Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

パレルモ(Palermo) その2

・二日目

f:id:eulechang:20170831141642j:plain

朝食はホテルの上階のテラス。太陽の光がまぶしい。あんまり人がいない。朝からクッキーやらカッサータやらのスイーツがいっぱい。重厚なホテルとはこの日でお別れし、近くのもうちょっと安いホテルにチェックイン。

Grand Hotel Et des Palmes - OFFICIAL SITE - Luxury hotel Palermo

会員登録すると10%割引になって1泊100ユーロ。予約ページを見ていると、チャットでクーポンコードをくれたりしますが、安い部屋では会員登録の方がお得でした。ホテルは大体オフィシャルページから予約しています。口コミはBooking.comやらTripAdvisorやらを参考にはしますが。。。新しいホテルならともかく、検索サイトで頑張るよりもリピーター客に向けてオフィシャルページで頑張るホテルを応援したいです。まあ、レスポンスが遅かったり、ページにバグがあったり、下手したら騙されるのでそんなに効率的な方法ではありませんが。Hotel Et des Palmesは豪華なリゾートホテルといった感じです。1874年創業で、フロントには昔線路が通ってた頃の写真が貼ってありました。荷物を預けていざ海へ。

 

Politeamaまで歩き、売店でチケットを購入。1回券が1.4ユーロで、1日券が3.5ユーロ。車内でチケット売らないのは、運転手がネコババしちゃうから?なんて勘ぐってみたり。しばらく待って806番のバスに乗り、揺られて30分ほどでMondelloビーチへ。道中ずっと岩山が見えていて自然が壮大。いよいよビーチが見えて、さあ遊べるぞと思いきや、囲いがいっぱいでプライベートビーチとのこと。

 

地元民に聞くと、無料のところもあるけど、もっと先の方らしい。海が見えたからと言って急いでバス降りちゃったのがよくなかったのかもしれません。まあ、たまにはと有料ビーチに入ることにしました。価格などはこちら。

Lido Sirenetta - Mondello Italo Belga

月や時間によっても価格が違うようです。一番安いのでいいよと言ったら、SOLARIUMというチケットになりました。二人で18ユーロ。中に入って屈強の男たちについていくと、パラソルなしのイスに案内されてしまいました。なるほど、これがSolariumですか。焼きに来たわけではないので「すみませんがちょっとパラソルがあるところと換えてもらえませんか?」とお願いするも、「一回レジ通しちゃうと税金の関係で払い戻しができないんだよ。新しく買いなおすならいいけど」とあしらわれる。うむ、、、仕方がない。今度は気を付けよう。

f:id:eulechang:20170831141807j:plain

f:id:eulechang:20170831040544j:plain

この日の地中海は波もあまりなく穏やかでした。遠浅で、結構奥まで歩いて行けます。海水浴客たちでまあまあにぎわっています。有料ビーチは柵で囲まれており、たくましい男たちが売り子やら怪しい人やらを追い返しています。シャワー、トイレ、更衣室もついていて、子供が遊ぶような砂場もありました。売店もついていて、飲み物や、軽食も購入できます。貴重品を入れる木製のロッカーもあり、鍵は2ユーロでした。まぁ、全体的に妥当な金額じゃないでしょうか。パラソルないけど。。。断ったようなものだけど。。。柵といっても海まで行く道が無いわけでもなく、地元民のような人たちは柵のすぐそばにシートを敷いて無料で海を楽しんでいました。なるほど、これはこれでたくましい。

海でたんまり遊んだらお腹もすき、どこかいいレストランはないかなとブラブラ。バスは10分おきと書いてあるけど、時刻表はないのであまりあてにはできなさそうです。10分待っても来ないし。なお、ビーチ周辺の道は一方通行になっていて、帰りのバスは一本奥の道ですので、行きと同じ方向のバスにのってぐるっと回った方が早いです。何言ってるかわからなさそうな日本語ですね、すみません。

Alle Terrazzeという出島みたいになっている高級レストランを通り過ぎ、さらにブラブラ歩いていると、お店が立ち並ぶ区域に着きました。

f:id:eulechang:20170831042035j:plain

f:id:eulechang:20170831042219j:plain

Ristorante Sariddu

という海鮮料理屋に入り、リゾット、魚料理(魚自体は量り売り)、ワインを注文して56ユーロでした。ランチにしてはちょっと値が張りましたが、味はおいしかったです。特に魚。おじさんの客引きがちょっと胡散臭かったけど、腕は確かでした。写真撮ってとお願いしたら、妻とのツーショットになりましたが。。。そこはカメラのシャッターを押してくれるんじゃないのか。。。

f:id:eulechang:20170831045156j:plain

デザートは隣の八百屋さんでフルーツを。ご主人はこのイラストそっくりで、息子さんも似たような感じでした。

f:id:eulechang:20170831045417j:plain

再びバスに揺られて、息子は就寝。ホテルにチェックインして、寝かせることほぼ4時間。空調がよく効いた部屋でぐっすり寝られたようです。大人もちょっと仮眠。元気になったところで中心部へ出かけます。この日はパレルモの守護聖人の祭り聖ロザリア祭です。

///SICILIA CLUB/// シチリア最新ニュース パレルモPalermoの聖ロザリア祭

 つづく。

パレルモ(Palermo) その1

Eurail passもまだ二日残っているし、どこか遠いところに行きたいということで、イタリア・シチリアのパレルモ(Palermo)に行くことになりました。

 

・1日目

朝7時過ぎにはハイデルベルク駅について、マンハイムまでSバーン、そしてICE511に乗車してミュンヘン空港へ。このICEは子供連れのための個室(Kleinkindabteil)があったので、事前に予約していました(9ユーロ)。ところが、予約の有無を表示するところには区間が示されておらず、ただただKleinkind.と書かれており、中にはすでに先客が。

「あのー、その座席予約したんですが…」

「えっ?ここ子供用の座席よ?」

と悪びれもなく言ってる君たち、子供連れてない大人なんですが、、、ここは、ぐっとこらえて

「ええ、子供はいまベビーカーに乗っていて外にいます。」

「あぁ、そう。仕方がないわね。。。」

となんだかこっちが悪いことしたみたいな感じになってしまいました。座席は空いてたらどこでも座っていいんですけど、もうちょっと察していただきたいです。「まぁ、ドイツだし、仕方がないわね。。。」

個室はファミレスみたく、テーブルを囲んでゆったりと座れるようになっておりました。快適。

滑り出しは順調でしたが、いつものごとくだんだんと遅れ、4時間ぐらいかかって、ミュンヘン中央駅到着。着いた頃には40分ぐらいの遅れ。オーストリア方面に行く電車とか、ホームにいろいろ珍しいのも停まっているのでもう少しじっくり見たかったですが、急いでSバーンに乗り換えてミュンヘン空港へ。反時計周りのS8でも、時計回りのS1でも空港に行くのか。へー。

空港に着いた頃にはもう出発一時間前をきっている!ターミナル2まで行って荷物を預け、ベビーカーも預け(大型荷物の窓口)、安全検査をすり抜け、、、てないわ、パスして、格安航空だから一番先っぽの搭乗口まで急ぎ足。着いた頃には搭乗がもう始まっていて、慌てて乗り込む。ふぅ。なんとか間に合った。

