Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

病院(小児科)

ハイデルベルクで子供を連れて小児科に行きました。1回目は軽い外傷でちょっと心配になったのと、2回目は風邪で咳がおさまらず、夜寝れなかったので行きました。大学のウェルカムセンターで知り合った日本人の方に相談したところ、

http://www.jameda.de/heidelberg/aerzte/kinderaerzte/dr-andrea-duelli/uebersicht/80334070_1/

Dr. med. Andrea Duelli
Fachärztin für Kinder- und Jugendheilkunde

Keplerstr. 26 (住所変わりました)
69120 Heidelberg
Telefon: 06221/480890

午前8:00-12:00、午後15:00-18:00(水曜・金曜 午後休)

 

を紹介していただきました。なお、Webサイトの時間は正確ではありません。8:00にはもう開いていたと思います。

ドイツの病院は厳しい的なコメントがブログではよくみられるのですが、ここはそんなことはなく、日本の小児科並みかそれ以上に親切に見ていただきました。

流れとしては、

1.電話予約する。(初診で)症状を伝えて予約を取ります。英語も通じます(紹介者によれば受付の二人のうち一人は英語が通じるのだそうです)。この日は8:30に電話して、10:00頃に来てくださいとのことでした。風邪の時は9:00ぐらいで通してくれました。

 

2.往診。保険証カードのようなものはなかったので、保険の契約書をもっていきました。到着して、受付の方に見せると、私的保険(Privat)であることと、保険会社名(HanseMerkur社)ということだけが知りたかったみたいです。

 

3.待合室で待ちます。おもちゃがいっぱいで、子供は病気も忘れて遊んでいます。

 

4.診察。お医者さんのAndrea Duelliさんも英語が通じました。日本からきて初めての病院ですと伝えたところ、ワクチンや、U7検査のことなどを教えてくれました。

横浜市港北区の内科・消化器内科-トラベルクリニック新横浜

で、子供の予防接種記録証明のようなものを英文で発行してもらっていましたので、それを見せたところ、国際予防接種証明(イエローブック:Internationale Bescheinigungen über Impfungen oder Prophylaxemassnahmen; International Certificates of Vaccination or Prophylaxis)に書き換えるから、U7の時に受け取ってとのことでした。英文の予防接種記録証明はあるに越したことはないですが、たぶん母子手帳を見せればなんとかなったとは思います。

 

5.ワクチン

小児用 結合型C群髄膜炎菌ワクチン(NeisVac-C)が日本ではないねえ、とのことでしたので、その日のうちに打つことになりました。おもちゃで気を引きながらサクッとやっていただきましたので、泣くこともありませんでした。「えらいね~」となって、HARIBOのBären Gummiをもらって子供も大喜びです。B群髄膜炎菌のワクチン(Meningokokken B)も大人に勧められました。なんでも森の方に行くときには事前に接種してねということでした。U7の検査に行ったときはPriorix-Tetra(はしか・おたふく・風疹・水痘 4種混合ワクチン)も接種しました。

 

6.処方箋をもらう

どの治療法がよいか、相談しながら決めていきました。咳がひどかったのですが、飲み薬と、スプレー式(吸引式)の薬を両方処方していただいて、子供にあったものを使うということになりました。点鼻薬(Nasetropfen)が処方されたこともありました。日本ではあんまり見ないですよねー。支払はせずに病院はここで終了。必要な場合は次回の予約をします。ワクチン代なども後日薬局から請求が来るとのこと。

OLYNTH® für Säuglinge & Kleinkinder - OLYNTH®

 

7.薬局(Apotheke)

近くのApothekeに行きます。処方箋を渡すと薬をくれます。薬代はここで支払います。在庫がない薬もあって、その際は午後には届くのでまた来るようにと言われました。領収書は大事に取っておきます。コピーはいるかと聞かれましたので、素直に「はい」と。保険会社に送る分と、自分の控用の様です。

 

8.請求書(Rechnung)

ワクチン代の請求書は後日、薬局から家に直接届きました。病院の請求書は月に一回まとめて届くようです。ワクチンは保険対象内なのか?と保険営業の方に尋ねたところ、たぶん範囲外だけど保険会社(HanseMekur)が判断することだから、とりあえず下の住所に送ってくれと言われました。

HanseMerkur Reiseversicherung - Abt. RLK 4 - 20352 Hamburg

保険会社が直接払ってくれることはないようなので、請求書が届いたらとりあえず支払って、請求書や領収書を保険会社に送ればよいです。保険証書の番号とかの情報を書いたカードも一応同封しました。

 

9.保険会社の審査結果

3週間後、ワクチン代は、「予防接種は重要で効果的な手段ですが…」とのお手紙付きで却下されました。病院の診察・処置代の中の10ユーロほどのワクチン注射代だけは却下されました。そのほかの薬代やなどはOKだったようで、個人口座に振り込まれました。

追記)U7の定期検診代の85.8ユーロも下記のメッセージと共に却下されました。規約よく読んでなかったのですが、保険開始から6か月経ってからじゃないと、検診代は支払われないようです。

Die Versicherungsbedingungen sehen für Vorsorgeuntersuchungen eine Wartezeit von 6 Monaten vor. Daher können wir Ihnen erst nach Ablauf dieser Wartezeit Leistungen hierfür zur Verfügung stellen.

Versicherungsscutz besteht für medizinisch notwendige Heilbehandlungn. Für Impfungen sind keine Tarifleistungen vorgesehen.

 

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薬もよく効き、咳が引いて子供はその晩からよく寝られるようになりました。外傷で事前に一度病院に通ったこともあって、そんなに慌てずに対処できました。Hausdoktorということで、何かあればとりあえずここに駆け付け、必要に応じてほかの病院を紹介してもらうそうです。本当に緊急の時は、ハイデルベルクの大学病院に駆け込みましょう。

UniversitätsKlinikum Heidelberg: Zentrum für Kinder- und Jugendmedizin Startseite

子供は何とかなったけど、大人はどこにいけばいいのでしょう…最近妻が歯が痛いとか言い始めたのですが…。

家財道具をそろえる

引っ越しでほとんど何も持ってこなかったので、生活に必要なものを一から揃えます。家具なしの部屋と言っていましたが、家具がほしいといったのもあり、大家さんがある程度揃えていてくれました。

 

・IKEAのシステムキッチン一式

冷蔵庫、電気コンロ4つ、換気扇、食洗器、オーブン、シンク、収納いっぱいがついていました。お茶目に明細も忘れていってくれて、しめて約2300ユーロだったそうです。IKEAだからこれだけ安く済んだ気もします。

