Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

自転車(Fahrrad)

ハイデルベルクは町が小さく、しばらく住むと自転車がほしくなります。VRNのバス・トラムに乗ると2.5ユーロですからね。ちょっとケチりたくなります。

 

・自転車の入手

ママチャリのような安い自転車はなく、Kauflandで激安のものですら新品は200ユーロ以上します。自転車屋だと600-700ユーロぐらいからが相場で、高価なものは2000ユーロ近くします。超高速用とか、ガチの山道用とかになります。

Heidel-bike は店舗が結構大きめです。

そうなると中古で安いのがほしくなります。僕自身は友人から安く譲り受けましたので、そんなに知りませんが、大学のWebサイトに中古屋さんの紹介があります。

http://www.zuv.uni-heidelberg.de/md/zuv/international/gaeste/2_gebrauchte_r__der.pdf

学生が運営しているという

http://ruprechtrides.de/

などは結構よさげです。

大学の学食の掲示板にも結構自転車情報があります。

 

2019年 追記)

しばらく乗っていた自転車の後輪のスポークが折れて、買い直す羽目に。。。後輪ってそんなにデリケートだったのか。上記のRuprechtrideで中古ものというか、再建もの?を買いました。

 

また、最近は月極で自転車を借りれるswapfietsがハイデルベルクにできて、時々目にするようになりました。

https://swapfiets.de/en/

https://swapfiets.de/en/offer/heidelberg

月額19.5ユーロで借りれるので、短期でも長期でもちょうどいいぐらいじゃないでしょうか。そこそこの中古の自転車でも300ユーロぐらいするし、盗難や故障にも迅速に対応してくれるようです。

 

・日本とドイツの自転車の違い

自転車のフレームの形でDamenfahrradとHerrenfahrradとが分かれているようです。サドルの下からハンドルの方までまっすぐになっている(三角形になっている)のが男自転車(Herrenfahrrad)なのに対し、ママチャリのようにそれがないのがDamenfahrradです。スカートをはいていても乗れるからでしょうか。なお、フレームは全体的に大きめで、かなり足を上げないと跨げないものが多いです。特にHerrenfahrrad。

後輪のブレーキはハンドル操作ではなく、ペダルの逆回しで操作するものが多いです。なので、日本で乗ってた時のように、逆回しで暇つぶしみたいなことはできません。すぐに止まっちゃいます。

ペダルの近くから、短いスタンドを出して止めるタイプが多いです。子供イスとか使ってると結構倒れそうになって不安定だし、上記のようにペダルが好きなように回せないので、スタンドとペダルがぶつかって、ちょっと面倒くさかったりします。スポーツタイプに至ってはスタンドがないものもしばしばです。

鍵も日本のような自転車に備わっているものはなく、チェーンキーがほとんど。太くて重い鍵が人気です。しかもみんな持っていかれないようにどこかに柵や柱と結び付けたがります。駐車スタンドも太い金属パイプからできていますが、一パイプ一自転車みたいな使い方で、スペースをすごくとります。スタンドがなくても、金属パイプに寄りかかるようにして停めることができます。

 

 

・メンテナンス

大学構内に学生がパーツを山ほど集めているところがあります。開店時間は限られていますが、空気を入れたり、パンクを直したり、何でもできそうです。主のような人がのそのそ現れていろいろ手伝ってくれますが、基本は自分で修理です。

http://www.urrmel.uni-hd.de/

街中のRadhofも修理の時などは頼れそうです。

http://www.vbi-heidelberg.de/rund-ums-rad/standorte/radhof-bergheim/

譲り受けた自転車は古かったですが、さらにいろいろ壊れた部品が付いていたので、走行距離メータや、ライトなどを外して、油をさして、ようやくスムーズに乗れるようになりました。REWEには自転車用品も簡単なものは一通りそろえてあります。ライトはUSBで充電するタイプのものをRadhofで購入しました。Toys“R“Usで購入したものはすぐ壊れました。やっぱり餅は餅屋ですね。

 