今回はEurowingsのEW1892便でミュンヘン(MUC)からパレルモ(PMO)へ。12:55出発の14:55到着で2時間のフライトです。月曜日と木曜日に就航しています。フランクフルト(FRA)からもコンドル航空が直行便を飛ばしていますが、お値段的にミュンヘンの方が安かったです。3か月前の購入で、往復で家族3人で510ユーロほどでした(SMART)。

Eurowingsでは、Basic(座席+手荷物)、SMART(+受託荷物一つ+スナックと飲み物+座席指定)、BEST(+隣が空席+受託荷物さらに一つ+足元が広い座席+好きな食べ物の飲み物を注文できる)の三つの基本料金があって、BasicやSMARTでは追加料金を支払うことで、サービスを追加できるようになっています。なかなかややこしい。節約はしたいけれども、そうはいったって家族旅行で受託荷物なしというわけにもいかないし、万が一座席がバラバラになったら嫌だし、飲み物ぐらいは飲みたいし。。。ということでSMARTにしました。

Our fares - Information - Eurowings

 

実際のオペレーションはというと、客室乗務員が長いリストを見ながら、SMART以上の運賃を払った乗客にだけ食べ物(おいしくないサンドイッチ)と飲み物を提供していました。追加で購入している人はほとんどいませんでした。大体7-8割ぐらいの乗客はSMART以上だった気がします。

「俺、もらえないのか?」

「お客様には、こちら有料となります。」

みたいな会話も少しはありましたが。

この日の搭乗率は70%ぐらいで、窮屈そうな乗客を客室乗務員が適当に座席を移動させてしまっていたので、

「俺はあそこに座ってた〇〇だよ。」

「えーっと、そうしますと。。。お客様はスナックありですね!」

というのも何人かいて、これはこれでオペレーション大変そう。まぁ、中ぐらいの飛行機(A320)で短いフライトだし、特に問題はないですが。子供は配膳のカートが見えてから機内食を首を長くして待ってたので、少々待ちくたびれていました。

着陸するやいなや、目に飛び込んでくるのはむき出しになった地層の山々。成り立ちについて、一回ブラタモリで特集してほしいぐらいですね。空港で手荷物はすぐに出てきましたが、ベビーカーは10分ぐらい経ってから、特殊荷物のところから出てきました。気が付けば周りはイタリア語だらけで、英語も通じるかどうか怪しいところ。異国に来たという感じがします。熱気もむわっとやってきます。

 

空港からは一時間に2本バスが走っており、ホテル名を告げるとポリテアーマ(Politeama)で下りるとよいとのこと。往復で一人10ユーロ。バスに乗ろうとすると相乗りタクシーにいざなうおっちゃんが声をかけてくる。こういうのドイツじゃなかったなぁ。。。観光地的。車中、紺碧の海かと思いきや岩がごつごつしてて、ゴミも結構落ちてて結構汚い。それでも現地?の人が海で遊んでましたが。

Prestia e Comandè, autolinee e noleggio pullman a Palermo - Prestia e Comandè

 

40分ほどでPoliteamaに着いて、太陽がじりじりと焼き付けるなかホテルを探してあたりをさまよう。歩道は特にガタガタしていて、おしゃれに石畳にしていますというより、ほったらかしてるうちにガタガタしてきた感じ。5分で着くところを迷って20分ぐらいかけてしまいましたが、ようやく到着。一泊目は伝統あるホテルのHotel Wagnerにしました。3か月前の予約で1泊126ユーロでした。朝食付き。作曲家のR.ワーグナーがこの通りに住んでたのかー、へー。

Hotel 5 stelle a Palermo centro | Grand Hotel Wagner, Palermo

f:id:eulechang:20170818145600j:plain

 

 

f:id:eulechang:20170818145738j:plain

あったあった。イタリア名物。何を洗っていいのかためらう代物ですが、子供が手を洗うのにはちょうどでした。バスローブ付きで、バスタブ付き。部屋は冷房がすごく効いていました。暑い所では大事ですね。内装がシックな感じで、ロビーの待合室もいい雰囲気出てます。フロントのおじさんは流ちょうな英語ですが、ベルボーイぐらいになると、イタリア語でまくしたてられました。「グラーツィエ (Grazie) 」「プレーゴ(Prego)」ととりあえずどこか音を伸ばしておくと、イタリア語っぽくなりますな。

f:id:eulechang:20170819143059j:plain

 

寝てしまった子供をベッドに移してしばらく休憩。ホテルの裏にパティスリーのSpinnatoがあって、そこから妻がスイーツをいろいろ調達してきたので食べてみますが、思ったほどは甘くない感じ。そこまでうまいわけでもないけど、パクパク食べれるぐらいでした。

Spinnato

子どもが起きて、夕食。近くをぶらぶらして見つかったTondonというお店で、ウニパスタとピザと小魚のから揚げを食す。小魚のから揚げをえらく薦めてきたから注文したのですが、2分もしないうちに出てきました。。。いっぱい揚げちゃったから食べてほしかった?でもまあ、おいしかったです。ピザはモッツァレラチーズの味に驚き。なんていうか、日本で久々に大豆の味がする豆腐食べた感じです。モッツァレラ、ここにあり。ウニパスタはまぁ、なんというか、日本と比べちゃうとちょっとねえ。。。それなりにおいしいですが、新鮮なウニにはかないません。

Tondon Palermo, Google マップ

 

食後は本場のイタリアンジェラート。Oriol。店構えはちょっと寂れた商店街にある昔からあるケーキ屋さんという感じですが、味も素朴で王道な感じでした。ただ、量が多すぎて食べきれない。。。

https://www.facebook.com/gelateriaoriol/

お腹いっぱいになってホテルに帰り、久々の湯船。明日は海で遊ぶぞー。

 

つづく

---------------------------

ところでEurail passはお得かどうかのお話。前に購入した、ドイツ・フランス二か国パス5+1日の二人セイバーパスで、二人で往復で二日間だと170ユーロ相当です。ハイデルベルクからミュンヘン空港まで正規運賃で二人往復358ユーロですが、事前に割引運賃で購入すれば120ユーロぐらいまで下がります。なので、事前に乗る電車が決まっているならパスを使わない方がお得です。さらに、EurowingsではRail&Flyというサービスを行っていて、一人片道33ユーロで、ドイツ全土から空港までの搭乗日の鉄道チケットが購入できます。二人往復で132ユーロになりますが、こちらの方が定額ですので、そんなに前もって乗る電車を決めなくてもよいようです。ただ、オンライン上だと子どもの分も含めて3人分払うオプションしかありませんでした(本来は6歳まで鉄道は無料)。電話したら何とかなるかもしれません。

Train to plane - Information - Eurowings

研究雑話(3)

・略語

〇〇研(〇には人名が入る)と日本では言いますが、ドイツではA.G. 〇〇。何の略かと思いきやArbeitsgruppenだったらしい。なるほど、仕事のグループということか。ca.というのもよく見るが、circaという"およそ"、"約"の意の副詞。ピリオド含めると二文字しか省スペースされてないけど。。。O.M.G.という俗語もありますが、Oh my god!じゃなくって、Oh mein Gott!がドイツ語バージョンです。

 

・納期が遅い

タブレット端末がついに再起不能に。家や出張先でメールをチェックしたり、論文を読んだりもするので、一台買ってもらえないかとボスに相談。「僕はいいんだけど、君に買うとみんなにも買わないといけなくなるし、、、」と渋るも、「フンボルト奨学金の研究費でならいいですか?」と聞くと「そうだね、フンボルト財団の研究費は君のものだから自由に使っていいよ。」とありがたいお言葉。

秘書さんに聞くと、型番を教えてくれたらこちらから発注するとのこと。早速お願いすると在庫がないから納期最大4週間!!ネットで頼んだら次の日に来るものが一体なぜ!?

