Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

雪(Schnee)

ハイデルベルクで雪が降りました。ライン・ネッカー区域はドイツの中でも暖かい地方らしく、年に雪が積もるのも数回程度だそうです。学生たちもあまり慣れていないようで、自転車で曲がれずにこけちゃったよー、なんて言ってました。

 

・雪かき

雪が降ると大家さんがいそいそと雪かき道具を玄関に出していました。大きくて平たい雪かきスコップ(Schneeschaufel)と、ブラシと、小さいスコップ(金属へら?)の3点セット。一応居住者の任務の一つでもあるので、あとで家族総出でやるかと思っていたら、時すでに遅しで雪かきが終わってました。近所の様子を見ても、雪が止んだや否や雪かきをすぐに始めてました。。。大して降ってなかったのですが仰々しい除雪車もいち早く出動し、清掃しながら塩化カルシウム(?)を道にまいてました。なんとなく冬の風物詩だから、雪かきができるときにしとかないと損だよみたいな感じがします。

 

・雪だるま(Schneemann)

あっちこっちで雪だるまができてましたが、みんな3段でした。

 

・そり(Schlitten)

雪降っちゃったねえ~と大家さんと世間話していたら、そりを貸してくれました。そりにもいろんな種類があるようですが、プラスチックでできたものでこんな感じです。

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ハンドルのパイプはそのまま下までつながっていて、握るところを立てると抵抗が増え、方向転換やブレーキの役割を果たしています。雪かきがひと段落するとそりに子供を載せて引っ張っている親御さんをよく見かけました。どちらかというとこんな感じの木を簡単に組み合わせたそりの方がポピュラーのようです。

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ほかにも丸いハンドル付きとか、お尻に敷くだけの簡単なものとかいろいろあるようです。

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近くに公園にも行ってみましたが、誰も遊んでいません。そういえば大家さんも山の上に言って滑るんだよというので、見よう見まねで山の上のKönigstuhl まで登山鉄道(Bergbahn)で上りました。VRNのMonate kartenがあると週末は4人まで一緒にいけて、登山鉄道のチケットも無料で窓口で引き換えてくれました。

Molkenkur駅で一度乗り換えるのですが、このあたりからそりを持った乗客しかいなくなりました。子供だけでなく、30-40歳ぐらいのおじさんまでもがそり持参です。上っていくにつれ雪景色の度合いは増すばかり。終点のKönigstuhlで下車したころには雪国かというぐらいに一面真っ白です。そり持ってる人について行って少しだけバス停のあたりまで上ると、そり専用道のような道があり、子供たちがキャッキャッ騒いで遊んでいました。子供と一緒にそりに乗ると結構スピードが出て迫力満点。途中で引き返して急で安全な斜面で遊んでいる子供もいましたが、道に沿って二・三十分滑るとMolkenkur駅にたどり着けます。たまに大人が本気で時速30-40kmぐらいで滑ってました。

子どもは楽しく滑っているのですが、なにせ大人二人でそり一台のため、一人は徒歩で下山です。靴も普通の靴でつるつる滑るし。。。こりゃ確かに一人一台そりはないとやってられないわな。雪用の靴底でも買っておけばよかったかもしれません。何はともあれ現地の人に交じって雪遊びできたのは結構楽しかったです。。。が、はしゃぎすぎて、この後一家風邪に(インフルエンザ?)罹りました。それはまた別のお話ということで。。。