Wunderbarな日々

妻子連れ30代生物系ポスドクのドイツ滞在記です。

滞在許可 (Aufenthaltstitel)

3か月以上ドイツに滞在する場合は滞在許可(Aufenthaltstitel;俗にいうVISA・査証)が必要です。

 

・マンハイム

まずは僕の分の滞在許可です。外国人局(Ausländerbehörde)はK7の役所の上の階です。書類を携えて、自分の姓のイニシャルの窓口に行き、申請に来たんですがというと、まず予約はあるのか?と聞かれます。ありません、というと、分厚い冊子をもってきて、じゃあ3週間後の8時半なと言われました。お前そんなことも知らずに来たのかとちょっと不愛想。そのほか予約確認書と必要な書類のチェックリスト(Terminbestätigung)と申請用紙を渡されました。英語翻訳が付いているので、意味は何となく分かります。

追記)マンハイムでの査証関連はこちらのページ

Aufenthaltstitel | Mannheim.de

申請用紙もダウンロードできるようです。

https://www.mannheim.de/sites/default/files/page/740/antrag33410100.pdf

 

・Gültiger Reisepass/Ausweis 有効なパスポートもしくはIDカード

・Vollständig ausgefülltes Antragsformular 記入した申請書

・Mietvertrag 賃貸契約書。とりあえず語学学校の宿舎のもので申請しました。

・Bescheinigung über derzeit bestehenden Krankenversicherungsschutz 滞在期間中の有効な健康保険加入証明。HanseMerkur社の保険と、クレジットカードの付帯保険の証明書を提出しました。加入証明といっても、HanseMerkur社からもらった保険証PDFの印刷でよかったみたいです。クレジットカード会社からは電話で問い合わせて英語で証明書を発行してもらいました。

・Arbeitsvertrag 雇用証明(フンボルト財団からの奨学金支払証明。語学学校中に届いたもの)

・Ein aktuelles biometrietaugliches Passbild 写真

・110€ für Gebühren 手数料

申請書では過去のEU加盟国への渡航歴を聞かれました。古いパスポート持ってきてないし、記憶が一部あやふやですが、とりあえず埋めました。申請書も英語が一応ついていますので、なんとか意味は分かります。身長と瞳の色を聞くところはなんだか外国に来た感じがします。

予約した当日になって、待合室で待っていたのですが、特に名前も呼ばれません。直接窓口に行ってよかったようです。書類を提出すると、写真にダメ出しをくらい、背景が白の写真を取り直して来いと言われました。日本から持ってきた青背景がだめだったようです。一階にある写真の自動撮影機で写真をとって、窓口に戻ると、提出した書類のコピーを取ったのか、オリジナルが返ってきました。正しくは、オリジナルとコピーを用意して持っていく必要があったのかもしれません。どこどこで働いていてVISA申請中です的な紙ぺら(特記事項?結構大事な紙。パスポートにホッチキスか何かで止めてくれればいいのに…)をもらって、手続き終了です。3-4週間後にeAT(電子滞在許可証)のパスワードが届くから、それもってもう一回来てとの指示でした。

 パスワードの封筒が届いたので窓口にとりに行きます。受け取りはイニシャルごとの窓口ではなく、階段出てすぐの受付のようです。ご高齢の方がゆっくりと何やら記入しているので、列が結構長くなりました。その間に次の人の手続きを並行すればいいのに。。。受け取りに来たんですがというと、君はハイデルベルクに移転したので、eATもそっちで受け取るように言われました。なんと!さんざん待ってこれかいっ!ちゃんと引っ越すよとマンハイムの人にも伝えたはずなんだけどな…とぶつくさ言いながら、

heidelberg.de - Behördenwegweiser - Bürgeramt Mitte (Bahnstadt, Bergheim, Südstadt, Weststadt)

へ向かいます。なお、2016年8月の今月の中旬からハイデルベルクの外国人局は移転するようです。

heidelberg.de - 02.08.2016 Die Ausländerbehörde zieht um

2階の受付に行き、eATカードをもらいました。お金払わなかったんだけど、これでよかったのでしょうか…?下の住民登録するところで、カードの住所変更をするようにとの指示でしたので、番号札引いて、30分ぐらい待って、カードの裏面の住所を変更してもらいました。

フンボルト財団の奨学金は2年間だったのですが、降りた滞在許可は一年間のみでした。また来年更新ですね。ちなみに申請した日から1年だそうです。

追記)2年間の滞在許可が降りた方もいらっしゃるようです。担当する人によって対応が違うのでしょうか…

 

・ハイデルベルク

家族も渡欧して、家族の分の滞在許可です。住民登録したついでに、外国人局の予約を取りに行きましたが、ここハイデルベルクではすべての書類を整えてから予約を取る仕組みになっているようで、申請用紙などを渡されました。書類はすべて2部ずつ(妻+子供)用意するようにとのことでした。