 

・食器棚(IKEA)、衣服収納(IKEA)、ガラステーブル+丸椅子6つ、丸い食卓テーブル+椅子一つ、ダブルベッドとマット、クッションソファー

 

ここから、買い足します。

Haushalt & Möbel Kleinanzeigen - neu und gebraucht kaufen und verkaufen bei Quoka

とかでも中古の家具や家電は見つかりますし、大学の食堂の掲示板にもいろいろ貼ってありますし、日本人の方がfacebookで運営しているハイデルベルク掲示板などにも情報はいろいろあります。が、一つ一つ探して申し込むのも時間がかかるし、インターネット導入騒動でもういろいろ疲れたので、ほとんど新品を購入しました。引っ越し出るときには大家さんか誰かに売れて、ある程度費用が回収できるといいですが…

 

・テレビ台、クローゼット、ソファーベッド、イス、本棚、机、ボックス棚

は、IKEAでネット注文しました。

Möbel & Einrichtungsideen für dein Zuhause - IKEA

ほかにもMömax(http://www.moemax.de/)や、Roller (Möbelhaus ROLLER | Möbel günstig online kaufen | Möbeldiscount) と比較したのですが、コストパフォーマンスや統一感ではIKEAの方がよかったです。配送サービスをお願いしたら10日後の土曜日の7:00-14:00に配達となりました。送料で109ユーロとられました。レンタカーの方が安かったですし、店頭に並んでいる商品の方がなにかと割引もあったのですが、ここはまあ、仕方がないかなと。実際届いた荷物の量、大きさ、重さを見ても、ひとりじゃ運べないですね。語学学校の唯一の友人のインド人も非力そうだったし。

11時過ぎぐらいにトラックが来て、二人組がえっせらこっせらと部屋(3階)に運んでいただきました。聞くとカザフスタンから来た方だそうです。有料だけどソファーを組み立ててやるか?と聞いてきましたが、ドイツがあまり通じないながらも、なんとか断りました。チップを20ユーロぐらいわたしましたが多かったかなあ。。。3階って聞いてないよみたいな話をされたような気がしたので。

そこから三日ぐらいかけて、なんとか組み立て終わりました。IKEAの組み立て図は本当に謎解きレベルです。数回は板を間違えたり、方向を間違えたりしました。大家さんから借りた電動ドリルが大いに役立ちました。ソファーベッドは一人で組み立てれる限界ですね。できれば二人でやりましょう。組み立ててやろうかと言われたのもうなづけます。

 

・洗濯機

Heidelberg HauptstrasseのSATURN (Bismarckplatz)で買いました。Amazon.deのレビューを翻訳して読んで調べていました。狙っていたAEGの乾燥機付きの一体型では699ユーロと、ネットで比較してもほぼ最安値でした。キャンペーン中とかで、配送、取り付けサービス込みの値段でした。二日後には配達されました。乾燥機は冬の寒い時期には必要かなと備えてつけました。一回使ってみた感じだと、乾燥専用機とくらべて確かになかなか乾燥しなさそうですが、そうはいっても別に乾燥機を買って置けばいろいろ手狭になるし、窓があかなくなるしということで一体型になりました。珍しいようであまり機種がなかったです。果たしてどうなるやら。脱水の最高回転数で競ってるのが面白いです。うちのは1600U/minでした。

 

・寝具

Wohnland Breitwieser - Das große Möbelhaus in Heidelberg - Wohnland Breitwieser

Rohrbach Südに行ったついでに、トラムの広告でもよく見かけるWohnland Breitwieserで買いました。ふとんも枕も種類が多くて選ぶのが大変…。持って帰るのも大変…。Hauptstrasseの中の方にあるGALERIAにも売っているので、遠出しなくてもよかったかも。

 

・圧力鍋

ハイデルベルクのHauptstrasseのWMFでセール品があったので買いました。Kauflandにもっと安いのがあったのですが、まあ、長く使うものですし。

 

・電子レンジ

グリルなしのタイプをSaturnで。CASOというドイツ製のメーカーのものです。

http://www.caso-germany.com/

大体なんの家電でもOK.というメーカーが一番安いのですが、その後がいろいろ怖いので避けました。

Startseite - OK

 

・炊飯器

あきたこまちを先に買ってしまったので、Conradの家電量販店でTristarの炊飯器をあわてて買いました。20ユーロぐらいでした。アジアショップの方がもう少し品ぞろえがありました。今どき上がガラスの鍋ふたって、、、と思いましたが、すぐ手に入るものはこれしかなかったので仕方がありません。日本の免税店で買ってきた方がよかったかも。

水に1時間以上つける。炊飯スイッチを押してから、保温になる前に自分で保温モードにする(ちょっと加熱時間が長すぎて下の方が焦げちゃう)など、いろいろ技を使えばそれなりに炊けますので今でも使っていますが、できれば自動でやってほしいですよね…

 

とりあえずはこれぐらいで生活が回ります。ほかの小物(食器、鍋などなど)は大体Kauflandか、Mömaxかで揃えました。セットアップするのにここまでで大体2500ユーロぐらいは費やしたでしょうか。渡欧後も洗面台の鏡(BAUHAUS)、テレビ(Kaufland)、カーペット(IKEA)、子供用ハイチェアー(Toys"R"Us)、掃除機(Saturn)などをちょいちょい買い足しましたので、もう1000ユーロぐらいはかかりました。引っ越し貧乏まっしぐらですね。。。

Weinheimのお祭り

Heidelbergから5番トラムで約40分。Weinheimのお祭りにやってきました。Heidelberg University Welcome centreのツアーです。みなさんバカンス中で6人しか集まりませんでした。

http://www.weinheim.de/,Lde/658755.html

メリーゴーランドも観覧車も移動遊園地で出ていましたが、ちょっと規模の大きい地域の祭りぐらいで、親しみやすいお祭りでした。夜は酒飲みに若者がいっぱいやってきて、ベビーカーはちょっと迷惑がられていました。町全体もドイツらしい建物が多く、Heidelbergより雰囲気がドイツっぽかったです。

日曜日は本来休息日でお店も締まっているのですが、お祭りだけはやっていいような感じで、あちこちで何かにつけてお祭りです。ここに来てからだけでも、

Mannheimer Maimess 2016
Volksfest

Herzlich Willkommen zum Mannheimer Stadtfest vom 27.05. – 29.05.2016 Mannheimer Stadtfest

