Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

安い炊飯器でお米を炊く

ドイツでは主食はパンかイモが多いですが、長く住んでいるとお米もほしくなります。海外でも使える炊飯器が免税店などで売られていますから、そちらの方がおいしいのでしょうが、けちけち安い炊飯器でもなんとか炊けます。一人暮らしなら、電子レンジで炊くような窯も売っているようですから、そちらでも足りるかもしれません。

 

・お米

アジアマーケットに行くとお米は手に入ります。ハイデルベルクだと、Bismarkplatz近くのTiger And Dragon's Food Storeの品ぞろえがよいです。

https://www.facebook.com/TigerAndDragonsFoodStore/

日本産のあきたこまちもいいですが、米国産のNISHIKIも置いてあって少し安いです(10kg 36ユーロぐらい)。2kg, 5kgパックもあります。味は日本のお米と大して変わらないです。マンハイム駅近くのAsia Markt Kim Haの方がもう少し安いですが、毎回出かけるわけにもいかないですし。。。

 

・炊飯器

家電量販店で買いましたが、品ぞろえは2-3種類でした。アジアマーケットの方が品ぞろえはよいです。あんまりちゃんとふたが閉まるものがなくて、購入したTRISTAR社製のものも、鍋みたく上から乗っけるだけです。30ユーロぐらいで購入できます。日本の20年前ぐらいの炊飯器のような、薄っぺらい窯です。

 

・炊き方

1.お米をとぐ。最初の水と最後の水は浄水器を通した水を使っています。できれば2合以上がよいです。お米の量が少ないと焦げ付きやすくなります。

 

2.1時間待つ。しっかり水につけることが重要です。さもなくば中に芯が残ります。

 

3.炊飯スイッチを入れます。電気回路的には、沸騰するまで加熱して、その状態が一定時間以上すぎると保温にするというもので、重さを測るとか、火加減(電気加減)を調整するとかはありません。1、2合ぐらいだとこのプログラムが少しあっておらず、任せて炊くとおこげができて、お米が底にこびりつきます。そこで、水がなくなりかけて、ちょっとバチバチと音がするようになり始めたころに手動で炊飯から保温に戻すと、ちょうどよいころ合いになります。

 

4.蒸らす

保温のまま20分以上は置いておきます。3.のタイミングを見逃してしまったときなどは炊飯器から窯ごと取り出して、ふたをしたまま机の上などに置いて覚ますと、多少焦げるのを防げます。

 

5.電源を切る

1-2時間ぐらいなら保温のままで大丈夫ですが、なにせふたが乗っかってるだけですので、長い時間保温すると水分が飛んでいきお米が干からびます。主電源をオフにするのをお忘れなく。

公園(Spielplatz)

ハイデルベルクには公園がいっぱいあります。135か所もあるようです。

Spielplätze in Heidelberg | spielplatznet.de

 

・水遊びが多い。

川沿いだからか、水が豊富。日本も川遊びはするんでしょうが、公園の中で水出して遊ぶってあんまり見たことがありません。川沿いの公園なんて、山あり谷ありで、水浸しになること請け合いです。カタツムリのような形をした円盤をがんばって回すと、水がくみあがるようになっています。結構重いです。動物園の中にもありました。何事も労働が必要なんだみたいな教義でも入っているのでしょうか。

Spielplatz Neckarwiese in Heidelberg, Neuenheim | spielplatznet.de

近くの公園も砂場の中に蛇口があって、巨大な川とかダムとか作ってよく遊んでいるようです。蛇口だと出しっぱなしになるからか、ずっとハンドルを回してないと水が出ない仕組みになっているので、子供たちも役割分担でよく「水出し係」をつくっています。息子がよちよちやっていると、「おまえじゃのろくて使えねえ」みたいなことを言って強制的によく交代させられていました。

ちょっと遠出してお隣マンハイムのLuisenpark(有料)までいくと、もっと大がかりな水遊びもあって、頭の上から水が降ってきます。

https://www.luisenpark.de/

 

・遊具(Spielgeräte)

日本では遊具が次々に安全なものに取り換えられてますが、こちらでは結構大掛かりで危なっかしいものがいっぱいです。がんばって登る系(Klettergerät)が多いです。なにか鍛えさせようとしているのでしょうか。一方で砂場(Sandspiel)も広く、砂場の中に遊具があるところも多いです。落ちても大けがはしないような配慮かと思います。

バリエーションも結構多くって、同じものをそんなには見かけません。

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絵が下手ですみませんが、軸が斜めでひたすら回るのが結構怖いです。図書館の近くの公園にあります。

Spielplatz Bei der Stadtbücherei in Heidelberg, Bergheim | spielplatznet.de

Themalbadのプール施設の中にある、永遠に回り続けそうな遊具も怖いです。

あとは木製の遊具が多いです。日本ではあまり見かけませんね。小さい子が遊ぶときは親ももちろんつきっきりですが、ブランコ(Schaukel)とかはちょっとびっくりする高さまで上げて、子供がきゃぴきゃぴいってます。立ち漕ぎはあんまり見かけないですね。

 

・謎の遊び

木の棒を並べて、木の棒を投げて当てるみたいなゲームをしているのを何回か見かけました。大人もたまにやってます。調べてみるとKubbという遊びの様で、日本クッブ協会というのもありました!

