Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

小児歯科(Kinderzahnarzt)

子供のU7aの検診時に、歯科健診にも是非どうぞということで、ドイツの歯医者に連れて行ってきました。

 

・歯科検診

知り合いの歯医者と、小児科で薦められたHeidelberger Milchzähne。山の中にあって、ハイデルベルクの街中からはいろいろ遠いですが、小児歯科専門はなかなかありません。電話で予約しましたが、英語もなんとか通じます。結構混んでいるようで、3週間ぐらい先の予約となりました。Uni. Platzから30番のバスでなんとかたどり着けます。Bosch Museumのバス停近くです。白が基調の明るい一軒家のような建物です。

Home - Heidelberger Milchzähne

 

初診なのでいろいろとアンケートを記入し、診察室ではまず歯科医と握手してご挨拶。握手と自己紹介って日本ではないですよね、なかなか。ベッド(診察台)に子供を横たわらせると、天井からぶら下げたスクリーンでアニメの動画見られるようになっていました。子供相手に道具の一つずつの用途を丁寧に説明して、恐怖心を取り除いてました。小児歯科専門だけあって、そこはなかなか気遣いが細かい。気軽な気持ちで検診に出かけたのですが、虫歯が何本か見つかりました。。。子供の虫歯は親の責任ですので、なんともいたたれない気持ちになります。子供もしょんぼり。本数が何本かあるというのと、ちょっと削りにくいところにもあるので、全身麻酔で一気に治療することをお薦めされました。

まさか全身麻酔をお薦めされるとは思ってませんでしたので、セカンドオピニオンを求めて、街中の一般の歯科(大人+子供も)にもかかることにしました。

Zahnarztpraxis am Römerkreis Heidelberg – Dr. Ebensberger & Kolleginnen

電話すると、こちらはすぐに予約が取れました。意見は同じで、全身麻酔をお薦めされ、そうじゃないと治療がスムーズにいきませんとのこと。どうしてもいやなら試してもいいけど、という感じでした。

 

・日本での虫歯治療

いろいろネットで情報検索してみると、全身麻酔は海外では当然の様ですが、日本の小児歯科医で取扱件数は増えているものの、まだまだこれからのようです。ちょうど日本に一時帰国する予定もありましたから、日本でも小児歯科医に聞いてみようということになりました。小児歯科の専門医はこちらから検索できます。Milchzähneでは歯間にできた虫歯のレントゲン写真もとってましたので、画像ファイルをメールで送ってもらいました。

専門医がいる施設検索|日本小児歯科学会

 

さて、日本。近くの小児科専門医がいる歯医者さんに伺い、まあ、根気強く少しずつ治療していきましょうかということになりました。帰国の予定が迫っている中、無理を聞いてもらい、予定をつめて治療を終わらせました。子供も結構根性があるようで、暴れて治療にならないということはありませんでした。歯間が狭いところに虫歯がありましたので、歯間ブラシを使うようにというのと、フッ素入りの歯磨き粉でコーティングをするようにという指導がありました。

 

・再び検診

何とか治してドイツに帰ってきて、三か月ぐらい経ち、歯科検診に行くことにしました。虫歯にかかるリスクは高いとのことでしたので、三か月ぐらいに一回はチェックすることを勧められていました。Milchzähneの方がしっかり見てくれた感じがしたので、行くのはちょっと遠いですが、こちらを選びました。

口を見てみてまず歯医者さんがびっくり。「こんな小さい詰め物どうやって子供に入れたの?」「これ全身麻酔なしで全部やったの?」と驚きっぱなしです。日本の時の歯医者さんの腕がよかったようです。「せっかくだからこれ写真撮っとくわ。」と言ってましたが、後で届いた請求書にはちゃっかり撮影代が請求されてました。。。まあ、保険降りたからいいけど。

安どしたのもつかの間、前歯の裏側に再び虫歯を発見。断定はできませんが、前歯(切歯:Schneidezahn)の歯間の虫歯を治すのに気を取られて、日本の歯医者さんが治療するの忘れたんじゃないかなあ。。。「本当は今日にもサッと治しちゃいたいけど、後がいろいろつまってるからまた予約を取ってお越しください。」とのことで、また虫歯の治療をすることになりました。歯のクリーニングも同じ時にお願いすることにしました。「続けてで大丈夫?子供耐えられるかしら?別の時の方がいいんじゃない?」と受付の人は半信半疑でしたが、歯医者慣れてるからと言って押し通しました。

 

・ドイツで虫歯治療

まずはクリーニングから。ベッドに子供を横たわらせてからビデオを再生開始。歯垢が染まる薬品でまず染めて、電動の歯ブラシできれいにして、最後は歯間クロスで仕上げ。まあ、どこの国も同じ感じですわな。手際の良さなどは日本の方が上のような感じです。

 

部屋に置いてあるぬいぐるみがなかなかイケていて、子供が喜んでワニの歯磨きをして遊んでいました。買うにはちょっと高いようですが。。。Handpuppen und Puppen - Zahnkönige

http://www.heidelberger-milchzaehne.de/wp-content/uploads/praxis_08-1508x1000.jpg

(http://www.heidelberger-milchzaehne.de/wp-content/uploads/praxis_08-1508x1000.jpg より)

 

そのあとに虫歯の治療。「神経まで行っているかどうかは微妙なところだけど、念のため麻酔をしてから削りましょう」とのこと。歯茎の表面に何か塗ってから(表面麻酔かな?)、続いて麻酔薬の注射。なんかずいぶん大掛かりな機械でしたが。。。昔と違って唇などほかの部位がしびれたりすることもなく、歯の痛みだけを抑えるそうです。

歯を削る機械の音を嫌がるかもしれないということで、次になんとヘッドフォンが出てきました。。。これは日本ではないんじゃないかなあ。アニメのビデオの音が聞こえるので、子供は口の中のことはほとんど気にせずにアニメに集中。治療後に口を押えても口を閉じなかったので、ヘッドフォン外して「口閉じていいよー!」といってやっと伝わるほどでした。