Maimarkt: Überblick
Maimarkt

は行きました。

 マンハイム市のイベントについては下記リンクから、右側のポスターを選ぶと情報があります。

http://relaunch.gmm.de/web/cms/front_content.php?idcat=14

f:id:eulechang:20160821150152j:plain

 

f:id:eulechang:20160821145443j:plain

f:id:eulechang:20160821145717j:plain

飲料水

ドイツは硬水が多く、確かに水垢がすごいです。水道水飲んだからって別に何もないですが、軟水を買ってきて飲むと、たしかにこっちの方がうまいやと感じます。研究室の学生によると、ハイデルベルクは水源が3つあるらしく、住む場所によって硬水度はずいぶん違うんだそうです。Neuenheimの方は高くて、Altstadtの方は低いとか。帰って調べてみるとたしかに水道局(?)のWebサイトにそんなことも書いてありますね。住所を入力すると、ミネラル度の検査結果を表示してくれる機能もあるようです。残念ながら我が家はミネラル度が高いところのようです。だいたい「Quelle(氷河)」からくる水はミネラル度が低いようです。

Sichere und zuverlässige Wasserversorgung - Stadtwerke Heidelberg

家探しで同じ条件の物件が残ったのなら、最後は軟水のところにしましょう。水がおいしくて掃除が楽です。きっと。そういえばMarktplatzの噴水とかは珍しく「Kein Trinkwasser」と書いて無く、よく観光客が飲んでたけど、軟水でうまかったかもしれないですね。

 

・BRITA 浄水器

エキスパートが開発した浄水器メーカーはBRITA

日本を出るときに研究室の人にプレゼントしていただきました。結構重宝しています。もちろんドイツ国内でも入手できます。容器に上から水を入れると、フィルターを通って下にたまり、注げるようになっています。スーパーでよく替えのフィルターを売られているので人気なんだと思います。研究室の飲料水もこれでした。炊飯の水もこれにしているためか、3週間に1回ぐらいのフィルター交換頻度です。通常はこれで大体満足。

 

・ミネラルウォーター

といっても、ミネラルの少ないウォーターを探すわけですが、

https://www.mineralienrechner.de/mineralwasser-vergleich-gerolsteiner-mineralienrechner.html

上記のサイトでメーカー名を入力すると、ミネラル度が表示されます。炭酸なしの水(Still)を紹介します。

 
・Lidl Saskia Quelle Kirkel Still
Lidlのスーパーで売っている緑のボトルです。1.5リットルで19セントです。安い!サントリー南アルプスの天然水の味がしました(笑)
 
Calcium  3.2 mg/l
Magnesium 0.8 mg 
Hydrogen­carbonat  19.8 mg 
Kalium  2.2 mg
Natrium  1.3 mg
Chlorid  1.8 mg
Sulfat  1.3 mg
Gesamt­minera­lisierung  27mg
カリウム、ナトリウムは日本語と同じでなじみがありますね。
 
・Volvic (Quelle Clairvic, Volciv, France)
おなじみのヴォルヴィックです。どこのスーパーでも大体あります。1.5リットルで90セントぐらいです。
Calcium  12 mg/l
Magnesium 8 mg 
Hydrogen­carbonat  74 mg 
Kalium  6 mg
Natrium  12 mg
Chlorid  15 mg
Sulfat  9 mg
Gesamt­minera­lisierung  130mg
まあ、これぐらいはないと飲めないねと妻が言っておりました。
 
・REWE Ja! (Gebrigsquelle)
REWEというスーパーのプライベートブランドです。1.5リットル20セントぐらいです。
Calcium  51 mg/l
Magnesium 13.1 mg 
Hydrogen­carbonat  227 mg 
Kalium  1.7 mg
Natrium  16.6 mg
Chlorid  10.2 mg
Sulfat  13.9 mg
ここまでくるとちょっと飲みづらい感じがあります。REWEは他にも取水地がいくつかあって、よくみるとボトルの形が違うので要注意です。値も違えば、味も結構違います。春先並んでいた取水地のものが最近めっきり見なくなったのですが…冬の間限定だったのでしょうか?もうちょっとおいしかったのですが。もう氷河が解け切ったんですかねえ…。
 
・EDEKA Gut & Günstig (Metzeralquelle, Frankreich) Still
EDEKA 系列のスーパー(CAPやScheck-in-Center)に並んでいる水です。1.5l 20セントぐらいです。
Calcium  6.4 mg/l
Magnesium 1.2 mg 
Hydrogen­carbonat 20 mg 
Kalium  0.5 mg
Natrium  3.0 mg
Chlorid  3.0 mg
Sulfat  5.0 mg
ここも取水地がいくつかあるので要注意です。マンハイムのCAPで並んでいたこれは結構おいしかったんです。
 
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ということで、水をよく気にするようになりました。とりあえず表記を見て、ミネラル値が少なさそうなものを選べば大丈夫だと思います。カルシウムが30mg/lぐらいまでのがまだ日本に近いと思います。
ちなみに南アルプス天然水だと

サントリー 南アルプスの天然水 1.5Lペット 商品情報(カロリー・原材料) サントリー

Calcium  6-15 mg/l
Magnesium 1-3 mg 
Kalium  1-5 mg
Natrium  4-10 mg
Gesamt­minera­lisierung 30mg
ですからね。やっぱりSaskiaぐらいがよいです。安いし。最近はSaskiaを飲料水にして、BRITAを炊事用にしています。ただ、プライベートブランドのペットボトルはそのお店しか回収してくれないので、足しげくそのお店に通うことになります。
 
追記)ペットボトルについては、そのまま洗浄して再利用しないものについては、どこのブランドでも回収することになったようです。  
 
一方、ドイツ人的にはある程度ミネラルがないとダメなのかもしれませんね。ミネラルの多さを自慢しているようなのも結構ありますし、Gerolsteiner、Alwaとかは結構見ますが、ミネラル度高めです。とある中華料理屋さんで出たVioはミネラル度低めでおいしく感じました。慣れてないせいか、炭酸ありだとミネラル度高めでも気になりません。そういえば日本だと牛乳やら煮干しやらでよくカルシウムの摂取が心がけられていますが、ドイツの人は水で飲んでるから足りてたりするんですかね…?
 

