Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

Potsdam近郊のおすすめスポット

堅い話はやめて、ポツダム・近郊で楽しかったところ。

 

・Volkspark Potsdam

ポツダム随一の広さを誇る公園。RitterfestやUmweltfestなどの各イベントも行われる。イベントがなくてもトランポリンやらボルダリングが遊べるところがたくさんあり、スケボーやらサッカーする場所にも事欠かない。水遊びもできる。隣に生存圏館という施設( Biosphäre Potsdam - Viel mehr als Du denkst!  )があり巨大な温室になっているので、雨の日も遊べる。ハキリアリの展示はなかなかお見事。

 

・サンスーシ公園

Park Sanssouci - Gartenkunst auf höchstem Niveau | SPSG

サンスーシ宮殿一帯の公園。とにかくでかい。300ヘクタールあるので、東京ドーム60個分。代々木公園の6倍、万博公園よりもまた大きいらしい。入場無料なので、観光客のみならず、近所の人もよく散歩している。っていうか、この公園のせいでバスは遠回りさせられるは、人間が住む場所が狭くなるわ。。。

園内で見かけた木。呼吸根が隆起しているからラクウショウ(学名: Taxodium distichum)かなあ?夜の散歩は要注意。街灯がないのでマジで迷いそうになる。

 

・ポツダム大学の植物園

Botanischer Garten der Universität Potsdam - Universität Potsdam

ポツダム大学が運営しているサンスーシ公園近くの植物園。温室内は所せましといろんな植物が敷き詰められているが、友人に言わすと植物の元気がいいらしい。

セレニケレウス「Selenicereus grandiflorus(大輪柱)」が咲く初夏には、カクテルなどがふるまわれるイベントが開かれる。別名 queen of the nightで一年で一晩しか開花しないらしい。といっても、一つの株に花は複数ついて、園内には複数株があるので、その日しか楽しめないわけではないんだけれども。2022年のイベントは6月17日だったか、2024年の開花はいつになるのか?

 

 

・Barfußpark

Der Barfußpark Beelitz-Heilstätten – Kurzurlaub für Körper und Seele

直訳だと裸足ランドといったところか?その名の通り、入り口で靴を脱ぎ、裸足で遊ぶかなり広いテーマパーク。ガラスの上を歩いたり、泥の中に足を突っ込んだりとなかなか楽しい。日本でやったら受けそうだけどなあ。。。


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・Tag der offenen Tür im Polizeipräsidium

Tag der offenen Tür im Polizeipräsidium | Termine | Polizei Brandenburg

警察のオープンキャンパス的なイベント。ブランデンブルク州内で持ち回りでやっているようで、たまたま2022年はポツダムが担当だった。州内の警察署が代表を送りあって楽しくワイワイするイベントで、ヘリが来たり、水上警察の船も展示されたりとなかなか大がかり。


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昔の警察のグッズとかも売っていて、記念にPolizeiと書かれた野球帽を購入。夏に出かけるのに被っていたところ、途中で突然電車から降りたカップルがやってきて、男の方に警察手帳を見せられ、職務質問を受ける羽目になった。子どもじゃないんだからと、警察官じゃないのに警察の帽子をつけるのはけしからんと、こぴっどく怒られた。皆さん気を付けましょう。被っちゃいけないものを売るなっつーの。。。

イベント内では泥棒がどうやって家宅侵入するかについての展示もあり、ドイツでよくあるタイプの窓は、上側を半開きにして換気するのだけれども、紐とラップかトイレットペーパーの芯があると、隙間から簡単に外から開けられるから気を付けようねー、というのを実演しながら教えてくれた。


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その数日後、見事に自宅のオートロックに締め出されてしまう事案が発生。運が悪いことにちょうど大家さんや管理人が旅行中で開けてくれる人がいない。。。メールしたら、外から窓開けられないの?と言われ、そういやそんなことを警察のイベントで聞いたなあと思いだした。ちょうど窓を半開きにして換気していたので、紐とラップの芯を用意し、怪しまれないように白昼堂々と習ったこじ開け方を実践し、見事に窓を外から開けることに成功した。いやー、あせったあせった。

 

・Zitadelle Spandau

シュパンダオ要塞

https://www.zitadelle-berlin.de/

東ドイツに来てみると、あまり古い建物がないことに驚かされる。Heidelbergとか、その近くのWeinheimとかで見られたような木組の家もなければ、古城もなく、立派な宮殿はもちろんあるんだけれども、あまり通りを歩いていて建物が楽しい感じではない。

その中で比較的に城っぽく雰囲気を出しているのがベルリンの端っこのシュパンダウ要塞である。ロゴにもなっている変な形をした要塞で、1200年頃に建てられ、ベルリンで最も古い建物の一つらしい。橋で堀を渡って入場する感じがワクワクさせる。

イースターの頃は大規模な中世騎士祭り(Oster-Ritterfest auf der Zitadelle Spandau)が行われて賑やか。馬に乗った騎士のショーの他、人力メリーゴーランドなどの乗り物も目白押しで、レンガ造りの要塞の中というのもいい雰囲気を醸し出している。Heidelbergの頃はあっちこっちでやってたから大して珍しくもなかったんだけど、どうやらPotsdam周辺ではめったにないものらしい。

2022年はコロナ明けで、クリスマスマーケットが要塞内で行われ、プラスチックのスケートリンク(エコアイスリンク!)なんかも登場して、いい雰囲気だったが、一年限りのよう。2023年以降は通常通り要塞の外のSpandau市街で行われた。

 

・Ketziner Fischerfest

Havel川沿いにドライブしていたある日のこと、Ketzinという小さな町で、Ketziner Fischerfestという祭りを発見し立ち寄ってみました。祭り自体は大変盛り上がっていて、河川敷に小さな移動遊園地もできていたのだが、びっくりしたのがこの渡し船。なんとロープウェイみたく引っ張られて動いている!訪れたのが2022年の夏で、その冬には動力部が老朽化のため故障。その後電動化され、2023年の春に復旧。まあ、20km分ぐらいの迂回で、5ユーロ払ってまで船待ってわたるのかと言われると微妙なところだけど、ある意味シンボル的な意味で、何とか直して使おうというその心意気は素晴らしい。祭りの日は無料で、みんな対岸に行ったり来たりしていた。 

Havelfähre "Charlotte" - Kultur- und Tourismuszentrum

de.m.wikipedia.org

同様の渡し舟はCaputhでも見られるので、珍しい乗り物が好きな人はお見逃しなく。

https://www.faehre-caputh.de/

 

Havel川を渡るのは確かにちょっと厄介。ポツダム大学のGolmキャンパスとWerder(Havel)は目と鼻の先だが、線路はつながっているものの直通電車は走っておらず、一度Potsdam市街にもどってからHavel方面に乗換になる。Werder駅近くの線路の橋は電車と歩道と自転車道しかなく車が渡れないため、南のGeltow方面へ迂回する必要があり、バスの631番もそのルート。

なお、自転車だとGoogle mapが気まぐれで、Restaurant Zur Anglerklause付近からフェリーに乗れと指示されるが、桟橋はあるものの船は出ていない。。。ハズ。これで痛い目にあった。