・子供イス

子供を乗っけるイスは、フレームに直接取り付けるタイプが多いようです。

http://www.britax-roemer.de/fahrrad-kindersitze/

自転車屋ではあまり取り扱いがなく、子供用品店に売っています。ワゴンを引っ張るタイプのFahrradanhängerもよく見ます。冬や雨の時などはよさそうですが、ドイツ人学生はスキンシップが取れなくて、姿勢が悪くなるみたいなことを言ってあんまりよくないと言っておりました。

 

 ・交通ルール

自転車が歩道を走るのか、車道を走るのか、それとも車道わきの自転車専用道を走るのか、標識で細かく指定してあります。そして、右側通行が徹底されており、ちょっとそこまでいくにしても、場合によっては道路を横断して、車と同じ方向で走ります。反対方向を走ろうものなら、いろんな人から後ろ指をさされます。歩道を走る場合は追い抜けないことが多く、バスやトラックまでが後ろにぴたっとついてのろのろ走るので、気が気じゃないので適当に歩道に入ってやり過ごしてしまうのですが、ドイツ人は何食わぬ顔でのろのろ自転車こいでます。そりゃルールだけどさ…。また、自転車専用道を歩行するのもご法度です。すごくチリンチリン鳴らされます。

信号もややこしい。ちょっと大きめの交差点は大体自転車専用信号が使われてます。実際のタイミングは大体歩行者と同じですが。右折左折時の一時停車する場所や、(自転)車線変更の際の車線もちゃんと指定してあり、道路に線が書いてあるのですが、ややこしすぎて慣れるのにしばらく時間がかかります。例えば大きめの道路でUターンしようとしても、右側通行のため、ルール通りにやると、時には信号を3回渡る必要があります。降りて歩いた方が大体早い。また、左折する際は直進する自転車のために道を開けるので、少し右にそれたところでまとまって信号を待ちます。。。などなど。

大人のヘルメット着用は義務ではありませんが、日本に比べるとかなり多くの大人がヘルメットを着けています。また、左折・右折・停止時には手信号をきちんとやっている人が多いです。自転車専用道は二車線ぐらいあるのですが、まっすぐ走らないと後ろからの追い越し自転車とぶつかりそうになります。たまに30km/hぐらい出てそうな自転車に抜かされます。しかも、両手離して自転車に乗ってる人の多いこと多いこと。腕組みしながら考えこととかしているようです。それとも寒いからかな?

 

・冬場

冬場は道路が凍ります。特に日陰の小道は凍ります。曲がろうとしてスピンしてこけました。。。

 

・バス・鉄道

バスや鉄道にも自転車が乗せられます!これは結構便利。大体の区間は無料です。混雑時は避ける必要があり、乗せられる台数にも制限があります。週末のKönigstuhl行の39番バスに乗ったときはいっぱいで断られていました。山の上までマウンテンバイクを持っていて、駆け降りるのが楽しいようです。

また、パークアンドライドができるように、駅前にはレンタル自転車が大量に並んでいます。交通系の会社が運営しているようです。VRNだと、

VRN | VRNnextbike

一日9ユーロで借りれます。好きなところで借りて返せるのが便利ではないでしょうか。

医療保険のクレーム

子供の皮膚が炎症を起こしていたので、小児科に連れて行って保湿クリームとさらにひどくなった時用にステロイド剤を処方してもらいました。ドイツの薬はよく効きます。保湿クリームは特に薬効成分があるわけではないのに(グリセリンと何かの油を薬局で混ぜたもの)、日に日によくなりました。

 

とここまではいいのですが、領収書を保険会社のHanseMerkurに送ったところ、質問状が送りつけられました。

 (HanseMerkurの医療保険に加入しております。過去記事参照)

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Sehr geehrter Herr XXX,

 

vielen Dank für die eingereichten Unterlagen für XXX. Zur weiteren Bearbeitung möchten wir Sie bitten, unsfolgende Unterlagen und Informationen zu der behandelten Neurodermitis nachzureichen:

-Bitten senden Sie uns den beigefügten Fragebogen vollständig ausgefüllt und unterschrieben zurück.

Vielen Dank für Ihre Mithilfe.

