窓から見える教会はどうやら傾いているらしい。

詳しいいきさつはこちらのサイトに記載してあり、Kostel Nanebevzetí Panny Marieという教会の高さ60mの塔が1945年4月の空襲で傾いてしまい、上部は水平方向に約2mもずれているらしい。いまやチェコで最も傾いている塔として有名なんだとか。

Kostel Nanebevzetí Panny Marie v Ústí nad Labem – Kudy z nudy (チェコ語)

さらに、ショッピングモールからケーブルカーも出ていて、丘の上のVětruše城に行けるようになっているんだとか。帰りが遅くなるから断念したけど、乗ってみたかったなあ(城じゃなくて)。Rüdesheimで乗ったのよりもだいぶ車両が新しそう。

www.stredohori.cz

 

Potsdamからの遠出(1)

ポツダムに引っ越しで、休暇で出かける場所も東ドイツ近辺に変わりました。

 

・Lübeck-Timmendorfer Strand

夏だー、海だーということでポツダムから近いのはバルト海(Ostsee)に行ってきました。ご近所さんに聞いても、海と言えばとりあえずはOstseeらしく、頑張って地中海という感じらしい。

朝7時に家を出て、鈍行列車乗り継ぐこと6時間でようやくLübeckに到着。途中のOranienburgでの乗換は観光地に向かう乗客で満員電車になり結構つらかった。しかも途中で携帯でしゃべってた乗客に、ちょっと変なおじさんが切れて激昂して車掌さんの呼び出し緊急ボタンを押して、ただでさえ満員電車でイライラしてる他の乗客が怒ってトラブルになる事件も発生。。。最後はなんか適当にほかの乗客になだめられて事なきを得たが、暴れられると逃げ場もないだけにちょっとビビった。

なぜ鈍行列車がこんなに混んでるのかというと、2022年の夏のドイツでは9ユーロチケットというのが、物価上昇対策・燃料不足の対策として販売されていて、日本でいえば青春18きっぷ(ドイツ全土の鈍行列車)がなんと月額9ユーロで利用できるという代物。確かに電車利用者は増えたが、大して車の通行は減らなかったという統計もあり、エネルギー節約というよりは、日本のGo To トラベルキャンペーンのような政策になってしまい、観光地へ向かう列車が大混雑。狙いはわかるがいくら何でも9ユーロというのが安すぎたという反省の下、2023年5月に49ユーロチケットとして復活し、現在に至る(2024年4月)。いつまで続けられるかは不明。というのも、安くなった分は政府から交通会社に補償されており、数千億円の予算が使われてるんだとか。トラムやバスも乗れるので、18きっぷよりもだいぶ行動範囲が広い。

9-Euro-Ticket - Wikipedia

 Deutschlandticket が49ユーロになってからは券売機で購入できなくなり、口座引き落としの設定が必要で、利用開始の前の月の初めから契約しないといけないなど、いろいろ面倒だった。チケット自体はドイツ鉄道や各地方の交通局、オンラインではいろんな会社が販売手数料目当てに参入しているが、学生によれば、mo.plaはすぐに利用開始出来て、いつでもキャンセルできるので(終了一か月前に通知とかそういう面倒なことがない)お薦めだそうだ。ただ、IBANで引き落としできる口座がないといけないので、観光客にはちょっと厳しい。

mo.pla Solutions

 

さて、長旅の末ようやくたどり着いたリューベック(Lübeck)で出迎えてくれたのはホルステン門(Holstentor)。1470年代建造で、レンガ重すぎてちょっと歪んだらしい。旧市街は世界遺産にも登録されていて、素敵な街並み。海辺ではなく、河口の近く街なのだが、木組の家とかではなく、またちょっと違う開放的な雰囲気がする。正式名称はハンザ都市リューベック(Die Hansestadt Lübeck)で、ハンザ同盟の盟主だったらしい。

Niederegger Lübeck - Marzipan aus Liebe. Seit 1806.

リューベックは聞いたことがなくても、このブランドは見たことがある人が多いかもしれない。Niedereggerはマジパン(Marzipan)の名店で、贈答品用のお菓子として全国で販売されているが、リューベック市内ではマジパンアイスとかも販売されている。しかし、息子しかマジパンを好んで食べないので、息子しかテンションは上がらない。そんなうまいもんでもないと思うんだけど。。。

 

・Timmendorfer Strand

Lübeckから電車で少し北に上がったところが、「Travemünde」というリゾート地。まあ地中海と比べると、よく雨降るし、風は強いし、海はそんなに青くないしと、リゾート感はだいぶ減ってしまうが、山も海もなく湖しかないポツダムから来ると、ウキウキ気分になる。Travemündeはそれでも高いので、もう少し離れたTimmendorfer Strandで宿をとった。海が青くない代わりに、プールと、晩御飯がバイキング形式でついてるプランで、リゾート気分。娘はバイキングならなんでもよかったらしい。

PLAZA Premium Hotel an der Ostsee

一棟だけそびえたってる高層ホテル。一番近いビーチは犬用ビーチとヌーディストビーチで、泳ぐためにはちょっと歩かされたけど、全体的には満足。ほとんどアジア人いない。まあ、わざわざここには来んわな。。。

 

・Hamburg

ハンブルクにもよってみる。ドイツ第2位の都市。

中央駅前の中華がまあまあおいしかった。

China Restaurant Mei Moon in Hamburg

宿はちょっと離れたところで、Hotel Stephan。調度品がひたすらアンティーク家具。

https://www.hotel-stephan.de/

晩ごはんはご飯が食べたいと子供がいいので、美味しそうな寿司やを探す。

https://www.kampai-hamburg.de

Kampai Sushi Barという良さげなところを見つけるも、行ってみるとReeperbahnという歓楽街のど真ん中。。。こりゃ子連れで行くときじゃないということで、手前の土産屋で待機させてテイクアウトすることにした。土産屋もなんかいかがわしいお土産がいっぱいあったけど。。。