治療自体はシンプルというか、どこも同じというか。削って埋めてUVあてて表面を削って薬塗って。日本のお医者さんに比べると若干手際が悪くてちょっと時間がかかりましたが、しっかりと治療していただきました。「こんなに治療しやすい子はそういないわ。Unbelievableよ!」といってほめてもらい、子供も満足げ。治療が終わるとコインを一つもらい、廊下のガチャガチャでおもちゃが一つもらえます、さすがに歯医者でグミをあげるわけにはいきませんね。

定期的に検診とクリーニングをしてコントロールしていきましょうとのこと。最後握手してお別れするところを、妻がお辞儀してしまい握手し損ねてしまい、「日本人はそうするんだったわね。確かにそっちの方が衛生的かも(笑)」と和やかな雰囲気なまま治療は終了。まあ、虫歯菌(ミュータンス連鎖球菌)が死滅することはないだろうから、気長に共存していくほかありませんね。

ハイデルベルクでドイツ語の語学学校に通う(2)

妻がVHS(Volkshochschule Heidelberg)のドイツ語講座にずっと通っていたのですが、フンボルト財団の補助が奨学金支給期間の前半に限ると書いてあり、もう過ぎてしまったので、自腹で行くほかのところを探しました。実際多少過ぎても援助はしてくれましたが、いつまでもお世話になるわけにはいかないということで。。。VHSで引き続き通ってもよかったのですが、値上げに次ぐ値上げで1コース(時間数にもよりますが)390ユーロになってしまい、もうちょっと安く抑えたい。。。

これまでのハイデルベルグの語学学校の記事はこちら

 

1.ハイデルベルク大学のドイツ語コース

Welcome Centre - Heidelberg University

大学が主催しているコース。海外から来たポスドクはWelcome Centreを通じて申し込むよう言われています。週2回で6:15~7:45 p.mの一時間半のコースで、1セメスター(半年)で150ユーロです。使用教科書はBegegnungenです。

https://www.schubert-verlag.de/begegnungen_info.php

研究室のメキシコ人ポスドクも行っています。最初の回に簡単なインタビューがあり、どのコースに行くかが振り分けられます。最後の回には進級テストがありますが、点数が届かなくても、同僚は次のレベルに進んでいいよと言ってくれたそうで。。。

最初の数回通ってみたのですが、担当の先生が英語で解説しちゃう人で、妻はそのあたりが気に入らなく、英語とドイツ語がごちゃ混ぜになるということで、途中で辞退しました。妻とは別のレベルに通っているメキシコ人ポスドク曰く、前期の先生はそうだったけど、今期の先生はそうでもないとか言ってたので、講師によってよりけりみたいです。期限があって、それまでに辞退を申し出た人は受講料を返還してもらえるようで、実際全額返ってきました。

 

2.Integrationkursに申し込む。

VHSの語学コースに通っていたころから、どうやらIntegrationkurs扱いだと料金が安くなるらしいとの様子でしたので、申し込んでみました。

細かいことは、ドイツ・Integrationkursで検索すると出てくると思いますので省きますが、ドイツに来た外国人が、ドイツになじむことができるよう、ドイツ政府がドイツ語学習のサポートをするシステムです。

ハイデルベルクの場合、まず、外国人局(Ausländerbehörde: Bergheimer Str. 147)に行って申し込みます。一階の機械で「Integrationkurs」を選ぶと番号が出てきますので、番号が呼ばれたら上の階に行きます。パスポートと滞在許可証はもちろん持っていきます。

簡単なお話があり、IntegrationkursのSprachkursに申し込みたいというと、"Anmeldung zum Integrationkurs und Durchführung eines Einstufungstests"という紙を印刷してくれました。来週ここでテストと登録をやるから朝9時に行ってくれとのことでした。

指定された場所はAnkunftszentrum Heidelberg (BAMF), Grasweg, Geb. 4812 (Besucherzentrum)というところで、Patrick Henry Villageの中です。

Konversion Heidelberg - Patrick-Henry-Village

もともとは60年以上前に建てられた米軍の宿泊施設で、2014年からは難民キャンプ(宿泊所)として使用しているようです。717番のバスのGraswegのバス停を降りるとあたりは荒涼としており、一本道を15分ほど歩いてアオトバーンを横切ると難民キャンプに到着。警備は厳重でものものしく、一人ずつ案内するため、いくばくか待たされました。上記の役所からもらった紙とパスポートなどのチェックがあり、中のAnkunftszentrum Heidelbergまで通されました。

 筆記テスト後、レベル4のコースを受けるようにとのことで、A1.1, A1.2, A2.1の次でA2.2のレベルです。速いコースもあるけどと聞かれましたが、普通の速さでいいですと答えると、その場で担当者が空いている語学学校へ電話で確認を入れ、Heidelberger Pädagogiumに行くことになりました。住所で基本的には割り当てられ、そんなに語学学校の選択は自由が効かないようです。妻はまたvhsに行きたがったようですが、かないませんでした。ハイデルベルクでIntegrationskursの語学コースを開催しているのは全部で5つのようです。

heidelberg.de - Sprachschulen, die Integrationskurse anbieten

 

3.Heidelberger Pädagogiumに通う

www.heidelberger-paedagogium.de - HOME

試験翌日、Pädagogiumに向かい、Integrationskursに行きたい旨を事務の方に伝えます。すると、簡単にまずシステムについて説明してくれました。詳細な情報は下記リンクを参照してください。

www.heidelberger-paedagogium.de - Information (英語)

http://www.heidelberger-paedagogium.de/images/Unterlagen/Englisch.pdf (英語)

BAMF - Bundesamt für Migration und Flüchtlinge - Integration courses (英語)