なんでも、大学としてはできれば立て替え払いを避けて、特定の業者を選定してあるのでそちらを通してほしいとのこと。「待てないというなら、ほかで買ってもらって、立て替え払いでもいいんだけど。。。」と秘書さん。まあ、そこまでは急がないから別に待つけど、どこもかしこも競争がないと仕事がのんびりしているようで。。。実際には10日ほどで届きました。

 

・妊娠に伴う安全検査?

ラボの学生が妊娠。どうやらみんな僕より前に知っていたらしい。。。まあ、そういうもんだわな。いつもは年に1回ぐらいの研究室の安全チェックがあり、その日は飲み物と食べ物を見えないところに隠して、みんなゴーグルを常備して、白衣みたいなラボコートを着ることになっている。ところが、ラボ環境が妊婦さんに適したものかどうかをチェックしに来るというので、うちのフロアだけ追加でもう一度チェック。メルカプトエタノールなどの毒劇物の管理など、妊婦さんに関連あることを対象とした視察らしい。なにせうちのフロアの人だけ全員ラボコートだから、ほかの階にいくと「どうしたの!?」とみんなから聞かれる。無事にチェックが済み、妊婦さんはこのまま実験してもよいとのお許しが出ました。エチブロ(EtBr)にも触れちゃいけないらしく、電気泳動系の実験は先輩が代わりにやってあげることに。

出産半年後ぐらいには復帰したいなとのことで、保育所を探してみたが生まれる前なのにもうどこも一杯でウェイティングリスト入りの順番待ち。

「これでなにが女性研究者を増やそうだよ」と吐き捨ててました。事情はあまり日本と変わらないようで。。。

 

・蚊にかまれて。。。

同僚のポスドクからみんなに連絡が来て、蚊にかまれてアレルギー反応がひどくて、今日は休みます。と思っていたら数日後に連絡が再びきて、検査の結果、蚊の方は大した問題じゃなかったんだけど、腹水がずいぶんたまっていたのがわかり緊急入院。数リットル抜いた挙句に検査してみるとガン細胞がみつかり。。。っておいおい、気軽に連絡するような話じゃないぞコレ。

本人としてはピンピンしていて、今すぐにでも実験に戻りたいんだけど、医者からは腹水の原因がわかるまでは安静をと突然言い渡されていてと困惑しているのだそう。もちろん本人も生物学者だから、いろいろわかっている。開腹しての検査が必要になり、親御さんとともに地元にいったん帰ることになり、今のところは早期に発見できたステージの浅いガンのようで、とりあえずは完治の希望が持てそうなところまで来ているが、もちろん予断を許さない状況。

あまりの突然のことに、語学の問題とかじゃなくて、どう反応してよいかわからない。本人が挨拶に来た時もなんといっていいかわからないし、普段の同僚とのおしゃべりでもどう触れていいんだか。。。一番の働き者で、一番実験が好きな人だけに、これはなかなかつらい。本人はいたって「すげーダイエットになっちゃったぜっ!」とケロッとしているように見えるが、

「なんだか楽観的にみえるわね?」という学生の何気ない一言に、

「悲観的になっても、いいことないでしょ。」と返してたのが、なんというかたくましい。本人にはうまく伝えられなかったけど、応援してるので頑張ってガンをやっつけて、戻っておいで!

 という深刻な話題の後で恐縮ですが、ドイツの蚊(?)に咬まれて、僕も半径5cmぐらい腫れました。。。ちょっと毒が強めなのかな。。。

 

・高校生

ボスから呼び出し。

「この前言ってた実習のことなんだけど。。。」

「あれっ?まだだいぶ先のことじゃなかったでしたっけ?」

「いや、そっちじゃなくて、高校生の方。」

「ああ、ドイツ語しかわからなかったら、どうやって教えようかって言ってたやつですか。」

「覚えてくれてたのか、よかったよかった。あれ、来週に学生が来るから、その実習のことを話し合いたいんだけど。」

「来週!?しかも僕がやることになってましたっけ!?」

「だって、君、興味あるって言ってただろ?」

と、いきなり仕事が降ってくる。日程も何もかも聞いてなかったぞー。僕に決まったって聞いてないぞー。もうほかの実験準備しちゃったぞー。まあ、確かに最近ボスは自分の引っ越しの準備でてんやわんやで、いろいろ自転車操業気味。

うちの研究所が高校生向けに夏休みの2週間のサマースクールのようなものをやっていて、うち、それぞれ3日間の実習を二つのラボでやることになっている。それで僕の研究室でも学生を二人受け入れることになったから、その面倒を見てほしいとのこと。仕方があるまいといろいろ実験を慌てて仕込む。この期に及んで、ボスがまた実験が足りないとか言ってくる。。。「変異体をどこかで使った方がいいと思うなあ。やっぱり機能の解析というのが生物学では重要だよ!まあ、これは僕の意見だから、あとは君が決めて!」へいへい、おっしゃる通りです。

こちらも自転車操業で、三日間の実習をなんとかこなす。一人はデュッセルドルフからで、もう一人はシュトゥットガルトの近くから来ているようだ。みんな結構遠くからわざわざハイデルベルクに来ているようで。。。言語の心配なんていらず、お二人とも英語ペラペラ。むしろ心配が必要なのは僕の方だったか。。。最後の全体発表をちらっと見たところだと、英語が苦手そうな人も数人いるが、それでも日本の高校生のちょっとしゃべれるぐらいのレベルだ。男の方は専門学校?かなにかで、週6時間もバイオテクノロジーの授業があるらしい。もうなんか教えることないんじゃないか?まあ、それなりに満足してもらえたようでよかったよかった。

しかし、本当に二人の高校生が優秀。夏休みにわざわざ来るだけのことはある。通り一遍で表面的にならずに、実際の研究の肝などもおしゃべりできて、通じたのもよかった。疲れたけど、こちらもいい刺激になりました。でも男の子の方、女の子の方がじっくり考えているときに、さっさと答えを言ってしまうのはいかんぞ!もうちょっとこっちの教育的配慮を察してくれ。

 

・身辺調査

ボスがまたふらっとやってくる。最近来るたびに野暮用を押し付けられている気が、、、もうちょっとプロジェクトの方も興味持ってほしいなあ。

「修士の学生から連絡が来たんだが、ちょっと変な奴で、修士論文の研究を受け入れてほしいという内容なんだが、ほかのラボから断られて引受先がないとまで書いてあるんだ。」

