Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

Sixtでバンをレンタカー

・発端

知り合いのロシア人学生から、引っ越しのために家具をネット上で見つけてきたんだが、取りに行くためにはどうしたらいいかという、控えめな相談。バンをレンタカーで借りればいいと思うよ、と答えたら、俺ドイツのことはよくわからないから、車借りるのと運転してくれよとぐいぐい言われ、手伝ってあげることになりました。アリ地獄に引っかかったアリみたいですが。

 

・比較

ハイデルベルクの街中でよく見かけるレンタカー屋さんの値段を比較です。ここでは、平日15:00-18:00まで借りる設定、Benz Sprinterや、Fiat Ducato、IVECO Dailyなどのサイズのバンで比べます。

 

Enterprise

Günstige Mietwagen und Transporter | Enterprise Rent-A-Car

59.97ユーロ

großer transporterクラスで、料金は一日料金。走行距離は200kmまで。事故の際の、車両の修理代に対する自己負担額(Selbstbeteiligung)が1100ユーロまでに限定される保険(Haftungsreduzierung)がついてます。自己負担額100ユーロまでに限定する追加の保険は(Erweiterter Vollkaskoschutz)追加で 1日25ユーロです。オンラインで支払いを済ませると54.52ユーロに割引になりますが、キャンセルは三日前まで申し出ないと返金されません。

 

Europcar

Autovermietung - Auto, Transporter und LKW weltweit mieten | Europcar

51.97ユーロ

GR.2 MB SPRINTER 316クラスで、料金は一日料金。走行距離は100kmまで。事故の際の、車両の修理代に対する自己負担額が750ユーロまでに限定される保険(Basic-Schutzpaket)がついてます。自己負担額400ユーロまでに限定する追加の保険は(Medium Schutzpakete )追加で 1日18.5ユーロです。ほかにもいろいろ保険のオプションがありそうですが、オンラインでは選べず、現地で購入でしょうか。オンラインで支払いを済ませると48.97ユーロに割引になりますが、キャンセルは二日前まで申し出ないと返金されません。

 

SixT 

Autovermietung: Jetzt günstig Auto mieten bei Sixt

22.00ユーロ

Mercedes-Benz Sprinter oder IVECO Daily bis 3.5t LANG クラスで、料金は5時間料金。走行距離は50kmまで。+10ユーロで100kmまでになります。ほかの会社同様、人身保険などはついていますが(Haftpflichtversicherung)、車両の修理代に対する自己負担額は制限がありません。自己負担額を750ユーロまでに限定するVollkasko- und Diebstahlschutz (Selbstbeteiligung: € 750)は+20.49ユーロ、自己負担額を0ユーロにするVollkasko- und Diebstahlschutz (Selbstbeteiligung: € 0)は+44.49ユーロです。オンラインで支払いをしても割引はありません。キャンセルは直前まで可能です。

 

と、ここまで調べてから借りればよかったのですが、実際はあまり考えずにSixTの22ユーロに飛びつき、後で肝を冷やすことになりました。予約はネットから簡単にできました。

 

・SixTで借りる。

Eppelheimer Str. 10, 69115 HeidelbergにSixTの営業所があります。ロシア人とそこで待ち合わせ。受付を済ませると、26か所もの傷リストが出てきて、サインするように求められました。さすが商用車。車は全部路駐。すげえ。保険入ってないけど大丈夫?と聞かれましたが、イギリスのInsurance 4 Car Hireという保険に入ってるから大丈夫です答えました。実際は勘違いで、ここの会社のUK & Europe Car Hire Excessという保険は、バンなどの商用車は適用外です。家具を止めるバンドとかいらないのかとも聞かれ、いらないと答えましたが、家具が急ブレーキで動いてぶつかってたので、あった方がよかったと思います。ケチるもんじゃないですね。

エンジンをかけて、ドライブ開始。メルセデス=ベンツ初運転です。なんか違うけど。。。ロシア人の道案内で、3か所を回って家具を載せて、郊外の新居(?)へ。別のロシア人が引っ越しで出ていくので、彼らが住んでいた部屋に後から入るようです。激重のソファーを3階まで運ぶとか聞いてなかったんですけど。。。いろいろあって遅れに遅れ、HeidelbergのSixTに戻ったのは、営業時間を過ぎてからでした。

 

・返却

一応満タン給油して返しましたが、おそらくはタンクメータの8メモリで計算するみたいで、メモリが減ったらその分お金を取るので、満タンにして返さなくてもよかったようです。今回は開始時が8/8でしたから、ほぼ満タンでしたのであんまり変わらないですが。開始時に満タンに給油しといてくれるオプションもありました(erste Tankfüllung 11.2ユーロ)。

無事に帰っては来たのですが、問題が起きたのは、駐車場に入れるとき。路駐してなにかお金取られたらいやなので、SixTの駐車場に入れて返したいのですが、何ぶん車体が大きく、小回りが利きません。無理してなんとか枠に収めようとロシア人と二人で四苦八苦しているときに、誤ってトラックの箱の横面を、駐車場の柱にあててガリッ。あっ。。。やっちまった。。。へこみはしませんでしたが、塗装が結構派手にこすれてしまいました。

枠に入れるのはあきらめて、駐車場3台分ぐらい横断して占拠して駐車。最初からこうすればよかった。。。この時は保険に入ってると思っていたので、とりあえずSixTの営業所に書いてある番号に電話。状況を説明しましたが、とりあえず車置いといて、明日見るからとの返事。鍵をキーボックスにいれて、返却完了です。40分ぐらい遅れちゃったので、遅延料金取られるかなあと、つまらない心配をしてました。

 

・保険が効いてない

帰宅後、しばらくして、カギが返却されたという自動メールが届きます。保険のお世話になるのかなあと思い、Insurance 4 Car Hireの契約内容を見直していると、なんと商用車は適用外。ぐぐっ。いくら払うことになるんだろうと思って、SixTの保険をもう一度見直すと、なんと負担の上限額なし!ベンツのスプリンターは大体500万円はこえますから、そりゃ自己破産!?まあ、さすがに塗装だけなのでそこまでは行きませんが、いかに恐ろしいことをしてたが段々わかってきました。

寝つきが悪い夜の翌朝。念のためにInsurance 4 Car Hireに問い合わせて、BenzのSprinterを借りようと思うんだけど保証対象内ですかと聞きますが、それは対象外ですと即答。英国に住んでいれば、そういうバン専用の保険も別にあるようですが、そもそも事故った後だし、ドイツに住んでいるしで、どうしようもありません。

Insure My Van Hire

 