45分1コマの授業を各レベルで100コマずつ受けます。料金は1コマ1.95ユーロ。通常は1コマ5ユーロなので、半額以下です。一日4コマなので、全部で5週間かかります。午前中のコースは8:50-12:15、午後のコース13:00-16:15です。特にIntegrationskurs用に別に授業を用意しているわけではなく、通常開催しているIntensiveコースに参加する感じです。通常のコースは4週間単位で動いているので、レベル4となると、A2.2の4週目1週間と、B1.1の4週間全部を受講することになりました。使用教科書は同じく、Begegnungenでした。

政府からお金が入っている分いろいろと条件は厳しく、コースの欠席は3回までで、それ以上は理由書(医師の診断書など)の提出が必要だそうです。B1レベルの試験に2年間以内に合格すると、支払った授業料の半額が戻ってくるというインテンシブが付いています。

さあ、ということで、意気揚々と通い始めましたが、こちらもそんなに担当の講師と相性がよくないようで、ひたすらテキストの問題をこなしていく感じなんだとか。何とかこなしてレベル4を終了しましたが、現在は休憩中。はたして試験合格までたどり着けるんでしょうか。。。

生活雑話(4)

・リサイクリングセンター

結婚の時にお祝いで頂いた食器は、いくつか日本から持ってきたのですが、そのほかはドイツの雑貨屋さんでちょっと買っただけで、妻が食器が少ないと不満をあちこちに漏らしていたところ、リサイクリングショップがいいわよとの情報を入手したので行ってみることにしました。

Recyclingkaufhaus Heidelberg - Home

Recyclingkaufhausというところで、ハイデルベルク駅の南側の郵便局の、さらに奥の倉庫の中です。場所はちょっとわかりにくいところにあります。駅から徒歩で6分ぐらいでしょうか。敷地は結構広く、テニスコート4面分ぐらいはありそうです。家具、食器、家電、古本、おもちゃなど何でもそろっていて、アップライトのピアノまで3台ぐらいおいてありました。

まあ、品物はいかにも玉石混交といった感じで、使えないものの多さは日本のブックオフの比じゃないですが、価格は二束三文ですので(食器類は1つ50セントぐらい。そもそも値札がない)、損はないですかね。 Soziale Dienstleistungen in Heidelbergというところが運営していて、おそらくはNPOか何かの非営利の法人です。

いくつか購入して持って帰ってみると、一つのお皿の裏面にKAHLAというブランド名の下にmade in GDRと書いてあり、German Democratic Republicで東ドイツ(ドイツ民主共和国)の英語表記と思われます。Dishwasher safeとも書いてありました。東西ドイツの統一が1990年ですから、そのころにはもう食洗器が普及してたのねえ。しかし、東ドイツで作ったものを、英語表記だから西側のアメリカかイギリスに売ってたのでしょうか。それとも、そのころはドイツ人も頭がまだ柔らかく、とりあえず英語でラベル書いといた方が、世界中に売れるやとでも考えていたのでしょうか?今も現存するブランドですが、”Porzellan für die Sinne.”とドイツ語のサブタイトルが入っています。今のドイツで、ドイツ製のもののロゴが、英語だけってほぼない気がします。

KAHLA - KAHLA.Porzellan für die Sinne.

 

・Adam Müller

 Leimenにあるワイン醸造所のAdam Müller。ハイデルベルクのスーパーにもよく置いてある地元の酒といった感じです。クリスマスのイベント(Advent im Weingut)をやるというのでいって来ました。

Adam Müller

 

23番のトラムストップから降りて、徒歩7分ぐらいです。店に行く途中、おばさまたちがフェンス越しに敷地内の木の実をむしり取って袋に入れてました。松ぼっくりよりはふた回りぐらい小さいもので、かさが開かないタイプで、緑とも金色とも言えないような絶妙な色合いです。食えなさそうなのでおそらく飾りに使うのでしょうが、人に隠れてコソコソやってる感じがなんとも面白かったです。人の庭のイチョウの木の銀杏を拾ってる感じとでも言うのでしょうか。

 

店舗の中はクリスマスの飾りがいっぱいで、販売もしてました。Hutschenreutherというところが出している白い陶器のツリー飾り(ブーツ)が気に入って買ってみたものの、妻には不評。。。20ユーロしたのに。。。後日Heidelbergのメイン通りにできたディスカウントショップのSaks OFF 5THにも昨年や一昨年のものが出ていて、破格で売られているのを見つけてさらにがっかり。。。隣のおばあちゃんに、私はこれを毎年買っていて、もう15個ぐらいそろっているのよー、毎年ガラが違うのよー、かわいいのよー、とおっしゃってました。

 

肝心のワインももちろんおいしくいただきました。ティスティング用のものは無料で出しているようで、何杯も違うワインをお代わりしている方もいて、大変にぎわっていました。帰りのトラムで息子が眠りこけてしまい、あら、息子さんも酔っぱらっちゃったのねと笑われてしまいましたが。

  

・北海水産

Hokkai Suisan

 オランダに本社がある水産会社で、日本との縁が深く、アジの開きなんかも冷凍で販売しています。Heidelberg地域へは月に一度、本社から配達しにくるようで、月の初旬までに注文して、中旬に届くことが多いようです。ミニマムオーダーが設定されていて、近所の日本人家族何世帯かで共同で購入しています。味もおいしく、注文するようになって、困ったら魚でも焼いとくかとなってずいぶん助かりました。

オーブンにグリル機能がついているので、それで焼くと便利なのですが、うちは順番として、1.天板を取り出す、2.余熱する(最大温度)、3.魚を網に並べて、網の下に天板を戻し、水(ミネラルを抜いたものが望ましい)を天板にそそぐ、4.魚が焼けたら取り出し、その後オーブンを少し開けて置き、水蒸気が外に出るようにしておく、ので落ち着きました。魚の油や水分が垂れるので、下に水を引いておきたいところですが、最初から水を入れると水が沸騰してしまってこんがり焼けず、また、最後にオーブンを締め切りにしちゃうと、オーブンの内側に水滴がついていろいろと困るなどなど、魚を焼く仕様になってないのでちょっと気を付ける必要があります。