テレビ

・日本のテレビ

最近は無料配信のサービスが増えてきたので、何とかなるかなと思ってたのですが、NHKオンデマンドも、Tverも海外から見れません。Radikoも聞けません。語学学校中にそういうことが分かったので、日本のテレビがドイツでも見れるように、Slingboxを注文しました。

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追記)上記の日本国内向けのサービスはVPN Gateの日本サーバーを経由することで、海外からでも使えるようになります(今のところ)。開発したの大学院生だったのか。。。すげえなあ。。。

VPN Gate ダウンロード

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Slingbox公式 | テレビも録画も世界中で高画質リモート視聴

実家・ドイツ自宅のネット回線がそんなに良くなかったのもあり、安くなっていたのもあり、Slingbox 350にしました。アンテナジャック→レグザ・レコーダー(TOSHIBA DBR-Z420)→(コンポーネント端子)→Slingboxの順につないで、実家の片隅に置かせてもらいました。有線LANでルーターにつなぎ、あとSlingboxからリモコンを操作するためのの赤外線発信装置をレコーダーの前にぶら下げました。D端子が推奨されていますが、まあないものは仕方がありません。スーファミ時代からの三端子(黄・赤・白)です。設定は同じルーターにつながっているPCからやりましたが、いたって簡単でした。今度いついじれるかわからないので、追加でハードディスクも買って、USBでつなぎました。

PC or Macの場合は、Webブラウザから視聴します。プラグインのインストールが必要です。Slingbox のWebサイトの上の「WATCH」からです。

http://www.slingbox.jp/watch.html

アンドロイドやiOSは専用アプリのインストールが必要です。

使ってみた感想ですが、古い機種+コンポーネント端子+遅いネット回線とい組み合わせなので画質はそこまでよくないです。字幕や番組表などの文字はつぶれていて読みづらいです。番組表の文字サイズは最大にしておいた方がよさそうです。音は圧縮されているためか、少し曇っています。ただ、不思議なものでテレビとしては結構楽しめています。子供はNHKの教育番組を見て大変喜んでいます。最近はテレビも買ったので、大画面に映し出して離れてみています。回線が遅くなると画像もゆっくりになり、どこかで途切れてライブに追いつく感じになります。リモコン操作はタイムラグ(1秒ぐらい)がありますので、少し辛抱が必要です。まあ、1~2万円ぐらいで日本のテレビがずっと見れるなら安いものでしょう。おおむね満足です。

二回ほど立て続けに接続できなくなる不具合がありました。にっちもさっちもいかないので実家にいる親に再起動(コンセント抜く)をお願いしたら直りました。それ以降は特にトラブルはありません。回線状況によっては止まったり、画像が遅れたりします。見るときに、画質を落とすオプションが選べますので、そうすると安定するようです。

今のところ一番厄介なのがWindows 10のバックグランドのソフトで、CPUをほぼ100%まで使っちゃってパソコンがフリーズしかけるので動画なんて見てる場合じゃありません。アップデートのダウンロードも重いですが、終わった後もこそこそWindows Modules Installer Workerが動いてたりするし、勝手にウイルススキャンするし、しかも標準でそれらを止める手段がついてないし。。。アップデートでPCを使えない時間を最小化しようとしてるのはわかりますが、非力なPCは結局動けなくなっちゃいますね。

 

 

・ドイツのテレビ

壁が広く空いていたので、プロジェクターにしようかとも考えていたのですが、買い物に出かけたKauflandでSHARPのAQUOS LC-43CFE4142E (109 cm 43インチ)が279ユーロと格安だったので、即買いしました。これじゃシャープももうからないわけだ。。。

つけてみたところ画質にも満足。ただチャンネルの数が多く、有料放送も多いのでチャンネル番号を覚えるまで時間がかかりそうです。今のところハイデルベルクで無料で見えているのは、

追記)2017年にチャンネル番号が変わっちゃったようです。

 

01 Das Erste HD (ドイツ公共放送)

02 ZDF HD(第二ドイツテレビ)

09 3Sat HD

10 arte HD

12 Servus TV HD

16 SWR BW HD

ーーーーーーーーーーーーーー

22 QVC HD (ショッピング)

23 HSE24 (ショッピング)

24 QVC plus HD (ショッピング)

25 Sonnenklar.TV HD (ショッピング)

26 1-2-3.tv HD (ショッピング)

---------------------------------------------

43 ZDF_neo HD

45 Bibel TV HD

51 Einfestival HD

59 KiKA HD (ドイツ国営放送 子供向け)

96 BBC HD (イギリス放送協会 英語)

97 Phoenix HD

------------------------------------------ここまでHDの高画質放送

100 Videothek

101 Das Erste

102 ZDF

103 RTL Television

104 SAT.1

105 Prosieben

106 RTL 2

107 kabel eins

108 VOX

109 3sat

110 arte

112 Servus TV

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここから各地域の放送

114 WDR Köln

117 hr fernsehen

118 NDR FS NDS

119 NDR FS HH

120 NDR FS SH

121 NDR FS MV

122 MDR FS Sachsen

123 MDR FS S-Anhalt

124 MDR FS Thüringen

125 rbb Brandburg

126 rbb Berlin

127 BR Fernsehen Süd

128 BR Fernsehen Süd

130 SWR Fernsehen RP

131 SWR Fernsehen BW

140 RNF

----------------------------------------

152 bw family

157 RIKtv

160 TV Regional

161 HD Campus TV

170~183 ショッピングチャンネル

198 H2D Handshake 2 Deutschland

199 Infokanal

--------------------------------

201 XITE

204 TLC

205 DMAX

217 EinsPlus

218 ZDF info

219 ZDF_neo

220 ARD-alpha

221 Bibel TV

222 k-tv

223 son tv

225  Deutsches Musik Fernsehen

229 Toggo plus (子供向け)

230 VIVA COMEDY CENTRAL

231 Einsfestival

232 DELUXE MUSIC

239 Super RTL(子供向け?)

240 KiKa(子供向け)

241 Nickelodeon/Nicknight

251 RiC

260 SIXX

261 RTL NITRO

262 ProSieben Maxx

263 Sat.1 Gold

264 Disney SD(子供向け)

265 Tele 5

266 zdf.kultur

------------------------------------------------ここから各国ニュース

310 N24

311 n-tv

312 tagesschau24

313 PHOENIX

314 CNN

319 CNBC 

320 CCTV9 (中国中央電視台)

321 Bloomberg

326 euronews (D)

400 euronews (Turk)

403 TRT Türk

423 euronews (RUS)

429 euronews (I)

439 TV5MONDE Europe

440 euronews (F)

464 euronews (Arab)