寿司屋の麦わら帽のご主人からは、こんな場末の寿司屋に何しに来たのー?と言われる始末。。。でも味は確かでドイツの寿司で一番うまかったかも。常連客で賑わって狭い店内は人がいっぱい。いい店に違いない。

 

 

翌朝は日曜日の朝ということで名物Fisher Marktへ。

Fischmarkt Hamburg - hamburg.de

朝の挨拶はもちろんMoin Moin(モイン モイン)。京都でいうとこの、おは「よ」う(よがアクセント)みたいなもんだろうか。だいぶ違うか。Hamburgのお土産でもよくMoin moinと書いてあり、この地方独特の言い回し。そういえばLübeck出身の学生のメールの挨拶はいつもHey!だったなあ。低地ドイツ語(独: Plattdeutsch, Niederdeutsch)はいろいろと標準ドイツ語とは違うようだし、Moi / Heiはフィンランド語の挨拶にもなっていて(フィンエアーにのるとやたらとヘイとかヨウって聞こえる)、国境とはまた違う境がありそうだ。

観光客でごった返していてにぎやかな雰囲気。

このウナギ燻製屋さんのおじさんとか、

Willkommen bei Aale Dieter

花屋のおじさんとか、

Holländischer Blumenkönig – Blumen, Pflanzen & Dekoartikel


www.youtube.com

アメ横並みのバナナのたたき売りのおじさんとか、

Bananen-Fred – Hamburger Institution seit 1953!


www.youtube.com

名物おじさんが何人かいて、見てるだけで楽しい。なんでバナナの人ってたたき売りになっちゃうのかな。。。ここはカゴにどんどんフルーツをつめていくスタイル。

ハンブルクもいろいろ観光したいところはあったけど、ここは夏休みっぽくということで、プールへ。

Bäderland / Festland

夏休みでえらく並んでたけど、オンラインでチケット買ったらすぐ入れた。子供をいっぱい泳がせて電車の中でたっぷり寝てもらう作戦。楽しいプールだった。

帰りも鈍行で帰ろうと思ったが、Hamburg駅の鈍行のプラットフォームには若者バックパッカーがあふれんばかりに集まっていて、こりゃとても頑張れそうにないなということで、帰りはおとなしくICEに乗って帰りました。結局高くついたか、まあトントンぐらいかな。

ハンブルクほとんど回ってないから、もう一回行かなきゃ。

ポツダムの小学校とS先生(1)

近所の地元の小学校に子供が転校した。

ベルリンとBrandenburg州はドイツの他の州と違って小学校(Grundschule)が6年生まである。入学した小学校では各学年3クラスずつで、一クラス30人足らず。誰か著名人の名前を冠した学校はドイツでは珍しくないが、ドイツ共産主義作家というのはなかなか珍しいのではなかろうか。自伝的小説が有名で、児童向け作品には日本語訳もあるようだ。

・Lesenacht

5月に小2の途中から転入して、いきなり学校に泊まり込むLesenachtというイベントの案内がされる。なんでも好きな本を持ち込んで、学校で寝袋敷いて一泊するらしい。そりゃまあ本読むのはいいけれども、まだ小2だぞ。。。しかも転校したばっかりでまだ友達がいない。実質親元を離れて初めての「外泊」になるというのもあって、ちょっと不安になる。日本語補習校のママ友たちに聞いても、ほとんど経験がないという。別に作家の名前にちなんだ学校だからというわけでもなく、なんなら同学年の他のクラスはやってないらしく、クラス担任のS先生の采配らしい。一人でもやっちゃうそのバイタリティーには本当に敬服。それに比べると、日本の小学校の先生はだいぶお疲れなような気がする。

さて、寝袋なんて持ってなかったので、慌てて教授から借りて、本も別に日本語でもなんでもいいから、とりあえずすぐには読み終わらない本という注文がついていて、日本語のと、ドイツ語のも一冊買って持って行かせた。まあ、読書がどうのというよりは、外泊するということが重要だったらしい。

当日は16時半に校庭に集合して準備を始め、親も交えた持ち寄りBBQパーティを開催。急にコロナにかかっちゃって参加できなくなった親子も途中で来てたような気がするが、、、まあ誰も気にしないならそれはそれでよし。19時半から子供たちは教室に戻って、親は二人ぐらいを残して解散。翌日朝8時に迎えに来るというスケジュールらしい。転校して早々で他の親御さんと顔を突き合わせる機会があったのは確かによかった。ドイツ語はそんなにしゃべれないけれども、S先生とも他の親とも一言、二言言葉を交わすことはできた。本当はもっと積極的に混じれればよかったんだが、、、下の子をだしにして子守にだいぶ時間を割いてしまった。何しゃべれいいのかわからんし。。。S先生はいつもタンクトップの体育の先生で、なかなかキャラが濃いけれども、しかしクラスは本当によくまとまっているのよと、複数の親御さんがそんなことを口にしていた。

夜の教室の様子はアテンドしていただいた親御さんからグループチャットで写真が届き、とりあえず子供の生存は確認。S先生が何冊か本を朗読してくれたらしい。翌朝迎えに行くと、子供は神妙な面持ち。まだ何が起きたか消化しきれてない様子。一皮むけたのかどうかは微妙なところだけど、楽しいかどうかも微妙なところという感じかなあ。まあ、何はともあれ無事家に戻ってこれて一安心。

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・Klassenfahrt

ほっと一息する暇もなく、今度は6月下旬に、なんとクラスで4泊5日の泊まり込み旅行でKiez Prebelowという、車で一時間半ぐらい離れたところに行ってくるらしい。そりゃ子供の表情も曇るわけだ。1泊でも不安だったろうに4泊だなんて。。。これもどうやらうちのクラスだけらしい。かわいい子にはなんとやらはS先生の指導方針に違いない。日本の自分の母校では小学校5年生でやっと泊まり込みの旅行に行った気がするんだけどなあ。