Mit freundlichen Grüßen

HanseMerkur Reiseversicherung AG
Abteilung Reise-Leistung

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これとともに

Angaben zu einem Versicherungsfall in der Reise-Krankenversicherung für ausländische Gäste

と記されたA42枚に渡る調査票のようなものが同封されています。もちろんドイツ語。病院に事情を聞くかもしれないから、情報を公開する旨に同意するみたいな書類に署名も求められました。

 

調査票の方はどこの都市から来たのか、いつ来たのか、保険を支払っているのは誰か、症状は何か、いつから始まったのか、過去五年でどこの病院に行ったのかなどなどです。要は本当は保険開始時期よりも前の病気をずっと治しているのではないか、それなら治療費は払わないよ、ということなのでしょう。入国日を示す半券かパスポートの入国日のコピーも同封しろと言っているので、なかなか面倒です。

とりあえず記入して返送。さてどうなるやら。

 

追記)数週間後、通知とともに満額が振り込まれました。いろいろ大変ですね。。。

追記2)調査票はJcomという日本人向けの保険代理店のWebサイトにアップロードしているのと内容はほぼ同じようです。英語版なのでわかりやすい。書き方の説明もあるようです。大体は請求書だけ送れば処理してくれたので、毎回付ける必要はないかと思いますが、あるに越したことはない感じですかね。

保険金請求の流れ | ワーホリ留学保険、留学・長期滞在保険 | Jcom

保険金請求フォーム(英語)

保険金請求フォームの書き方(日本語)

 

生活雑話(1)

だいぶ生活には慣れてきていますが、習慣の違いを感じることもまだまだあります。

 

・信号機が消える。

大学の前の交差点はバスもトラムも通ってるわ片道二車線だわと結構な交通量があるのですが、そこの信号がこの半年で5回は壊れてます。信号が真っ暗になって、車も人もトラムもびくびくしながら道を渡ってます。日本なら警官がすっ飛んできて交通整理をやりそうですが、そんなこともなくほったらかしです。隣の信号が生きてるので、優先車線の車の流れが途絶えるのを見計らって、渡っています。今のところ事故はなさそうですが。おじさんが配電盤っぽいものをよくいじってるのですが、次の日に直っても、また次の日には壊れたり。。。おいおい。

 

・停電

二回ほどありました。テレビの設定(明るさなど)が初期設定に戻るので、それでわかります。隣人曰くまあ、こんなもんよだそうです。ドイツのほかの地域もこんな感じのようです。

先進国のドイツでしょっちゅう「停電」が起こるワケ(川口 マーン 惠美) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

 

・ゴールドカードになったはいいけれど。。。

エポスカードという日本のクレジットカードを使っていたのですが、手持ちのユーロが少なかったのもあり、家財道具の購入にいろいろ使っていました。まだ一年もたってなかったのですが「ゴールドカードへご招待!」の案内が届き、空港ラウンジに一回行ってみたかったのよねーと軽いノリで二つ返事でOKしました。カード自体は本人限定ではない配達証明だったので、日本にいる親族に受け取ってもらえたのですが、一か月後ぐらいに手元にある元のカードが使えなくなりました!クレジットカードを郵便で送るのも怖いし、誰か親族が来るときに届けてもらおうと思っていますが、、、当分は他社のカードですますことになりそうです。

 

・そして、ちょっとしたトラブル。

レンタカー屋の話。上記の元のカードでEuropcarを予約してました、当日店舗に行き車を受け取りに行くと、クレジットカードを見せてほしいと言われました。
「このカードはもう使えなくなったので、今手元にないんですが。。。」
と言うと、
「あなたがこの支払に使用したクレジットカードを提示できない場合は車をお渡しできません!インターネットの画面に書いてあったでしょ!」
の一点張り。インターネットで支払い済のときは、改めて窓口でカードの提示を求められることはこれまでありませんでしたので、持ってきてませんでした。

「身分証明は免許証で済んでるし、保障が必要ならほかのクレジットカードもある。名義人が同じ名前なんだからどう考えてもそれ僕のカードですよ。そのカード家にあるけど、トラムで行って帰るので1時間ぐらい遅れるんですよ?」とお願いしても、
「カードを見せてくれなきゃ、車は渡せない!どうしてもっていうなら、この予約キャンセルして新しくとりなおす!」
と譲歩はしてくれなさそう。