クッブとは? - 日本クッブ協会公式ホームページ

スウェーデン発祥のゲームで軒下の薪で遊び始めたのが始まりだとか。詳しいルールの説明は上記のサイトに譲りますが、1チーム6人ぐらいで2チームの戦いですので、誕生日パーティか何かで人が多く集ったときに、ビール片手に遊んでました。近くの公園では子供が真剣に練習してたりします。

 

図書館近くの公園には、鉄球を投げて的までの距離を競うペタンクのコートもありました。こちらはフランス発祥のようです。にやにやしながらおじさんおばさんが集まって、おもむろにバッグから鉄球を取り出した時の顔ったら!

公益社団法人日本ペタンク・ブール連盟

 

・利用方法

ただ遊ぶに加えて、誕生日パーティなども夏なら公園で開くようです。ちょっとしたピクニックも。老若男女問わず集っています。クッブもペタンクも大人がよく楽しんでいます。それに比べると日本の公園って、子供向けの空き地という感じがしますね。図書館近くの公園はポケモンがよく出るらしく、スマホいじりながら若者がうろついています。

一方で、ドッジボールとかサッカーとかはあまり見かけないです。ふたりでボールけって遊ぶぐらいはありますが。球技はちゃんとしたところでやってるのでしょうか?鬼ごっこもあんまり見かけないです。僕が小さい頃は、近所の小学生だけで公園でひたすら遊んでたりしましたが、こちらではほとんど保護者が横についてます。

 

・室内公園(Indoorspielplatz)

雨が降った日や寒い日は、部屋の中で。

Spielplatz - JumpInn Heidelberg

ちょっと遠いですが、トラムで出かけて数回遊びに行きました。週末だと、子供7.9ユーロ、大人3.5ユーロです。いろんな遊具がありますが、トランポリンが結構な人気です。慣れてくると小学生ぐらいがバク転とかして遊んでいます。マンハイムのLuisenparkの中にも、有料でトランポリンをやらせてくれるところがありました。室内公園はピザやポテトなどの軽食も出てくるので、誕生日会がいくつも開かれていました。

グループランチ その1

研究室のメンバーで毎週木曜日のランチは一緒に学食でとることになっています。ほかのラボもそんな感じで、結構みんなでわいわいやっているのを見かけます。

 

中国人1「オレンジじゃないの?オーランジェンっていうの?」

ドイツ人1「オーランジェン。オーランジェンザフトが英語のオレンジジュースだよ。」

ギリシャ人「難しかったら、だいたいオーザフトっていえば通じるさ。」

僕「そうなのか!?じゃ、リンゴジュースもアーザフトっていえば出てくるの?」

ギリシャ人「きっとそうだよ。」

ドイツ人1「出てこないよー。アプフェルザフトはアプフェルザフトだよ。」

ギリシャ人「そりゃそうだけど、ほかにアーで始まるジュースあるか?」

ドイツ人1「えーーっとーーー、アナナス(パイナップル)!」

一同「確かにー!」

僕「ところで、ドイツ語の授業始まったんでしょう?調子どう?」

中国人2「まあ、大学でドイツ語一年やってたからね。今のところ楽勝だよ。」

僕「僕はフランス語だったよ。ドイツ語使う国にくるとはなあ。英仏独露から二つ選べってなって。。。本当は中国語とかがよかったんだけど笑。許してくれなくて。」

ギリシャ人「ロシア語とか、役に立たんだろ。」

ドイツ人1「ロシア語のジャーナルあるよ!?」

ギリシャ人「まだドイツ語のほうがいいよ。昔の論文とかさ。ドイツ語しかないのもあるし。」

僕「まあねえ、シュペーマンとかドイツ人だったしね。大学はドイツ語習ってたの?」

ギリシャ人「主に英語とドイツ語だったな。フランス語もちょっとやったけど。フランス語はきれいだけど、ほんと役に立たないよ。」

僕「最近ドイツ語やればやるほど英語忘れてくんだけど。。。Recieveって打ったらスペルチェックでエラーが出て、何言われてるかわからなかった。ドイツ語でイーはieのスペルだからもうなんだか慣れちゃって。」