「ほー。それはなかなか正直な奴ですね。」

「それで彼の実習を担当したことがある人にちょっと聞いてみたんだが、論理的思考はできるものの、どうやらすごく実験が遅いらしいんだ。」

「あぁ、よくある頭でっかちな感じですか?」

「まあ、そうかなあ。この前、一緒にしゃべってみた感じだと、頭が悪いというわけではないんだけど。。。」

「ほー。」

「それで、実際に引き受けるかどうかを決める前に、面倒を見るかもしれない君が、ほかの実習を担当したことがあるXXXにあって、どういうやつだったか話を聞いてきてほしんだ。」

「??」

「いやほら、AAAはもう学生二人面倒見てるし、BBBは今度来る博士課程の学生の面倒を見させようと思っているし、プロジェクトが関連あるCCCは入院でいつ戻ってくるかわからないし、、、君ならまだ何とか回せるんじゃないかなあと思って。。。」

「あのー、そのー、修士論文のプロジェクトってそんなに引き受けないといけないんでしょうか。。。人手が足りないなら、評判がよろしくない学生まで引き受けなくても。。。」

「いや、まあ、研究科で誰かが引き受けないと、彼は確かに卒業できなくなっちゃうけど、別にうちが引き取らないといけないといけないことはないよ。でも、うちの分野なかなか学生に人気がなくて、僕のラボではまだ修士論文をまとめたことがないんだ。それってほら、あんまりよくないっていうか。。。」

「・・・」

自分のプロジェクトとほとんど関係ない話だから、あまり関わりたくなかったが、この後いろいろ丸め込まれて、とりあえず4週間は面倒を見る羽目になってしまった。やれやれ。自分のプロジェクトが割を食ってあまり遅くならないようにしないと。こちらの修士論文だと、ぴったり6か月以内で書き上げるところまでいかないといけないらしく、なかなかプロジェクトの選定も難しい様だ。日本だと、授業やら就活やらいろいろはさみながらも2年間は従事することが多いかと。

しかし、あたりまえのように学生の身辺調査をやるところがちょっと驚き。このあと、XXXに連絡を取ってみると、ごく当たり前のようにその学生がどんな奴だったのかを教えてくれた。修士の学生は実習でいろんなラボを回っているが、そのたびにこうやって評判が一つずつ積もっていくというわけか。こりゃ、ある意味緊張感あるなぁ。おそらく、今度来る学生は各所での評判が芳しくなく、どのラボも修士の研究としては受け付けなかったようだ。ということは、僕の評判もあちらこちらで積もっていて、何かを始めようというときには、裏でこそこそ情報交換されているということか・・・わぁお。

Europcarでレンタカー(2)

ドイツでレンタカー2回目の記事。Europcarの話です。一回目はコチラです。

 

・キャンペーンメールの時期

Privilege会員登録(無料)していると、割引のDMがよく届きます。春だ、夏だ、秋だ、冬だ!と挨拶文はいろいろですがどこも同じく、早めに予約すると安くなるキャンペーンが多いです。上手に使いこなしましょう。最大25%と書いてありますが、実際は20%割引になることが多いようです。

 

 予約期間:7月27日-8月4日  レンタカー対象期間:9月4日-12月17日  割引:最大25%

予約期間:8月8日-21日  レンタカー対象期間:9月8日-12月15日  割引:20%

予約期間:9月12日-10月2日  レンタカー対象期間:9月12日-12月18日  割引:最大25%

予約期間:10月4日-11月4日  レンタカー対象期間:10月4日-11月4日  割引:15%

予約期間:11月4日-11月30日  レンタカー対象期間:12月5日-1月31日  割引:最大20%

予約期間:1月2日-1月15日  レンタカー対象期間:1月2日-4月7日  割引:最大25%

予約期間:2月20日-3月2日  レンタカー対象期間:6月5日-8月31日  割引:最大25%

予約期間:3月20日-4月9日  レンタカー対象期間:3月20日-6月30日  割引:最大25%

予約期間:5月8日-24日  レンタカー対象期間:5月8日-6月30日  割引:最大25%

予約期間:6月1日-30日  レンタカー対象期間:6月1日-8月31日  割引:10ユーロ(3日間以上・100ユーロ以上の予約で)

予約期間:6月22日-9月9日  レンタカー対象期間:6月22日-9月9日  割引:15%

予約期間:誕生日月-12月31日  レンタカー対象期間:誕生日月-12月31日まで  割引:20ユーロ (3日間以上・60ユーロ以上の予約で)

 

・給油

日本だと、レギュラー(ガソリン)、ハイオク(ガソリン)、軽油(ディーゼル)の3種類でしたが、ドイツだと5種類ぐらいあります。近くのShellスタンドを例にとると、値段の高い順にV-Power Racing 100, Super Fuel Save 95, Super FuelSave E10, V-Power Diesel, Diesel FuelSave。上三つがガソリンで、下二つがディーゼル。V-Powerとついているのがハイオク的なもので、日本のシェルでも同じ名称の様。95が俗に言うレギュラーで、E10というのはバイオエタノールを10%混ぜたもの。

E10が大体一番安いので、これを入れてましたが、先日借りたŠKODAのFabiaは給油のところに"Mindestens 91"と書いてあって、E10じゃまずいかなあと思い、ちょっとビビッてSuper Fuel Save 95を給油しました。帰ってからいろいろ調べてみると、どうやらE10でも問題なかったようです。うむ。。。難しい。

 

・ナビ

なかったら困ると思って、ずっとナビオプションを選んでいました。一日5ユーロぐらいとられます。とはいえ、外付けのナビになったことはなく、ナビ備え付けの車ばっかりでした。ひょっとしてナビオプションつけなくてもナビが付いてくるんじゃないかと思い、VW GOLF 7 VARIANT oder ähnlich を3日間でナビなしで84,19ユーロで借りたときは、ナビが付いたOPEL ASTRAが付いてきました。なんだ、ナビが付いてくるんじゃないかと、小さいクラスのVW POLO oder ähnlichを3日間ナビなしで43.99ユーロで借りたところ、 ŠKODAのFabiaがやってきてナビなしでした。。。なんちゃってスマホ(Wiko Sunset2)をナビ代わりにして何とかやり過ごしました。

ということで、ナビがない車はまだあることにはあるようですが、ナビオプションをつけなくてもナビが付いてくることはありそうです。うーむ、使えない情報ですね、ええ。。。

 

・スピード違反

ぴかっと光ったら、時すでに遅し。日本で言うところのオービスにつかまりました。フラッシュをたくので、Blitzerというらしいです。日本だと「速度自動取締機設置路線」とかと、標識でお知らせしてくれるのですが、ドイツだと、そういうのはないみたいです。まぁ、普通そうだわな。場所はマンハイムからハイデルベルクに向かうA656の高速道路が終わってB37の一般道に切り替わるところです。まだまだアオトバーン気分が抜けきらずに減速しきれませんでした。

Aktuelle Blitzer in Heidelberg / A656 B37 | Über 10.000 Meldungen täglich

何キロオーバーしたかなあと、ビビりながら暮らすこと約2か月。ハイデルベルク市からお手紙が届きました。

Verwarnung mit Verwarnungsgeld / Anhörung

Sehr geehrter Herr XXXXXX,

Ihnen wird zur Last gelegt, am XX.XX.XXXX um 18:21 Uhr in Germarkung Heidelberg, B 37 Höhe Km 0.8 Fahrtrichtung HD. als Führer des PKW Skoda XXXXXX folgende Ordnungswidrigkeit begangen zu haben:

 

Sie überschritten die zulässige Höchstgeschwindigkeit außerhalb geschlossener Ortschaften um 14 km/h.