学校を出発する日は、親もバスを見送りに校庭へ集合。楽しみにしてるというよりは、さすがに不安な子供が多く、どうやらうちの子供だけじゃなかったらしい。これも旅行に帯同した親御さんからSNSに逐一写真やら動画が送られてくるけど、なんかうちの子顔がずっと引きずってるし。無事に帰ってくるかどうかを心配するレベル。ちゃんと食べてるんだろうか。。。

行った先は学校用のそうした活動向けの宿泊施設の様で、体育館でなんかやったり、みんなでご飯食べたり、湖に入ったり、砂浜で遊んだり、工作したり、宝探ししたり、夜中にコウモリを探しに行ったり、ダンスしたりと、随分盛沢山ではあるのだが、7歳のうちの子にはまだちと早かったような気もする。転校してからのまだ二か月も経ってないのだが、大人の階段を二段ぐらい引きずって上らされた。残された家族の方も、長男だけがいないという不思議なシチュエーションに、少しさびしさを覚える感じであった。将来子供が一人暮らしを始めるときはこんな気持ちがするのだろうか?

 

・ドイツ語の勉強

旅行が終わった6月末は学校の教室で二者面談。30分枠だったけど、S先生しゃべりっぱなし。こちらのドイツ語の理解度はあいにく6-7割ぐらいか。。。疲れた。S先生が教職をとったころはまだ東ドイツの時代で、あの時代に習ったことは何もかも変わってしわったわ、みたいなことを遠い目をしながら言っていた気がする。激動の時代を生きてきたのねー。

子どもの目下の課題はディクテーション(Diktat)だそうで、聞くとか以前の話で、板書も筆記体で読めないし、小テストも筆記体で書けないらしい。まあ筆記体を小学校で習ってた頃は日本にいたので仕方がないし、そもそもアルファベットの書き方もHeidelbergとPotsdamで微妙に違うらしく、連絡帳(Hausaufgabenheft)に宿題を書けと言われても、そもそも読めないことも何回かあった。どうすればいいですかと聞くと、そういう専門のところに行けばいいのよと予想外の返答。紹介されたのがDuden Instituteというところで、一回話を聞きに行くことに。Dudenはドイツ語の広辞苑のような標準の辞書のことらしい。

Standorte > Standorte | Duden Institute

実際にアポイントメントをとって行って話を聞いていると、そういうお子さんは珍しくなく、ここでゆっくりドイツ語について学んでいくということだが、Webサイトとかを見る限りはどちらかというとディスレクシアなどの治療をしていくところらしい。いや別に日本語は読めてるし、そういうのじゃないんだけれども。。。週1回45分で、月謝は270EUR。集中コースは一日3回×月-金で週890EUR。医者の診断書があれば全部無料にはなるんだけど、診断もそのあとの申請も人手足りてなくて、無料の申請するのに一年ぐらいかかるから、とりあえず始めてみたら?ということだった。

うーんしかし、そこまでせんでも何とかなるだろうと腹をくくり、夏休みは筆記体特訓。ドイツ語のテレビでも見せて何とかなるかなあ。

 

ってか子供用の万年筆(Füller / Füllfederhalter)また買わなきゃ。。。

ドイツでは小2から万年筆使用が始まり、子供も調子乗ってなんでも万年筆で書くので、日本語の補習校の先生によく怒られた。消せないかと思いきや、この謎のインク消し(Tintenlöscher)というので一応消せるらしい。あら不思議(化学反応らしい)。

最初は貴重なもんかなとおもって、Pelikanでちゃんとした子供用万年筆(Griffix)を買ってみた。子供用にちゃんとできてて、壊れにくくはなっているが、すぐに失くされる。。。

こんなもんしょっちゅう買うわけにもいかないということで、近所の格安スーパーで売っていた、Schneider社製に格下げ。書き味が違うんだよなとか、ぶつくさ言っていた気もするが無視。そのうち慣れたらしい。

 

Potsdam近郊のおすすめスポット

堅い話はやめて、ポツダム・近郊で楽しかったところ。

 

・Volkspark Potsdam

ポツダム随一の広さを誇る公園。RitterfestやUmweltfestなどの各イベントも行われる。イベントがなくてもトランポリンやらボルダリングが遊べるところがたくさんあり、スケボーやらサッカーする場所にも事欠かない。水遊びもできる。隣に生存圏館という施設( Biosphäre Potsdam - Viel mehr als Du denkst!  )があり巨大な温室になっているので、雨の日も遊べる。ハキリアリの展示はなかなかお見事。

 

・サンスーシ公園

Park Sanssouci - Gartenkunst auf höchstem Niveau | SPSG

サンスーシ宮殿一帯の公園。とにかくでかい。300ヘクタールあるので、東京ドーム60個分。代々木公園の6倍、万博公園よりもまた大きいらしい。入場無料なので、観光客のみならず、近所の人もよく散歩している。っていうか、この公園のせいでバスは遠回りさせられるは、人間が住む場所が狭くなるわ。。。

園内で見かけた木。呼吸根が隆起しているからラクウショウ(学名: Taxodium distichum)かなあ?夜の散歩は要注意。街灯がないのでマジで迷いそうになる。

 

・ポツダム大学の植物園

Botanischer Garten der Universität Potsdam - Universität Potsdam

ポツダム大学が運営しているサンスーシ公園近くの植物園。温室内は所せましといろんな植物が敷き詰められているが、友人に言わすと植物の元気がいいらしい。

セレニケレウス「Selenicereus grandiflorus(大輪柱)」が咲く初夏には、カクテルなどがふるまわれるイベントが開かれる。別名 queen of the nightで一年で一晩しか開花しないらしい。といっても、一つの株に花は複数ついて、園内には複数株があるので、その日しか楽しめないわけではないんだけれども。2022年のイベントは6月17日だったか、2024年の開花はいつになるのか?