家族であることを証明するために、アポスティーユ付き戸籍謄本の認証翻訳の認証コピーが必要です。手順としては

1.戸籍謄本を取得する(戸籍がある役所に郵送で申請)

2.アポスティーユ(公印確認)  証明 | 外務省 に従って郵送で申請

 原則として戸籍謄本の発行日の3か月以内に取得する必要があります。

 実際は、これは確かに正式な書類であるみたいなお墨付きが一枚増えます。

3.認証翻訳(ドイツ語)

ドイツ大使館にリンクが貼ってあり、いくつかの事務所が紹介されています。

ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - 翻訳事務所リスト

ドイツ語法務・認証翻訳 - 中村国際事務所でお願いしました。

4.認証コピー

すべての書類を2部ずつ用意してあれば、それはそれで問題ありません。僕の場合はオリジナルが一つだけだったので、認証コピーという作業が必要でした。

ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - コピー認証

で、事前に日本で済ませればよかったのですが、気づくのが遅かったので、Notariatという公証役場に行って認証コピーをとりました。2部コピーで23,8ユーロでした。巷の役場でも認証コピーはとれるそうですが、出生証明などにあたる重要な書類(戸籍謄本)などはできないと言われました。マンハイムで行いましたが、ふらっといって書類を差し出せば、ひも(!)で閉じたコピーと請求書を渡してくれます。後日銀行振り込みで支払いました。

Notariat Mannheim - Startseite

Notariat Heidelberg - Startseite

 

申請書類を埋め、添付書類をもっていくと、受け付けられました。メールアドレスを書く欄があって、予約の時刻をあとでメールで知らせますと言われました。数日後に連絡が来て、一週間後の9:45の予約となりました。

追記)

ハイデルベルクでの滞在許可に関わる情報はこちら

heidelberg.de - Aufenthaltstitel

申請書はコチラです

https://formulare.virtuelles-rathaus.de/servlet/de.formsolutions.FillServlet?sid=5T5MxHfjf2M84vD6V2FQ3RNjGQ7P4XaZ&n=p.pdf

 

当日、姓のイニシャルの窓口で待ち、時間になったら中に入ります。書類などを確認して5分ぐらいで終わりました。僕と同じ滞在期限でいいですねといわれ、はいと答えました。それから3週間ほどでパスワードが入った封筒が届いたので、マンハイム同様これで受け取れるかなといったのですが、封筒が届いてから2週間後にもう一度来るようにと追い返されました。さらに二週間待ち、外国人局の受付で受け取りました。子供€50、妻€100でした。ハイデルベルクの方は、提出した書類は返ってきませんでした。

 追記)受け取った妻の滞在許可カード(aufenthaltstitel)には特記事項として、パスポートの番号や有効期限とともに”Erwerbstätigkeit gestattet”と記されておりました。google先生によると有給雇用許可となっており、一般的には労働許可(Arbeitsgenehmigung)にあたるかと思います。まとめると、僕(日本人)が研究目的のドイツ滞在許可(ビザ?)を取得し、妻(配偶者:日本人)が家族滞在で滞在許可を得たところ、労働許可もついてきて、就労もできるようです。働くうえで制限はなさそうですが、給与が一定額以上になると、フンボルト財団からの配偶者手当がなくなる(減らされる?)とガイドラインには記されています。

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ドイツ大使館のWebサイトでは、日本のドイツ大使館でも、現地に行ってからでもよいということでしたが、電話で問い合わせたところ、原則は現地に行ってから申し込んでくれとのことでした。フンボルト奨学生は何事もなく取得できますからと大使館の方がおっしゃっていましたが、実際その通りでスムーズでした。同じ日本の方でも、語学学校に通っていても残高証明が必要になったりとか、ドイツ語分かるやつれてこいと追い返されたりとかといろいろあることにはあるようです。

滞在期限は、語学研修中の日付(申請した日)から1年間になっています。これだと2年間のフェローシップを終えるためにあと2回更新が必要だったりして…。2か月の語学研修であれば、語学研修後に申請でちょうどよいぐらいかもしれません。よくつるんでいたインド人はそうしていました。何回か滞在許可証を提示する機会はありましたが(子供手当の申請とか、妻の銀行口座の開設とか)、たぶん必須ではなかったと思います。

認証コピーじゃないといけなかったのかは、今となってはわかりません。オリジナルを一回見せれば、通常のコピーでもよかったかもしれません。結局オリジナルと、認証コピーをハイデルベルクの外国人局にとられ、配偶者手当などを申請するためにフンボルト財団に提出した認証コピーが返ってきたので、手元には認証コピー1部のみになりました。今度なにか証明が必要になったら、認証コピーの認証コピーをとることになるのでしょうか…?なかなか大変なスタンプラリーなので、もう何部か認証コピーをとっておけばよかったのかもと、心配性になっております。

