Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

生活雑話(15)

・いちご狩り

車を走らせてると、「Erdbeer」と書かれた看板を見かけることがあります。大概の場合は売っているだけですが、自分で収穫するところがあったり。ハイデルベルクの近郊だと、Obstbau Pfistererが運営しているところがあり、自分で収穫して量り売りで売ってくれます。イチゴを摘むはpflückenだそうで。春から初夏にかけて何回か行きました。旬なときは毎週末やってるようです。

Obstbau Pfisterer – Erdbeeren & Blumen pflücken & schneiden

まず入口のところで、持ってきた空の容器の重さを測定。重さを記したメモ用紙をくれるので、それをもって入場。最初は勝手がよくわからなかったので、クッキーの空き缶とか持っていきましたが、周りは大きなかごやら、トレイやら、手押し車までもってきている強者もたくさん。どっかに転売でもする気か?値段も安いことは安いものの、ディスカウントスーパーと同じぐらいです。まあ、新鮮さはそりゃ違いますけど。収穫しない人も、パックに入ったいちごが並んでるので購入することができます。

日本のいちご狩り体験だと、時間が決まってて、入場料があって、時間内は食べ放題で、お持ち帰りは量り売りで有料みたいなのにいったことがありました。ドイツ式は時間無制限で入場料も取らないので、食べても大丈夫かいなと不安になりますが、周りの強者たちは十数キロの単位で摘んで帰ってますので、人が食べれる量は誤差の範囲内で誰も気にしてなさそうです。水で洗わずそのまま口に放り込んでる人もいっぱいいました。品種が何種類かあるので、味の違いも楽しめます。

連休のあるときは、窓口で地図のアドレスが記されたQRコードを渡され、違う畑に案内されたこともありました。コロナ中ですが、激混み。イチゴをいっぱい摘んでどうするのかという話ですが、ボウルかなんかにぐしゃって入れると傷むのも早く、生で食べるだけでは間に合いません。摘んでる間は楽しいのでついついいっぱい採っちゃいますが、結局はジャムにでもしないと、そんなにいっぱい食べれるものでもないですね。。。

 

・リンゴ狩り

こちらはHeidelberg郊外のEdingen-Neckarhausenにある果物農園Baumschule und Obstbau Georg Schneiderで、秋に数日だけ開催される催しで、リンゴ農園でリンゴを摘ませてくれます。

https://www.schneider-baumschule.de/

www.youtube.com

リンゴの木が思ったより低い。まあ、収穫は手作業なんで、高かったら簡単に採れないか。接ぎ木で増やされて、各品種が畑のようにずらーっと並んでいます。たわわに実っていて、イチゴと違って、あっという間に数キロとれました。一つか二つかはその場で食べましたが、そんなに食べれるものでもないですね。

飲み物やソーセージのスタンドもありますが、長蛇の列でなかなかありつけませんでした。リンゴの計量も長蛇の列で。。。時間にはゆとりをもって出かけましょう。

 

・そりすべり

普段は温厚な気候のラインネッカー流域ですが、2020-2021年の冬はハイデルベルクでも実によく雪が降りました。

www.rnz.de

市内から見渡せる周りの山もすっかり雪化粧に。ハイデルベルク城があるKönigstuhlはそり滑りの名所で、いかにも混みそう。ちょっと車を走らせて他に雪で遊べるところがないか探してみました。

https://goo.gl/maps/b8dyGZWdNAip2sAp6

ハイデルベルクから車で10分ほど。Dossenheimから東へ道なりに登って、上記のリンクぐらいまでたどり着くと、あたり一面の雪景色に。道が二股に分かれていて、右に行くと、電波塔と、ヒュッテZum Weissen Steinというところまでたどり着けますが、コロナで残念ながらヒュッテは閉まっています。

Höhengaststätte "Zum Weißen Stein"