お昼頃に、レンタカー屋さんに赴き、昨夜車返したんだけど、どうなってますかと聞いてみます。ばれなきゃいいんじゃないか、というのはもちろんあるんですが、一方で、ほかの傷まで請求されたんじゃたまりませんので、リスクを限定するという意味合いもあります。ちょっとこすっちゃったんですけど、どうやら保険の対象外らしくって、と正直に話してなんとか落とし前がつけられないかなと思ったわけですが、

「だから、保険入ってるかどうか聞いたのに!クレジットカードの保険で大丈夫って思ってるやつは多いけど、バンはダメとか結構あるんだよ!」とまず咎められ、

「担当部署が違うから、いくらかかるとか、いつまでに修理代の請求をするかというのはわからない。今日かもしれないし、一か月後かもしれない」と、実質ゼロ回答で、

「とりあえず、今のところ何も損傷レポートは出てないようだ。まあ、まだ作成中なのかもしれんが」と、こちらは見逃してくれるかもしれないというわずかな希望。

 

・請求書が来る

請求書がいくらになるんだろうと、気が気じゃないですが、なかなか来ません。

mySixt standalone

上記サイトからオンラインでもチェックできるようなので、何回か見ていると、返却2日後になって見えるようになって、とりあえずはレンタカー料金の22ユーロ+AdBlue consumption per kmが0.42ユーロでした。遅延料金は取られなかったようです。まぁ、どうせ5時間まで同じ料金なら、最初から5時間いっぱい借りる設定にしておけばよかったですが。SixTからは、さらに1日後に請求書が添付されたメールが届きました。

修理代の方はわかりませんが、一か月以上たっても音沙汰がないので、おそらく今回は見逃された気がします。よかったよかった。。。

 

・まとめ

1.商用車(バン、トラックなど)は通常の保険適用外になっていることがあるので、借りる前には注意しましょう。

2.レンタカー会社によっては、今回のSixTのように、車両へのダメージがあった際の自己負担額に制限がない設定で貸すこともあるようなので、必ず確認しましょう。750ユーロが限度になる保険は購入すべきでした。そうなると、レンタカー各社の間でそんなに金額に差はないです。

3.なんだかんだと、見逃してくれるラッキーなこともあるようなので、おとなしく経過を見守りましょう。

2018年はそんなに運が悪い年ではなさそうです。

 

生活雑話(5)

 ・たこ焼きを焼く

発端はAldiの特売品。

ALDI SÜD - AMBIANO Cake-Pop- oder belgische-Waffel-Maker

ポップケーキメーカーとのことですが、僕から見るとたこ焼き機にしか見えません。お値段も12.99ユーロということで、即買いです。

次は材料。たこ焼き粉は小麦粉とダシでなんとかならないことはないですが、肝心(むかしは漢字が腎だったって、NHKスペシャルで山中先生が言ってました。)のソースがつくれないので、松竹さんでオンラインショッピング。

オタフク だし&醤油 たこ焼きソース 300g 4.18ユーロ

どうせ買うならということで、たこ焼き粉・青のり・紅ショウガも購入です。

たこ 焼き粉 - shochiku-online.com 500g 4.95ユーロ。商品がなくなってるのはうちが買い占めたからですかね。。。

たかおかや 青粉 20g - shochiku-online.com 2.80ユーロ

DARUMA べにしょうが 200g - shochiku-online.com 2.35ユーロ

計50ユーロ未満でしたので、送料は4.8ユーロでした。月曜日夜注文して、水曜日に発送。DPDで木曜日には来ました。携帯番号を登録しておくと、配達時間が一時間の枠でSMSに事前に知らされます。これは便利ですね。ドイツではありえないほど便利です。鰹節はまだストックがありましたので大丈夫でしたが、できれば天かすも買いたかった。。。作るの手間ですからね。。。ロンドンのJapan Centreから取り寄せれなくもないですが、送料も4ポンドぐらいかかっちゃいますので、これは断念です。

Japan Centre - ヤマヒデ 黄金天かす - 小麦粉とパン粉 2.18ポンド

 タコは悪魔で欧米人は食べないとも言われますが、ラテン系の人が食べるからか、Handschuhsheimの近くのREWE centerでは鮮魚コーナーに生タコが一匹(杯?)売られていました。100 g 2.29ユーロで、測ってみると1匹17ユーロ程度とのこと。半分でいいんだけど、、、と聞いてみましたが、だめだっていうことで、1匹まるまる買いました。ちょっと高いですが、タコがなきゃたこ焼きにならないですからねえ。まあ、冷凍も利くということで。

どうでもいいですが、表示は"Pulpo"でここからしてスペイン語。ドイツ語はOktopusですからね。Oktが8を意味して、タコは足が8本、10月にあたるOktoberも、暦は当時の新年から数えて8つ目が今の10月ころということですか。pusが足。日本語風だと八ツ足。なんだか八ツ橋みたいですね。Wikipediaによれば、スペイン語の"pulpo"はラテン語の polypusからきていて、こちらは足がいっぱいという意味です。じゃあ、百足はというと、こちらは万国共通100の足のようで、英語はCentipede、ドイツ語はHundertfüßerです。実際には100本もないようですが、数えるのはどこの国も面倒だったようで。。。

 さて、タコは下茹でして、足2本分ぐらいを使い、あとは冷凍保存です。あとは書いてある通りに材料を混ぜて、タコ焼き機(?)の電源を点けます。ドイツのこういうのって、みんなスイッチがなくてコンセントを差すだけで加熱が始まり、一定温度を維持するようひたすら頑張ります。まぁ、用途がポップケーキなのでわからんでもないですが、火力調整ができません。

最初はいろいろ四苦八苦しましたが、3回目ぐらいで慣れて、それっぽいタコ焼きができました。久々の味で感動しました。生地を流してみると、堤防にあたるところが低いので、すぐにあふれそうになってしまいます。実際、溢れました。タコも入れなきゃいけないので、ちょっと少なめにして、タコを入れてからつぎ足すのがよいでしょうか。それでも周りの部分が少ないので、穴の割には少々小ぶりなタコ焼きになりました。表面をカリカリにするためには油をたっぷりひいておく必要があるようです。まあ、明石焼きにはいらないですが。テフロンかなにかのコートがされているので、実際は油を各穴に入れる感じになります。

タコ焼きは本来下からだけの加熱ですが、この機械はふた部分も加熱します。その分電力は無駄だわ、サーモスタットが上の部分についてるからか、なかなか加熱してくれないとかいろいろ非効率ですが、まあ、何とか焼けました。ある程度丸くまとまってからはふたを閉じちゃうのがよいようです。

 