 

・クリスマスカードの切手

 

年の瀬にアルザス地方のRibeauvilléに繰り出しました。フランスの小さな街ですがクリスマスマーケットは有名なようで、近隣の臨時駐車場もいっぱいになるぐらいの混雑でした。見ているとほとんどがフランスナンバー。どうやらフランス人には人気の観光地の様です。

丸太を割っただけのストーブがあったり、木製の大きな滑り台があったりと、民族衣装でのダンスがあったりといろいろ楽しいところです。通りも人がいっぱいでなかなか進みづらく、日本の初もうでを思い出しました。

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途中の本屋で見つけたGuy Untereinerのポストカードのシリーズがアルザスらしくて気に入り、何枚か買って帰りました。ドイツに帰ってからメッセージを書き入れ、いざ日本に発送しようかという段階で、切手代を調べてみると、おやおや。。。おしゃれな正方形のポストカードは14cm四方なのですが、ポストカードのサイズ(0.9ユーロ)は12.5cm×23.5cmまでと規定されてあり、14cm×14cmのポストカードはそれ以上のGroß Briefの封書扱いになるようです。国際発送の場合は一通あたり3.7ユーロかかる計算に。。。もう全部書いちゃったあとなので仕方なくそのまま発送しましたが、大きいポストカードの購入の際にはご注意を。

www.guyuntereiner.fr

研究雑話(4)

・おさらば

研究室最古参のポスドクがついにラボを去ることに。ガンが見つかって、手術成功して大丈夫そうなんだけど、これからも頻繁に検診などいろいろあるから母国に帰るとのこと。そして、しばらくはアカデミックのポジションを離れる決断もしました。まあ、健康第一ですから元気になってほっとしてますが、ラボを離れるのは残念です。。。なんというか、研究できる幸せをかみしめないといけないですね。

離れる前に一か月ほどラボに来ていろいろと身辺整理。持っている技術などをほかのラボメンバーに伝承していきました。クリスマスディナーが送別会みたいになりましたが、そのあとの最後の出勤日に自らケーキを持参して感謝を伝えるのがヨーロッパ流。ラボからのプレゼントはなんとアンティーク店(というか古本屋?)で仕入れたヘロドトス著の『歴史』の原著。ギリシャ語が趣味だそうです。おしゃれだなあ。。。新天地というか、故郷でも頑張って!

 

・学生実習

学生実習三度。。。修士の学生二人相手に三週間。今度は前述のポスドクからの技術伝承も含めてということで。仕込みが何しろ大変で、材料準備したり、プロトコル書いたり、試薬の残量確認したり、発注したり…とほほ。まあ、ポスドク一人減った分、補充されるまではいろいろと仕事をシェアして回して行くほかありませんが、その分仕事も進まないわけで。。。一応、ボスと交渉して一つだけは自分のプロジェクトと直接関係ある実験を入れてもらいましたが。

学生は女子二人。一人はてきぱきとしてて呑み込みが早く作業もスムーズだが、サイエンスにはあんまり熱意がありません。もう一人はちょっとのろくて作業も危なっかしいが、真剣にノートをとったりとやる気はあるご様子。なんだかこういうパターンは日本でも見たことがありますが、残念ながら今のご時世、前者の方が評価が高く、業績も出がちなので、後者の方が研究者として生き残るのはなかなか困難かもしれませんね。日本もドイツも、じっくり学生を指導するような環境は少なくなってきているように感じます。ドイツの場合、あらゆるところで時間制限が厳しくついてますので、のろのろしているだけで評価がマイナスになってしまいます。後者のような学生をのんびり育ててその成長を見る方が楽しいし、ゆくゆくは何かを見出してくれるんじゃないかと期待したくはなるのですが。。。

実習の評価シートも回ってきました。記録をちゃんととっているか、プロトコル通りに実験できているかなどを5段階評価で評価するわけですが、独立して実験できているか、ほかの人に助けを求めて実験を遂行するかなどの項目もあり、少々驚きました。そういう自律性も評価項目に入っているので、勝手にどんどん自分で実験を進める学生が育つわけですね、なるほど。

がんばってプロトコルを詳しく書いただけのことはあって、試薬の場所を教えるぐらいで、あとは学生たちがせっせと自分たちで実習を進めてくれました。むしろ待っているこっちがちょっと暇になりました。実習が終われば彼女たちはレポートを書いて、6週間以内に提出です。ボスからは事前に下書きを修正しといてとのお達し。おそらくクリスマス前に下書きが送られてくるんだろうなあ。へいへい、やりますよ。

 

・修論研究

前回(研究雑話(3))登場した修士の学生。結局働きぶりはそこまでひどくないということで、そのままうちのラボで修士論文を書くことになりました。自分で実験を組んで進んでいけるので、そんなに手がかからない良い子ではあるのですが、なんというか理系によくありがちな頭でっかちのようで。。。いつかほかのラボのポーランド人ポスドクとしゃべったときに、ハイデルベルク大学の学生は鼻が高くて困るみたいなこと言ってたけど、そういうことか。そういうのが積もりに積もってほかのラボから修士研究を断られてるんだなあ。

例えば・・・

「ほかの人のピペットマンに勝手に触っちゃいけないよ」

「研究費で購入したものは研究室全体のものだから、僕には使う権利があるはずだ」

と口答えしたり、

「ちょっとこの結果はおかしいから、もう一回繰り返してみたら?」

「僕は完璧に実験をしたのに、結果がうまくいってない。だから、この実験計画が間違っているんだ。」

とどこから来たかわからない自信を見せたり、

「ここどうしたの?なんかカメラに映りこんでるけど?」

「なんかレンズが汚れてるみたいなんだ。」

「いや、これは顕微鏡の設定が間違っているんじゃ」

「・・・覚えとくよ」

と、なんというかほかは疑うけど、自分のことはあまり疑わないご様子。

 

