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Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

ドイツ語学学校(Goethe-Institute Mannheim)

・Goethe-Institute Mannheim

フンボルト財団へ受託書を返す時に、語学学校の申し込みも行います。配偶者の分まで語学学校代を出してくれる(+宿+ポケットマネー)のですが、勉強へ集中させるためか、子供は連れてくるなとのことでした。家族でいろいろ相談したのですが、結局は子供がまだ小さいこともあり、僕だけ単身でドイツにわたって、語学学校中にいろいろ家の準備をしてから家族でドイツ生活を始めることになりました。宿のタイプも選べました。学生寮も楽しそうでしたが、いろいろ仕事もしないといけないので個室を選びました。基本は月初めの月曜日からですので、渡航予定もそれに合わせて調整しました。初日に到着は大変かなと思い、語学学校が始まる前日にフランクフルトで前泊しました。

出発前になると、ゲーテインスティチュート(Goethe-Institute)というところから連絡が来て、具体的な予定が知らされます。ハイデルベルグ(Heidelberg)大学でポスドクをすることになっていたのですが、語学学校はマンハイム(Goethe-Institute Mannheim)になりました。電車でHeidelbergまで20分ぐらいですので、いろいろ準備できそうです。オンラインテストを受けるようにとのことでしたので、一応やりましたがちんぷんかんぷんです。第二外国語もドイツ語じゃなかったし。。。

 

・入学

大量の荷物を持ってフランクフルト空港へ渡り、フランクフルト駅近くのホテルで一泊。翌朝は在フランクフルト日本総領事館に寄って、事前に申し込んでおいた免許証のドイツ語翻訳をもらってから、電車でMannheimヘ。Goethe-Instituteの団体番号を伝えると10%ぐらい(?)割引されましたが、まあ、微々たる額ですのでどちらでもいいでしょう。1番トラムでHochschuleへ向かいます。路線図は省略してあって、全部の駅が書いてないことがありますのでご注意を。しかもGoethe-Institute Mannheimは昔違うところにあったらしく、この時はまだ路線図にGoethe-Instituteと書いてあるものもあったから余計に紛らわしい。。。

入口にわたると、Raum 0でまず受付です。ここからは公用語がドイツ語で、英語をしゃべるときは少し申し訳なさそうにしないといけません(笑)。荷物を預けて、言われた通りに各部屋を回ります。クラス振り分けの面接があって、ドイツ語でいろいろ話しかけられますが、飛行機の中で勉強したぐらいでは意思疎通も難しい。お願いだから初心者クラスに入れてくれと懇願し、テストは20点も取れたのになあとぶつくさ言われながら面接終了。クラス分けの結果は翌朝発表だそうです。授業は午前と午後があって、どちらかになるかはその日の夕方にメールで知らされるそうです。

そのほか、住民登録申請用紙を一緒に記入したり、ドイツ銀行の口座を開設したり、生活に関することやら、宿の鍵を受け取りや文化プログラムなどに関する説明。注意事項がいろいろドイツ語で言い渡されますが、いつもの癖でハイハイと頷いちゃいました。大事なところは英語で聞き直しましたが。余談になりますが、後日Pizza Hatに行ったときに、適当に頷いてたら店員のおばさんに、わからないのに頷くなと怒られました。セットメニューかなにかで、選べるピザは具の種類の数で2つと決まってるのに、それより多いピザを注文しようとしたから、お前さっきあたしが説明した時に頷いてたじゃないかとキレたのです。そういう人はあまり信頼されないんでしょうね…気を付けないと。

一通り終わって受付で待機。しばらくして、車で近くの宿まで行って、初日はこれで終了です。キッチン・シャワー・トイレ付きの簡素なシングルルームです。Spyererstr 55というところで、学校まで歩いて10分といったところです。学生寮の方は、Hans-Sachs-Ring 5というところで、こちらは徒歩だと25分ぐらいでしょうか。いずれも近くのHochshule(大学?)の学生寮をGoethe-Instituteが借りているような感じです。

 

・授業開始

振り分けの結果、初心者クラス(A1.1)に入りました。ここではA1.1はあっても、A1.2のクラスはないそうです…。8:30 - 10:00授業, 15分休憩, 10:15-11:45授業, 30分休憩, 12:15-13:00授業 というスケジュールでした。ひと月ワンクールは授業が17日間あって、受付一日、テスト(テストを受けるかどうかは自由だが、その日は授業はお休み)、出発一日で、計20日間(月-金)の4週間です。一クラスは15人ぐらいで、モルドバ人、サウジアラビア人、韓国人、中国人、シリア人、UAE人、ポーランド人、イタリア人、トルコ人、ブルガリア 人、スペイン人、アメリカ人などなど各国から人が来てました。同じくフンボルト財団から奨学金をもらっている物理のインド人も一人同じクラスでした。英語が通じる仲間として2か月間ずっと一緒につるんでました。