・携帯、契約延長中止

 O2の携帯電話の2年契約の解約です。2年契約だったのですが、ほって置くと自動的にさらに1年延長されてしまうので、手続きが必要です。オンラインでO2のページから、Vertrag verwaltenを選び、Kündigung vormerkenを選んで手続きします。この操作はいつでもできるのですが、Kündigungsfrist: 3 Monat(e) zum Vertragsende ということですから、実際に解除の申請を受け付けてくれるのは契約が終了するピッタリ3か月前のようです。細かい契約のところはよくわからないですが、今回は契約終了3か月前にオンラインで操作し、その後10日以内に、040519006642に電話して、確認してもらって(辞める理由などを聞かれましたが、面倒くさかったので日本に帰ると嘘つきました。)、二週間後にようやくKündigungsbestätigungという解約証明書がメールで届きました。ふぅ。次はこういうトラップがないプリペイドにしよう。申請すれば、今の番号がそのまま他の会社の契約でも使えるそうなので、試してみたいと思います。

 

・ドローンで遊ぶ

子供が誕生日プレゼントでもらったドローンを飛ばしました。中国からなくした充電ケーブルを入手するなどいろいろ大変でした。。。

ドイツでもいろいろ規制がありまして、ドイツ当局が出しているアプリをインストールしておくのがよいようです(必須?)。

DFS Deutsche Flugsicherung GmbH

会員登録して、さらにドローンのタイプ(主には重さで規制が異なります。)を登録します。地図が表示されますので、飛ばしてダメなところが赤く表示されます。ハイデルベルク大学INFキャンパスの空き地でやろうと思ったのですが、大学病院のヘリポートがあり、ほぼ全域が禁止。。。仕方なく河川敷でやりました。遊び始めるときは、アプリで「離陸」と押すボタンがあります。万が一行方不明になったら、なにか警報とか出すんでしょうか…?遊び終わるときには「着陸」ボタンです。

公式なルール情報などは下記リンクにありますが、ドイツ語です。。。

f:id:eulechang:20180414144935p:plain

BMVI - Klare Regeln für Betrieb von Drohnen

家の中では操作が難しかったですが、野外では20回ぐらい飛ばしたところでだんだんコツがわかってきました。びびりーなので、操作不能にならないよう、常に緊急停止ボタンを押す準備をしてる感じです。一回危うく川に入りそうになりましたが。。。最後はビデオ撮影にも挑戦して、大人にはなかなか楽しかったですが、やっぱり未就学児のおもちゃじゃないですね、これ。

寒さをしのぐ

・寒い

今年の冬はあったかくなったり寒くなったりといろいろ忙しかったです。3月になってもう春の陽気かと思いきや、もう一回寒波がきて雪が降ったり。。。本当に外出るだけで寒いと感じたのは数日でしたが、体調管理に気を使います。

寒くて困ったことの一つに自転車。ギアを変えるところの潤滑油が寒すぎて固まりはじめたらしく、ギアチェンジがおかしなことに。。。あったかくなったら戻りました。

 

・映画を見る Ins Kino!

寒くてやることがないので、映画でも見に行くことにしました。ハイデルベルクは大型の映画館がなく、こじんまりした映画館が多かったのですが、昨年末にようやく「シネコン」みたいのができました。

Heidelberg-Bahnstadt: Teileröffnung vom Kino Luxor-Filmpalast am 23. November | Heidelberg

https://heidelberg.luxor-kino.de/

大人は10ユーロから、子供は7ユーロからのようです。ドイツ語がそんなにわからないので、何か見るものないかなあと探してもあまりよさそうなものがありません。。。

結局は小ぢんまりした映画館になって、5番トラムで少し出かけたところのHirschberg-Leutershausenにある映画館、Olympia-Kinoで、Paddington 2を見ることにしました。

Olympia-Kino Leutershausen

1952年開業の小劇場で、もう60年以上もやってきたようです。行った日は日曜日でしたが、いい味出てます。ご主人(?)と、スタッフ二人で、上映からポップコーンづくりまでやっておられました。スクリーンはもちろん一つだけです。子供向けの映画は入場料一人3.5ユーロ。

上映が近づくと、近所から自転車にのって子供たちがちらほら集まってきます。みんなもらったお小遣いでポップコーンとジュースを買い、シアターの中へ。年季が入った赤色のシートはいかにも昭和の香りという感じで、初映画館の息子もすんなり慣れました。暗いところって怖いですからね。そんなに暗くなくて、そんなに音が大きくもなかったです。昔はみんなそうだったかもしれませんが、今となってはオーナーの優しさすら感じさせます。

座席の間隔も広く、子供がいてもゆったりと映画を鑑賞。入場者数は30人いなかったと思うので、今後の存続が危ぶまれますが。。。

Paddington 2の映画自体はまあまあといった感じでしょうか。耳を電動歯ブラシで洗うところなど、個々のシーンは面白いのですが、全体的なストーリーは大人には少々単調でした。ドイツ語そんなに分からないので、細かいギャグや仕込みが拾えないのもありますが。大人も子供も楽しませるのは、やっぱりスタジオジブリとピクサーにかなうものなしといったところでしょうか。カーズ/クロスロードは、先が読めたとしてもいろいろ考えさせられるいいストーリーでしたし、リメンバー・三―(原題Coco)もメキシコ人ポスドクが家族で見に行って泣けたといってました。それに比べて、「怪盗グルーの月泥棒」も見ましたが、ちょっと出来がいまいちだったかなぁ。それよりも昔のドラえもんの映画とかの方が面白かったです。はい、寒いんでテレビばっかり見てました。

 

・コンサート

 寒い続きで、コンサートにも出かけました。Reed Quintet Calefaxというオランダの木管五重奏団が子供向けにやっているmusic factory (Die Musik-Fabrik)というコンサートが、マンハイムの近くのBASF-Gesellschaftshausというところで行われました。大人15ユーロ、子供7.5ユーロ。本当は5歳からですが、まあ、若干サバ読んで。。。Webで購入して印刷しておくとスムーズです。

 

トラムを乗り継いで、BASF駅で降りましたが、ここは階段で道路をくぐるようです。子供はトラムの中で寝ちゃってベビーカーの上。車来ないのを見計らって無理やり道路渡りました。ごめんなさい。

BASF GesellschaftshausはBASFという世界的化学メーカーが持っている施設です。2017年の年間売り上げは7兆円超で、従業員も11万人をこえるらしいです。Gesellschaftshausの近くもほとんどがBASFの建物か関係者の住居のようで、巨大企業さながらです。Gesellschaftshaus自体は、レストランと、ワインセラーと、イベントホールを兼ね備えているようなところです。レストランはちょっとお高い感じですから、きっとおいしいのではないでしょうか。