 

 

・Barfußpark

Der Barfußpark Beelitz-Heilstätten – Kurzurlaub für Körper und Seele

直訳だと裸足ランドといったところか?その名の通り、入り口で靴を脱ぎ、裸足で遊ぶかなり広いテーマパーク。ガラスの上を歩いたり、泥の中に足を突っ込んだりとなかなか楽しい。日本でやったら受けそうだけどなあ。。。


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・Tag der offenen Tür im Polizeipräsidium

Tag der offenen Tür im Polizeipräsidium | Termine | Polizei Brandenburg

警察のオープンキャンパス的なイベント。ブランデンブルク州内で持ち回りでやっているようで、たまたま2022年はポツダムが担当だった。州内の警察署が代表を送りあって楽しくワイワイするイベントで、ヘリが来たり、水上警察の船も展示されたりとなかなか大がかり。


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昔の警察のグッズとかも売っていて、記念にPolizeiと書かれた野球帽を購入。夏に出かけるのに被っていたところ、途中で突然電車から降りたカップルがやってきて、男の方に警察手帳を見せられ、職務質問を受ける羽目になった。子どもじゃないんだからと、警察官じゃないのに警察の帽子をつけるのはけしからんと、こぴっどく怒られた。皆さん気を付けましょう。被っちゃいけないものを売るなっつーの。。。

イベント内では泥棒がどうやって家宅侵入するかについての展示もあり、ドイツでよくあるタイプの窓は、上側を半開きにして換気するのだけれども、紐とラップかトイレットペーパーの芯があると、隙間から簡単に外から開けられるから気を付けようねー、というのを実演しながら教えてくれた。


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その数日後、見事に自宅のオートロックに締め出されてしまう事案が発生。運が悪いことにちょうど大家さんや管理人が旅行中で開けてくれる人がいない。。。メールしたら、外から窓開けられないの?と言われ、そういやそんなことを警察のイベントで聞いたなあと思いだした。ちょうど窓を半開きにして換気していたので、紐とラップの芯を用意し、怪しまれないように白昼堂々と習ったこじ開け方を実践し、見事に窓を外から開けることに成功した。いやー、あせったあせった。

 

・Zitadelle Spandau

シュパンダオ要塞

https://www.zitadelle-berlin.de/

東ドイツに来てみると、あまり古い建物がないことに驚かされる。Heidelbergとか、その近くのWeinheimとかで見られたような木組の家もなければ、古城もなく、立派な宮殿はもちろんあるんだけれども、あまり通りを歩いていて建物が楽しい感じではない。

その中で比較的に城っぽく雰囲気を出しているのがベルリンの端っこのシュパンダウ要塞である。ロゴにもなっている変な形をした要塞で、1200年頃に建てられ、ベルリンで最も古い建物の一つらしい。橋で堀を渡って入場する感じがワクワクさせる。

イースターの頃は大規模な中世騎士祭り(Oster-Ritterfest auf der Zitadelle Spandau)が行われて賑やか。馬に乗った騎士のショーの他、人力メリーゴーランドなどの乗り物も目白押しで、レンガ造りの要塞の中というのもいい雰囲気を醸し出している。Heidelbergの頃はあっちこっちでやってたから大して珍しくもなかったんだけど、どうやらPotsdam周辺ではめったにないものらしい。

2022年はコロナ明けで、クリスマスマーケットが要塞内で行われ、プラスチックのスケートリンク(エコアイスリンク!)なんかも登場して、いい雰囲気だったが、一年限りのよう。2023年以降は通常通り要塞の外のSpandau市街で行われた。

 

・Ketziner Fischerfest

Havel川沿いにドライブしていたある日のこと、Ketzinという小さな町で、Ketziner Fischerfestという祭りを発見し立ち寄ってみました。祭り自体は大変盛り上がっていて、河川敷に小さな移動遊園地もできていたのだが、びっくりしたのがこの渡し船。なんとロープウェイみたく引っ張られて動いている!訪れたのが2022年の夏で、その冬には動力部が老朽化のため故障。その後電動化され、2023年の春に復旧。まあ、20km分ぐらいの迂回で、5ユーロ払ってまで船待ってわたるのかと言われると微妙なところだけど、ある意味シンボル的な意味で、何とか直して使おうというその心意気は素晴らしい。祭りの日は無料で、みんな対岸に行ったり来たりしていた。 

Havelfähre "Charlotte" - Kultur- und Tourismuszentrum

de.m.wikipedia.org

同様の渡し舟はCaputhでも見られるので、珍しい乗り物が好きな人はお見逃しなく。

https://www.faehre-caputh.de/

 

Havel川を渡るのは確かにちょっと厄介。ポツダム大学のGolmキャンパスとWerder(Havel)は目と鼻の先だが、線路はつながっているものの直通電車は走っておらず、一度Potsdam市街にもどってからHavel方面に乗換になる。Werder駅近くの線路の橋は電車と歩道と自転車道しかなく車が渡れないため、南のGeltow方面へ迂回する必要があり、バスの631番もそのルート。

なお、自転車だとGoogle mapが気まぐれで、Restaurant Zur Anglerklause付近からフェリーに乗れと指示されるが、桟橋はあるものの船は出ていない。。。ハズ。これで痛い目にあった。

ポツダム(1)

2年4か月ぶりのブログ更新です。

 

とある会合で、「ブログやっていますよねえ?」と同業者に言われ、はぐらかすのもためらわれるほどの確信的な目つきだったので、素直に「よくご存じで」と白状。まさかハイデルベルクともドイツとも関係ない人に読まれてるとは思わなかった。。。