494 euronews (ESP)

495 euronews (POR)

501 euronews (Farsi)

507 euronews (E)

 

主には1ー16、100-112と子供番組ぐらいは見るかなあ。一部のチャンネルは広告だけ見えているのかもしれませんので、あらかじめご了承ください。あとラジオも結構テレビで聞けました。日本語のテレビとしてはケーブルテレビのJSTVがありますが、月々50ユーロはちょっと手が出ない。。。中国中央電視台ばりにNHKにも頑張ってほしいところです。

 

 

 

 

 

税関 (Zollamt)

・免税品の手続き

妻へのプレゼントに時計を買ったので、一時帰国するときに免税手続きです。フランクフルト発ウィーン経由で東京成田行き(9月4日からオーストリア航空ウィーンー成田便は廃止予定)でした。免税品を機内持ち込みする場合はウィーンで手続きをする必要がありますが、なにせ乗り継ぎが40分しかなかったので、預け入れ荷物に入れて、フランクフルトで免税手続きすることにしました。結局飛行機の遅延で乗り継げなかったので、なんでもよかったのですが…。

細かいことは下記のリンクに書いてあります。「払い戻しの手順 - (2) 品物をチェックインする場合」

免税手続きについて - Lufthansa ® 日本

 
  • 1.空港・お店で品物を購入した際、「Tax Free Shopping Cheque」を作成してもらい、自分で必要事項(氏名・住所など)を記入します。
  • 2.フランクフルト空港・ミュンヘン空港のチェックインカウンターで搭乗手続きをし、その品物(の入った手荷物)にもバゲージタグをつけてもらいます(ここでは絶対にこの手荷物を渡さないでください!)。
  • 3.タグのついた手荷物をそのまま『税関窓口』に持って行き、品物・パスポート・塔乗券の3点と「Tax Free Shopping Cheque」を提示して輸出許可のスタンプをもらったうえ、その場でチェックイン手荷物として預けます。
  • 4.「Tax Free Shopping Cheque」を提出し、付加価値税から手数料を差し引いた金額の払い戻しを受けます。払い戻し方法には、
    - フランクフルト空港・ミュンヘン空港の『税金払い戻しカウンター』で受け取る方法
    - 「Tax Free Shopping Cheque」を郵送して指定のクレジットカード口座へ振り込んでもらう方法
    の2通りがありますが、日本円で返金を受けたい場合は、端数まで受け取れる振り込みがおすすめです。成田空港に到着の場合は、ターミナル1到着階のJAL ABCカウンターでも受け取りが可能です。

時計を買った店は「TAX FREE」の加盟店だったので、支払をするときに免税手続きをお願いしますと英語で言うと、すごく長いレシートを出してくれます。申請書になっているので、名前など必要事項を記入します。

空港に着いたらまずは通常にチェックイン。係員の誘導に従って自動チェックインの機械で搭乗券を発行しましたが、免税品が入っているスーツケースであることを申告しないといけないので、手荷物預け入れる方(Baggage drop)ではなく、有人のチェックインカウンターに行く必要があります。なので、最初から有人のチェックインカウンターに並んでればよかったですね。誘導に負けない心が大事でした。

免税品の荷物はタグをつけられますが、そのまま返されます。「643」のカウンターにいけと言われましたが、臨時でほかのカウンターも受け付けていたような…?不愛想なお姉さんに、お店でもらった免税申告書、レシートと商品を見せます。OKが出るとハンコを押してくれます。そのまま荷物をもってあっちこっちうろうろしてしまいましたが、横のカートに荷物を置けばよかったそうです。言ってくれりゃあいいのに…。隣にある払い戻しカウンターでハンコが付いた申告書を見せるとお金が戻ってきます。現金かクレジットカードが選べますが、現金の方が少し手数料が取られるようです。

追記)なお、税関の説明によると、ドイツに3か月以上の滞在許可がある人は免税手続きの対象外だそうです。あんまりばれないとは思いますが。。。念のため。

http://www.zoll.de/EN/Private-individuals/Travel/Leaving-Germany/Tax-free-shopping/tax-free-shopping.html (英語)

http://www.zoll.de/DE/Privatpersonen/Reisen/Reisen-nach-Deutschland-aus-einem-nicht-eu-Staat/Zoll-und-Steuern/Tax-free-einkaufen/tax-free-einkaufen_node.html (ドイツ語)

 

・ドイツ入国時の税関

フランクフルト空港は何回か利用しましたが、税関は大体素通りでした。今回家族連れで荷物が多かったこともあり、荷物検査に引っかかりました。基本的には「高額」で「新品」のものがないかを探しているようですので、税関職員の疑問を適宜解消しましょう。新しい:neu(ノイ)、古い:alt(アルト)。英語たぶん通じると思いますが。一眼レフカメラやノートパソコン、スマートフォンなどについて質問されました。

 

・船便の荷物の税関

船便で段ボール二つ送ったのですが、二か月経ったら一個だけ届きました。

TrackingMore - All in one package tracking tool でもう一つ調べると、

Number:******************
Status: Expired
Destination Country - Germany
Origin Country - Japan

2016-XX+2-YY-3 00:00, Retention, GERMANY
2016-XX+2-YY-4 11:34, Departure from inward office of exchange, HAMBURG ISPS,GERMANY
2016-XX+2-YY-4 11:33, In Customs, HAMBURG ISPS,GERMANY
2016-XX+2-YY-6 06:58, In Customs, HAMBURG ISPS,GERMANY
2016-XX+2-YY-6 06:57, Arrival at inward office of exchange, HAMBURG ISPS,GERMANY
2016-XX-YY+2 11:51, Dispatch from outward office of exchange, KAWASAKIHIGASHI,KANAGAWA,219-8799
2016-XX-YY+1 14:48, Arrival at outward office of exchange, KAWASAKIHIGASHI,KANAGAWA,219-8799
2016-XX-YY 09:11, Posting/Collection, HANEDAKUKO,TOKYO,144-0041
======================================
Power by www.trackingmore.com

となっていました。「Retention」は「保管中」だそうです。何が起きたんだろうと税関に英語メールで問い合わせるも、すぐに返事が返ってきて、お前の荷物は郵便が持ってるとつれない返事。

http://www.zoll.de/EN/Service/Enquiries/enquiries_node.html;jsessionid=8E37374A91044E06D8079C8A7D484D59.live0512

今度は郵便局にチャットでドイツ語で問い合わせたところ(つながるまで何回もボタンを押した)

DHL Service-Chat

お前の荷物は税関に行った。今週中には通知が届くから待つように。とのことでした。やっぱり税関か。

 

しばらくするとDeutsche Postかから封筒が届き、

Sehr geehrte Postkundin, sehr geehrter Postkunde,

 

wir konnten eine an Sie gerichtete Postsendung, mit Herkunft außerhalb der EU, nicht beim Deutschen Zoll zur Verzollung anmelden. Ihre Sendung wurde daher bei folgendem Zollamt für Sie hinterlegt:

 

Zollamt Heidelberg

Dischinger Str. 8 im 2.OG Zimmer 206

69123 Heidelberg

--(営業時間など省略。月ー金7:30-16:00で金曜のみ14:30まで)--

 

Die Sendung liegt innerhalb der nächsten 14 Kalendertage (ab Datum dieses Schreibens) beim Zollamt zur Zollanmeldung für Sie bereit.