Restaurant Gesellschaftshaus

併設のワインセラーも、世界中から仕入れたワインが買えるようで、そこら辺の酒屋よりはいいもの入ってるんじゃないでしょうか。オンラインでも買えるようです。すごいです、BASF。

https://www.weinkeller.shop.basf.de/

 

さて、裏のエレベータを使わせてもらって、子供を3階のホールに運ばせてもらいました。開演前にたたき起こして、ちょっと腹ごしらえさせてから、トイレに行かせ、準備万端。ほぼ満員で、前3列は子供限定の席です。コンサート、というかほぼ芝居ですが、は、とても面白く、子供も食い入るように見てました。子供たちの歓声が聞こえるのもシーンとしてなくて、気が楽です。60分はさすがにまだちょっと長かったようですが。

"Die Musik-Fabrik"

 

www.youtube.com

上記動画にもありますが、楽器を組み立てるところから始まって、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、プロコフィエフ、ドビュッシー、ショスタコーヴィチなど様々な作曲家の曲をストーリーに沿ってさりげなく(?)織り込んであり、音楽の腕はもちろん、演技の完成度もなかなか高かったです。満足して、終演後に10ユーロでCDも購入し、何回も聞いてます。とりあえず、Mozart Allegro KV375を子供は気に入ったようで、よく口ずさんでます。

The Music Factory (2013) - Calefax Shop

 

The Music Factory (6+) – Calefax

この子供向けのコンサートも、世界中でツアーをしているらしく、香港やらトルコでも公演したようです。BASFでも定期的にコンサートしているようで、これはちょっと次も行ってみたいなあ。

 

・Mathiasmarkt

春はもうすぐそこの3月初旬に、Schriesheim でMathiasmarktが一週間ほど行われました。5番トラムでいって、降りて少し歩きます。謝肉祭はありましたが、ハイデルベルク近辺では、年が明けてから最初の移動遊園地が出るということもあって、大盛況。近隣も路駐でいっぱい。レッカー車も出てました(笑)。みんな寒くてやることがなかった感じでしょうか。一応見本市みたいなテントがあって、掃除道具やらワインやらいろいろ売っているのですが、大概の人は遊ぶためにきてる感じです。

昨年、他の祭りで景品をあてた玉転がし馬競争(Derbyrennen)。

お祭り(3) - Wunderbarな日々

調子に乗ってもう一回やりますが、世の中そんなに甘くなく、あっさり敗退。ところがしばらく横でフライドポテト食べながら見ていると、8割以上の確率で12番レーンが勝っている様子。もしやと思い、12番レーンが空くまで待って再挑戦すると、なんなく景品ゲット!しかも一緒にいた友人も続いて12番レーンでゲット!ということで、勝ち馬に乗るわけではないですが、いろいろセッティングに難がありそうですので、商品を狙うには、その前に優勝したレーンでやるのが有効そうです。

 

謝肉祭 Fasching!

カーニバル(謝肉祭)とは何かなどについては、下記リンク参照。お肉に感謝して、しばらくおさらばする日です。Carnivorousは肉食性という意味の英語ですが、carne valeのvaleはおさらばするという意味だったんですね。

ドイツでカーニバルを楽しもう - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト

 

・Hirschhorn

2月11日(日)にFaschingsumzug in Hirschhornと、ネッカー川を上ったHirschhornに行きました。パレードは100台以上で、大きなトラクターから小さい手押し車までいろいろです。

CG Hirschhorner Ritter e.V., Hirschhorn (Neckar) - UMZUG

 

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ラインネッカー地域では大きなパレードです。去年のハイデルベルクはもっとしょぼかったです。音楽がガンガン鳴って、仮装もこれぐらいカラフルであってほしいです。

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こちらは狼に扮したトラクターと、女装赤ずきんちゃん。

「福はうちー、鬼はそとー。」みたいな掛け声も聞こえてきます。アラーとか、ハロウーとかと言っているように聞こえてたのですが、帰ってから調べてみるとAlaaf, Helau, Hajoの様です。Narrenrufと呼ばれる掛け声でして、ドイツ全国で地域ごとに呼び声が違うようです。

Narrenruf – Wikipedia

仮装している人たちは結構お菓子を投げてくれます。観客がそんなに多くないこともあり、子供がいたこともあり、手提げ袋一杯分ぐらいのお菓子をたんまり拾って帰ってきました。「僕が拾ったんだから僕の!」とのご主張はごもっともですが、しかしこれじゃ虫歯が。。。悩みの種が増えました。

 

・Basel Fasnacht

発端は、bahn.bonusというドイツ鉄道のポイントカードです。Europcarでレンタカーするたびに、カード番号を登録しておくと、250ポイントずつくれます。何回か借りていたので、結構たまっていたのですが、2017年の年末にキャンペーンの案内が来て、通常1000ポイントの2. Klasse Freifahrt (どこにでも行ける片道の事前予約チケット。ICEも可能。)が、今なら50%オフの500ポイント!とのことで、心が動きました。

スイス・バーゼルのファスナハトはちょうど2017年12月にユネスコの世界遺産にも登録され、なかなかすごそうなので、行ってみることにしました。2月21日の水曜日の方のパレードに行きました。平日ですけどね。。。

上記の事情もあり、ICEのチケットは12月のうちに購入しました。ポイントで行けるのはカードを持ってる僕だけでしたので、妻の分は通常購入。往復で59.80ユーロでした。Basel SBBの駅まで行くとスイス扱いになってFreifahrtの適用範囲外になりますが、Basel Bad駅までなら範囲内でした。市中心にはどちらもトラムですぐに行けます。

バーゼル・ファスナハト(カーニバル) | スイス政府観光局

行きはマンハイムからICEで。10:36発の12:34 Basel Bad.駅着までの約2時間の旅。到着してから駅の両替所のキャッシングATMでスイスフランを入手。日本のクレジットカードで初めてのキャッシングでしたが、50フランを引き出して、手数料はATM利用料の108円。金利は利用日から次回支払日までなんですね。繰り上げ返済はできないクレジットカードで、本来利息は90円ぐらいでしたが、初めての利用で30日間利息が無料になって、11円でした。へー。ユーロから両替するのも一回あたりで手数料とるうえ、レートでも手数料とります。まあ、50フランなら大した額にはなりませんが。