「もうブログ辞めちゃうんですか?」
「いや、人様に迷惑が掛かるといけないので、最近は書けないことが多くて、、、」と言うと、「研究の話じゃなくても、書ける範囲でいいじゃないですか。」と励まされ、それもそうだなと、もうすこしだけ更新することにしました。翻訳AIが発達した今は何語で書いても地雷を踏みかねないけど、まあ何かの役に立つことがあることを願って、もう少しお付き合いください。読者コメントはやはり励みになります。

 

・Potsdamへ引っ越し

縁あって、ポツダムで職を得たので、日本からポツダムへ引っ越し。首都・ベルリンは東京23区的のような都市州だが、それをぐるりと囲んでいるのがBrandenburg州で、その州都がPotsdam市である。Berlin中心部まで電車で30分ぐらいの距離で、東京ー横浜ぐらいの感覚。ポツダム宣言は、市内のツェツィーリエンホーフ宮殿(Schloss Cecilienhof)で行われたポツダム会談に由来している。

ドイツに再びやってきた2022年3月頃は第何波だかわからないけど、ヨーロッパではCOVID-19のオミクロン株が流行のピークを迎えていて、2月24日はロシアによるウクライナ侵攻が始まり、まあ控えめに言っても最悪のタイミングといってよかった気がする。実際、スーパーにいつも売られている小麦粉はないわ、油はないわで(高級品はまだあった)、早く戦争が終わればいいなと淡い期待がまだあったころだった。

パンデミックでいつまた国境が閉められるかわからなかったので、念のため就労ビザを在日ドイツ大使館で取得していたが、結局6か月分(家族は3か月分)しか降りなかったしし、手間が増えただけだった。まあ、備えあれば患いなしではあったが。

フライトもロシア上空が急に飛行自粛になったため、いろいろ二転三転し、最終的に飛行ルートと時間が確定したのは出発の五日前だった。NH1901として羽田からウィーンにテクニカルランディングし、降りることなく二時間半後にNH1903としてフランクフルトへ飛び、そこから乗り換えてLH190でベルリンまでという行程で、ドアtoドアだと30時間ぐらいはかかった気がする。ウィーンまで来たんだからフランクフルトまで行けそうな気がしたが。。。まあ無事飛べただけありがたい。

賃貸アパートは残念ながら事前には見つからず、とりあえずプライベートのゲストハウスを二部屋借りて入居。到着した日の夜に、管理人が町で一番だよというEICHE PIZZERIAからデリバリーでピザを頼んでみるも、味はいまいちで。。。あとで町にはピザ屋が一軒しかないことがわかり、そりゃ確かに町一番だろうよ。ただ名誉のために言っておくと、あとからできる息子の友人によれば、この店のPizza Dönerecci という、伊土折衷メニューがうまいらしく、いつも食べてるそうなので、マルゲリータとか頼んだ私たちが良くなかったのかもしれない。それも食べてみたけどそんなにうまくはなかったけどなあ、、、味覚はやはり人それぞれなのか。

 

・諸手続き

諸手続きはWelcome Centreの手厚いサポートで概ね滞りなくできた。ベルリンの空港からポツダムまでのタクシーも手配してもらったり、市役所や外国人局もWelcome Centre専用の予約枠があるらしく随分スムーズだった。ポツダム市の市役所は当時はオンライン予約必須で、今でも予約推奨なのだが、予約が空く朝8時はアクセス集中で、すぐにいっぱいになり、自力じゃとても引っ越し二週間以内に届け出られるような状況ではなかった。今では予約がなくても窓口に行けば、待つには待つがその日のうちには何とかやってくれるらしい。ということで、ポツダムへの引っ越しが決まったら、まずは市役所の予約を取りましょう。

Terminverwaltung Bürgerservicecenter

住民登録が済まないと、小学校へ入学できなくて、ようやく住民登録が済んだら、今度は校長先生が体調不良で休みで、そのあとはイースター休暇で、入学のお話は4月末にしましょうとのことに。あまりやる気はないようだ。日本だと金曜に届けたら、次の月曜には小学校は入れたけどなあ。。。Welcome Centreには幼稚園の手配から、小学校入学のサポートまでとどこまでも面倒を見てもらい、さらには随所・随時にドイツ語-英語の通訳(学生のバイト)まで派遣してくれる徹底ぶり。大変助かりました。あんたたちドイツ語解ってんじゃん!と突っ込まれたけど、これも念には念を入れよということで。

息子は既にHeidelbergで小学校に通っていたが、Brandenburg州ではSchuleingangsuntersuchungなる入学診断的なものが必要で、病院ではなく保健所(?)のような健康省が担当らしい。場所も変わればルールも変わるようで。一応入学後でいいよとは言ってもらったが、予約をとってそそくさと出かけてすませた。

Öffentlicher Gesundheitsdienst | Landeshauptstadt Potsdam

他にも小学校の放課後に子供を預かってくれる場所がHortと呼ばれていて名前が異なったり(HeidelbergではSchulkindbetreuungと呼ばれていた)、そもそもそんな施設が学校近くで二つもあって、好きな方を選んでと言われたりと(でも同級生はほとんどが片方のHortに行っていて、実際は選択の余地はなかった)、同じドイツの中でもいろいろ勝手が違った。

 

・Brandenburg州は金がないらしい
Heidelberg時代はなんだかんだでほぼ無料だった小学校の教科書・教材代がPotsdamでは一人当たり15ユーロしかサポートされず、学校側も「教科書以外は必須ではないけど、あったほうが。。。」と強制しない立場らしい。いやいや、ないと勉強困るでしょうに。結局教材だけで100ユーロ分ぐらい購入した。他にも学校全体で顕微鏡が2台しかないとか、タブレット端末がクラスで1台しかないとか、どうやら州の予算があまり潤沢ではないらしい。