Zulässige Geschwindigkeit: 70 km/h

Festgestellte Geschwindigkeit (nach Toleranzabzug): 84 km/h.

 

§ 41 Abs. 1 iVm Anlage 2, § 49 StVO; § 24 StVG; 11.3.2 BKat

Beweismittel: Foto, TRAFFIPHOT Sgeeichte stationäre Messanlage/0, 604/M

 

Wegen dieser Ordnungswidrigkeit verwarnen wir Sie mit einem Verwarnungsgeld von 20,00 euro Wurde die Zahlung für obiges Aktenzeichenbereits geleistet, ost dieses Schreiben gegenstandslos.

Die Verwarnung wird nur wirksam, wenn Sie damit einverstanden sind und das Verwarnungsgeld innerhalb einer Woche ab Zugang dieses Schreibens unter Angabe des Aktenzeichens auf das genannte Kont zahlen. Zahlungserleichterungen werden nicht gewährt.

Hinweis: Verwarnungen werden im Fahreignungsregister nicht eingetragen. Gemäß § 46 des Gesetzes über Ordnungswidrigkeiten i,V,m, § 161 der Strafprozessordnung kann das beim Pass und Personalausweisregister hinterlegte Foto zur Festellung der Fahrerin / des Fahrers herangezogen werden. Zur Vermeidung von Rechtsnachteilen bitte die nachstehenden Hinweise genau beachten.

Dieser Ausdruck wurde maschinell erstellt und is ohne Unterschrift gültig.

Mit freundlichen Grüßen

 

Frau XXXX

運転している顔写真も印刷されていて、言い逃れの余地はなさそうです。70km/h制限のところを、3km/h差し引いても、14km/hのスピード違反で、20ユーロ払ってくださいとの内容。振込用紙は同封してませんだそうで。違反を認めてお金を一週間以内に振り込めば、手続きは終了だそうです。

手紙の裏に違反を認めるか認めないか(Wird der Verstoß zugegeben?)、認めない場合は理由を述べる欄が印刷されてあり、郵送で返事できるようになってます。オンライン上でも手続きできるようになっており、heidelberg.de/owiにアクセスして、下の方の"zur Anhörung"をクリックして進み、与えられたLogin と Passwortを入力しても同じようなフォームに入力できます。Web上ではさらに高画質な写真も見れるようになっていました。。。

 

f:id:eulechang:20170805054511j:plain

Wird der Verstoß zugegeben?のところは素直にJaを選んで送信して、オンライン手続きは終了。別途自分の銀行からAktenzeichenの番号とともに20ユーロを振り込んで、手続き終了です。レンタカー会社からさらに事務手数料を取られるとの情報もありますが、今のところ、特に追加で請求はされていません。

追記)と思ってたら、世の中そんなに甘くありませんでした。速度オーバーした約2か月半後、Europcarからお手紙が届き、14日以内に、手数料20ユーロをクレジットカードから引き落としますのでよろしくとのことでした。

 

交通違反の点数制度などについては下記サイトが詳しいです。あともうちょっとで30ユーロの罰金になるところだったのか。。。しかし誤差3km/h以上のスピード超過でいきなり罰金かあ。。。ルール厳守のドイツらしいといえばドイツらしいですが。

◆◆デュッセルネット◆◆ 運転・車⇒ドイツの罰則規定・点数制度

Blitzerというサイトが、ネズミ捕りの場所に詳しいです。近づくと教えてくれるアプリもあるようです。

Karte aller mobilen und festen Blitzer in Deutschland und Europa mit LIVE-Meldungen

 

アイスクリーム(Eis)

拾った新聞にアイスクリームの統計が載っていたのでご紹介。

2017年7月19日(水)のHandelsblatt誌です。本文はコチラですが、どうやら有料記事のようです。著作権大丈夫かなぁ、、、まぁ、いいっか。

Eisige Zeiten in Deutschland

 

1.ドイツ人が年間で一人当たり食べるアイスクリームの数:113

Jährlicher Pro-Kopf-Konsum in Deutschland in Eiskugeln

113kugelnといって、アイスクリームをすくう大きめのスプーン一個を、1kugelと言います。3日に一度はアイス一個食べてる!

 

2.ドイツでのアイスクリーム生産量

Produktionsmenge von Speiseeis in Deutschland in Mio. Liter

1965年:54 百万リットル

1990年:238 百万リットル

2015年:540 百万リットル

ここ50年で10倍!

 

3.国別の生産量ではイタリアを抜いて第一位(ヨーロッパかな?世界かな?)。売り上げは断トツの1位。

ドイツ:540百万リットル   1649 百万ユーロ (売上)

イタリア:464百万リットル  812 百万ユーロ (売上)

フランス:457百万リットル  982 百万ユーロ (売上)

スペイン:303百万リットル  605 百万ユーロ (売上)

イギリス:260百万リットル  412 百万ユーロ (売上)

 

4.アイスクリームショップは減り続けている。

Zahl der umsatzsteuerpflichtigen Betreibe

2002年  6794店

2015年  5591店

 

5.でも、アイスクリームショップのアイスが好き。

Umfrage zur Lieblingssorte 2014

74% アイスクリームショップのアイス

9% ソフトアイス

7% ブランドアイス(スーパーなどで包装されて売っているもの)

4% フローズンヨーグルト

6% その他

 

6.でも、アイス市場はブランドアイスが圧倒的

Anteil am Eismarkt 2016

81% 工業的なブランドアイス

16% アイスクリームショップ

2% ソフトアイス

ガリガリ君のようにみんなに愛されているブランドアイスが、Flutschfinger Eisです。UnileverグループのLangneseブランドで、シェアは34%で1位です。

www.langnese.de

 

7.好きな味

Beliebteste Eissorten 2016

1.チョコ、2.バニラ、3.ヘーゼルナッツ、4.イチゴ、5.Stracciatella(チョコチップ)

 

ということでした。なにせドイツ人はアイスクリームが好きで、1Kugelのために10分ぐらい平気で待ちます。そして老若男女アイスを舐めてます。僕はどちらかというとスプーンで食べるか、かじる派なんですが。。。

-----------------

 

アイスショップに入って自分の番がくると(Nächste, bitte!)、Waffel oder Becher?と、ワッフルかカップかを聞かれます。日本のサーティワンアイスのように、ワッフルコーンで追加料金が取られることはまずありません。次に(場合によっては一番最初に)、何Kugelかを聞かれます。日本で言うところの、シングルか、ダブルか、トリプルかです。ここで、連れの分も一緒に慌ててイチゴ二つ!と言ってしまうと、一つのワッフルにイチゴアイスが二つのっかって出てきちゃうのでご用心。あくまでサイズですので、シングルでよければ、Ein Kugel!と言いましょう。