教科書はNetzwerk A1.1でしたが、先生によって異なるようです。プリントもいっぱい出ます。先生はパトリックという名前で、非常にいい先生でした。途中に二週間はダニエラという先生に変わったのですが、こちらは博士号 お持ちで、四か国語(たしか英独伊仏)堪能であるのにも関わらず、えてして不人気でした。スパルタ系だったのですが、なにしろやる気がそんなにない連中がいっぱいいるので、おだててやらせることができなかったようです。

一日四時間もドイツ語を聞いてると頭がとろけそうになりました。長らくこういう意味がほとんどわからない言語を聞き続ける経験はしてませんでしたからね…。一週間ぐらいたって少し慣れてきました。授業は懇切丁寧で要領を得たもので、ためになりました。ちょいちょい小テストも挟んで、理解度を確かめながら進めていました。試験対策というよりは、ドイツ語になじみながら学んでほしい感じだったと思います。

例えば、日本語の参考書ではとりあえず定冠詞の格変化の表が出てきて、何はともあれ覚えなさいが多かったのですが、こちらでは一歩ずつ、まずはよく使う4格から始めましょう。der がdenに変わりますよー、ein (男)がeinenに変わりますよー、と段階的だったので理解しやすかったです。A1.1がひと月終わると、ダニエラ先生は少し厳しく、ついていけなさそうな人に対してはもう一度A1.1をやり直すように求めました。連れのインド人も渋々了承していました。幸い僕はA2.1に進めてもらいましたが、たしかにレベルも一段と上がった感じで、クラスの下から数えて2,3番目ぐらいの出来からのスタートでした。ただ、次のA1.1の先生は全員をA2.1にあげたようですから、先生次第のようです。上のクラスの日本人の話によれば、難しすぎるコースに入って困ったり、簡単すぎてあまり勉強にならなかったりすることもあるようですので、自分に合うレベルのクラスに入ることも大事だと思います。

 

・辞書

Langenscheidtのマークが入っている参考書・辞書がいいよと勧められました。オンライン辞書はLeoがおすすめとのことでした。日本語はありませんが、英仏西伊中など各国の言語がそろっています。

Englisch ⇔ Deutsch Wörterbuch - leo.org: Startseite

僕は電子辞書ドイツ語版(Ex-word XD-K7100)を持ってきました。使い勝手はネット上の評判通り決して良くわありませんが、もうこれしかなかったので選びようがなかったです。シャープもドイツ語パッケージがダウンロードできるようですが、独英と、独和大辞典がないのはいただけません。XD-K7100の不満な点としては、タッチペンを使わないとたどり着けない機能が随所にあって、独和大辞典では用例すら見れません。それと、キーボードが共通なので、ドイツ語特有のウムラウトなどの入力ができません。フルカラーのためか、電池の消耗も早く、語学学校中はひと月に一回は替えてました。バックライト暗めにしてるのになあ…。などと不満たらたらですが、まあないものはどうしようもないです。Google翻訳はサバイバルのためには役に立ちますが、学習向けじゃないですしね…。Android携帯だと辞書データがダウンロードできて、オフラインでも使えるのは魅力的です。校内はWi-Fiが使えました。

 

・文化プログラム

ほぼ毎日のように、ツアーや、食事、スポーツ、芸術などのプログラムが用意されていました。もちろん任意参加です。有料のものは事前かその場で料金を支払います。すごくちゃんとオーガナイズされたものというよりは、インターンシップの学生(?)が適当に準備、連れまわす感じです。まあ、一から自分で探すのも大変ですから、予定が合えば結構行っていました。ほかのクラスの人とも仲良くなるチャンスです。基本相手の方がドイツ語が上手ですから、リスニング、スピーキングの練習にもなります。多少グダグダの感もありますので、期待しすぎず友達としゃべりに行くぐらいのつもりの方がよいでしょう。

 

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僕の連れのインド人もそうですが、自分で受講料(Intensive 4 宿付きで月1805ユーロ、宿なしで月1225ユーロ)払ってない分、モチベーションがそんなに高くないわけです。Goethe-Instituteは語 学学校としては受講料が一番高い部類に入りますが、先生に質や設備はそれにふさわしいだけ整っています。ただ、A1.1に限って言えば、派遣されている人 も多いのでこういう風にやる気がそこまでない生徒も混じっているのが少し難点です。できない分には、もう一回説明すればいいし、それを聞いて僕らもふむふむとなるのでいいんですが、別にそんなにドイツ語勉強したくないんだけど。。。的な雰囲気を出されるとちょっとしらけちゃいます。

二か月間でA2.1まで終了しました。3か月でA2試験に合格するぐらいまでは行くそうです。まだまだしゃべれませんが、時間をかけて辞書を調べれば、意味はつかめるぐらいにはなった感じだと思います。ドイツという国について理解することもできて大変貴重な経験でした。けっこういいなと感じたので、妻にも日本のゲーテインスティチュートに入学してもらい、A1.1を受講してもらいました。多少慣れてもらって、カルチャーショックを和らいでほしいとの思いでした。研究仕事は大体英語ですので、余興のようなものですが、家族で生活するとなるといろいろドイツ語がないと不便です。まあ、せっかくドイツに来たなら多少ドイツ語ぐらいはしゃべれないとね!