トラムに乗ろうと思って券売機に行くと、一人一回3.8フラン!!400円超えてますね。一日乗車券は9.9フランでした。高いです。さすがスイスです。

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トラムでMessplatzまで行き、ぶらぶら歩いているとパレードがスタート。有名なだけあって、規模は大きく、パレードの人はほぼ全員お面かぶってます。山車は全部で300台は超えてたんじゃないでしょうか。水曜日のパレードは自由なところから自由に歩いてる感じで、二、三回ぐらいは同じ山車が練り歩いてた気がします。大きな鼻のお面をつけた彼らはWaggisと呼ばれているらしく、人をおちょくるのがうまいです。オレンジとか缶ジュースも投げつけてくるのですが、ほしいほしいと欲を出すと紙吹雪を頭上からお見舞いされるし、オレンジ1個とって喜んでたら、5個ぐらい連続で投げてくるし。。。質実剛健なスイス人が中に入ってるとは思えないですね。

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音楽隊が多く、中でも笛の音やリズムが特徴的です。各団体は何かしらメッセージを伝えるために練り歩いているわけですが、金正恩委員長やらトランプ大統領に扮した人が多かったですかね。

外でずっと待っていると結構寒く、スーパーやカフェに入りながら17:00ぐらいまで楽しみました。チョコが言うほどは品ぞろえがないですね。。。まだまだ祭りは夜まで盛り上がりそうでしたが、次の日は平日ですから、ぼちぼち切り上げて17:23の Basel Bad.発のICEに乗って帰りました、ここでもカバンいっぱいのものを拾って帰ったのですが、缶ジュース2本、ミモザの花束二つ、ニンジン1本、オレンジ15個ぐらい、バナナ7本ぐらいと、おもちゃがいくつかと、後は大量のお菓子が戦利品でした。あとは大量の紙吹雪。子供もなかなか喜んでいたようで、出かけた甲斐がありましたかね。

 

年末年始

・クリスマスマーケット Weihnachtsmarkt

ドイツ滞在、二年目ともなりますとだいぶ熱も下がってきまして。。。去年は狂ったようにあちこち回ってましたが、昨年はフランスのRibeauvilléとStrasbourgに頑張っていったぐらいで、あとはHeidelberg、Mannheimの近隣と、ちょっと離れたKarlsruheとBad Wimpfenに電車でいったぐらいでした。Bad Wimpfenはなかなか良い感じの街並みで、アンチーク屋さんとか置物屋さんがいっぱい。トリュフバターとか洒落て買ってみましたが、普通においしくてよかったです。

 

・花火 Feuerwerk

 2017年のクリスマス休暇が終わってからの12月28日に花火の販売が解禁で、昨年は大みそかが日曜日でしたので、12月30日までの3日間の販売です。花火業者の人たちは普段は何で生きているんでしょ。。。

Silvester 2017: Morgen startet der Feuerwerksverkauf - Geld & Leben - Augsburger Allgemeine

2018年も12月28日から31日までと販売日がすでに決まっているようです。

Verkauf von Feuerwerk 2018 - 28.-31.12.2018

大みそかの21時ぐらいに河原に出かけて花火です。ちらほらそういう人もいて、火をつける線香なんかを貸してもらったりしました。ロケット花火は手で持ってもいいんでしょうが、怖いんで水の入ったペットボトルを用意していきました。日本だと大概マンガに出てくるような導火線で、火花を散らしながらだと思うんですが、購入したロケット花火はなにかオレンジ色のプラスチックのようなところに火をつけて、とろとろと溶けて最後は発射というちょっと不思議な感じでした。

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Knallteufel (Knallerbse)というボタン電池ぐらいの大きさの紙で包まれた花火(?)もあり、もみ殻みたいなものと一緒に入ってます。火をつけても大して何も起きなくて困っていたのですが、通りすがりの人が地面に投げつけて音が鳴る花火だと教えてくれました。くだらないように見えますが、やってみるとちょっと楽しいです。花火なのでそのまま捨てるわけにもいかず、全部なくなるまで一つずつ頑張って投げ続けました。まとめて投げると、不発弾が出てきますからね。。。

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www.youtube.com

子供は寝てしまいましたが、花火の本番はもちろん年が変わる瞬間。市内のあちこちで市民が勝手に花火を打ち上げて、なかなかきれいです。四方を花火に囲まれた感じというのでしょうか。ハイデルベルクの夏の花火大会よりもきれいですかね。家の隣の道路とかでもバンバン上げるので、燃えカスとかがいろいろ飛んできたり、3階に住んでるうちのベランダのすぐ上で爆発したりといろいろ怖いです。大体は30分ぐらいで落ち着きますが、その後も夜通し散発的に花火があちこちで打ち上げられます。しかし一つだってそんなに安くないだろうに、、、いくら使ったら気が済むんだ。。。

 

・クリスマスサーカス Weihnachtscircus

1月3日はハイデルベルクのサーカスへ。年末年始はドイツではサーカスシーズンの様で、近隣の地域でもサーカスが催されてました。KirchheimのMessplatzにテントが張られクリスマスから2週間弱の公演期間です。幼稚園にタダ券が置いてあったのでもらっていきました。

www.heidelberger-weihnachtscircus.comタダ券とは言いますが、1月3日と日付指定で、Parkettという一番下のクラスの座席(通常20ユーロ)がタダになるという条件付きです。まあ、Webサイトに行けば、窓口で使える5ユーロ割引券が配られてますから、実質15ユーロでしょうか。座席図にある通り、本当に演者の背面しか見れなかったらどうしようかとも思いましたが、子供も有料なので、親子三人で例えば2. logeのチケットを割引券ありで購入しても70ユーロでなかなかの出費です。まあ、ポップコーン買うからということで、一番安いParkettになりました。

 

開場前にテント併設のチケット売り場に行き、まずは入場券と引き換え。子供の分は15ユーロとクーポンなしで購入。割引しすぎてもなんか申し訳ないので。。。自由席の様で、雨の中、開場前から人が列をなして待っていました。入口で一組ずつお兄ちゃんたちが案内。ブロックの中でもいい席は早めに埋まりますので、早めに来てよかったです。ステージの背後というほどひどくはなく、真横ぐらいでした。前にかぶりつきすぎて、動物の芸とかで地面が見えなかったので何やってるのかわからない時間も少しありましたが、まぁ、7割5分ぐらいは楽しめたと思います。

演目自体は子供むけという感じでしょうか。あまり怖いような場面もなく、大掛かりの装置は最後のバイクぐらいでした。facebookのページ見てみたら、演者の紹介が一組ずつしてありました。同じ団体として一緒にいるわけではなく、フリーランスで、一組ずつ連れてくるんですねー。へー。ついでだから、忘備録。

https://www.facebook.com/Heidelberger.weihnachtscircus/

ピエロはSito Rivileno's Clown-Trioの三人(スペイン)。Sito Rivelinoと、Dany Rivelinoともう一人。そこまで芸達者ではない感じ。。。というか、Danyは21歳でまだまだ若い。