Liste der deutschen Bundesländer nach Bruttoinlandsprodukt – Wikipedia で見てみると、Bruttoinlandsprodukt (BIP)というのが州ごとのGDPだと思うのだが、一人当たりだとHeidelbergがあるBaden-Württembergが54339EUR(5位)のに対して、Brandenburgは37814EUR(13位)とその7割にしか過ぎない。

[2] Bruttoinlandsprodukt, Bruttowertschöpfung | Statistikportal.de

また、2017年とちょっと古い統計の地図を見てみると一目瞭然で、東ドイツではベルリンだけ頑張っているが、周囲の州は軒並み低く、東西統一30年経っても依然として格差は解消されていない。

Radom1967, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

日本語補習校の図書室では「がんばれ、ブランデンブルク州!」という本も置いてあり、なかなか面白かった(リンクはアフィリエイトです)。ほかにも、同僚にはブランデンブルク州の哀愁をうたった曲を紹介してもらった。700万回も再生されており、もはやネタになっている。

www.youtube.com

歌詞はこちらから。なかなかひどい。

Rainald Grebe & Die Kapelle der Versöhnung – Brandenburg Lyrics | Genius Lyrics

 

研究員の給与自体は全国でようやく統一され、東も西もない。東西格差はドイツ国内でも課題になってはいるのだが、根が深い分、対処が難しい。教育現場に差が出ると格差が固定化されない。実際問題、学生たちは良い職を求めて西へ南へ移動することになる。通訳で来てくれた学生も教育課程だそうだが、地元での教員は待遇が悪く、できれば違う職に就きたいと言っていた。

とはいえ、Potsdamはそんなブランデンブルク州の中でも州都であり、そこまではさびれてないのだが、、、。

引っ越し(2)

ああ、11月も更新が落ちてしまいました。。。なんなんでしょうねえ。日本にいるとやることが次から次へとわいてきます。

 

・次の店子(Nachmieter)を探す。

契約上3か月前の通知。ただ、急に帰国が決まったので、通知した時点ですでに3か月を切っていました。ラボの人に聞くと、大家さん側は、通知から3か月分の家賃を請求する権利があるらしく、前の店子からとっておいて、次の借りる人からもとるなど二重獲りが結構ざらにあるらしい。次の店子がすんなり決まれば、その分は取られないので、私たちも頑張って探すのを手伝います。日本だと、借りてる人が次の人探すなんてほとんどありませんが、そういう事情もあるようです。私たちにとっては、引き取ってもらえる家具などがあると、処分する手間が省けますし、大家さんにとっても、不動産屋に頼むと手数料が取られますから、直接見つけられると、その分節約できます。

ImmobilenScout 24などの大手賃貸サイトにも、Nachmieter探しの物件を見かけます。どうしたらいいかなどのチップスがまとめてあったりもします。

Erfolgreiche Nachmietersuche

とはいえ、こっちもいろいろ忙しく、見ず知らずの人とドイツ語でやりとりするほどの自信もないので、そこまではしませんでした。身近なところで、大学や、日本人、中国人の掲示板・グループチャットなどには情報を載せました。Neuenheimというところは高級住宅地で、以前なら空きが出たらすぐに埋まったものですが、コロナの影響もあるのか、なかなかそうとはいきません。私たちの広告伝いだったり、大家さんの紹介だったりで、問い合わせはぽつぽつとあり、内覧も何回かしたのですが、最後まで決まることはありませんでした。内覧のたびにそれなりに片付けないといけないので、妻はだいぶぶつぶつ言ってましたが。。。

 

・部屋の引き渡し

結構もめるところのようです。

問題となったのは木製・無垢のフローリングで、ところどころはがれてくるところがありました。大家さんには知らせていたのですが、水分が足りてないから、渡した液体せっけんでよく水拭きするようにとの指示でした。指示に従ってやってると、どんどん余計にはがれてくるようになり、、、

 

ドイツには家主協会(VermieterVerein)と、借主協会(Mieterbund)があり、双方が自分たちに都合の良いような賃貸契約書のテンプレートを出しています。間に不動産屋が介在している場合は、そこと交渉すれば良いのですが、うちの場合は、いろいろ特殊事情で、適当にそこらへんから拾ってきたような賃貸契約書だったので、あんまりこれをベースに解決する感じではありませんでした。どっちもたいして条文読んでないし。。ドイツに来て間もなかったころはそのあたりの事情もよくわからず、適当にサインしていたのが実情です。だって物件見つからなかったし。。。

Mieterverein Heidelberg e.V.: Home

ドイツ人でもそのあたりはもめやすいようで、ハイデルベルクにもテナント協会があり、年会費64ユーロを払っておくと、そのあたりいろいろ相談に乗ってくれるそうです。

Mieterverein Heidelberg e.V.: Auf einen Blick

大家さんとしては、どっか損害賠償保険に入ってないのかということでしたが、あいにく公的保険に変更したときに、やめてしまって、特に探して加入はしなかったのでありませんでした。どこか契約しておけばよかったかもしれません。言われたとおりにメンテナンスしてたから、こっちの責任じゃないだろというのがこちらの言い分。いろいろあって話し合いということになり、家賃二か月分の敷金(Kaution)から適当な金額を決めて引いて、それで解決ということになりました。日本と違って、敷金は原則全額返ってくるそうですが、まあ、あれにつけてこれにつけていろいろ取られるようです。まあ、本当に全面フローリング張替えとかなったら、敷金じゃ足りないので、敷金内に収まってよかったかもしれません。