ギリシャ人「ドイツ語はルールが腐るほどあるけど、例外はあんまりないからね。それと比べりゃフランス語なんてもう、ルールがあってないようなもので。。。」

ドイツ人2「南フランスに旅行したときなんか、ほんと何も通じず身振り手振りだけだったわ」

ギリシャ人「お願いだから、ちょっとは英語しゃべってほしいよね。片意地張らずに」

僕「アジアだとねえ。遠い分、素直に英語にあこがれられるんだけど、国が近いと『なんで私があなたの言語しゃべらないといけないのよ!?』ってなるかな」

ギリシャ人「英語習ったときは衝撃的だったな。ギリシャ語だと動詞の語尾変化で伝わるから主語をよく抜くんだけど、英語だと「アイ」「アイ」って毎回いうもんな」

僕「しかも大文字だしね。」

ギリシャ人「そうだよ、どんだけ自分が好きって話だよ。」

僕「そういえば、この前テレビでジュラシックパークとか、ハリーポッターとかの映画やってたんだけど、全部吹替だよね!二重音声の機能がテレビについてるのにドイツ語オンリー!英語なし!」

ギリシャ人「あれひどいよね。全映画を3人ぐらいの声優でやってたりするから、もうなにがなんだか。。。怖い顔のモンスターなのに声が甲高いって、おかしいだろっ!?」

オーストリア人「親の世代だとやっぱりそれに慣れてるみたいだけど、私たちはやっぱりオリジナルの音声で字幕がいいわ」

僕「ジョージクルーニーなら、ジョージクルーニーの声が聴きたいよねえ。」

ドイツ人3「最近は映画館で英語音声でドイツ語字幕も少しずつ増えてるみたいよ。」

ギリシャ人「変化は少しずつだな。日本のアニメが好きでよくみるだんけど、オリジナルの音声がやっぱいいわ。」

僕「日本はプロの声優がすごいからなあ。」

ギリシャ人「日本人ってちょっと英語が苦手かなと思ってたんだけど、全然言葉が違うよね。アニメの動画でたまに日本語字幕があったりするんだけど、ぜんぜんわからない。。。せめてアルファベットにしてほしい。。。」

僕「確かに。日本語勉強したら、いかに英語が違うかよくわかるよ。でもこっちの字幕職人もすごいよね。放送日の翌日には全部翻訳してるもんね。」

ギリシャ人「まじ、感謝って感じ」

・・・

 

プール(Schwimmbad)

子供を連れてずいぶんプールに行きました。ドイツ語でプールはSchwimmbad。泳げる浴槽といったところでしょうか。運営はStadtwerke Heidelbergで市のエネルギー事業部のようなところです。

 

・Thermalbad

https://www.swhd.de/thermalbad

Betriebshofのトラム/バス停から歩いてすぐです。1939年に開業したようで今年でもう77年目。改修しながら使っているようです。昔の写真が下記リンク先で見れますが、ネッカー川と一つなぎだったんですねえ。開業当初から温水プールで水温は23度だったそうです。今は26度に。

https://www.swhd.de/de/Baeder/Thermalbad/75.-Jubilaeum/75-Jahre-Thermalbad.html

4月から10月中旬までの屋外型(Freibad)温水プールです。大人5ユーロ、回数券は10回で45ユーロです。ICチップが入ったコインが出てきますが、回数券も一枚のチップで二人同時の使用はできないので注意が必要です。

日本のプールと違うところは、プールの周りの敷地です。地面を掘ってプールを作っていて、結構広い芝生の広場がプールを囲んでいます。ここでシートを敷いて、ピクニックしながらプールを楽しむようです。ドイツの人は日向ぼっこが好きなようで、ちょっと暑い日にもなると広場を埋め尽くすぐらいの人たちが日向ぼっこしています。ビキニのヒモを外してうつ伏せで寝ている女性もちらほら。川沿いでも日向ぼっこできるのにお金を払ってまでプールに来てる意味って一体…?

子供用のプールや遊具もあって、小さい子供でも楽しめるようになっています。回数券使い切るぐらいこの夏は楽しませていただきました。何より日曜日でも空いてるのが嬉しい。一応小屋がロッカールームになっていて、さらに更衣室もあるのですが、大概の人はロッカーの前で着替えていました。監視員もいますが、日本の時みたいにしょっちゅう笛吹いて「飛び込み禁止!」みたいなことはしていません。ラジオ体操の時間も当然ありません。軽食の店もあってソーセージとかポテトとかアイスとかいろいろ売っています。カップヌードルがないのが残念なところ。

 

・Tiergartenbad

https://www.swhd.de/tiergartenbad

ハイデルベルクの動物園の横のプールです。まだ行ったことはないのですが、Thermalbadよりももっと広いようです。温水ではないので夏でも結構水温は低いらしい。子供用プールの上に日よけがないので見ている親が熱い。といったうわさが足を遠のかせています。

 

・City-Bad im Darmstädter-Hof-Centrum

https://www.swhd.de/city-bad

夏の間は休業してましたが(今年だけ?)、室内(Hallenbäd)温水プールです。Bismarckplatzのすぐ近くです。泳ぐ用の25mプールは27度で、泳がない用は30度です。週に二日(金曜・土曜)は温水デーで、泳ぐ方も30度になるそうです。大人4ユーロです。水中ウォーキングなど様々なコースも開かれているようです。コインロッカーは2ユーロコインですが、プールに入るときのコインで代用可です。着替えた後は女子更衣室・ロッカーの脇を通ってプールに行くのですが、決して横を向かないように気を付けました。。。