Pascale & Mike Sangerの動物ショー(フランス)。子犬を使ったコメディで、おじいちゃんの方はなんと御年70歳で現役の様。すごい!けど、見てる方がちょっと心配。。。

Miss Fatimaの猫ショー(ハンガリー)。

TN Quick Changeの早着替えショー。女性の方はすごかったけど、男の方の脱ぎ方が案外あっさり。

Viviana Rossiのエアリアル・シルク(イタリア)

Kristina Kostovaの軟体(ベルギー)

Ovidiu Pasararのボーガンショー(アメリカ)。こういうのは見たことがなかったので新鮮でした。

Jonathan Rossiの自転車ショー(イタリア)。

Mr. Jumpingのトランポリンショー。猫のショーにも出てきた人ですが、本職はこちらの様。コメディのクオリティとしては一番高かった気がします。

バイクのジャンプ。準備に時間がかかるわりには、遠いので迫力がなんだかいまいち。。。エンジン音がうるさくて子供は嫌がっちゃいました。売店でビール売ってるおじさんがGoの合図出してたのですが、実は偉い人…?これがサーカスのハイライトで、終わってからはバイクと記念撮影コーナーができてました。

まぁ、毎年演者が変わるようですから、この方たちに次ぎあう機会はほぼないような気はしますが。。。一人ひとりちゃんと名前と国を最後のカーテンコールの前に紹介してました。休憩込みで二時間でしたが、結構楽しかったです。子供はすっかりはまったようで、ことあるたびにサーカスサーカスと叫ぶようになってしまいましたが。。。

 

研究雑話(5)

・フンボルト奨学金の延長

 Humboldt財団のResearch Fellowship for Postdoctoral Researchersは最大24か月間ですが、12歳以下の子供が帯同してドイツに滞在している場合は、さらに最大12か月間の延長ができます。通常のドイツの被雇用者は、Elternzeitと呼ばれる育児休業を取ることが可能で、その代わりといった感じでしょうか。

http://www.newsdigest.de/newsde/news/featured/4759-944.html

申請は、元来申請していたフェローシップの終了期間の6か月前から3か月前までの間にすることができます。

Support during Research Stay

ログイン後、上記のフンボルト財団のサポートのページから、Fellowships for researchers coming to Germanyを選び、Humboldt Research Fellowshipsを選び、Benefits for familiesを選び、Application form を選び、今だと4ページ目に「8.2 Parenthood: Extension of the fellowship in the context of parenting support」という項目がありますので、ここを埋めて申請します。

ボスの承認も得る必要があり、申請書ページに"The academic host's confirmation of research facilities"というファイルへのリンクが張ってありますので、記入してボスのサインをもらって、フンボルト財団まで郵送します。

数日後、フンボルト財団よりメールで申請を受領したとの連絡があり、子供と妻がいつドイツに到着したか、フェローシップの24か月間で、妻子が僕と帯同していなかった期間があったか?あったならいつか?という問い合わせでした。返答すると、次の日には12か月の延長が許可されましたという書類がメールで届きました。速い!

この書類で健康保険を延長して、滞在許可証の延長を行いますが、まあこれも、滞在許可証の期限が切れる一か月前ぐらいからですかね。早すぎると、外国人局に追い返されます。ふぅ、これでなんとかもう一年給料を確保です。そろそろ研究成果をまとめにかからないとですね。奨学金延長のお知らせは、研究室の秘書さんにも提出しました。なんでも、毎月800ユーロずつ振り込まれていた研究費を、当初の24か月間を超えても使えるようになるそうです。へぇ~。

 

 

・シーケンス

PCRでクローニングした後に、DNA配列を確認します。日本では自前で結構作業していたのですが(PCR反応、エタ沈、シーケンサーにセットなどなど)、今いるドイツの所属先では外注でアウトソーシングです。同じ研究科内の数ラボがまとまって団体交渉して、Eurofinsという会社から格安な条件を引き出しており、通常はそれを利用してました。DNAサンプルとプライマーを混ぜて送ってもいいですし、サンプルとプライマーを分けて送って、同一サンプルに対して複数プライマーというのにも対応しています。うまく配列が読めなかったときには、再解析も無料でやってくれて、お値段1run 3ユーロだそうですから、これは安い。自前でシーケンサーもっていても、試薬代・維持コストだけでもこの値段にはなかなかたどり着きません。労働力・時間給も考えればなおさらです。

QRバーコードが付いたシールラベルを、1枚3ユーロでたくさん前払いで購入してあり、通常はサンプルを入れたチューブにシールを貼って、夕方までに専用ボックスに入れておけば、深夜早朝には解析センターに到着し、次の日の午前中には結果が届いてました。ところが最近、数日の遅延が目立つようになり、Eurofinsの解析センターがドイツのケルンに移ったのにもかかわらず、サンプルが前使っていたスペインのマドリッドのところに送られたり、競合他社のMacrogenのオランダ・アムステルダムに送られたりと惨憺たる現状に。サンプルがマドリッド行きになったときは、結果が出るまで三週間以上待たされたりすることもあって、もうクローニングところじゃありません。

こりゃ仕事にならんと、技官さんと相談。学内にそういう施設ないのかと聞いてみましたが、聞き覚えはないとのこと…。日本だと効率化が遅い分、探せば学内のどっかでシーケンサーがまだ動いてると思うんですが、ハイデルベルク大学ではどこも外注で、もう撤退済みとのこと。共通利用できるのは Deep Sequencingばかり。。。ボスに聞いてみても、しばらくの間ならほかの会社に頼んだらいいんじゃない?昔はSigmaがやってたよ、とのたまうのですが、Sigmaヨーロッパはすでにシーケンス解析から撤退済み。まあ、あんまり儲けがないのでしょう。

日本だと、こういう時は代理店の営業担当に話せば、すぐに手配してくれるのですが、ドイツではそういう代理店もないので、仕方がないと自分で探すことに。というか、うちの人たちはシーケンスの結果が来なくても、来ないんだからしょうがないとクレームをつけながらじっと待っているだけ。。。カッカしているのは僕だけの様です。

さて、しばらく探して見つかったのが、

HOME: GATC Biotech (Eurofins傘下になったらしい)

Macrogen Online Sequencing Order System (韓国系)

LGC Genomics (中国系)