まあ、それも若気の至りかと思いながら、あまり気にせずにいろいろ教えてたのですが、、、

「こういうの、将来この分野でやることがあったら気を付けたらいいよ。」

「大丈夫です。僕の研究の興味は、今のテーマよりももっと面白い別のところにありますから、将来やることないと思います。」

とまで言われる始末。君がもっとほかのテーマがやりたがったのは知ってるけれど、引き取り先がなくてうちに来てるわけで。。。うーん、それは本心だろうけど、そんなんじゃ誰も君の手助けしたくなくなっちゃうなあ。さすがに説教するほどのエネルギーも時間も、効きそうな手ごたえもありませんので、以来適当に泳がしています。

人の交流にも興味がないようで、グループランチにも来ず、クリスマスディナーにも来ず、セミナーでは質問しなくて居眠りしたりするので、周りのラボメンバーもだんだんと距離を置き始めてきました。修論終わるまであと2,3か月ですから、まあ、通り過ぎるのを待つ感じでしょうか。ローテーションで人の入れ替わりが激しい分、そのあたりはドライです。

 

・評価書

と、そんな日々を過ごしていたら、件の学生から、よその博士課程に応募したいので、評価書をお願いしたいとのこと。ボスじゃなくて、僕のような一介のポスドクでいいのかと確認しましたが、どうやらそれでいい様子。周りに聞いても、以前いたロシア人博士課程学生の就職活動の時も、指導していたポスドクが推薦書を書いたようです。

理論的知識、技術的正確さ、応用/柔軟性、創造/独創性、ワークロードを組み立てる、意欲/コミットメント、独立性、文章コミュニケーション、会話コミュニケーション、同僚らとの統合の項目に対し、それぞれ、Top 5%, Top 10%, Top 20%, 平均的、平均以下、コメントできないを選んでチェックします。それとさらにA4一枚ほどのコメントを書きます。さすがに人生を左右するので、前述のような悪口を書くわけにもいかず、ほめられるポイントを選んで具体的な事例を列挙しました。あとは本人とも少し相談して、もっと書いてほしいことがあれば書き入れようかなと思っています。

人生初体験。大人の階段を一段上ってしまいました。。。早く研究の階段も上りたいなあ。

一時帰国にまつわるエトセトラ(3)

一時帰国に合わせていろいろショッピング。ドイツ土産は難しいところですが、ワインとビールとグミと…うーん。ジャガイモ料理系の何かを(PufferとかKnodel)買ってははみましたが、評判は可もなく不可もなくといったところで。。。フランスに出かけたときに何か買っておくのがやっぱりいいですかね。

 

・免税手続き(ドイツ・・・本当はダメらしい)

お土産というか依頼購入ですが、近頃日本で大人気のビー玉転がし(Kugelbahnen)を購入。日本だと品薄で、Amazonで43000円以上するものは、ドイツでは税込み159ユーロでした。なかなか儲けてますね。ドイツでもなかなか扱っている販売店は見かけなく、デパートにはおいてありません。HeidelbergのAltstadtの小さいおもちゃ屋さんで見つけました。パスポートを見せて免税手続きをお願いすると、Global BlueのTax Freeの提携店ではないので、ドイツの税関が使っている書類のフォーマットが出てきました。

免税手続きの書類 (Ausfuhr-und Abnehmerbescheinigung für Umsatzsteuerzwecke bei Ausfuhren im nichtkommerziellen Reiseverkehr (§ 6 Abs. 3 a UStG))

店主のおじさんがいろいろ手書きで書いて、ホッチキスでレシートを止めて終了です。フライトの時に空港の税関でスタンプをもらいました。最初よくわからなかったので、隣のGlobal Blueのところで税金を返してもらおうと並んだのですが、「これはうちと関係ないお店だから、直接購入したお店に行って税金を返してもらってくださいとのこと。」なんと!!ということで、再びドイツに帰ってきてから、おもちゃ屋さんにこの紙をもって行くと、なんとVATの19%全額が現金で返金されてきました!Global Blueでは最大でも14.5%しか税金は戻ってこないので、この差額で儲けていたのか。。。知らなかった。スタンプが付いた申請書を、別途郵送で販売店に送ると、建前上は税金の分だけ送金してくれるそうです。やってもらえるかどうかは怪しいところですが。まあ、この手間を省いてくれるのがGlobal Blueということですね。

細かい説明は税関のWebページを参照してください。

http://www.zoll.de/EN/Private-individuals/Travel/Leaving-Germany/Tax-free-shopping/tax-free-shopping.html (英語)

http://www.zoll.de/DE/Privatpersonen/Reisen/Reisen-nach-Deutschland-aus-einem-nicht-eu-Staat/Zoll-und-Steuern/Tax-free-einkaufen/tax-free-einkaufen_node.html (ドイツ語)

よく読んでみると、あれれ。。。ドイツに3か月以上の滞在許可がある人は免税手続きはだめだって書いてあるぞ。馬鹿正直にパスポート番号も名前もちゃんと記入しちゃったから、そのうち税金払えって、税関から通知が届くのでしょうか。。。

 

・免税手続き(日本)