Nach Ablauf dieser First muss die Sendung an den Absender im Ausland zurückgesandt werden.

Wir bitten um Ihr Verständnis, dass Ihnen in dieser Sache aufgrund von zollrechtlichen und anderen gesetzlichen Bestimmungen zusätzlicher Aufwand entsteht.

 

Mit freundlichen Grüßen

Ihre Deutsche Post

 とのことでした。22kgもある船便で、価値を50000円と正直に書いたからか、荷物は税関送りになったようです。購入した明細書(印刷物に限る)などがあればもってこいとも書いてありましたが、妻の絵描き道具(使用済み)がほとんどなので、通知だけ持って手ぶらで行きました。

倉庫のような大きい建物がある一角にハイデルベルクの税関がありました。しばらく待つと中に通され、若者が荷物をもって出てきました。言われた通りに開けると、奥から責任者のようなおじさんがやってきて物色し、「このブラシはなんだ?新品じゃないか?」「この竹の筒はいったい何に使うんだ?」といろいろ聞かれます。「これはノリを塗るときの刷毛で、絵の具が付いてませんが新品ではありません」「妻が趣味で絵を描いているだけです」みたいなことを返しましたがおじさんは不満顔。若者がそこを取り繕って、申告額の17.5%の税金を払うことでまとめてくれました。もっと取られる可能性もあったのでしょうか?結局74.58ユーロでした。支払はクレジットカードでも受け付けてくれます。

(1)申告手続き
ア 申告手続きは,税関窓口にて口頭で行います(商用品,引越し荷物を除く)。税関職員が支払うべき関税額を計算しますので,課税対象物品を提示してください。
イ  窓口に物品を提示すると,税関職員は課税対象品であるかどうかを確認し,物品の数量,価値をもとに課税額を決定します。購入価格の証明となる資料がない 場合,税関に備え付けられたリスト上の類似品を参考に課税額が決められてしまいますので,購入時のレシート等を持っていると役に立ちます(特に土産用の民 芸品など一見して価値が判断できない物を持ち込む際には有効です)。また,税関窓口で税金を納付した場合には,そのレシートを保管しておくとEU域内の他 国に移動する際に有効です。
ウ 課税対象物品の価値が,旅行者一人につき700ユーロ以下の場合には関税率は一律17.5%になります。ただし, たばこ,アルコール類(ビールを除く)については,数量によって関税額が決まります(ビールについては簡易算定の対象ではありませんので,関税法及びビー ル税法に従って関税額が算定されます)。具体的な関税額については,ドイツ税関のホームページでご確認ください。
エ 課税対象物品の価値が,旅行者一人につき700ユーロを超えている場合,又は700ユーロ以下であっても定額関税ではなく個別物品ごとの関税の支払いを希望する場合は,税関職員が個々の物品について関税率表や関連する税法に基づいて関税額を算定します。
オ 関税の支払いはその場で行います。関税額が3ユーロ以下の場合は,徴収されませんが,算定結果のレシートのオリジナルを入手できます。
カ 関税の支払いをその場で行うことが不可能な場合,10日の猶予期限が与えられますが,課税対象物品は一時的に接収され,関税納入後に返却されます。

海外安全ホームページ: 安全対策基礎データ

なお、引っ越し荷物は非課税だそうですから、そうだと主張すればよかったかもしれません。

イ 引越荷物(Übersiedlungsgut)
 EU域外に12か月以上居住したあとに住所をEU域内に移転する場合,個人的所有物(Personal Property)については,非課税物品とされています。ただし,アルコール類,たばこ,商用品については非課税となりません。
これらの個人的所有物が非課税とされるには,原則として引越し前に少なくとも6か月以上使用したものであること,EU域内に住み始めてから12か月以内にEU域内に運送されることが条件となります。
 上記引越し荷物を非課税とするためには,税関で書面による手続きが必要となります。(運送業者をご利用の場合は,当該業者が通関手続を代行することが通例ですが念のために業者に確認することをお勧めいたします。)
 また,この手続きによって非課税となった物品は,届いてから12か月以内の他人への譲渡・販売は禁止されています。
ドイツ税関

http://www.zoll.de/EN/Private-individuals/Staying-in-Germany/staying-in-germany_node.html

しかしなにより大変だったのがこの22kgの段ボールを家まで運ぶことです。税関はS-Bahnの駅から少し離れていて徒歩7分ぐらい。次の日は筋肉痛になりました。

追記)70ユーロはちょっと痛いので、返金してもらえるかどうかを上記の英語問い合わせ先にメールして聞いてみたところ、以下の返事が返ってきました。申請書を埋めて、ハイデルベルクの税関に郵送したのですが、なしのつぶてでした。却下なら却下の返答してくれてもいいものを。うむ。。。今度時間があるときに一回怒鳴り込んでみますか。

If the requirements for the free import of goods as personal property are met, you could apply for refund. 