です。どこの会社もサンプルを送れば解析してくれるのですが、送料が無料になる回収ボックスをハイデルベルク大学内で設置しているかどうかは、コンタクトを取らないと教えてくれません。上記三社はいずれもハイデルベルク大学内に無料回収ボックスを設置していました。営業のレスポンスが一番よかったMacrogenにお願いしました。新規参入したいらしく、年内は1 run 2.5ユーロでやってくれるとのこと(プライマー・DNAミックス済みのサンプルのみ。再解析オプションは事前購入で+1ユーロ)。ラベルが届く前に手元にあるサンプルもとりあえず送ってくれたらすぐに解析するよと親切な感じです。

Macrogenは夕方送って、翌日朝に到着し、そこから12-24時間で結果が出るので、Eurofinsよりはちょっと遅いのですが、それでもいつ結果が届くのかわからないよりはましです。ほかのラボの同僚はGATCを使っていて、それも同じようなタイムコースの様です。解析結果にも満足し、これで一件落着かなと思っていたところ、ある金曜日に送ったサンプルが月曜日になっても届かない。。。ちなみに遅延がないときのEurofinsは金曜日にサンプルを送れば、土曜日中には結果を返してくれていたのですが、Macrogenでは月曜日に解析の様です。

営業担当に連絡をとるとすぐに返事があり、どうやら配送業者のUPSが間違えてボスニア(!)にサンプルを送ちゃったらしい。戻すよう手配したが、1、2日かかるので、申し訳ないが待ってほしいとのこと。誤配送による遅延の元凶は運送会社のUPSだったようで、EurofinsもMacrogenも同じ会社を使っていました。同僚によると、昔はFedExがやってて、そのころは何の問題もなかったそうですが、UPSに代わってから、誤配送がしょっちゅう起こるようになったそうです。実際、ハイデルベルグからボスニアに飛んでったサンプルは次の日にはアムステルダムに着き、無事解析されました。ワールドワイドですね。

Macrogenからラベルが届いた時に封筒に請求書も入っていました。日本だと債権者登録だの、検収だのがいろいろありましたが、そういうのもなく、請求書一枚秘書さんに渡すと、数日後に大学から直接振り込んでくれました。こういったラベルがあるとサンプルの取り違いもなくて便利なのですが、先払いになるので「ちゃんと解析に使ったのか?」と言われたり、年度をまたいだ時に「昨年度のお金で今年度の研究に使うなどけしからん」などといろいろいちゃもんがつけられるからか、日本ではありません。実際に年度をまたいだ預け金みたいな不正利用な事例でもあったのでしょうか。また、受託解析を頼んだ時も、その都度、検収をうけないといけなさそうな気がします。解析業者の方も、その都度、納品書、請求書、見積書を出すことになり、その手間とコストのために代理店を挟むことになって結局値段が高くなります。研究機関側も扱う書類の量が増え、人を多く雇うか、遅くまで働かせるかになってしまいます。

国民性の違いなのでしょうが、不正利用があり得ないように、コストが高くなっても一つずつ、きちんと検査したくなるのが日本人で、見つかった時に厳しい罰則を与えるルールで予防すれば十分で、そんな面倒な検査はしたくないというのがドイツ人といった感じですかね。ほかにも例えば、電車乗るときにお金かけて改札機を作り、区切って入れないようにするのが日本で、抜き打ちで検査して罰金を払わせれば十分と考えるのがドイツです。実際、研究費使用に関して文科省がそこまで厳しいルールを設けてないのに、大学側で面倒ごとを避けるかのようなローカルルールを勝手に忖度して作ったような例もたくさんありましたので、これはもはや日本人の性というものでしょう。

まだまだ研究者の皆様へ | 衆議院議員 河野太郎公式サイト

一方、ルールを守るかどうかにも違いがあり、ドイツ人の方がダメなものはダメだという感じで、日本人の方が、「みんなやってるから」とか「ばれなきゃいいんだ」とかで悪さをしちゃう気がします。車が全く来そうになくても赤信号を守って横断歩道を守ってる人の割合はドイツの方が圧倒的に多いですかね。融通もその分利きませんが。まあ、その土地と国民性にあうようにルールは作られていきますね。

 

・出産祝い

ドイツ人学生が産休に入り、わずか2日後に出産。すごいタイミング。。。出産祝いをみんなで買うことになったのですが、まず関連がある数ラボに案内メールを回し、「お金を入れる箱を置いとくから、カードに名前書いてお金入れてね!」と連絡。すると皆さんあちこちから続々と集まってお金を入れて、全部で200ユーロ弱になったでしょうか。その後何かいいかを検討して、予算額に合わせていろいろ購入するといった感じでした。昨年のクリスマスから、子供向けのプレゼントばっかりもらっててうんざりしているということで、母親本人に喜んでもらえるプレゼントを買おうということになり、結局何になったのかはっきり覚えてないですが、確かカフェで朝食をとる券とか、好きな美術館に入れるチケットとか、観賞植物とかになった気がします。日本だと、買うものを先に決めてからみんなで割り勘というのが多かったと思いますので、ちょっと斬新、でも合理的。

西洋人はみなさんファーストネームを覚えるのがとても早いのですが、時たま会話にフェリックスとかファビアンとか知らない名前が出てきます。なんだと聞けば、やれ彼氏の名前とか、息子の名前とかとか。そこまで覚えないといけないのか。。。あぁ大変。新しく誕生した子供の名前もちゃんと覚えとこ。

 

中国にまつわるエトセトラ

・Chinesisches Neujahrsfest Heidelberg 2018

Chinesisches Neujahrsfest 2018

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先日記事で取り上げた中華レストラン、Yangda Heidelbergで食事していると、こんなポスターが貼ってありました。旧正月前でしたが、学生が休みになる前に新年をお祝いしようということでしょうか。主催の一つが海德堡大学(ハイデルベルク大学)孔子学院です。中国文化を世界に広める目的の機関です。暇だったので、子供を連れてちょっと行ってみました。

 

場所はKongresshaus Stadthalle Heidelbergのコンサートホール。入口も赤ちょうちんなどがつるされていて、中国っぽい感じです。入場料は大人10ユーロの子供5ユーロ。当日券を窓口で買いました。ドイツでFestっていうと、屋台が大体出ていて、中華レストランも協賛に入っているし、食べるものには困らないだろうと思っていったのですが、実際には中華っぽい揚げ餃子と野菜を炒めたものしかなく、、、何か食べてから行けばよかったです。

 

実際はお祭りというよりかは、お笑いあり、歌ありのショープログラムでした。

中国中央電視台春節聯歓晩会 - Wikipedia

を模したような感じです。よく見たら、ポスターにも春晩って書いてありましたね。

 