「じゃあとってくればいいんでしょっ!」
とちょっとキレ気味に言って、ベビーカーと子供とチャイルドシートを抱えて帰ろうとしたら、「そのチャイルドシードはここに置いといてもいいわよ」とそこは助け舟を出してくれました。クレジットカードを取りに帰って戻って提示して、保証用にほかのカードも見せてようやく車が借りれました。やれやれ。

まあ、今思うと、カードが失効していたので、保証の分が抑えられなかったのもあるかもしれませんが、どうせ見るだけなんだからもうちょっと融通を利かせてくれてもねえ。。。僕の前の外国人客はパシリで上司が予約した車を取りに来たようですが、

「ほかの名前で予約が入っているけど車はあなたが運転するの?」
「そうだよ。僕しか運転しないよ。」
「いつからドイツに住んでるの?」
「二年ぐらいかな。」
「6か月以上ならドイツの免許に書き換えないとダメよ」
「いや、実は行ったり来たりしてて。。。」
「ダメなものはだめ。ドイツの免許がないと車は渡せません。キリッ!」

とこちらも見事に顧客を追い返してました。土曜日の朝っていうのに、受付スタッフはこの方一人のみ。一事が万事こんな感じで長蛇の列ができておりました。そりゃルールはルールだけどもさ。。。EU圏内の免許証があったらとりあえず許してあげようよ。。。

 

・郵便

ドイツの国際郵便はちょっと曲者。25gまでの封筒と、ポストカードは90セントなのですが、妻の差し出した郵便が二回ほど自宅に戻ってきました。宛先と差出人を間違えたのでしょうか。ドイツの絵柄のポストカードを誰が日本からドイツに送るんだよ。。。ちとは考えろよとぶつくさ。はっきりと「An」「Von」を書かないといけないようです。ダイレクトメールなどを見ると差出人が書かれてないこともしばしば。差出人の住所はあまり表に書かないのでしょうか?そうはいってもポストカードだし、裏に書くわけにもいかないし。。。

追記)といっていたら、それでも封筒が一枚戻ってきました。封筒に差出人の住所は書かないほうがよさそう?機械判別?なんだろうけど、誰か途中で気づこうよ。。。

追記)ドイツ人の学生に聞いたら、ハガキは差出人の住所は書かないものだって言われました。届くって信じて!と言われましたが、それじゃ返信が返ってこないような。。。

PRIORITY PRIORITAIRE/LUFTPOSTと書かれてあるシールも必ず一枚ずつに貼らないといけないようです。貼らないと船便になっちゃうって本当か!?郵便局で切手を買ったら、シールもごっそりくれました。すごいシステム。まあ、手書きでもいいんでしょうけど。街の本屋さんなども切手(Briefmarken)が購入できて、PRIORITYシールもくれます。ちなみに切手もシールになっていて、貼るのが楽です。切手の自動販売機もあって、自由に金額を設定できて印字してくれますが、こちらはシールではありません。適当にボタン押してたらおつりが切手で出てきたことがありました。。。要注意です。最近はネットで切手を購入して、バーコードを印刷して貼る方式もあるみたいです。

Porto online drucken | Deutsche Post | Internetmarke

 

・郵便局に荷物を取りに行く。

不在通知が届いたので、近くの郵便局まで取りに行きます。再配達は面倒くさそうだし、配達ボックスも近くにないし。僕宛と妻宛の二件あったのですが、妻宛の分は委任状(不在通知の裏面が委任状)に署名がないと荷物は渡せませんの一点張り。

「同じ住所なんだからいいじゃない?」
と泣きついても、
「名前が違うからだめ。」
と相手にしてくれません。郵便局出てから、適当に署名して5分後もう一回行ったら荷物を渡してくれました。やれやれ。

 

・学生は土日に意地でも来ない!?