取られたお金で本当に修理するかどうかなんて誰にも分らないですが、大家さんが特にあくどいという感じでもなく、次の借主が見つからなかったので、請求する権利があった家賃も請求されず、結局とんとんという感じでしょうか。ドイツでは次の人に貸す前にクリーニングを入れないことが多いので、大家さんから「ここキレイにして」みたいな要求がすごいとうわさを聞き、妻がせっせかと、水垢がなくなるまであちこちをピカピカにしていたのですが、敷金が一部取れて満足したのか、特にみられることもなく、何も言われなくて済みました。「そんなんだったらここまできれいにしなくてもよかったじゃん!」と妻はキレてましたが。。。壁も最後はもう一家塗って返すみたいなことも多いそうですが、そのあたりも免除ということになりました。

教訓としては、借りるときは床にも気を付けろというところでしょうか。薄い無垢材は問題が起きやすいので避けたいところです。損害賠償保険は入っておいてもよかったかもしれませんが、賃貸は対象外のところも多いです。 Privat-Haftpflichtversicherung に補償範囲が含まれているかは要確認です。Mieterbundに入っておいてもよかったかもしれませんが、結局年会費に見合うだけのものがあったかどうかは何とも言い難いところです。間に管理会社が入っていれば、そのあたりはもめずに済むのでしょうが、まだまだドイツでは大家さんが直接貸しているところが多くて、選り好みできるほどの選択肢があるかどうか。

 

・帰国

昼の便を予約しました。NH204 13:30- FRA-HNDです。全日空のこの便だけは、コロナ禍のなかも毎日飛ばしてくれていて、ありがたいです。当日の朝に少し時間があったので、最終日の朝まで家に宿泊して、当日の朝に最後の処分物を片付けられました。帰国準備はカーシェアリングのStadtmobilにずいぶん助けられました。

荷物全部片づけて、最後はホテルに泊まってという人が多いようです。本当は最後は旅行して帰るのがよかったんですが。まあ、なじみの家でいろいろとお世話になった方とお話ししたり、子供が遊んだりできたのは良かったです。

このころは、ドイツで一日400人が、日本で一日1000人ぐらいぐの新規感染者出ていました。当時のルールでは、出国前72時間以内のPCR検査が必要ということだったので、それにあわせてDarmstadtの検査センターを予約しました。空港にも検査センターがあるのですが、一人300ユーロ近くとっていて、高すぎ。。。今は唾液でもOKになったのですが、当時は鼻咽頭ぬぐい液というかなりドイツでも珍しい検査方法しかなく、その方法でも証明書を出してくれるところはなかなか近くでは見つかりませんでした。

結局インドじゃこの検査方法ができるところがなくて、大使館がそのための施設を用意する羽目になったそうですが、何のためのルールなんだか。そして、日本入国後の検査も全部唾液でしたし、帰国者に鼻咽頭ぬぐい液を指定してたのは単なる嫌がらせだったんでしょうか。。。

日本人専用のPCR検査受け付け窓口開設(インド、日本) | ビジネス短信 - ジェトロ

フランクフルト空港まではタクシー。貸し切りにしかできないので高価ですが、荷物が多い家族持ちの私たちにはちょうどでした。

Zuverlässiger Flughafentransfer nach Frankfurt - TLS

入国後は流れに沿って歩いていくだけですが、最初に検体を提出して、いろいろ手続きをして、PCR検査の結果が出るまで4-5時間ぐらいは羽田空港に滞在しました。QRコードでスキャンすりゃいいだけなのに、QRコードの印刷された紙が持っているかどうかを2回ぐらいチェックするためだけの人が配置されていて、日本に帰ってきたなと実感しました。「頑張っているのは認めるが、効率が悪い!」

このころは3泊4日の指定宿泊施設での隔離。家族別々になることも覚悟してましたが、狭くてもよいなら一部屋に入れるとのことで、別々にならずに済みました。案内されたのはこの開業前のホテルで、設備も新しく、Wi-Fiも完備でありがたいことに至れりつくせりでした。バスタブから出てくるお湯も温泉らしく、肌がすべすべになったと喜んでいました。どの宿泊施設になるかは勝手に決められるわけですが、家族持ちに対しては多少考慮してくださったのかもしれません。子連れで、さらに飛行機に乗せられて遠いホテルに飛ばされたみたいなのはあまり聞きません。

天然温泉|【公式サイト】住友不動産ヴィラフォンテーヌ|羽田空港国際線ターミナル直結 / ホテルヴィラフォンテーヌグランド

ご飯もコンビニ弁当ということではなく、結構豪華な松花堂弁当でした。最初は喜んで食べていたのですが、味が濃い。。。後になると食も進まず、持ってきたフリーズドライのぞうすいがおいしく感じました。人間の感覚って不思議なものです。

最終日にPCR検査して無事陰性で、親族に迎えられ、無事入国できました。

引っ越し(1)

ああ、9月もブログ更新が落ちてしまいました。。。

諸事情ありまして、ドイツ・ハイデルベルクから日本へ引っ越しました。

 

・大家さんへの通知

普通にWhatsAppで通知しましたが、契約上は書面で3か月前に通知することになっているそうです(Kündigungsschreiben)。フォーマットはあっちこっちに転がっています。

Mietvertrag kündigen: So geht's mit unserem Muster

後で知り、慌てて作成して、大家さんのポストに入れて、署名をしてもらいました。3か月以上前からの通知を義務付けている契約書は法律的に無効だそうです。

Kündigungsfrist Wohnung – Alle Fristen für Mieter und Vermieter

 

・携帯・インターネット手続き

携帯電話はプリペイドなので、そのまま継続。

ドイツのプリペイドでも大概は日本でローミングできるので(高いですが)、日本でも使えます。それでも、入国後は日本の携帯電話番号があった方が良いかなと思い、事前調達しました。実家などの郵送物が受け取れる国内の住所が記された身分証明書が手元にあったので出来た技ですね。