 

ほかにも、ちょっと遠いけど、Weinheimのmiramar

Willkommen im Urlaubsparadies! - Miramar

とか、湖とか

weinheim.de - Strandbad Waidsee

も人気のようです。

 

追記)

・Hallenbad Hasenleiser

Hallenbad Hasenleiser - Das bunte Bad für Jung und Alt

にも行ってきました。Kirchheimの方にある室内プールです。子供が遊ぶ方のプール(Nichtschwimmerbecken)が深めで(80cmぐらい?)、あったかいです(水温30度)。あと、おもちゃもいっぱい置いてあって、遊ぶことに事欠きません。なので、子供連れにはお勧めです。24番トラムのOrtenauer Str.から歩いて行くときは、手前の学校を横切るのが正解。最初わからなくて、ぐるっと回って入口まで行くのに遠回りしちゃいました。

 

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老若男女問わず、ドイツ人はプールを愛しているようです。ハイデルベルク市(人口15万人)だけで市営プールが5つですからね。夏が短いからか、海が遠いからか、それとも健康のためか。よぼよぼのおじいちゃんおばあちゃんも結構いらっしゃいました。それに比べて日本の市営プールって、本当に泳ぐのが好きな人のが来てる感じで、子供が遊ぶアトラクションとかはあまり充実してなかった感じがします。

運転免許証(Führerschein)の書き換え

ドイツ(EU)の運転免許証(Führerschein)を取得しました。ドイツ大使館および在独日本大使館のWebサイトの指示通りに行います。

ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - 運転免許証について

Japanisches Generalkonsulat München

 

1.日本の運転免許翻訳証明(自動車運転免許証抜粋証明)の取得

僕の分は渡欧するときにフランクフルトで一泊していましたので、在フランクフルト日本総領事館で受け取りました。

在フランクフルト日本国総領事館 - 領事関係 - 日本の運転免許証の翻訳証明

に従って、メールで申請して、朝イチで受け取りました。オフィスビルの中の一室なのですが、開館時間(9:00)にならないとエレベータにすら通してくれませんでした。書類をあっさり受け取れるのかと思いきや、ごたごたがいろいろあって20分ぐらい待たされました。料金は15ユーロで、抜粋証明には名前、誕生日、免許証番号、発行日、初回発行日、有効期限、車種が書かれたA4の紙1枚です。

妻の分はフランクフルト総領事館に寄る予定がなかったので、事前に認証翻訳を中村国際事務所で申請しました。律儀な方で、原本がないと認証翻訳はできないとのことでしたので、コピーをメールでおくり、後日大宮の事務所まで赴いて原本をみせて、翻訳をいただきました。翻訳料4000円+認証料1500円+消費税+送料でした。ツッキー・カールさんのところなどは3500円でコピーだけでやってくれるそうです。以前に見積もりだけ取ってお断りの連絡を入れてなかったので、お怒りになって引き受けてくださいませんでしたが。なお、ハイデルベルクにも年に数回程度、在ミュンヘン日本総領事館より領事出張サービスがやってくるようです。事前に申請すればここでも受け取れます。一番安いことには安いので、急いでなければ。

Japanisches Generalkonsulat München

 

もう一つの方法としてはドイツ版JAFのADACで行う方法もあります。マンハイム、ハイデルベルクのどちらのADACでも行ってくれるようです。"non-latin characters"ですのでもう少し追加料金を取られるかもしれません。ほかの地方では65ユーロと設定しているところもありました。

ADAC Nordbaden

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Führerscheinübersetzungen/translation of driving licences

Ausländische Führerscheine in lateinischen Buchstaben* können beim ADAC Nordbaden e.V. übersetzt und klassifiziert werden.
Die gültige Original-Fahrerlaubnis kann in den Geschäftsstellen in Karlsruhe, Bruchsal, Mannheim, Heidelberg und Pforzheim abgegeben werden.
Informationen unter Tel. 0721 8104-0 oder fuehrerscheineアットマークnba.adac.de

Foreign driving licences written in latin characters* could be translated and classified by ADAC Nordbaden e.V.
The valid original licence can be turned in at ADAC Karlsruhe, Bruchsal, Mannheim, Heidelberg and Pforzheim.