金曜日の夕方の学生とポスドクの会話。

学生「ちょっと質問があるんだけど、この大腸菌を月曜日まで液体で培養したらどうなるかな?」

ポスドク「大腸菌の死がいでいっぱいになるだろうね。」

学生「何か解決方法はないかしら?」

ポスドク「まず、それを4℃に置いておく。日曜日になったら私がそれを37℃に入れておくから、そしたら月曜日にちょうど実験できるよ。」

学生「わー素敵っ!本当にありがとう!」

ポスドク「わかるように名前書いて、置き場所を教えてね。。。」

日曜日の夜でもいいからふらっと来いよっ!そうじゃなきゃ実験伸ばせよっ!と思いつつも黙って聞いている。。。

 

・Firefoxがちと不便になってきた。

いくつかのサイトで、Firefoxだとうまく表示されないのに、Edgeだとうまくいくことがあるようだ。O2へクレームつけるためのチャットもそのようになっている。大学のWebメールのページもそう。開発がいろいろ追いついていないのだろうか?寄付してあげたいけど手持ちがない。。。

安い炊飯器でお米を炊く

ドイツでは主食はパンかイモが多いですが、長く住んでいるとお米もほしくなります。海外でも使える炊飯器が免税店などで売られていますから、そちらの方がおいしいのでしょうが、けちけち安い炊飯器でもなんとか炊けます。一人暮らしなら、電子レンジで炊くような窯も売っているようですから、そちらでも足りるかもしれません。

 

・お米

アジアマーケットに行くとお米は手に入ります。ハイデルベルクだと、Bismarkplatz近くのTiger And Dragon's Food Storeの品ぞろえがよいです。

https://www.facebook.com/TigerAndDragonsFoodStore/

日本産のあきたこまちもいいですが、米国産のNISHIKIも置いてあって少し安いです(10kg 36ユーロぐらい)。2kg, 5kgパックもあります。味は日本のお米と大して変わらないです。マンハイム駅近くのAsia Markt Kim Haの方がもう少し安いですが、毎回出かけるわけにもいかないですし。。。

 

・炊飯器

家電量販店で買いましたが、品ぞろえは2-3種類でした。アジアマーケットの方が品ぞろえはよいです。あんまりちゃんとふたが閉まるものがなくて、購入したTRISTAR社製のものも、鍋みたく上から乗っけるだけです。30ユーロぐらいで購入できます。日本の20年前ぐらいの炊飯器のような、薄っぺらい窯です。

 

・炊き方

1.お米をとぐ。最初の水と最後の水は浄水器を通した水を使っています。できれば2合以上がよいです。お米の量が少ないと焦げ付きやすくなります。

 

2.1時間待つ。しっかり水につけることが重要です。さもなくば中に芯が残ります。

 

3.炊飯スイッチを入れます。電気回路的には、沸騰するまで加熱して、その状態が一定時間以上すぎると保温にするというもので、重さを測るとか、火加減(電気加減)を調整するとかはありません。1、2合ぐらいだとこのプログラムが少しあっておらず、任せて炊くとおこげができて、お米が底にこびりつきます。そこで、水がなくなりかけて、ちょっとバチバチと音がするようになり始めたころに手動で炊飯から保温に戻すと、ちょうどよいころ合いになります。

 

4.蒸らす

保温のまま20分以上は置いておきます。3.のタイミングを見逃してしまったときなどは炊飯器から窯ごと取り出して、ふたをしたまま机の上などに置いて覚ますと、多少焦げるのを防げます。

 

5.電源を切る

1-2時間ぐらいなら保温のままで大丈夫ですが、なにせふたが乗っかってるだけですので、長い時間保温すると水分が飛んでいきお米が干からびます。主電源をオフにするのをお忘れなく。

公園(Spielplatz)

ハイデルベルクには公園がいっぱいあります。135か所もあるようです。

Spielplätze in Heidelberg | spielplatznet.de

 

・水遊びが多い。

川沿いだからか、水が豊富。日本も川遊びはするんでしょうが、公園の中で水出して遊ぶってあんまり見たことがありません。川沿いの公園なんて、山あり谷ありで、水浸しになること請け合いです。カタツムリのような形をした円盤をがんばって回すと、水がくみあがるようになっています。結構重いです。動物園の中にもありました。何事も労働が必要なんだみたいな教義でも入っているのでしょうか。

Spielplatz Neckarwiese in Heidelberg, Neuenheim | spielplatznet.de

近くの公園も砂場の中に蛇口があって、巨大な川とかダムとか作ってよく遊んでいるようです。蛇口だと出しっぱなしになるからか、ずっとハンドルを回してないと水が出ない仕組みになっているので、子供たちも役割分担でよく「水出し係」をつくっています。息子がよちよちやっていると、「おまえじゃのろくて使えねえ」みたいなことを言って強制的によく交代させられていました。