オープニングは中国人がボーカルに一人入ったドイツ人アマチュアバンドの演奏。最初はBon Jovi の It's My Lifeのカバーですが、演奏はまあまあで中国人ボーカルが全部だめにした感じ。。。調子が悪かっただけかもしれませんが、高校の文化祭を久々に思い出しました。なんというか、本人だけすごく乗ってて、まわりは失笑みたいな。。。

二曲目は北京一夜 One Night in Beijingのカバーです。こちらも出来が失笑ものだったのですが、途中から中国人ボーカルが裏声(ファルセット)で歌い始めて、何がやりたいのかわからない状態に。あまりにおかしくて、こっちも笑いをこらえるに必死。

帰ってから調べると、どうやら、この曲もともとは男性ボーカルと女性ボーカルの二人の曲で(陈升と刘佳慧:作曲・作詞でもある)、京劇風の声を入れていたのですね。

www.youtube.comそして、これを信乐团という台湾のバンドがコピーしたらしく、こちらはマイクエフェクトなども入ってて、確かになかなか独特の雰囲気。

www.youtube.comそして、これをさらに今日のバンドはコピーしたようなのですが、ただの裏声でしかも音程が絶妙に悪く、最高のお笑いとなりました。コピーする際は曲を選びましょう。

 

その後、在フランクフルト中国総領事館の総領事の方や孔子学院の方が中国語やドイツ語であいさつ。獅子舞も出てきて、続いて各演目になりました。ダンスがいくつかありましたか、中国の衣装を着ただけのバレエとかで、中国の古典舞踊ってほとんどもう残ってないのかもしれませんね。ロボットダンスが入ったストリートダンスや太極拳のパフォーマンスに子供はえらく大喜びしてました。7割ぐらいはアマチュアの学芸会といった感じでしたが、3割はプロの人のパフォーマンスで、10ユーロ価値はまああったかな。進行とかはまあまあグダグダですが、この人やりたくないのに引っ張り出されたんだろうなみたいのが見れていろいろ笑えます。司会の女性陣たちが3回ぐらいドレスチェンジしてました。演者を引き立てるとか、そういうのは日本文化なんでしょうか。

途中チケット番号でのくじ引きなんかもあったりで会場は結構盛り上がっていました。3等はアウトレットの商品券、2等は中国への片道航空券、1等は往復航空券でした。毎年やりそうな感じですので、珍しいもの好きにはぜひどうぞ。

 

 

 ・Taobao Shopping

 子供の誕生日プレゼントにドローンをもらったのですが、充電ケーブルをなくしてしまいました。どこかに売ってないかなと探していると、中国のオンラインショッピングサイトTaobaoに売っているようです。ということで、淘宝网で初めてショッピングしてみました。

淘宝网(淘寶網)

に行き、まずは免费注册のところで利用者登録。英語のページもあります。携帯番号を登録して、SMSで届けられる認証コードを入力します。認証が済んだら、IDやパスワードなどの情報を入力します。メールアドレスを登録しなくても買い物できましたが、何も控えや通知が来ないので、それはそれで怖いです。。。メールを利用しないユーザーが中国にたくさんいるからでしょうか。入力をお薦めします。

さて、商品を選択して、「确定」や「加入购物车」でショッピングカートに加えます。その後「去购物车结算」でチェックアウトページへ。商品を選んで「结算」で購入ページに進みます。まあ、どこでもいっしょですからこのあたりはわかりやすいですね。

「确认收货地址」で配送先の住所を入力します。ドイツまで届けられないことはないみたいですが、普通に頼むと配送費500元(8500円程度)と高額になってしまいます。個別にお店と連絡を取れば、いろいろやり取りできるのでしょうが、中国語が必要です。

今回は日本の実家に配送してもらって、それを他の荷物と一緒に送ってもらうことにしました。「使用新地址」か「修改本地址」で日本の住所を入力。ここで入力する電話番号は必ず受け取る人の日本の電話番号にしてください。僕はドイツの電話番号を入力してしまって、日本へ発送できずに途中で引っ掛かり、いろいろやり取りして配送が遅れました。(【中国】包裹因手机异常原因无法出库,请联系在线客服处理とステータスに表示され、海外発送業者の4PX递四方速递とチャットでやりとりして、日本の電話番号を教えて、何とか事なきを得ました。)また、住所やあて名を漢字で頑張って入力したのですが、一文字が文字化けになって配達員がちょっと困ったようです。安全を喫すならローマ字入力が安全の様です。

配送方法は「集运」ということで、中国国内の海外発送担当の業者(初期設定はこの時4PX递四方速递でした)の配送センターにいったん商品を送ってもらい、ほかの荷物とともにまとめてその業者が日本へ配送します。なので、複数の店舗から購入しても日本への送料は一回で済みます。ショップから配送センターへは「普通配送快递¥8.00」ということで、送料は8元(136円)でした。安い!とりあえず、商品代とこの8元の送料だけでまず支払い(「提交订单」)です。直接海外まで業者が集団配送してくれるのは香港・台湾・シンガポール・日本・マレーシア・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ)のようです。

クレジットカードはVISA・JCB・Master Cardなどが使えます。支払い料金の3%が手数料としてさらに取られます。

購入後は「 我的淘宝 」メニューの、「已买到的宝贝」のところで購入履歴が見れます。「订单详情」のところでは処理状況が確認でき、支払いの翌日には発送、翌々日には配送センターに到着したようです。なかなか素早い。

届いたら、「海外物流打单」のところに反映されます。ほかにも一緒に日本に送りたいものがある場合は10日間まで配送センターで無料で待ってくれるようです。4PX递四方速递の場合は、送料は1kgまでが39元(約700円)、そこから500gごとに10元加算です。今回はほかに商品はないので、荷物が届いたところで発送を指示し、その時に海外発送分の送料(39元)をクレジットカードで支払います。同じく3%が手数料として載せられます。今のところ、この会社は月水金に中国から日本向けに荷物を送っているらしく、日本に到着してからは、佐川急便で配達されました。

すべてがスムーズにいくと、一週間ぐらいで日本に届くようです。淘宝自体は中国でメジャーなショッピングサイトのようですので、そんなに詐欺まがいなことは横行してないと思います。競争が激しいですから、書き込みが相次いですぐに不人気になってしまいますからね。日本へ配送する業者も、「官方转运」(オフィシャル転送会社)としてもう1社選択肢があり(Prouter(酷悠悠))、競争しているようです。決済情報なども個別のショップに渡すわけではないので、比較的安心できると思います。そうとはいえ、実際にトラブると中国語ができないと解決は難しそうです。日本への輸入をやってくれる代行業者もいろいろあるみたいですが、これもどれが信用できるのかといわれると難しいところで。。。まあ、そんなに買うものがあるのかっていう話ですが。。。