    ADAC Mitglied    Nicht-Mitglied
EU    35 €    45 €
Nicht-EU/non-EU    45 €    55 €
Klassifizierung/classification    20 €    30 €

*andere Schriftzeichen auf Anfrage
translations of non-latin characters on request

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2.書き換えの申請

MannheimはBürgerservice Neckarstadt-Ostでの手続きです。

Bürgerservice Neckarstadt-Ost | Mannheim.de

住所は変わっていませんが、最寄りのトラム駅名が変更されていて、今は「Pfeifferswörth」です。バスの路線は61番ではなくて60番になっていて、最寄りバス停名は「TÜV」です。バス停の進行方向の向きと地図上の向きが逆になっていていろいろ戸惑っていたら、終着点だったようで発進後すぐにUターンしてました。。。散々迷った挙句にやっとたどり着きました。二階が運転免許関連で、日本の免許証と翻訳証明を見せてドイツの免許に書き換えてほしいと伝えました。ほかに、パスポート、住民登録、写真を提出して、書類に署名をいくつかして受け付けてもらいました。「日本の免許証とその翻訳があれば、入国後6か月は運転できるので、免許証はそのまま持っておくように。ドイツの免許証は6か月後に受け取りに来てください。」みたいなことを言われました。「6か月後!そのときはもうハイデルベルクにいるんですが…」とつぶやきましたが、マンハイムで申請したんだからマンハイムで受け取りに来なさいということになりました。入国後6か月以内に申請すればよかったので、焦って申請しなくてもよかったですね。。。料金は35ユーロで、役所一階の機械で支払いました。翻訳証明の原本を提出しちゃったのでコピーをくださいともう一度言いに行き、コピーを取ってもらいました。

ちなみに認証コピーを取ってもらおうと、別の窓口に行きましたが、「今日はあと20分しかないから、もう駄目ね」と言われました。日本の役所なら受付時間内に駆け込めば、とりあえず手続きはしてくれるのですが、こちらでは受付終了時間は職員の帰宅時間のようです。時間に余裕をもって役所に行きましょう。

妻の分の申請はハイデルベルクで行いました。ADACの一角で受け付けているようです。

Führerscheinstelle [Stadt Heidelberg] - Serviceportal Baden-Württemberg

 基本的な手順はマンハイムと同じです。ドイツ入国時に僕がパスポートと一緒に滞在許可証を提出したためか、妻のパスポートに入国のスタンプが押されてませんでした。受け取れるのが入国から6か月後なので、いつ入国したかが知りたかったみたいですが、申告した入国日を信じてもらいました。こちらでも翻訳証明のコピーをくれとお願いしましたが、「コピーはいいけど、免許の書き換えを申請したというこの用紙があれば本当は事足りるよ」と嘘か本当かみたいなことを言われました。

追記)妻の分も無事受け取りました。入国から9か月経ってしまっていましたが、ずっと保管はしてくれているようです。

 

3.受け取り。

6か月後。(最後の)入国から6か月経つと、ドイツの免許証がないと運転できなくなります。申請したマンハイムまで出かけて、窓口で名前を伝えるとドイツの免許証を入手できました。この時に日本の免許証は回収されて、日本(大使館)行きになるそうですが、果たしてどうなるやら。有効期限は申請日から15年間のようです。やっぱり焦る必要なかったなあ。。。数年前までは終身有効の免許だったらしいですが。

ドイツの免許の大型車、中型車などの区画はこちらです。

Führerschein-Klassen | TÜV SÜD GRUPPE

日本では8tまでの中型車も運転できていたのですが、ドイツの免許証では区画のBということで3.5t以下に格落ち(?)となりました。事務のミス? 7.5t未満クラスのC1はつけてくれないのか。。。まあ、運転する機会はそうないでしょうが、これをもとに日本の免許証を書き換えちゃうと中型の免許が消えそうです。

追記)日本の免許を回収された約四か月後、在ミュンヘン日本国総領事館より、「運転免許証返還について」と題されたメールが届きました。在留届で登録したメールアドレス宛です。1.ミュンヘンまで取りに行くか、2.各都市(フライブルク、シュトゥットガルト、ハイデルベルク)への出張サービス時にとりに行くか、3.郵送してもらうか(切手3,35ユーロ(書留代2,50ユーロ+定型封筒用切手代0,85))のどれかになるようです。この4か月間はずっと免許証が取られたままですので、日本へ帰国して運転する予定がある場合は、避けた方がよさそうです。

 追記2)新しい免許証をもって意気揚々とレンタカーを借りに行きましたが、日本の免許はないのか?と聞かれてしまいました。免許を初めて取得した日がEUの免許証に記載されていないためで(入国から6か月後になっている)、免許を取ってから一年(?)以内とかだと、保険の関係で追加料金でも発生するのでしょうか?二十歳のときに取りましたといって、信じてもらいましたが、翻訳証明を捨てずに、こういう時に見せるとよいかもしれません。

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どうせ書き換えるんだし、翻訳があるなら国際免許証はいらないかと思って出てきたのですが、ドイツはよくても他の国に行くときは国際免許がないと運転できません。ドイツ(EU)の免許が発行されるのが6か月後(地方によって異なる可能性があります)ですので、それまでにドイツ外へ出かける予定がある場合は、事前に日本で国際免許証も取得しておいた方が安心かと思います。

 

ハイデルベルクでドイツ語の語学学校に通う(1)