日本もだいぶ免税が買い物できるお店が増えてきました。日本パスポートでも、海外居住者は日本で免税ショッピングができるようです。実際、店舗先でパスポートと滞在許可証(一応)を見せると購入できました。ドイツみたく、後で返金方式ではなく、この時点で免税された金額で購入です。レシート(購入記録票)がパスポートにホッチキス止めされますので、出国審査のあたりでこれを外して、税関が用意した投票箱みたいなものに入れれば手続き完了なようです。ドイツのような税関スタンプなどは不要なようです。時にはチェックする場合もあるらしいですが、荷物として預けちゃったらわからないですからね。。。ここで水際でチェックするというよりかは、販売員が対象者以外に売らないように厳しく指導しているのでしょう。免税で販売してるのに、購入記録票が届いてないぞ!税関からお店の方が怒られそうです。まぁ、もともとそういうことには多少目をつぶるから、いっぱい買い物してくださいねというシステムですわな。2年以上海外に滞在する目的で出国しましたから、こちらは文句なしの該当者です。

免税店とは|消費税免税店サイト

 そういえば、フランスでの免税手続きの際も、税関のチェックが厳しくない様でした。親戚が渡欧して来た時にフランスでショッピング。大概の店はGlobal Blue提携店なので、空港の税関の窓口で手続きすると思いますが、一部大手の百貨店(ギャラリーラファイエットなど)は免税端末機PABLOに対応した免税手続き書類を発行しています。空港にこの端末機がありますので、書類のバーコードをかざすだけで、物品はほとんどチェックされないようです。なるほど、これは便利そう。もちろん免税で購入した商品は3か月以内にEU外に持ちだす規則にはなっておりますが。。。いろいろねぇ。。。

免税

 

・健康保険

DAAD (die Continentale)のTarif 790のPrivatの保険も、海外滞在は6週間以内なら保証対象です。日本で子供が医者に掛かりまくりましたが、領収証をとっておき、英語訳を赤ペンで書き足して送ると、きちんと支払ってくれました。いくつか、日本だと保険対象外の項目もあったのですが、特に何も言われなかったので、中身はそんなに詳しく見てないようです。厚生労働省が領収証の英語版を用意してますので、英文の領収証を発行してもらってもよいと思いますが、特に必要でもないようです。前回は英文版だけ持って行ったので日本の病院の会計担当の頭を悩ましてしまいました。。。日本語版も持って行った方が親切です。

外国人向け多言語説明資料 一覧 |厚生労働省

ただ、歯医者だけは治療内容を示せということだったので、下記の資料を使って、歯医者さんにレポートを書いてもらいました。

海外診療報酬(歯科)明細書(ダウンロード可)|私学共済事業(共済業務)|私学事業団

やりとりは英語で書いたので、金額も英語風に10,000のように千の位でコンマを打ってみましたが、これがいけなかったようで、小数点(ドイツではコンマを用いる)だと思われて、100円分に相当するユーロ(セントですが。。。)が振り込まれました。電話で問い合わせたらすぐに修正した金額を送ってくれましたが、さすがに100円で病院には行けないだろうに。。。そして、すぐに修正してくれたのはよかったのですが、本来歯科診療は25%自己負担なのを、今度はそれを忘れたらしく、0%自己負担で医療費が還付されました。そのうち返金しろって言われそうですが、、、大丈夫かなうちの保険会社。

 

・コバエ

ドイツの自宅に帰るとハエがわんさか。。。捨て忘れたごみから大量発生させてしまいました。頑張ってハエトラップを作ってせっせと毎朝対峙してましたが、なかなかしぶとかったです。洋ナシの食べガラを袋に入れて、ハエが集まったところで袋を閉めて一匹一匹袋の外側から握りつぶしてました。一週間ぐらい過ぎるとなんかトラップに引っかからないハエばっかり生き残るようになって、天井に張り付いて逃げ延びていました。結局気候が冷えてきたのもあって、二週間ぐらいしてやっと死滅しました。

VAIOにWindows 10をクリーンインストールする。

パソコンの話です。

 

ラボのリトリートに仕事で使っていた日本から持って行ったVAIOのCシリーズのVPCCB3AJを持っていきました。結局それが共用ノートPCとなって、みんなそれで発表し、音楽かけたりとかしていたのですが、学生がひっかけてパソコンを落下。しばらくは動いていたのですが、翌日パワポ編集中にフリーズし、どうやらハードディスクにダメージが入ったようです。USBスティックにパワポファイルは入れていたので発表は何とかなりましたが、大事なところが壊れたようでWindowsの自動修復もできず。。。データのバックアップは渡欧前に取ったっきりで、最近のファイルはバックアップなし。。。リカバリーディスクも確か作ってた気がするけど日本において来ちゃった。。。ということで以下の作業を行いました。いろいろダウンロードするのでもう一台PCが必要です。

 

・データの救出

SATAのHDDにつなげて中身が読めるようなものがあったらよかったのですが、手元にありません。そこでVAIOをUSBからブートして、大事そうなファイルをコピーでほかのUSBドライブに移すことにしました。

【レビュー】ブート可能なISOイメージをUSBメモリに書き込んでインストールメディアを作成「Rufus」 - 窓の杜

BootできるUSBスティックの作成は、上記のサイトが参考になりました。ただ、上記のソフトウェアRufusに付属しているFreeDosではブートできたものの、ほかのハードディスクにアクセスできませんでした。

そこで、代わりにWindows PEというOSで起動するUSBを作成することにしました。

「WinPe-tch Direct」の使い方 - PCと解

を参考にして、WinPe-tch Directを用いて、Windows PEのISOを作成。Microsoftの本家よりだいぶ簡便です。ファイルは事前にダウンロードしておいた方がよさそうです。その後Rufusを用いてWindows PEでbootできるUSBを作成します。300MBぐらいです。

VAIOの方は、起動画面中にF2を押して、USBからのブートの優先順位をハードディスクよりも上にあげておきます。

Windows PEでブートしたあとは、Q-DirでHDDの中身を見ることができます。必要そうなところをUSBドライブにコピーします。USBドライブは差せば認識するようです。もちろんHDDに傷が入ってますのでところどころ読めないファイルがあります。フリーズした場合は、素直に(強制)終了して、再起動しました。なお、HDDにアクセスするたびに傷がどんどん増えていく恐れがありますので、本当に貴重なデータがある場合は、余計な事をせず、お金を払って信頼できるところに外注してください。