ちょっと遠出してお隣マンハイムのLuisenpark(有料)までいくと、もっと大がかりな水遊びもあって、頭の上から水が降ってきます。

https://www.luisenpark.de/

 

・遊具(Spielgeräte)

日本では遊具が次々に安全なものに取り換えられてますが、こちらでは結構大掛かりで危なっかしいものがいっぱいです。がんばって登る系(Klettergerät)が多いです。なにか鍛えさせようとしているのでしょうか。一方で砂場(Sandspiel)も広く、砂場の中に遊具があるところも多いです。落ちても大けがはしないような配慮かと思います。

バリエーションも結構多くって、同じものをそんなには見かけません。

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絵が下手ですみませんが、軸が斜めでひたすら回るのが結構怖いです。図書館の近くの公園にあります。

Spielplatz Bei der Stadtbücherei in Heidelberg, Bergheim | spielplatznet.de

Themalbadのプール施設の中にある、永遠に回り続けそうな遊具も怖いです。

あとは木製の遊具が多いです。日本ではあまり見かけませんね。小さい子が遊ぶときは親ももちろんつきっきりですが、ブランコ(Schaukel)とかはちょっとびっくりする高さまで上げて、子供がきゃぴきゃぴいってます。立ち漕ぎはあんまり見かけないですね。

 

・謎の遊び

木の棒を並べて、木の棒を投げて当てるみたいなゲームをしているのを何回か見かけました。大人もたまにやってます。調べてみるとKubbという遊びの様で、日本クッブ協会というのもありました!

クッブとは? - 日本クッブ協会公式ホームページ

スウェーデン発祥のゲームで軒下の薪で遊び始めたのが始まりだとか。詳しいルールの説明は上記のサイトに譲りますが、1チーム6人ぐらいで2チームの戦いですので、誕生日パーティか何かで人が多く集ったときに、ビール片手に遊んでました。近くの公園では子供が真剣に練習してたりします。

 

図書館近くの公園には、鉄球を投げて的までの距離を競うペタンクのコートもありました。こちらはフランス発祥のようです。にやにやしながらおじさんおばさんが集まって、おもむろにバッグから鉄球を取り出した時の顔ったら!

公益社団法人日本ペタンク・ブール連盟

 

・利用方法

ただ遊ぶに加えて、誕生日パーティなども夏なら公園で開くようです。ちょっとしたピクニックも。老若男女問わず集っています。クッブもペタンクも大人がよく楽しんでいます。それに比べると日本の公園って、子供向けの空き地という感じがしますね。図書館近くの公園はポケモンがよく出るらしく、スマホいじりながら若者がうろついています。

一方で、ドッジボールとかサッカーとかはあまり見かけないです。ふたりでボールけって遊ぶぐらいはありますが。球技はちゃんとしたところでやってるのでしょうか?鬼ごっこもあんまり見かけないです。僕が小さい頃は、近所の小学生だけで公園でひたすら遊んでたりしましたが、こちらではほとんど保護者が横についてます。

 

・室内公園(Indoorspielplatz)

雨が降った日や寒い日は、部屋の中で。

Spielplatz - JumpInn Heidelberg

ちょっと遠いですが、トラムで出かけて数回遊びに行きました。週末だと、子供7.9ユーロ、大人3.5ユーロです。いろんな遊具がありますが、トランポリンが結構な人気です。慣れてくると小学生ぐらいがバク転とかして遊んでいます。マンハイムのLuisenparkの中にも、有料でトランポリンをやらせてくれるところがありました。室内公園はピザやポテトなどの軽食も出てくるので、誕生日会がいくつも開かれていました。

グループランチ その1

研究室のメンバーで毎週木曜日のランチは一緒に学食でとることになっています。ほかのラボもそんな感じで、結構みんなでわいわいやっているのを見かけます。

 