妻は日本のゲーテインスティチュートでA1.1だけ学んできました。こっちに来ても続けるということでいろいろ探してみました。語学学校のリストはハイデルベルク大学のDownload Centreにあります。

http://www.zuv.uni-heidelberg.de/md/zuv/international/gaeste/deutschkurse_in_hd.pdf

保育園が見つかっていないので、仕事が終わってから僕が子供の面倒を見て、その間に行ける語学学校を探します。

 

・Heidelberger Pädagogium

http://www.heidelberger-paedagogium.de/

Abend Courseという週2回、18:30-20:00というコースがありました。48クラス(45分授業)で240ユーロだそうです。メールで連絡すると早速連絡をくれて、体験授業ということになりました。クラス決めのためにテストをやってくれと、Webサイトにもあがっているファイルが送られてきました。A1-A2かだから最初の2ページだけでいいらしく、妻にやってもらい、メールで送り返しました。あまり結果は芳しくなかったらしく、A1-1からやり直した方がいいんじゃないかなあ、A1-2の授業を試しに受けてみてもいいけどといわれました。妻はひどくショックです。。。

翌日。ドキドキ感満載で学校へお出かけ。授業を受けてきましたが、妻曰く、学生のバイトのような先生で、あまり親切に説明もしてくれなかったとのことで気に入りませんでした。事務の人もあまり親切ではなかったとのことで、他を探そうということになりました。ココの学校に通っている日本人の方も何人かいるようでして、それなりに満足しておられるようですから、学校が悪いというわけでもないのでしょうが、先生は当たり外れが大きいのかもしれません。

 

・Heidelberg University Language courses

Language courses - Heidelberg University

http://www.zuv.uni-heidelberg.de/md/zuv/international/gaeste/ss13_german_language_classes.pdf

ハイデルベルク大学が外国人研究者、およびその配偶者向けに開講しているコースです。週二回、18:15-19:45で、仕事後に通えるような時間設定です。年間2セメスター制です。うちの研究室の中国人ポスドクと、メキシコ人ポスドクも通い始めました。そんなに悪くなさそうなのですが、妻にとってはちょっとペースが遅すぎるようです。あと、クラスメイトが頭がいい人ばかりでやだといってました。

 

・F+U Academy of Languages

F+U Sprachen und Sprachreisen

Bismark Platzのすぐ近くのH&Mの上にある語学学校です。問い合わせると夜の体験レッスンは一回25ユーロとのことです。ここの語学学校はドイツ語だけでなく、英語を教える授業もあるようです。日本からの語学留学の学生も結構な数でいるみたいです。結局次の学校に決めてしまいましたので、潜入することはありませんでした。

 

・Volkshochschule Heidelberg (vhs)

Homepage | vhs Heidelberg

Deutsch als Fremdsprache

日本で言う文化センターのようなところでしょうか。絵画、音楽、歴史、パソコンとなんでも教えているところです。ここはメールしたけれど返事来ずで、直接校舎まで尋ねました。5階建てぐらいある立派な建物でトラムストップの名前にもなっています。一階に語学関連の相談するところがあります。テストもあるようですが、ゲーテでA1.1を終えたところだと事情を話すと、A1.2からでいいんじゃないとなりました。とりあえず現状では空きがないので、これからはじまる3つぐらいのA1/2のコースのキャンセル待ちにいれてもらうことにしました。リストにはもう十何人いるとのこと。

ところがどっこい翌日研究室で実験していると突然電話がかかってきました。空きができたから明後日の今週木曜日から授業に行けるかと。行けるなら明日に来てお金を払ってくれ、さもないとほかの人に譲るからと。なんだか詐欺なんじゃないかと思うような感じでしたが、はいはい喜んで行きます。明日支払いますと返事しました。Waiting Listの十何人はどこへ行ったんだ!?

翌日校舎まで出かけて登録です。これは語学専門ではないとなりの窓口で行うようです。Abendkurs Intensivということで、週三日、18:15-21:15の25回で264ユーロでした。6月末から10月末まで。ただ校舎がWieblingenというところで、ちょっと通うのに30分ぐらいかかるところでした。はやくドイツ語始めなきゃと、ちょっと焦っていた時期でもありましたのでまあいいかと手を打って受講料を支払いました。体験授業などはしませんでしたが、小さな字で気に入らない場合は申し出れば返金できるなどの旨は書いてありました。なお後で気づきましたが、8月、9月は夏休みの様で授業がありませんでした。。。テキストはどこで買えるんだと聞くと、ここにいけと伝えられました。

Wortreich - Bücher online kaufen.