Q-Dirの操作にはいろいろ難があって、ファイル操作をしてもすぐには画面に反映されないので、その都度Refreshが必要です。コピペがうまくいかないときは、右クリックしてSend toでうまくいく場合もあるかもしれません。余裕があれば、C:¥Windows¥Driversからドライバーもコピーしておきましょう。後々役に立ちます。

オリジナルドライバー | パーソナルコンピューター VAIO® | サポート・お問い合わせ | ソニー

 

・Windows 10 再インストール

壊れたHDDのスペックを参照に、新しい内蔵ハードディスクを買ってもらいました。さて、OSどうしようか。。。Windows 7から無料でアップグレードしたWindows 10 Proだったわけですが、リカバリーディスクがないとなると、Windows 10を購入するか、Linuxでも入れるかと悩んでいたところ、どうやらシステム情報が生きているので、マザーボードが変わらないならWindows 10を無料で再インストールすることができるようです。

やっぱり最高だよ!Windows 10!!~HDD故障・修理編~ - Wicachi~Windows好きなmicachiの日記~

便利な世の中になったものです。

Windows 10が不調!速攻でUSBメモリーから再インストールする全手順 | デジタル生活部

を参照して、MicrosoftよりWindows 10のインストールをするメディアを作成ツールをダウンロード。ほかのPCのためにインストールするためのUSBを作成します。16GBもあれば十分です。ハードディスクを交換して、USBを差して、起動。画面に従って新しくインストールしました。数十分で完了しました。

 

・いろいろ

アップグレード版じゃないWindows 10はなかなかサクサク動いてます。やっぱりWindows 7, 8からいろいろ持ち越してたぶんが負担になってたでしょうか。以前はブラウザを開くだけでも結構ファンが回ってCPUが発熱していたのですが、今ではすっかり静かになりました。

ただ、日本版のVAIOだと、ドライバが公開されておらず、そのあたりが大変面倒でした。DELLとかならネットで全部ダウンロードできるのに。。。VAIO的にはVAIO CareとかVAIO updateとかを介してドライバーを手に入れてほしいようですが、ソフトウェアはクリーンインストールで全部吹き飛んだので使えません。

機種名+driverと検索するといろんなサイトがまとめてくれています。

http://www.driverscape.com/manufacturers/sony/laptops-desktops/vpccb3aj/33735

上記のサイトなんかもそうですが、一番上に出てくるDriver Utilityなどのソフトウェアを売りつける魂胆ですので、それには気を付けましょう。上記のソフトだとどのドライバーが足りないかなどのチェックまでは無料ですが、インストールは有料でした。ただ、上記のページからダウンロードする分には無料ですから、一つずつ手動でもインストールできます。

不明なデバイスが二つほどありましたが、一つは Sony Firmware Extension Parser Deviceを、もう一つはRicoh PCIe SDXC/MMC Host Controllerのドライバーをインストールしたら、不明ではなくなりました。Synaptics PS/2 Port TouchPadをインストールしたら、タッチパッドのいろいろな操作(スクロールとか)ができるようになりました。

しかし、完全復活とはいかないようで、ファンクションキーでの明るさ調整はできなくなりました。画面右クリック、画面の設定から直接変更しています。VAIOボタンやASSISTボタンは機能しなくなりました。カメラが付いてたのですが、Skypeなどからは使えず、映せなくなりました。ArcSoft WebCam Companionというソフトからは使えたので、ドライバーの問題です。汎用のドライバに加え、ArcSoftKsUFilter.sysが必要なようで、ファイル自体は壊れたドライブからコピーできましたが、インストールどうやるんだろ。。。この辺りはVAIO updateからじゃないと無理かなぁ。。。そのほかいろいろありそうですが、とりあえずは一通り動くようになりました。壊れてもよいPCとして、プログラミング用に使おうかなあ。

 

・番外編 WindowsマシーンにLinuxをDual bootでインストール

ってなことをデスクでごちょごちょやっていると、あれ、お前パソコン詳しいのかという評判になり、解析用のWindows 7パソコンにLinux入れるの手伝ってよと言われました。

特に難しいことはなく、下記のサイトに従って操作するだけです。ラボは当然英語版なので少々混乱しますが。。。SSDのドライブを縮小して新しくパーティションを作り、USBに入れたUbuntuからブートします。

www.iandprogram.net

めんどくさかったのは二か所。一つはラボの有線LANが固定IPなのを忘れてて、ネットワークがなかなかつながりませんでした。Windows で起動して、ネットワーク関連の設定をメモってLinuxの設定画面に入力したらつながりました。

 

もう一つは厄介でなかなか大変でしたが、Linuxが起動画面でフリーズして、インストールすらなかなかできませんでした。原因はディスプレイ関連にあったようです。

qiita.com上記サイトを参考にして、Ubuntuの起動画面でeを押して、quiet splashのところを nomodesetに書き換えます。毎回やってるわけにもいかないので、/etc/default/grubのところも書き換え(viエディタかなにかで。管理者権限だと書き換えられた)、sudo update-grubでアップデートして、完了です。

しかし、それでも画面のレスポンスが遅い。ということでnVIDIAのドライバーをインストール。ドライバーは下記のサイトからダウンロードできます。

Unix Drivers|NVIDIA

下記のサイトを参考にして、画面のGUIを落としてから、インストールします。再起動後、解像度も上がり、サクサクと画面もレスポンスするようになりました。

mikemoke.hatenablog.com

slackware.jp

リトリート

ボス発案で研究室のメンバーでリトリートをすることになりました。ボスともう一人の学生がDeutscher Alpenverein(DAV, ドイツ・アルペン協会)のメンバーで、Buchen (Odenwald) Arnberghütteに一泊二日で出かけることになりました。