これ、あれと指をさして何とかアイスの選択を済ませたら、Noch etwas?(ほかには?)と大体聞かれます。イチゴをもう一つ頼みたいときは、このタイミングでその旨を伝えましょう。その後お会計となります。お店にも依りますが、1Kugel、2Kugelnぐらいのお客は、テイクアウトが前提です。着席して食べる場合は、通常の喫茶店と同じように先に座って待っていると、注文を取りに来るところが多いです。その場合は最小でも3 Kugelnぐらいのサイズのアイスになり、ちゃんとした容器に入って出てきます。

お店の後ろにはフルーツが載ったおいしそうなパフェやら、スパゲッティアイスの写真が貼ってあったり、メニューを見ると子供向けの飾りアイス(ピノキオとかネズミとか)がいろいろあったりします。一息つきたいときにはぜひぜひ。

 

ハイデルベルクでお薦めなのは、下記の3店舗。

Schoener gefunden werden - That's Gelato

が4店舗(Steingasse, Bergheimstr., Rohrbach, Handschuhsheim)出していて、さらに大学構内にもたまにカートで売りに来てます。

 

Das Eiscafé gelato go in Heidelberg mit leckeren Bio-Eisssorte und vegane Eisvarianten

はHauptstr.にお店があり、今年Bahnstadtに二店舗目を出しました。夏はよく行列ができています。

 

https://www.facebook.com/AmamiHeidelberg/

AMAMIは2017年にできた新しいアイスクリーム屋さんで、ちょっとおしゃれなフレーバーです。日本語から名前は来てますが、日本とは何の関係もありません。

 

1 Kugel 1ユーロ~1.20ユーロが多いので、売店でアイスを買うぐらいなら、アイス屋さんで買った方がお買い得な気分になります。コンビニアイスのスーパーカップにもよくお世話になりましたが、こればかりはドイツの方がアイス事情は恵まれていると言わざるを得ません。冬季は1~2か月、たっぷり休むことが多いですが、それでもなんと2月からもうお店が開いてます!寒いのに!

フンボルト財団 年会(Jahrestagung der Alexander von Humboldt-Stiftung) 2017 その2

その1の続き

 

2.二日目

朝食後、この日はいよいよ大統領に謁見。9時ころからバスでベルビュー宮殿(Schloss Bellevue)に向かいます。ドイツ大統領の官邸だそうです。入り口では手荷物検査。芝生の庭に通され、炭酸ジュースで喉を潤しながら、大統領の登場を待ちます。こちらもProgramme for children and teenagersとありましたが、庭の後ろの方でアトラクションがいろいろ出ていて、子供が遊べるようになっておりました。写真手前のバレルも子供が入ってコロコロ回るもののようです。ほかにもバドミントンやらフェイスペイントやら。

f:id:eulechang:20170719143136j:plain

しばらくして、シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)ドイツ連邦大統領が登場。Schwarzフンボルト財団理事長に見守られながらの挨拶が始まりますが、残念ながらドイツ語で何言ってるかわからず。。。後日、大統領府のWebサイトにドイツ語のスピーチ全文が発表されておりました。国際交流は大事で、皆さんの訪独を歓迎するといった内容だったようです。挨拶後はゼクトで乾杯し、その後大統領は研究者からの写真攻めや握手攻めにあっておりました。特にアフリカ系の人などに人気でした。まあ、一生に一度あるかないかのチャンスですからね。スピーチの前は、宮殿の中でフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞の授賞式が行われたようで(非公開)、今年は京都大学の安部浩教授が受賞されておりました。安部教授の袴姿や、八木毅駐ドイツ連邦共和国大使夫妻などの姿も見えました。

www.bundespraesident.de: Der Bundespräsident / Reden / Stipendiaten der Alexander von Humboldt-Stiftung

f:id:eulechang:20170719143636j:plain

 

大統領との握手を求める列がずっと続いてましたが、途中雨が降ってきてお開き。バスでベルリン工科大学へ向かい、ビュッフェ式のランチです。午後はHumboldt Lunchtime Fairということで、それぞれのプログラムに参加しました。大雨の中、着物やドレスで10分ぐらい歩かされた女性たちはなかなか大変そうでした。初日と同じくChildren Programも開設されていましたが、せっかくだからと子供もラボツアーに連れていくことにしました。並んでいると、子供は連れてってもいいけど、ベビーカーは置いていってくれという指示。

Flying in the SEPHIR-Simulatorは、パイロット訓練用のシミュレーターを開発しているラボに訪問して、実際に航空機シミュレーターを操縦して離着陸を体験するというものです。一時間ほど操縦させてもらい、なかなか楽しかったです。着陸も難なく成功。乱気流が強い時はさすがに応えましたが。。。学生の頃にYS FLIGHT SIMULATORで鍛えた感覚が役に立ったようです。

フリー フライト シミュレータ - YS FLIGHT SIMULATOR

説明している学生に話を聞くと、ヨーロッパでは新型の航空機もあまり開発されておらず、業界としてはあまり活気づいて無く、一体博士号がいつになったらとれるんだろうみたいな悲しい話でしたが。。。

f:id:eulechang:20170721145835j:plain

ラボツアー後はバスでホテルに戻り、ホテルのレストランでFarewell dinnerです。テーブルがあるビュッフェ形式で、どれもこれもおいしかったです。受賞者などはまた別にちゃんとしたディナーがあるようです。

 

3.三日目以降

プログラムとしては、朝食をとってチェックアウトで終了です。朝食を食べてると、ベルリン工科大学の号外が配られていて、大統領訪問やラボツアーの様子などが載っていました。仕事が早い!

さて、2泊延泊してベルリン市内を観光。動物園に行ったけど、パンダはまだ来てなかった、、、というかいくらなんでもパンダ中心に改装しすぎなんじゃないかしら。ほかの展示も人気の動物を集めてみました感が出ていて、豚以外はなんかイマイチ。再入場不可で、高くてイマイチな園内のレストランで昼食をとらされるし、、、最後に水族館というか爬虫類館にも行きましたが、ここはなかなか良かったです。学芸員(?)の心意気を感じます。

Zoo Berlin

 

食べ物関係だと、

Curry 36 Berlin のCurrywurst・カレーソーセージ

Das Rausch Schokoladen-Café am Gendarmenmarkt Berlin のチョコレートケーキ

Europa Center - Ming Dynastie 大明酒家の中華料理(ビュッフェじゃない方)

がとてもおいしかったです。特に中華はちゃんとした中華でした。というかハイデルベルクに比べるとみんなおいしく感じますね。。。

Cocolo Ramen | KUCHI RESTAURANTS - Das Sushi Restaurant in Berlin Mitte und Berlin Charlottenburg のラーメンも本格派でとてもおいしかったですが、大人気店の様で一時間ぐらい待つ羽目になりました。

Tee Tea Thé で茶葉も購入。Heidelbergだと、結構フレーバーが付いた紅茶がほとんどなのですが、我が家としてはニルギリなどのあっさり系が好み。喫茶スペースで優雅にお茶タイムでもしようかと思ったら、土砂降りにあいましたが。。。