その足で本屋まで行ったのですが、テキストのPluspunkt A1.2はいま切らしているそうで、午後にもう一度来てくれとのことでした。無事に午後にテキストをゲットし、Wieblingen校舎へ下見です。

Lehrstätten | vhs Heidelberg

Wieblingen OEG-Bahnhofから徒歩3分ぐらいです。週三日で4時間ぐらいは子守になりますが、普段は母親につきっきりですから、これはこれで貴重な時間として楽しんでいます。

追記)テキストはHauptstrasse 8のSchmitt und Hahnの2階が品ぞろえ豊富です。

Buchhandlung Schmitt und Hahn Heidelberg Hauptstrasse - Aus Liebe zum Lesen

 

翌日の初授業は初めてのオールドイツ語授業ということもあり、なかなかのカルチャーショックのようでしたが、その後はだんだんと慣れて楽しんでいるようです。イラン人のクラスメイトが授業が分からないといって警察に通報したりとか、いろんな珍事が起きているようです。ここのアンジェラという先生とは馬があったらしく、次のコース(A2.1 11月から1月)も申し込むことになりました。開講4か月前から申し込めるようです。今度はキャンセル待ちにはならずにすぐに登録できました。

追記)その後、A2.2, B1.1, B1.2まで元気に通っております。

奨学金をいただいているフンボルト財団に、妻の語学学校の費用を補助する制度があったので、語学学校のコースの登録書をスキャンして、財団のWebページから申請しました。語学学校が始まる数週間前に申請する必要があったので、A1.2のコースの時は急すぎて間に合いませんでしたが、A2.1からは申請しました。数日後に連絡が来て、子供の面倒は大丈夫かみたいな問い合わせでした。18:15-21:15の時間帯だから、その間は僕が子供を見る予定だけど、研究には差し支えないと思うよと伝えて、無事受託となりました。コース終了後に、領収書と明細、出席を記す書類(受講証明書で事足りましたが)などを送れば、費用を補助してくれました。

追記)原則としてフェローシップ期間の前半の間に通う語学学校の費用を負担するとガイドラインに記してあります。ですが、どうしても受講したい理由を述べたところ、後半の間の分も援助していただけました。

 追記2)受講料金はどんどん値上がりしています。割引制度を用いている人が多く、財政負担が重いからでしょうか。。。310ユーロになったかと思えば、ついに390ユーロになりました。窓口の人によると、すべてのドイツ語のコースで値段を上げたそうです。

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ドイツでは何かあるとすぐにWartenlistです。みんな気軽にとりあえずキャンセル待ちにするので、実際に次の人を探すとなると何人にもあたることになるようです。十数人のリストがあったのに順番が回ってきたと聞くのは一度や二度ではありません。子供が妊娠したら3歳から入る幼稚園を予約する人もいるようで、幼稚園のページに予約は出生後にしてくださいと注意書きが書いてあるぐらいです。それでも早いんじゃないかと思うんですが。。。

「これだからドイツ人は頭が固いんだ!」と恨みつらみも言いたくなりますが、日本の就活生の説明会の予約も同じような感じになってるみたいですから、インターネット時代はそいういうものかもしれません。ドイツの大家さんもちょっと前まで行きたいと言えば幼稚園には大体入れたんだけどねえと言ってました。みんながあちこちの保育園に一斉に登録して、結果みんなが長い距離かけて送迎するってなことも、システム上仕方がないのでしょうか。確かに保育園は足りないのでだれかを断らないといけないわけです。日本みたいにポイント制で評価するか、ただの早い者勝ちのキャンセル待ちにするか(単純にそうでもないみたいですが)が違うわけです。

話がそれましたが、語学の勉強の仕方は十人十色です。学ぶ動機も違いますから、それぞれにあった方法があるはず。何はともあれ、妻が継続して通いたいと思うところが見つかったのは本当によかったです。テキストはほどほどでずっとちょっと堅めの与太話をずっとしているらしいです。

 

お祭り(Part 2)

お祭り行きまくっています。

・Worms Backfischfest 8月27日-9月4日

Backfischfest - Startseite

最寄りのWorms駅からは臨時バスが出ているのでそれが便利です。とことこ歩いたら結構遠かった。

ちなみにHeidelbergからは日曜日限定で船も出ているようです。3時間以上かかりますが、ちょっと楽しそう。

Weiße Flotte Heidelberg

Wikipediaはこちら。

ヴォルムス - Wikipedia

移動遊園地はいっぱい出ていましたが、特に魚がどうのこうのということもなく。。。特にすごい特色もなく。。。まあ、一般的な地方の祭りというところでしょうか。

 

・Hirschhorn (Neckar) Ritterfest 9月3日、4日

CG Hirschhorner Ritter e.V., Hirschhorn (Neckar) - Ritterfest

ネッカー川を少し上ったところの中世騎士の祭りです。入場料有。電車とバスを乗り継いでいきます。京都の時代祭のようなものでしょうか…。コスプレした人が古風な体験をさせてくれたり、いろんな古風なものを売っています。ドラクエの世界に迷い込んだ感じがして、結構素敵です。人力のメリーゴーランドもありました。いつかはコスプレして参加したいところですね。

こういう祭りは全国各地で結構開かれているらしく、専用のサイトもあるぐらいです。この祭りは漏れてましたが。

Herzlich willkommen auf mittelalterkalender.info -

 