格安SIM/格安スマホ・インターネットサービスのIIJmio

で発行できました。実家よりドイツへ送ってもらいました。菅首相のおかげで月2GBまででも1000円以下と、大分安くなりました。

NUROモバイル

は厳しくて、書類が足りませんでした。

楽天モバイルは月々0円からということで、よさそうではありますが、機種によっては機能が限られているようです。所持しているWiko View 3で調べてみると、

ご利用製品の対応状況確認 | 製品 | 楽天モバイル

4Gデータ通信・SMS(楽天回線)はいけるけど、

以下の機能はご利用いただけません
通話・SMS(KDDI回線)・APN自動設定海外/国内・ETWS(緊急地震速報、津波警報の受信など)・110/119通話などでの高精度な位置情報測位

と出ましたので、ちょっと使えないかなあ。。。

 

家のADSL回線(O2)は、ネットのマイページで契約解除してから、確認の電話を10日後以内に入れる形式でした。ちょっと勧誘されましたが、すんなり受け付けてくれました。モデムは返却しないといけないのですが、返送手続きもオンライン上でできて、引っ越す前日にDHLで送り返しました。

 

・そのほかの手続き

妻の分の銀行口座は解除。直接窓口で出向きました。手数料など清算後残金を別の口座に振り込むようにします。

僕がお世話になっていたCOMMERZBANKは、長年管理費無料でお世話になっていましたが、この7月から規定が変わり、毎月700ユーロの入金がないと管理費月額(4.9EUR)を取るようになってしまいました。規定上はヨーロッパに住所を持たないと、口座も解約しないといけないのですが、そうはいったって離れてからもしばらくはお金の取引があるので、1個は銀行口座を残しておかないといろいろ不便です。帰国が急に決まったのでいろいろ手続きを間に合わせられる自信もなく、手数料はしばらくあきらめてしばらくは口座を残しておくことにしました。

小学校・保育園に連絡。大した手続きはありませんが、小学校の先生はかなり細かく記述の入った成績書(?)を書いてくれ、面談で手渡してくれました。コロナの影響でやっと通常授業に戻ったところだったので、ちょっと息子には悪いことしたかなという感じですが、、、出発する前日まで友達と少し感傷に浸りながら遊び惚けてました。もう帰るとなるとね、、、

NHKにあたるARDにも通知して料金支払いを止めてもらわないといけません。手続きはオンラインでできますが、転出届(Abmeldung)を市役所に提出したという証明書(Meldebescheinigung )が必要です。転出届を提出できるのは実際に引っ越す一週間前からなので、手続きはそれまでお預けになりますし、それから清算で場合によっては返金・追加請求ですので、やっぱり銀行口座は必要ですね。

Der Rundfunkbeitrag - Abmelden

住民登録がなくなる場合は、子供手当にあたるKindergeldも止めるようです。ドイツ国内で給与をもらって、海外に滞在する場合などは、そのままもらい続けるということもできるそうです。Familienkasseにオンラインで問い合わせて連絡します。数日後に書面で連絡が返ってきました。こちらもARDと同じく、転出届が必要です。メールでOKでした。

健康保険も連絡して止めてもらいます。これは大学内にTKの営業所があったので直接出向いて手続きしました。

電気代もオンラインで止めてもらいます。Stadtwerke Heidelbergと契約しているので、

https://www.swhd.de/から、

      >     Dienstleistungen     >     Online-Kundenservice     >     Online-Kundenservices     >     Abmelden

と解約手続きです。電気メータを読んで送らないといけないので、実際に送信するのは最後に家を出る日になってしまいます。これも後日清算ですので、要銀行口座です。

ドイツで払った年金も本当は払い戻しの手続きとかいろいろあるらしいんですが、、、とりあえずはパスです。

大事な書類があとで届くかもということで、一応転送(Nachsendung)を郵便局に出しました。直接日本に送るサービスもありますが、研究室の秘書さんが受け取ってくれるというのでお世話になることにしました。日本と違って有料です。6か月で23.9ユーロ、12か月で26.9ユーロでした。

Nachsendeservice | Shop Deutsche Post

職場関係は自分で退職届(Kündigungsschreiben)を作って、教授にサインをもらうのだそうです。それをもって、秘書さんに手続きをしてもらいます。

退職届テンプレート(ドイツ語・英語) – hataraku.ch

研究費のあれこれもありますので、僕の場合だと学振やJSTと相談して調整します。

 

・N26銀行

ゆくゆくはCommerzbankの口座は閉じないといけないので、今後(?)のために、N26銀行というオンラインバンクの無料口座も開設してみました。ドイツ在住中じゃないと開設できませんからね。まあ、ヨーロッパ圏から離れたら本当は口座を維持してたらだめなんでしょうが、、、

口座管理費なしの鳴り物入りで参入してきたドイツ発のオンラインバンクですが、最近はしきりに有料の方の口座を薦めるので、なかなか商売がうまくいっていないのかもしれません。無料口座では、他社の銀行のATMから手数料なしで引き出せるのが月3回と限られていたり、現金での入金にも制限があります(場合によっては1.5%の手数料が取られることも)。基本はオンラインで決済して、現金での取引を減らしましょうという考え方なのでしょうが、ちょっと怖いなと感じるところもあります(携帯がなくなったら→スマホアプリのみでWeb版のページがなく、店舗もないので送金できないなど)。ヨーロッパで口座を持っている親族でもいないと、なかなかメインバンクとしてはちょっと難しいかなと思ってしまいます。こういうところで保守的になるのはもう若くない証拠ですね。。。

Compare Bank Accounts & Plans — N26

説明書き通りに申請して、スマホを通じたチャットで本人確認の認証があります。言われるがままにスマホの権限をオペレーターに与えると、フラッシュや背面カメラの切り替えとかも勝手に操作されました。。。恐ろしい。認証をOKすると、数週間後に無事フランスからMasterCardが送られてきました。ECカードとしても使える代物です(ドイツではまだまだクレジットカードを受け入れない店舗も散在します)。帰国までは妻の日常遣いのカードとして使ってもらいました。