なお、この周辺はおしゃれな雑貨屋さんや洋服屋さんも多く、ぶらぶらするにはもってこいの街でした。しばらく歩くとにぎやかなところに出て、Marktに出くわしました。ティラミスを食べてると再びにわか雨になり、雨宿りしながらベルリンに移り住んでもう40年という淑女と談笑。NHK『旅するドイツ語』に登場するスザンネさんのような方ですが、こんな雨、生まれてこの方見たことないわよなんておっしゃってました。床下浸水多数で、電車も高速道路も止まったんだとか。ニュース見てないから全然知りませんでしたが。。。ベルリンの言葉はアクセントが穏やかで、あんまりはっきりしてなくて少々聞き取りづらいですと言ったら、私もシュトゥットガルトに住んでる親戚が何しゃべってるか時たまわからないわよと返されました。なるほど、そういうものですか。マルクトは毎週水・土だそうです。マルクトを過ぎるすぐにUバーンのNollendorfplatzの駅があり、アクセスも便利です。

Wochenmarkt Winterfeldtplatz | visitBerlin.de

 

最終日の日曜日のベルリンからハイデルベルクへの帰り道。ICEでWolfsburgに寄ってVW groupのAutostadtに行きましたが、ちょっと期待外れ。万博のブースみたいになっちゃってて、あまり車らしさを楽しめませんでした。

Die Autostadt in Wolfsburg - Autostadt

隣のPhaenoという科学博物館の方が楽しかったかも。。。

phaeno - Home

WolfsburgからICEに乗ってHamburgで乗り換え。ちょうどHeidelbergまで直通のICがあったので、MannheimまでのICEをパスしてICに乗ったのですが、うるさいのなんの。。。ギャルたちがずっと高笑いしてました。。。ICEは静かだったなあ。Frankfurt Hbfでしばらく停車していたので夕食を調達できたのはよかったですが。ユーレイルパスで、座席予約してませんでしたが、大体は一駅・二駅待てば座席にありつけました。

-------------------------------

雨には見舞われましたが、楽しい旅(?)になりました。歓迎されているなと感じることができ、頑張って研究しようという気概が増しました。

ほとんどポスドクの人だろうと思って、途中いろんな方と言葉を交わすと、どうも話がかみ合わないことが多く、Experienced ResearcherのFellowshipでいらしている方もかなり多くいらっしゃることがわかりました。こちらは博士号取得後12年以内の助教もしくはグループリーダー以上のポジションの方が応募するプログラムで、6-18か月ドイツに滞在して研究に従事します(最大3回に分割可)。ポスドクのプログラムと合わせて年間500人採択するということで内訳は明かされていませんが、しゃべった感じだと少なくとも1/3ぐらいの方はこっちのプログラムだった気がします。この場合、元の職を辞しているわけではないので、休職かサバティカルかでいらっしゃるようです。年会参加者のNetworking GuideにHome Instituteの欄があって、ポスドクなんてもう母国に拠点ないから何書けばいいんだろうと思っていたのですが、謎がやっと解けました。

そのポジションの人に対する大型の助成はあまり聞いたことがないので、フンボルト財団の特色の一つと言えるかもしれません。皆さん口をそろえておっしゃるのは、日々の業務(授業・会議など)から離れて研究に集中できる時間が取れるようになったことです。これは将来ポジション取ってからもう一回応募したいなと思っていたら、奨学金一回取った人はもうダメと書いてありました。。。そりゃそうだけど。助教の皆さん、お仕事に疲れたらぜひドイツにいらしてみてください。

フンボルト財団 年会(Jahrestagung der Alexander von Humboldt-Stiftung) 2017 その1

ベルリンで開かれたフンボルト財団の年会に行ってきました。1年に1回の大イベントです。長ったらしい体験記です。

 

0.行く前

2017年度の年会はベルリンで6月28日ー6月30日に開かれます。4月20日にメールで招待が届きました。早速、家族三人で行く旨を、オンライン上で登録します。ドイツ連邦の大統領に会うということで、個人情報なども登録します。

他にはNetworking Guideという項目もあって、これは年会に参加した人の交流を促進するために配布される冊子+PDFに記載されます。写真や研究内容などを記します。

Humboldt Lunchtime Fairというイベントもあり、これはベルリン工科大学(Technische Universität Berlin)内のラボツアーや、キャンパス案内、講演などで、自由参加ですが事前に登録が必要なイベントです。Flying in the SEPHIR-Simulatorというのを申し込みましたが、定員は4-5人だったようで、僕ら家族の申し込み(3人分)でいっぱいになりました。人気のものはすぐに埋まるようですので、早めに登録してよかったです。

年会が水木金の予定だったので、二晩延泊して日曜日まで滞在することにしました。知らされていたHotel Berlinの担当者にメールして聞いてみたのですが、一晩135ユーロになるとの返答。一方、Webサイト(http://www.hotel-berlin.de/en/)から予約すると一晩78.28ユーロだったのでこちらにしました。途中で部屋を変えることもなく滞在することができました

 

ちなみに、年会の前の週ぐらいになって、Humboldt Life (フンボルト財団関係者のSNS)に三つのファイルがアップロードされました。ファイルは公開されており、下記リンクの右側からダウンロードできます。

Alexander von Humboldt-Foundation - 13 - Jahrestagung der Alexander von Humboldt-Stiftung 2017

年会の参加者に関する統計で、一つ目は

Aus welchen Ländern kommen die Teilnehmer der Jahrestagung 2017?で、参加者(研究者)の分野ごとの統計です。

https://www.humboldt-foundation.de/pls/web/docs/text_id_50294359/F-480580356/NeT_Dresden_Statistik_Fachgebiete.pdf

抜粋だけご紹介しますと、総数578人に対し、

農業林業、園芸および獣医   2.59%

生物              8.32%

化学              16.44%

人文系             19.89%

地球科学            6.06%

工学              15.57%

数学              3.64%

医学              7.92%

物理              7.96%

社会・行動科学         11.40%

その他             0.17%

 

二つ目はIn welchen Fachgebieten forschen die Teilnehmer der Jahrestagung 2017?ということで、出身の国・地域に関する統計です。

https://www.humboldt-foundation.de/pls/web/docs/text_id_51466384/F-1954450918/JT_Lander_alle.pdf

アフリカ       9.16%

アジア        37.88%

オセアニア      1.73%

ヨーロッパ      25.77%

中南米        8.81%

北米         16.61%

国別には、79か国と地域から研究者が来ており、

アメリカ(13.15%)、中国(11.59%)、インド(10.55%)、ブラジル(5.36%)、イタリア・スペイン・カナダ(3.46%)、イラン・インドネシア・フランス(3.11%)、、、中略、、、日本(1.90%)となっておりました。フンボルト財団の認知度の問題もあるでしょうが、やっぱり日本人は引きこもり気味ということですかねえ。

最後は今ドイツのどこに滞在しているかというもので、Berlin (21.11%)、München (5.36%)、Hamburg・Freiburg (3.46%)、Mainz (3.29%)、Bonn (3.11%)、Stuttgart (2.60%)、Heidelberg (2.42%)と続きます。外国の研究者から選ばれるような研究が、ドイツ全国各地で行われているのがドイツの特徴でしょうか。

https://www.humboldt-foundation.de/pls/web/docs/F85234756/JT_Orte-alle.pdf

 ほか、フェローシッププログラム獲得者などの統計は下記リンク先にあります。フンボルト財団としてはこれらの統計を通じて、あらゆる国の、あらゆる研究をサポートしてますよということをアピールしたいのでしょうか。