Here you find the requirements for personal property:
http://www.zoll.de/EN/Private-individuals/Staying-in-Germany/Transferring-residence/transferring-residence.html

Information on the refund procedure can be found here (in German only):
http://www.zoll.de/DE/Fachthemen/Zoelle/Abgabenerhebung/Erlass-Erstattung/Verfahren/verfahren.html

追記2)7か月後に返事が来て、なんとか関税を返してもらうことができました。ことの詳細はこちらの記事にまとめました。

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他にも何回か追加で日本から郵便物を送ってもらっているのですが、今のところ引っかかったのはこの一回だけです。引っ越しなんだよと言えば、もう少し何とかなったのかもしれませんが…。まあ、貴重なものもいろいろ入っていたようなので、70ユーロ払って取り戻せるならそれでよしです。税関に引っかかることも考えて、段ボールは一つ15kgぐらいまでにしておきたいですね。金額の多寡もそうですが、箱が大きくて重くて、中身がごちゃごちゃしていると、引っかかりやすいのかもしれません。研究室から本や資料などを30kgほど船便で送りましたが、こちらは特に何もありませんでした。価値は20000円(中古本)ぐらいと書いた気がしますから、特に価値が45ユーロを超えたら必ず税関に引っかかるものでもなさそうです。税関で待っているほかの人は、ネットショッピングの明細のようなものを持っていたので、新品はやはり目を付けられやすそうです。

ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - ドイツに持ち込み可能な免税範囲

 空港で免税手続き行う際は時間に余裕をもって空港に到着したほうがよいです。スムーズにいけばなんてことはありませんが、僕のすぐ後に中国団体客がどっと押し寄せてきて、ほぼ全員が預け入れ荷物で免税手続きをしようとしていたので、運が悪いと相当待たされそうです。どこの航空会社も自動チェックインを推奨しているので、カウンターにスタッフが少なくなってきていますし。

フンボルト財団(採択通知から研究開始まで)

・出発前の渡航費の手続き

別エントリーにも書きましたが、下記のとおりです。フンボルト財団からの支給額はその分減らされていますので、手続きを忘れずに。

フンボルト財団(AvH)と日本学術振興会(学振)の協定があるようで、渡航費用の手当の一部(20万円)は学振から支払われました。AvHから学振の担 当者の連絡先が伝えられていましたので、メールすると、Wordの書類が送られてきました。(中略)。4ページぐらいの書類を埋めてメールで一回事前に見せて、その後印刷した書類を郵送で学振に送りました。飛行機が飛ぶ前の月になって、渡航費用が振り込まれました。終了した時に帰国することになれば、またその時に申請してくださいとのことでした。航空券の半券や領収書の提出は求められませんでした。 

追記)2017年4月に学振の担当者よりメールが来まして、今後(4月以降)は20万円の一律支給ではなく、日本学術振興会から旅行代理店へ航空券の手配を依頼することになったそうです。支給は大変ありがたいのですが、20万円の方がもっと有難がったですかね。

 

・語学学校(Goethe-Institute Mannheim)

語学研修2か月で申し込みましたので、出発前になって連絡が来ました。これも詳細は別エントリーで。マンハイム校では、同期のフンボルト財団奨学生は僕も含めて二人で、次の月も一人でした。ヴュルツブルク(Würzburg)、コンスタンツ(Konstanz)に滞在する人がマンハイムに来ていましたので、結構管轄領域が広そうです。あくまでフンボルト財団は、スポンサーの一つにしかすぎませんのでご注意を。語学学校の人はフンボルト財団のことについては何も知りません。

ドイツ語学学校(Goethe-Institute Mannheim) - Wunderbarな日々

 ゲーテに入学している間は、お金をチャージできる大学生協カード的なICカードを、語学学校の受付から借りることができます(要デポジット)。食事(昼食)は近くのHochschule Mannheimの学食(Mensa)で食べられますが、 安くおなかを満たすようなメニューですので、そんなにうまいというわけではありません。語学学校が終わる前にレジに行ってカードを返すと、デポジットも返してくれます。

 宿舎は学生寮のようなところなので、コインランドリーはありますし、一通りの食器や調理器具はありました。シャンプー・トリートメント、ボディーソープ(Deutsch gel?なかなかメリットのようなものが見つからない)、歯磨き粉、スポンジ、洗剤、ドライヤーなどのものは現地で購入しました。洗濯物を干すハンガーや洗濯ひもなどは安くていいのが見つからなかったのでいろいろしのいでましたが、日本から持ってくると便利かもしれません。乾燥機はついてますが、すこし高いですからね。いずれも支払は前出のICカードです。キッチンはさみ、栓抜き、ピーラー、菜箸、スリッパなどもあると便利ですが、まあ、言い出すときりがないですわな。タオルはあるにはありますがバスタオル・ハンドタオル一枚ずつで、2-3週間で一回交換です。洗濯が間に合わないこともあるなので、きれい好きの方は購入するか持って行った方がよいでしょう。乾燥しているので数時間後には乾いてましたが。

マンハイム駅前にあるアジアスーパーで日本食材は少し高価ですがまあまあ手に入ります。朝食がある宿舎もあるかもしれませんが、マンハイム校のシングルルームでは朝食はありませんでした。朝食と夕食は基本家で作り、昼食は学食でした。あとドナーケバブがうまかったです。週に数回は通ってました。おじさんいい人です。Lindenhof Döner。あと、Café Meerwiesen のケーキもうまかったです。日曜日でも空いています。

 語学学校中に有料で認定試験みたいなのも受けれます。A1はA1.1の授業を一か月間まじめに受ければ、クラスメイトはほとんど合格してました。試験はなかなか難しく、わからないところも多かったみなさん言ってましたが。A2は三か月間の受講が推奨だそうです(A1.1, A2.1, A2.2)。先生に受けた方がよいか相談したのですが、「君は別に資格を必要としているわけではないんだから、受けなくてもよいと思うよ。」と返されました。研究者として滞在許可が降りているのもあるし、本当にドイツで働こうと思ったらB1ぐらいはないと何の助けにもならないよみたいな感じでした。

 

・フンボルト財団とのやり取り

到着すると、語学学校(ゲーテインスティチュート)から、ひと月分のポケットマネー(€610+手当が少し)と渡航費の援助(学振支給額を除いた額)が現金で渡されます。銀行口座を開いたのち、口座番号(IBAN、支店名、住所など他もろもろ)をメールで知らせました。語学学校の人もこんな大金現金で渡されてもねえ、、、と口座振り込みにするよう諭されます。が、次の月もやっぱり現金でした。語学学校が終わってからの月々の収入(奨学金)は口座振り込みになりました。

 

・Welcome Package

語学学校に到着してしばらくすると、分厚い箱が届きます。正式な奨学金支払証明(滞在許可申請に必要)と、今後のイベント日程とともに、グッズがいろいろ入ってました。なかなか楽しいです。ドイツ滞在を楽しんでねという心意気を感じます。そして、ドイツ語をちゃんと勉強しろよというプレッシャーも。

・フンボルトカード(写真付き)

・フンボルトキャップ

・フンボルトバッジ

・フンボルトネクタイ

・フンボルト手帳

・フンボルトマウスパッド

・独独辞書(分厚い・重い)