中国人1「オレンジじゃないの?オーランジェンっていうの?」

ドイツ人1「オーランジェン。オーランジェンザフトが英語のオレンジジュースだよ。」

ギリシャ人「難しかったら、だいたいオーザフトっていえば通じるさ。」

僕「そうなのか!?じゃ、リンゴジュースもアーザフトっていえば出てくるの?」

ギリシャ人「きっとそうだよ。」

ドイツ人1「出てこないよー。アプフェルザフトはアプフェルザフトだよ。」

ギリシャ人「そりゃそうだけど、ほかにアーで始まるジュースあるか?」

ドイツ人1「えーーっとーーー、アナナス(パイナップル)!」

一同「確かにー!」

僕「ところで、ドイツ語の授業始まったんでしょう?調子どう?」

中国人2「まあ、大学でドイツ語一年やってたからね。今のところ楽勝だよ。」

僕「僕はフランス語だったよ。ドイツ語使う国にくるとはなあ。英仏独露から二つ選べってなって。。。本当は中国語とかがよかったんだけど笑。許してくれなくて。」

ギリシャ人「ロシア語とか、役に立たんだろ。」

ドイツ人1「ロシア語のジャーナルあるよ!?」

ギリシャ人「まだドイツ語のほうがいいよ。昔の論文とかさ。ドイツ語しかないのもあるし。」

僕「まあねえ、シュペーマンとかドイツ人だったしね。大学はドイツ語習ってたの?」

ギリシャ人「主に英語とドイツ語だったな。フランス語もちょっとやったけど。フランス語はきれいだけど、ほんと役に立たないよ。」

僕「最近ドイツ語やればやるほど英語忘れてくんだけど。。。Recieveって打ったらスペルチェックでエラーが出て、何言われてるかわからなかった。ドイツ語でイーはieのスペルだからもうなんだか慣れちゃって。」

ギリシャ人「ドイツ語はルールが腐るほどあるけど、例外はあんまりないからね。それと比べりゃフランス語なんてもう、ルールがあってないようなもので。。。」

ドイツ人2「南フランスに旅行したときなんか、ほんと何も通じず身振り手振りだけだったわ」

ギリシャ人「お願いだから、ちょっとは英語しゃべってほしいよね。片意地張らずに」

僕「アジアだとねえ。遠い分、素直に英語にあこがれられるんだけど、国が近いと『なんで私があなたの言語しゃべらないといけないのよ!?』ってなるかな」

ギリシャ人「英語習ったときは衝撃的だったな。ギリシャ語だと動詞の語尾変化で伝わるから主語をよく抜くんだけど、英語だと「アイ」「アイ」って毎回いうもんな」

僕「しかも大文字だしね。」

ギリシャ人「そうだよ、どんだけ自分が好きって話だよ。」

僕「そういえば、この前テレビでジュラシックパークとか、ハリーポッターとかの映画やってたんだけど、全部吹替だよね!二重音声の機能がテレビについてるのにドイツ語オンリー!英語なし!」

ギリシャ人「あれひどいよね。全映画を3人ぐらいの声優でやってたりするから、もうなにがなんだか。。。怖い顔のモンスターなのに声が甲高いって、おかしいだろっ!?」

オーストリア人「親の世代だとやっぱりそれに慣れてるみたいだけど、私たちはやっぱりオリジナルの音声で字幕がいいわ」

僕「ジョージクルーニーなら、ジョージクルーニーの声が聴きたいよねえ。」

ドイツ人3「最近は映画館で英語音声でドイツ語字幕も少しずつ増えてるみたいよ。」

ギリシャ人「変化は少しずつだな。日本のアニメが好きでよくみるだんけど、オリジナルの音声がやっぱいいわ。」

僕「日本はプロの声優がすごいからなあ。」

ギリシャ人「日本人ってちょっと英語が苦手かなと思ってたんだけど、全然言葉が違うよね。アニメの動画でたまに日本語字幕があったりするんだけど、ぜんぜんわからない。。。せめてアルファベットにしてほしい。。。」

僕「確かに。日本語勉強したら、いかに英語が違うかよくわかるよ。でもこっちの字幕職人もすごいよね。放送日の翌日には全部翻訳してるもんね。」

ギリシャ人「まじ、感謝って感じ」

・・・

 

プール(Schwimmbad)

子供を連れてずいぶんプールに行きました。ドイツ語でプールはSchwimmbad。泳げる浴槽といったところでしょうか。運営はStadtwerke Heidelbergで市のエネルギー事業部のようなところです。

 

