ハイデルベルクは町が小さく、しばらく住むと自転車がほしくなります。VRNのバス・トラムに乗ると2.5ユーロですからね。ちょっとケチりたくなります。
・自転車の入手
ママチャリのような安い自転車はなく、Kauflandで激安のものですら新品は200ユーロ以上します。自転車屋だと600-700ユーロぐらいからが相場で、高価なものは2000ユーロ近くします。超高速用とか、ガチの山道用とかになります。
Heidel-bike は店舗が結構大きめです。
そうなると中古で安いのがほしくなります。僕自身は友人から安く譲り受けましたので、そんなに知りませんが、大学のWebサイトに中古屋さんの紹介があります。
http://www.zuv.uni-heidelberg.de/md/zuv/international/gaeste/2_gebrauchte_r__der.pdf
学生が運営しているという
などは結構よさげです。
大学の学食の掲示板にも結構自転車情報があります。
2019年 追記)
しばらく乗っていた自転車の後輪のスポークが折れて、買い直す羽目に。。。後輪ってそんなにデリケートだったのか。上記のRuprechtrideで中古ものというか、再建もの?を買いました。
また、最近は月極で自転車を借りれるswapfietsがハイデルベルクにできて、時々目にするようになりました。
https://swapfiets.de/en/offer/heidelberg
月額19.5ユーロで借りれるので、短期でも長期でもちょうどいいぐらいじゃないでしょうか。そこそこの中古の自転車でも300ユーロぐらいするし、盗難や故障にも迅速に対応してくれるようです。
・日本とドイツの自転車の違い
自転車のフレームの形でDamenfahrradとHerrenfahrradとが分かれているようです。サドルの下からハンドルの方までまっすぐになっている(三角形になっている)のが男自転車(Herrenfahrrad)なのに対し、ママチャリのようにそれがないのがDamenfahrradです。スカートをはいていても乗れるからでしょうか。なお、フレームは全体的に大きめで、かなり足を上げないと跨げないものが多いです。特にHerrenfahrrad。
後輪のブレーキはハンドル操作ではなく、ペダルの逆回しで操作するものが多いです。なので、日本で乗ってた時のように、逆回しで暇つぶしみたいなことはできません。すぐに止まっちゃいます。
ペダルの近くから、短いスタンドを出して止めるタイプが多いです。子供イスとか使ってると結構倒れそうになって不安定だし、上記のようにペダルが好きなように回せないので、スタンドとペダルがぶつかって、ちょっと面倒くさかったりします。スポーツタイプに至ってはスタンドがないものもしばしばです。
鍵も日本のような自転車に備わっているものはなく、チェーンキーがほとんど。太くて重い鍵が人気です。しかもみんな持っていかれないようにどこかに柵や柱と結び付けたがります。駐車スタンドも太い金属パイプからできていますが、一パイプ一自転車みたいな使い方で、スペースをすごくとります。スタンドがなくても、金属パイプに寄りかかるようにして停めることができます。
・メンテナンス
大学構内に学生がパーツを山ほど集めているところがあります。開店時間は限られていますが、空気を入れたり、パンクを直したり、何でもできそうです。主のような人がのそのそ現れていろいろ手伝ってくれますが、基本は自分で修理です。
街中のRadhofも修理の時などは頼れそうです。
http://www.vbi-heidelberg.de/rund-ums-rad/standorte/radhof-bergheim/
譲り受けた自転車は古かったですが、さらにいろいろ壊れた部品が付いていたので、走行距離メータや、ライトなどを外して、油をさして、ようやくスムーズに乗れるようになりました。REWEには自転車用品も簡単なものは一通りそろえてあります。ライトはUSBで充電するタイプのものをRadhofで購入しました。Toys“R“Usで購入したものはすぐ壊れました。やっぱり餅は餅屋ですね。
・子供イス
子供を乗っけるイスは、フレームに直接取り付けるタイプが多いようです。
http://www.britax-roemer.de/fahrrad-kindersitze/
自転車屋ではあまり取り扱いがなく、子供用品店に売っています。ワゴンを引っ張るタイプのFahrradanhängerもよく見ます。冬や雨の時などはよさそうですが、ドイツ人学生はスキンシップが取れなくて、姿勢が悪くなるみたいなことを言ってあんまりよくないと言っておりました。
・交通ルール
自転車が歩道を走るのか、車道を走るのか、それとも車道わきの自転車専用道を走るのか、標識で細かく指定してあります。そして、右側通行が徹底されており、ちょっとそこまでいくにしても、場合によっては道路を横断して、車と同じ方向で走ります。反対方向を走ろうものなら、いろんな人から後ろ指をさされます。歩道を走る場合は追い抜けないことが多く、バスやトラックまでが後ろにぴたっとついてのろのろ走るので、気が気じゃないので適当に歩道に入ってやり過ごしてしまうのですが、ドイツ人は何食わぬ顔でのろのろ自転車こいでます。そりゃルールだけどさ…。また、自転車専用道を歩行するのもご法度です。すごくチリンチリン鳴らされます。
信号もややこしい。ちょっと大きめの交差点は大体自転車専用信号が使われてます。実際のタイミングは大体歩行者と同じですが。右折左折時の一時停車する場所や、(自転)車線変更の際の車線もちゃんと指定してあり、道路に線が書いてあるのですが、ややこしすぎて慣れるのにしばらく時間がかかります。例えば大きめの道路でUターンしようとしても、右側通行のため、ルール通りにやると、時には信号を3回渡る必要があります。降りて歩いた方が大体早い。また、左折する際は直進する自転車のために道を開けるので、少し右にそれたところでまとまって信号を待ちます。。。などなど。
大人のヘルメット着用は義務ではありませんが、日本に比べるとかなり多くの大人がヘルメットを着けています。また、左折・右折・停止時には手信号をきちんとやっている人が多いです。自転車専用道は二車線ぐらいあるのですが、まっすぐ走らないと後ろからの追い越し自転車とぶつかりそうになります。たまに30km/hぐらい出てそうな自転車に抜かされます。しかも、両手離して自転車に乗ってる人の多いこと多いこと。腕組みしながら考えこととかしているようです。それとも寒いからかな?
・冬場
冬場は道路が凍ります。特に日陰の小道は凍ります。曲がろうとしてスピンしてこけました。。。
・バス・鉄道
バスや鉄道にも自転車が乗せられます!これは結構便利。大体の区間は無料です。混雑時は避ける必要があり、乗せられる台数にも制限があります。週末のKönigstuhl行の39番バスに乗ったときはいっぱいで断られていました。山の上までマウンテンバイクを持っていて、駆け降りるのが楽しいようです。
また、パークアンドライドができるように、駅前にはレンタル自転車が大量に並んでいます。交通系の会社が運営しているようです。VRNだと、
一日9ユーロで借りれます。好きなところで借りて返せるのが便利ではないでしょうか。