・Neuenheim Fischfest 9月3日、4日

Stadtteilverein Neuenheim | Informationen

近所の祭りです。フリーマーケットがいっぱい出ていました。子供たちも自分のおもちゃをしぶしぶ売っていて、買わない方がいいんじゃないかと思うぐらいですが。息子は小学生高学年ぐらいの子にボールを握らされて、「これ、ほしいよね?」と聞かれて、「うん」と答えさせられました。。。あいつなかなか商売上手だな。

不動産屋のボブも、大家さんも店を出してました。ボブは「俺が店を出さないと、あのバーガー屋がやってきて店の目の前で肉を焼きあがるんだよ。」とぶつくさ言いながらワインを売ってました。地元の銀行もソーセージ焼いてました。こういう町内会的な雰囲気は結構好きです。

 

・Heidelberg Herbst 9月24日、25日

Heidelberger Herbst | Heidelberg Event

秋祭り。ハイデルベルクが一年の中で一番盛り上がる日だそうです。Wikipediaのドイツ語ページも出来てました。

Heidelberger Herbst – Wikipedia

Hauptstraßeが出店で埋め尽くされ、発酵しきっていないNeuer Weinも味わえますよ。チュロスが日本のと違ってふわっとしてておいしかったです。このお祭りもフリーマーケットがよく出ていました。Marktplatz周辺やUniversitätsplatz周辺ではライブが何か所も開かれています。Universitätsplatzでは中世コスプレ祭りもありました。夜にもなると人がいっぱいで簡単には前に進めないほどです。日曜日はEinkaufssonntagでもあり、全部じゃないですが、いくつかのお店は日曜日の午後も空いていたようです。

ちなみにNeuer WeinはFederweißerともいいます。スーパーでも冷蔵で売ってましたが、最初に買ったものはガスがほとんどなくってイマイチ。ボトルを見て、泡がよく上っているものを買いましょう。Kauflandで購入したものはおいしかったです。1ボトル3ユーロとかで安い!栓が完全ではないので、傾けるとワインがが出てきます。ご注意を。

 

・Mannheim Oktober Mess 9月24日-10月7日

Grossmarkt Mannheim - Veranstaltungen Maimess / Oktobermess

マンハイム駅からトラムで10分ほどのところです。Mannheim駅設立140周年を記念してのイベントも行われていて、古いトラムの車両が街中を走ってました。個人的にはこっちの方がワクワクしました。新しい車両はほとんど自動で運転しているようで、運転士は確認のボタンなどを押すだけです。信号、レールの切り替えなどもたまに手動でやってますが。この自動運転が荒い荒い。急発進、急停車がつきもので、大人でも倒れそうになるぐらいです。ドアのセンサーもよく故障になり、安全装置が付いているようで、ドアが閉まらないだけで進行できなくなり、乗客を全員おろしたりとかといろいろあります。それに比べると古い方は通常通り加速・減速を手動でやるので乗り心地はよかったです。

祭りの方は地域最大級とうたっているだけあって、いろんなアトラクションが充実していました。春のVolksfestとあまり変わり映えはしないですが。よく見るとWormsと書いてあるアトラクションもあり、そういえばBackfischfestでも見かけたようなものもありました。みんなあっちこっち移動してて大変ですね…。

 

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最近は飲んで騒ぐだけの祭りが多いのよと、Welcome centreのスタッフが言ってましたが、それにしても祭りが多いです。フリーマーケットが本当によくあり、なんでもそろうんじゃないかというぐらいです。インターネットがなかったころからこうやってやり取りして、文化になっているんだろうなと感じます。日本のリサイクルショップようなお店はあまり見かけません。謎のものばっかり売っているアンティーク屋さんはありますが。。。自転車ぐらい高価なものになると、中古のものが店頭にも出てきますが、普段のやりとりは人伝いのようです。古いものを大切にするという側面もありますが、人と人のやり取りを大事にしているというのもあるのでしょう。

野菜を買うにしろ、何を買うにしろ、最終的には人と人の付き合いです。ところが、グローバリズムの性質か、資本主義の性質かはわかりませんが、こういった概念はできるだけ人と人の付き合いを希薄化させる方向に動きます。人材市場と言われると、雇い主もその店員がいつか抜けることを頭に入れて動かないといけませんし、資本をもった新規参入組は、開かれた市場で競争して勝つことを目指します。ですが、人間本来の性質として、毎回違う新しい人と出会い、付き合うというのはやっぱりストレスじゃないかなと思います。まあ、いろんな人いますけど。同じ場所に行くのに、毎回Webで一番よい条件のホテルを探すよりは、できれば個人経営のホテルでスタッフと仲良くなって、子供が大きくなったわねえなんて言いながら、長いお付き合いをしたいなと、最近は思うようになりました。買い手と売り手が直接かかわりあうマーケットというのは、なんでもかんでもスーパーにするものじゃないですね。

 

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