狭い道中、ただっぴろい斜面になっているところがあって、そこがそり滑りの名所のようです。スキーの中級者の斜面ぐらいで、結構怖そうですが、これぐらいないと楽しくないよう。最初に行った日はあまり雪が残ってなくて、雪が積もった週末にもう一回出かけようと意気揚々で出かけたのですが、なんと先ほどの分岐点でパトカーが止まっていて車は通行止めに。。。確かにまあすれ違いが難しいところもある狭い道で、路面が凍ってれば危ないですね。かといって歩いていくには遠すぎるので断念。

そこであきらめて引き返す人もいましたが、よく見ると分岐点から川沿いに左の方に曲がっていく人もちらほらいるので、ついていってみることにしました。ハイキング道の入り口に何台か車を停めれるところがあり、そこからは登れるようになっていました。南側の道にそって上ると、ハイデルベルクから数分とは思えないような雪景色。

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ツルツルの凍った急斜面を登るのになかなか苦労しましたが、15分ぐらいでしょうか、ただっぴろい斜面(=そりで遊べる)につながる脇道があり、そこをめがけて子供たちがそりをもって出かけているようでした。特に木製のサンタさんが乗ってそうなそりはスピードが出やすく、ブレーキも利かないため、大体がそりから落ちてようやく止まってました。子供にとってはだいぶ楽しかったようで、帰り道にそりに乗せて坂道を降りていく途中で眠りについてしまいました。雪山で寝たら死ぬぞ。。。。

 

コロナでどこもしまってしまい、なかなか遊びに行けるところも少なくなっていましたが、雪のおかげでだいぶ週末がつぶせました。スキーリゾートみたいになったと、研究室の古株の同僚も喜んでましたので、ハイデルベルクではなかなか珍しいことのようです。

 

・アレルギーテスト

子供が喘息持ちで、風邪やらいろいろ重なると大変です。小児科の勧めで、Lufuというのを受けてきました。Lungenfunktionsprüfungというもので、肺機能のテストのようです。紹介されたのが、Dr. Dunckelmannというところです。

Kinderarzt Dr. Dunckelmann, Facharzt für kinder- Und Jugendmedizin

呼吸器のところはこのご時世予約をとるにも一苦労。電話したところ、書類を3枚ぐらい埋めて事前にメールしてくれとのことで、やっととれた予約は一か月先以上。行くと吸ったり吐いたりの呼吸器のテストと、皮膚パッチでアレルギーテストもやってくれました。訪れた日は特に喘息の症状が出ていない日でしたが、それでも弛緩薬を吸引すると肺機能が上昇したため、気づかないけど慢性的にいくらかは症状が出ているよとの診断でした。ストレスや寝不足や、アレルギーなどが重なるとどこかのポイントで閾値を超えて発症してしまうようです。

花粉症でもあるため、花粉が出てる日は外に遊びに行かない方がいいですかと尋ねたところ、子供は外で遊びに行くものだから、そうしてもいいように治療するのが私たちの仕事との頼もしい言葉をいただきました。なるほど。ドイツにしばらくいるなら、製薬会社がやっている喘息との付き合い方を学ぶプログラムとか、アレルギーを克服するプログラムがあるので、参加するといいよとのことでした。へー。

 

・カメラ壊れる

 子供がニコンの一眼レフを落とす。。。無事とはいかなかったようで、ミラーのところが壊れました。ミラーのところをちょんちょんと触って、引っかからなくする方法がYoutubeで上がってましたが、これでは治らず、もっと重症のようです。ミラー部分のパーツを取っかえる動画も見つけましたが、これは難しすぎてやる気がしない。。。修理に出すと数万円は取られるので、なかなか踏ん切りつきません。

www.youtube.com

治ってはいませんが、とりあえず、電源ON→シャッターを切って、エラー表示をなくす(何回かかかることもある)→Live Viewモードにして、シャッターを切ることで、ミラーを動かさずに写真を撮れるようにはなりました。フォーカスとか、フラッシュとかいろいろだめだめですけど。。。んんん。。。