Hüttensuche Detail - Deutscher Alpenverein (DAV)

 

・たどり着かない

ハイデルベルクから車で向かうのですが、Buchenに到着してから山小屋が見つからない。。。ちょっとだけ山の中なのですが、そこまで行く唯一の林道がカーナビに登録されていないので、住所を入力しても、GPSを入力しても、カーナビが認識せず、車三台で立ち往生。。。アルペン協会の方に電話してなんとかたどり着くことができました。鍵をもって待っててくれいたようで、お待たせしてすみませんでした。まっすぐいくと、車で1時間半ぐらいです。

 

・ボスの車に。。。

技官さんの車と、ボスの車と、僕もちょうどレンタカーを借りていたので、3台で向かうことに。ところがあれよあれという間にみんな乗る車が決まって、ボスの車には学生が一人だけ。。。帰りの便はボスが技官さんの車にプロジェクターを乗っけて人があまり乗らないようにし、自分の車に人を乗せることに。なかなか策士ですな(笑)。というかやっぱり寂しかったのか。。。

 

・山小屋(ヒュッテ)

 ヒュッテってドイツ語だったのか。。。寝室は大部屋二つで全部で18人が寝泊まりできるようです。キッチン、シャワー、トイレ完備。10分ほど歩けば街中の便利なところにあります。一人一泊20ユーロぐらいでした。研究費から出てるので自腹では払ってませんが。

Vermietung und Gebühren – Deutscher Alpenverein – Sektion Buchen

 

・発表

山小屋にスクリーンとプロジェクターを持ち込んで、プレゼン大会。研究費を申請するていで、といういつもとちょっと違った視点から。事前に申請書類も書かせるなど、なかなか準備も大変でしたが、終わってみればなかなか面白かったです。有意義なアドバイスをいただきました。誰が一番か投票しようぜー、と最初は言ってたのですが、後でぎくしゃくするのも嫌だからということで、最後の最後に投票はなくなりました。この辺りはやっぱりアメリカと文化が違うところですかねえ。最後にボスのラボ運営プランというか、どう研究をとらえているかについても発表があり、みんながそれに突っ込んでました。言ってることとやってることが違うぞ!!まあ、自分の興味をひたすら深く掘るか、インパクトファクターが高めのジャーナルに論文を載せるような研究をするか、、、両立できる場合はいいですがなかなか判断が難しいところもありますわな。ボスの発表は前者だったんだけど、実際は後者に流れてる気がする。それができるだけすごいんだけど、もう少し信念を貫いても、、、

 

・食事

研究室で夕食係と、昼食係に分けて、食事を担当。事前にスーパーで食材やらを買い込んできました。一日目はドイツ料理。Knödelという大きな丸い団子(主食)と、Gulaschというごった煮みたいなシチューと、Rotkohl(紫キャベツ)です。技官さんがてきぱきと陣頭指揮をとって作りましたが、これがかなりおいしい。どのレストランにも負けてないというか、一番だったんじゃないかなあ。味がレストランよりもマイルドになってあっさりしていて、いくらでも食べれそうな感じでした。

朝食は各自持ち寄り。ボス的にはドイツ的な木の板(Frühstücksbretterとか、小さいものはFrühstücksbrettchen)を皿替わりに食べてほしかったようですが、やっぱりお皿がいいよねーと、あまり受け入れられない。。。日本からカルビーのフルーツグラノーラを持っていきましたが、人気ありませんでした。中国人が朝から大豆で豆乳を作ってた。。。すごい。

Suchergebnis für Frühstücksbretter | GALERIA Kaufhof

最後の昼食はメキシコ人担当。アボカドディップ(ワカモレ:guacamole(西))のトルティーヤ・チップスと、チーズ・タコスのトルティーヤ(ケサディーヤ:Quesadilla(西))に玉ねぎ、パプリカ、キノコなどを炒めたものを添えて完成です。これも結構おいしく、いくらでも食べれそうな勢いでした。どこも家庭料理はちゃんとヘルシーでおいしく食べれるようになってるのねえ。。。お手軽だったのでその後我が家でも何回か作りました。

 

・一緒に生活してみるとわかるいろいろな不思議その1

玉ねぎはへたを取ってから皮をむく。へー、そうなのかー。知らなかった。調べてみるとこういう効率のよいやり方もあるみたいですが、そんなスルっとではなく、もっとどんくさくやってました。もちろん、みじん切りも苦手そう。というかそもそも包丁とは違って、ナイフはみじん切りしにくいです。

男子厨房に入るべし。まずは「快感」玉ねぎの皮の剥き方を板前に聞く - まぐまぐニュース!

 

・一緒に生活してみるとわかるいろいろな不思議その2

最終日の昼食後。食器洗浄機を回している時間もないということで、手洗いをすることに。すると、迷うことなく、シンクに水ためて食器洗っていました。あれはそう使うものだったのか。。。ドイツのシンクってなんか狭くて使いづらいなと思ってたのですが、なるほど。大きいと水ためるのに時間がかかるわな。

 

・水がおいしい。

ハイデルベルクとは違って、水道水がおいしかった。

 

・市内散策

最後にBuchen市内をぶらぶら。人口は2万人足らずのBuchenですが、街中を散策してみると結構整ったきれいな街。何で儲かってるのかなーとメキシコ人がいろいろ考えてました。アスレチックの公園が広く、高く横たわった丸太の上をひょいひょいとボスが手ぶらで歩いて渡ってました。子供のころからこういう危なさそうなものでよく遊んでます。市庁舎周辺は木組みの家がぽつぽつとあり、教会の前には戦死者を弔うモニュメント。第一次世界大戦の戦死者には石塔で讃えているが、二次大戦は名前が彫られた金属製のプレートで本のようにめくれるようになってあり、こちらは犠牲者ととらえられているというボスの解説。兄弟の名前が連なっているのもあったりで、心中察するに余りあります。

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