Alexander von Humboldt-Foundation - Statistical Trends

 

ちなみに、日本の学振も外国人特別研究員(一般)のプログラムを行っておりまして、採択率は10%の狭き門で年間で約240名を採用しているようです。フンボルト財団Research fellowshipは採択率約3分の1で年間約500名採用です(Experienced Researcherを含む)。比較すると、人文学(文系)が日本にくる研究者ではわずか5%と、相対的に少ないようです。また、アジアからの割合が54%、ヨーロッパからが29%となっています。まあ、極東の日本語を主とする国の割には、結構人気がある方ではないでしょうか。

採用状況 | 外国人特別研究員|日本学術振興会

 

あれあれ、話がだいぶそれてしまいました。

 

 

1.一日目

フンボルトネクタイにフンボルトバッジをして、フンボルト帽子を息子にかぶらせて早朝に電車で出発です。15:30までにホテルに到着して連絡バスに乗れ、さもなくば直接会場に向かえとのお達しです。車内で同じくフンボルト財団の年会に向かうご家族と出会いました。ハイデルベルクにはMax Planck Institute for Comparative Public Law and International Law というのがあり、法律を学びに結構様々な国から人がやってきているようでした。「あれっ、そのバッジ!フンボルトの方ですか!」と。ホテルについてからももう一人、同じマックスプランクから来ている方と知り合いました。ちなみに、バッジもネクタイも帽子も、会場ではほとんど見かけなかったです。。。ちょっと恥ずかしい。

ところで、今回のICE 374はFamilienbereich座席を予約したのですが、扉が付いた6人掛けの個室の席になりました。予約料金は3人セット(家族)で片道9ユーロです。ユーレイルパスを使いました。座席を予約すると、該当座席のディスプレイに今回だとマンハイムーベルリンと表示されるのですが、この表示がマンハイムを出発してしばらく経つと消えます。DBでは自由席車・指定席者の区別はなく、空いてるところは好きに座っていいことになっていますので、彼らの心としては、発車するときまでは席を押さえてあげるけど、そこから先は自由に席移っていいよということなのでしょう。子供の座席を予約したとはいえ、親のところに来たりなどしてじっと座っているわけではないのでその時座席が空き、それを見ていろんな人が「そこ空いてますか?」と聞いてきます。予約表示も消えているので、そうなりますわな。皆さん子連れで大変そうなので、途中から譲ってあげることになり、6人掛けに子供3人、親5人と大変にぎやかになりました。

途中、レストランでもらえるICEのおもちゃを巡って大紛争が起き、結局みんな一個ずつもらって仲良くなりました。同じくフンボルト財団の方は島田ゆかさん作の『バムとケロのにちようび』の英語版の絵本を持ってきていたので、こちらもと『バムとケロのおかいもの』を読み聞かせてあげました。英語通じてよかった。。。世界中で人気だったんですねえ。ストーリーと関係ないところも細かくいろいろ描かれてるのが大変すばらしいと、母親の方がほめていらっしゃいました。

ICEを降りてからローカル線へ。ローカル線の車内ではアニメから日本語を学んだというロシア人が話しかけてきました。すごく流暢でびっくり。100番バスに乗り継いで、Hotel Berlinへホテルに着いてまずはフンボルト財団のRegistration。ホテルのロビーの大部屋ではリフレッシュメントでパンやらフルーツやら飲み物やらが提供されていました。こういうサービスはうれしい。長旅の疲れが癒されます。チェックインから部屋に案内されるまではしばらく待たされましたが、浴槽付きの部屋になって、よかったよかった。

15:30を過ぎると、開会式会場のベルリン工科大学までバスで移動です。子供連れのためにベビーカーを載せられるバスも裏口に数台用意してありました。きめ細かい!しかもダブルデッキの観光バスとあって息子は大喜び。途中雨が降ってきたり、車の故障で降ろされたり、はたまた勘違いでもう一回戻されたりと散々でしたが、何とか会場に到着。日本人の方は皆さんそれなりのおしゃれをしておりましたが、アジア・アフリカ系の方は普段着の方も半分ぐらいだったでしょうか。。。妻がどんな格好していったらいいんだと空気を察するのに必死でした。そんなに周りを気にしなくても。。。

"Programs for Children"と書いてあるので何かなと思いきや、業者を呼んできて「わくわく広場」みたいな感じで子供の遊び場が大学内のスペースに作られていました。フェイスペイントやら、バランスゲームやら、子供用の簡単なビュッフェや休憩室もあって、みんな楽しそうに遊んでました。雨が降らなきゃ室外の予定だったのかも。いやー、こういうのを日本で見たことないですね。。。学会の託児サービスはありますが、普通はもっと小規模だったと思います。ただし、必ず親が付き添ってあげてねとも注意書きに書いてありました。

f:id:eulechang:20170712140105j:plain

大人向けの開会式は1階のホールで行われ、Trio Danの三重奏(メンデルスゾーン スケルツォOp.20)、Dr. Christian Thomsenベルリン工科大学学長の挨拶、Dr. Helmut Schwarz アレクサンダー フォン フンボルト財団理事長の挨拶に続いて、量子力学分野の研究で2012年にノーベル物理学賞を受賞したDr. Serge Harocheが基調講演を行いました。基調講演は英語でしたが、挨拶はドイツ語でした。ふぅ。わからん。Schwarz博士の講演内容は事前に冊子に印刷されていて、英訳が付いてました。「あのストックホルムにある団体が賞を授けるより、20年も前にフンボルト賞を受賞したHaroche教授です!」と得意げに紹介してました。これはもちろんアドリブ。

いずれの挨拶でも、政治的な発言に積極的に踏み込んでいたのが印象的でした。「科学は今危機に瀕している」「マーチ・フォー・サイエンス(科学のための行進がこの春に行われたが、我々はもっと声を上げなければいけない」と、Schwarz理事長が挨拶したのに加え、Haroche教授の基調講演も「ブレイクスルーはいつも応用研究とはかけ離れたところから生まれている」「マクスウェルもファラデーも、自分の研究が今日のような生活に応用されると夢にも思っていなかった」「ところが、政治家や一般国民にはこれがわかっておらず、すぐに役に立つ研究が求めている」と危機感をあらわにしていました。日本の科学者でも酒屋では似たような談義になりますが、公の場でこういった問題に正面からコメントを発することは珍しいかと思います。という話を帰ってからラボメンバーに話すと、「まぁ、日本はやっぱり違う文化だよね。フランス人は幸せでも、ハッピー行進のデモに行くよ」と言われてしまいましたが。

そのあとは研究レポートなどのプログラムがありましたが、サボって子供と遊んでました。最後はレセプションで夕飯をとって、バスに乗って帰りました。知り合いもおらず、生物学者にもなかなか出会えず、、、結局日本人の方ばっかりとしゃべってしまいましたが。。。

f:id:eulechang:20170712143543j:plain

ベルリン工科大学の近くをぶらぶらすると大きな門があり、これがブランデンブルク門かと思って写真を撮ったら、シャルロッテンブルク門(Charlottenburger Tor)という別の門の、しかもこの写真は裏側でした。

 

その2につづく