・Thermalbad

https://www.swhd.de/thermalbad

Betriebshofのトラム/バス停から歩いてすぐです。1939年に開業したようで今年でもう77年目。改修しながら使っているようです。昔の写真が下記リンク先で見れますが、ネッカー川と一つなぎだったんですねえ。開業当初から温水プールで水温は23度だったそうです。今は26度に。

https://www.swhd.de/de/Baeder/Thermalbad/75.-Jubilaeum/75-Jahre-Thermalbad.html

4月から10月中旬までの屋外型(Freibad)温水プールです。大人5ユーロ、回数券は10回で45ユーロです。ICチップが入ったコインが出てきますが、回数券も一枚のチップで二人同時の使用はできないので注意が必要です。

日本のプールと違うところは、プールの周りの敷地です。地面を掘ってプールを作っていて、結構広い芝生の広場がプールを囲んでいます。ここでシートを敷いて、ピクニックしながらプールを楽しむようです。ドイツの人は日向ぼっこが好きなようで、ちょっと暑い日にもなると広場を埋め尽くすぐらいの人たちが日向ぼっこしています。ビキニのヒモを外してうつ伏せで寝ている女性もちらほら。川沿いでも日向ぼっこできるのにお金を払ってまでプールに来てる意味って一体…?

子供用のプールや遊具もあって、小さい子供でも楽しめるようになっています。回数券使い切るぐらいこの夏は楽しませていただきました。何より日曜日でも空いてるのが嬉しい。一応小屋がロッカールームになっていて、さらに更衣室もあるのですが、大概の人はロッカーの前で着替えていました。監視員もいますが、日本の時みたいにしょっちゅう笛吹いて「飛び込み禁止!」みたいなことはしていません。ラジオ体操の時間も当然ありません。軽食の店もあってソーセージとかポテトとかアイスとかいろいろ売っています。カップヌードルがないのが残念なところ。

 

・Tiergartenbad

https://www.swhd.de/tiergartenbad

ハイデルベルクの動物園の横のプールです。まだ行ったことはないのですが、Thermalbadよりももっと広いようです。温水ではないので夏でも結構水温は低いらしい。子供用プールの上に日よけがないので見ている親が熱い。といったうわさが足を遠のかせています。

 

・City-Bad im Darmstädter-Hof-Centrum

https://www.swhd.de/city-bad

夏の間は休業してましたが(今年だけ?)、室内(Hallenbäd)温水プールです。Bismarckplatzのすぐ近くです。泳ぐ用の25mプールは27度で、泳がない用は30度です。週に二日(金曜・土曜)は温水デーで、泳ぐ方も30度になるそうです。大人4ユーロです。水中ウォーキングなど様々なコースも開かれているようです。コインロッカーは2ユーロコインですが、プールに入るときのコインで代用可です。着替えた後は女子更衣室・ロッカーの脇を通ってプールに行くのですが、決して横を向かないように気を付けました。。。

 

ほかにも、ちょっと遠いけど、Weinheimのmiramar

Willkommen im Urlaubsparadies! - Miramar

とか、湖とか

weinheim.de - Strandbad Waidsee

も人気のようです。

 

追記)

・Hallenbad Hasenleiser

Hallenbad Hasenleiser - Das bunte Bad für Jung und Alt

にも行ってきました。Kirchheimの方にある室内プールです。子供が遊ぶ方のプール(Nichtschwimmerbecken)が深めで(80cmぐらい?)、あったかいです(水温30度)。あと、おもちゃもいっぱい置いてあって、遊ぶことに事欠きません。なので、子供連れにはお勧めです。24番トラムのOrtenauer Str.から歩いて行くときは、手前の学校を横切るのが正解。最初わからなくて、ぐるっと回って入口まで行くのに遠回りしちゃいました。

 

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老若男女問わず、ドイツ人はプールを愛しているようです。ハイデルベルク市(人口15万人)だけで市営プールが5つですからね。夏が短いからか、海が遠いからか、それとも健康のためか。よぼよぼのおじいちゃんおばあちゃんも結構いらっしゃいました。それに比べて日本の市営プールって、本当に泳ぐのが好きな人のが来てる感じで、子供が遊ぶアトラクションとかはあまり充実してなかった感じがします。