・学会
発表もあるし、学会期間中はまじめに参加。妻と子供は市内を観光ミニトレインで巡ったり、水族館まで足を延ばしたりしたようですが、そんなに面白いところはないとのこと。そうですか。途中雷雨の日もあり、雷の閃光を100回ぐらい見ました。すごい。
・レストラン
モンペリエ大学に留学している中国人たちが作ったサイトが参考になりました。
・L'Entrecôte
通りを何回通っても行列が絶えないお店があったのでしばらく待って入ってみました。アントルコート自体(仏:entrecôte)は牛肉の部位を指す言葉だそうです。ステーキにポテトというフランスの伝統料理というか、なんというかみたいなメニュー1品に絞ったレストランをGineste de Saursという方が1959年に始めたのが始まりで、彼の死後、子供三人が世界中で同じ形式のレストランを経営しているようです。L'Entrecôteはそのうち、息子が展開しているお店の名前で、フランスのBordeaux, Nantes, Montpellier, Lyonにお店があるようです。
ということで、メインのメニューは
Notre faux-filet paré finement coupé 19€ のみ。
(tranche de viande de bœuf de 170 grammes)
avec sa fameuse sauce,ses pommes allumettes et sa salade aux noix
もともとはワイン製造の家系だったそうで、Le Bordeaux Rouge de l’Entrecôte AOCという名前を冠したワインもミニボトル37.5clで9ユーロでした。
サーブされると、結構なボリューム。目の前の食べるお皿とは別に、残りのお肉は保温されたプレートに乗せられて出てきました。もポテトの量もすごい。。。バター系のこってりソースですが、お肉が赤身なので程よい感じ。ミディアムレアぐらいがちょうどです。
・hippopotamus
こちらもステーキ屋さん。フランス全国のチェーン店で、パリのに行きましたがおいしかったです。モンペリエのもきっとおいしいはず。子供メニューも豪華です。
・Froment & Sarrasin Crêperie
"Froment et Sarrasin" crêperie Montpellier, crêpes bretonnes
クレープ屋さん。近くのCrêperie Le Kreiskerの方が有名なようですが、ふらっと入ったこちらもおいしかったです。ランチメニューはガレット+クレープ+飲み物で、9.9ユーロですが、お腹がいっぱいになります。
・Pirates Paradise
Restaurant Odysseum Montpellier Est - Pirates Paradise Montpellier
水族館の近くで見つけてきた海賊アトラクション的レストラン。子供が遊ぶ遊具があるのはいいのですが、ショーもいまいちながら、ごはんもまずい。前菜、メイン、デザート全部まずいって、もはや笑っちゃうぐらいです。子供は光るコップもらって喜んでましたが、、、さすが子供だまし。
・舌尖儿(La Maison Montpellier)
Gare Saint-Roch駅近くの中華料理屋さん。6 Rue Jules Ferry, 34000 Montpeller
La Maison Montpellier - Restaurant Avis, Numéro de Téléphone & Photos - TripAdvisor
えらい評価が低いようですが、中国系のメニューを頼めば、ほどほどのものは出てきます。
・Café Joseph
Café Joseph, Montpellier - Comédie - Restaurant Avis, Numéro de Téléphone & Photos - TripAdvisor
学会発表も終わり、同じセッションの発表者たちと一緒に食事。中国人ポスドク達+日本人ポスドク(僕)+ベルギー人PIという集まりになりました。このベルギーPIから見たアジア評が面白くていろいろ聞き入りました。
「中国に行って、接待ですごい中華料理屋さんに連れていかれたんだよ。僕はできるだけすべてのお皿に手を付けようとしたんだけど、半分はすっごいおいしくて、半分は二度と食べたくないものだったね」とか、
「日本で、同僚と対立したときってどうする?」
「まあ、日本社会だと序列がついていることが多いですから、最後は上の序列の人の意見を通しますかね。」
「同じポスドクだったら?」
「それでも、年齢が上の人を立てたり、先に研究室にいた方が先輩なので、先輩を立てると思います。」
「まじか?先にいるだけでえらいのか?」
「そういうわけじゃないんですけど、、、言語体系上、何から何まで上下関係がある前提でコミュニケーションが組まれていますので、平等な立場というのは何か不安定な感じがしますね。」
「そうか。。。独立する前のポスドクだったころ、研究室で日本人ポスドクと口論したんだ。ところが、口論の途中でそいつは外に出て行ってしまったんだ。これは日本じゃ普通か?」
「普通じゃないですけど、なくはないですね。前いた研究室でも、それっきり数週間は二人が口を聞かなくなったりすることはありましたよ。」
「そう!しかもそのあとも、無視するんだよ。それってヨーロッパじゃありえないというか、お前とはしゃべっても無駄という屈辱的な行為なんだぞ。」
「あっそうなんですか?それは文化背景が違いますねえ。これ以上亀裂が深まらないように、とりあえず黙っておくことはよくあります。」
「やっぱりそうだったのか。ヨーロッパじゃけんかしたときは、何を言ってののしってもいいけど、次の日は一緒にコーヒーでもビールでも飲みに行って、すぐ仲直りするのが流儀だよ。だって思ってること言わないと、解決もないだろう?」
「なるほど。。。」
とかとか、楽しい話を聞かせてもらいました。ポスドクが多いところで、話題は自然に「どうやったら独立できるか」に。今のボスとの違いをどう出すかが難しいところですが、研究をとことん進めていったら、気が付いたらもう十分にボスとは違うところに来ていたとのこと。あとは、とにかくよくボスと話をすること。「ビッグジャーナルが必要なんだったら、出してみるしかないだろう?」だそうです。まあ、確かにこういう繊細な話題は避けがちになりますよね。話は日付が変わる近くまで続けられて、楽しい一夜となりました。
ところでレストランの方は肉料理を頼みましたが、特にというわけではないですが、無難においしい味でした。広場に広げられたテラス席に座ったのですが、雰囲気は大変良かったです。