・ドイツ全土の地図(一枚)

・ドイツ全土の観光ガイドブック(英語)

・DUZサンプル誌(http://www.duz.de/;滞在中は無料で購読できる案内付き)

 

・フンボルト財団とのやり取り・2

滞在先の住所が決まって、再び連絡しました。配偶者手当や、健康保険補助などもフンボルト財団のマイページから申し込み、書類などを郵送しました。結婚証明書、子供の出生証明書が求められましたが、アポスティーユ付き戸籍謄本のドイツ語認証翻訳の認証コピーで間に合いました。これも詳細は別エントリーです。

お金の話 - Wunderbarな日々

 

・引っ越し

語学学校の寮から、ハイデルベルクで借りたアパートまで引っ越しです。VRNの月ぎめチケットを購入していましたので、ちまちま運んでました。大家さんが頑張って天井にペンキを塗ったおかげ結構匂ったので、換気もしないといけません。寮を出る前の週ぐらいに出る準備をしなさいとの通知が来ましたので、語学学校で予約を取り付けました。時間になるとスタッフがやってきて、一通り備品をチェックし、OKならデポジットの200ユーロを返金してくれました。駅でコンスタンツに向かうインド人を見送ってから、ハイデルベルクへ向かいました。そういえば、語学学校中に知り合った、いかにも一人っ子でわがままな中国人女子が寿司を食いたいとか言っていたので、彼女を連れてタイ人や日本人と一緒にAjino Sushibarで15皿までの食べ放題を食べたんでした。食べ放題の人は注文できずに回っている寿司を取るだけです。高価なネタはついぞ回ってきませんでしたが、味はまあまあといったところ。チョコバナナずし(のり付)は一回食べると忘れられない経験です。マンハイムでの最後の食事でした。なかなか感慨深いです。

 

・研究開始

ハイデルベルク大学(Ruprecht-Karls-Universität Heidelberg)にまつわる手続きです。まずWelcome Centreに登録します。

visiting scholars - Heidelberg University

登録が完了すると、ログインできるようになって、様々な情報を見ることができます。結構親身に相談に乗ってくれます。日本人と結婚したスタッフの方もいて、日本語が通じる方もいらっしゃるそうです。いろいろ機能がありますが、Visiting Scholar Cardは申し込んでおくと、身分証明になって便利です。生協のカードや図書館を利用できます。月に一回行われるガイドツアーもなかなか楽しいです。家族や友人も連れていけます。

Downloadcentre - Heidelberg University

も情報が豊富です。Welcome Centreの会員ページから、メンタープログラムを申し込みましたが返事がないところを見るとあまり機能してなさそうです。不動産情報もいくつかありますが、更新の頻度はあまり高くなさそうです。

他は秘書伝いに、メールアドレスの申請、uniIDの発行、入館カード(要デポジット)、入館鍵(要デポジット)の手続きを済ませます。14:00で担当者帰るからとか言われると、13:00に語学学校がマンハイムで終わる人には結構きつい。。。PCはラボのものが与えられました。ノートPCはもちろん持って行った方がよいでしょう。

フンボルト財団からの研究費については、直接受け入れ先に連絡がいっているようで、特に何も手続きは必要ありませんでした。もうすでに振り込まれてるよとのことでした。見た感じ、振り込まれたお金をラボが自由に使ってるようで、日本のように研究費ごとの報告書や帳簿はつけてないような気がします。少なくとも僕は今のところノータッチです。

ラボ備品の文房具関連は文句たらたらです。日本でよく使っていた透明なクリアファイルはないし(こっちはやわらかくてふにゃふにゃのしかない)、三色ボールペンもないし(単色油性ボールペン)、油性ペンはよくかすれるし(ペン先を下にしておかないと)、書類を綴じるフォルダーやホッチキスはごついものしかない。お気に入りの身の回りの文房具(ペン立てとか)や小さな実験器具(タイマーとか関数電卓とか)は日本から持ってきた方がよかったなあ。実験ノートは研究科のロゴ入りでなかなかかっこいいです。

その代わりというわけではないですが、私費建て替えがすごく楽です。ラップもラボになかったのでびっくりしたのですが、スーパーで買ってレシートを渡せば、その場で秘書さんが返金してくれました。キッチンタイマーや紙フォルダーもKaufhofで私費で買って、後で返金してもらいました。技官さんも、大きいゴミ箱を業者に頼むと100ユーロ超えるけど、ガーデニングショップで買えば10ユーロだよと言ってましたので、少額のものは結構自由が効いてよいと思います。隣のフランス人も普通にAmazonで何か買ってました。日本は検収がうるさくて、私費は結構めんどくさかったですからね。。。

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実験は凡ミスもあったりで順調とは言えませんが、割合スムーズにラボに合流できたかなとは思います。フンボルト財団のAnnual MeetingやStudy Tour、Network Meetingは今のところ参加を断っています。まずは研究と家族の生活を整えてからかなと思っています。

電車やバスでも、ドイツでは切符を正しく買うのが当たり前、たまにチェックすればいいという考え方ですが、日本だと一人でも不正乗車がいるのを許せないので、改札にたくさんの手間暇をかけます。そうすると改札内と外を全部区切らないといけないので、「Ecuteに入るには入場券が必要です」みたいな張り紙を貼るはめになります。

研究費の使い方もそうで、日本だと一件でも不正が許せないので、すべて見積もりを取って、検収を受けます。結果、Amazonから買うにも、そこらのスーパーで買うにも手数料を払って業者を通してます。あくまで見積もり→発注→納品→検収→支払いなので、支払を待ってもらう必要があるからです。私費建て替えは可能で、手数料はなしですが、返金は一か月ぐらい先です。どちらかというと後者はあまり推奨されていない気がします。一時期プライマーのチューブのラベルを一つ一つ検収の方が確認するという時期もありましたね。。。ネズミ一匹通さない覚悟なのでしょうか。

不正は減るかもしれませんが、手続きは増えて人件費はかさむし、時間はロスするし、スーパーやアマゾンで売ってるようなものも業者に頼んでより高額になるデメリットがあります。検収の方を一人雇うのに年で数百万はかかってると思うのですが、それで不正経理が数百万減らせたとは到底思えません。ヨーロッパ式の、チェックはランダムに、見つかったら不正額以上の厳罰というのがコスパ的にはいいと思うんですけどねえ。まあ、国民性の違いなのでしょう。