追記)次の年の更新・延長の話はコチラにまとめました。

滞在許可の延長と健康保険の変更(Verlängerung der Aufenthaltsgenehmigung und Änderung der Krankenversicherung) - Wunderbarな日々

返品の多い生活

 運が悪いのかドイツはそういうものなのか、クレームをすることが多いです。

 

・WMFの圧力鍋

ハイデルベルグの旧市街の中にあるWMFの店舗で、セール品の圧力鍋を購入したのですが、帰ってきて開けてみると、取っ手のところのプラスチックが欠けていました。

 

・Mömaxのシーツ

マンハイムのMömaxでシーツを購入。布団カバー・敷布団カバー・枕カバーの3点セットのはずが、枕カバーが入っていなかった。

 

・BAUHAUSの家具

洗面所に付ける鏡+棚をBAUHAUSで購入。重たいのをトラムとバスで苦労して運んできたのを取り付けてみると、板が逆の方向に取り付けられていて、中の敷板を取り付ける穴が外側を向いていた。。。

 

いずれも商品とレシートをもっていくと、快く返品対応をしてくれます。快くは対応してくれますが、特に謝られることはないです。一通り使うまでは、レシートをきちんととっておきましょう。

お金の話(フンボルト財団奨学金、子供手当、電気代、保険などなど)

我が家のおおよその毎月の収支です。こんな感じで落ち着きそうです。

 

<収入>

フンボルト財団より

€2,650     基本給の奨学金+僕の分の諸手当など

€276      配偶者手当(Family allowance for marital partners)

€50       配偶者健康保険手当 (Subsidy towards health and liability insurance for marital partners)

€50       子供健康保険手当(Subsidy towards health and liability insurance for children)

 

バーデン・ビュルテンベルク州より

€190      子供手当 (Kindergeld)

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計:€3,216

 

<固定支出>

€1,100     家賃+水道+熱

約€60      電気代

€17.5     テレビ・ラジオ受信料(まだテレビ買ってないけど)

€340     健康保険料(HanseMerkur社:€75/人×3+出産オプション費用€115)

€12.45    賠償責任保険(LIABILITY INSURANCE)+傷害保険(ACCIDENT INSURANCE)

€68      VRN 路面電車・バスの乗り放題券(月)

約€7      銀行口座維持手数料(二つ分)

約€60      家のDSLインターネット、携帯電話二つ分  

  

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計:€1,665 

 

奨学金の研究員は税金が免除されているため、残りの€1,550が可処分所得となります。日本のポスドク時代よりは微増といった感じでしょうか。年金払ってないので、それも含めるとちょうど同じぐらいかもしれません。

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1)フンボルト財団 (Alexander von Humboldt Stiftung)

配偶者手当などは、フンボルト財団のマイページから申請できました。日本人の場合は査証なしで入国できるため、家族と子供の公式な証明が必要とのことでしたので、戸籍謄本の認証翻訳の認証コピーを郵送しました。12歳以下の子供を連れてきている場合は、Parental Leaveということで、子育て支援の一環で最長2年のフェローシップを3年に延長できるそうなので申請しましたが、現在予定されている終了期間の半月前からのみ申請できるとの返事でした。仕事の進捗を考えながらまた1年半後に考えることにします。ドイツに渡ってから申請しましたが、それで問題なかったようです。妻の分の収入証明書とかも念のため取得していたのですが、特に必要なかったようです。ただ、配偶者がこちらで働く場合は収入に上限があり、それを超えると配偶者手当などは支給されなくなるようです。

 

2)州の子供手当 (Kindergeld)

フンボルト財団のガイドラインの英語版は少しわかりづらくて問い合わせたのですが、まず公的な子供手当を申請し、許可されなかった場合は財団から手当てするとのことでした。

書類はこちらのサイトからダウンロードできたようです。実際は住民登録の時に問い合わせて印刷してもらいました。オンラインで入力したものを印刷もできるようですが(こちら)、手書きしました。提出は担当部署のFamilienkasseまで出かけてもよいですし、最寄りの役所でも受け付けて、担当部署まで転送してくれるそうです。郵送も可です。

 ドイツ語と四苦八苦してなんとか書類を埋めました。子供のPersönliche Identifikationsnummer (Steuerliche Identifikationsnummer)が必要です。一週間ぐらいしてFamilienkasseから手紙が届き、書類が不足しているから提出しなさいとのことでした。郵送でもよかったそうですが、話が長くなりそうだったのでいろいろ携えて、担当部署まで乗り込みました。

窓口でパスポートや、奨学金の通知、住民登録控、すでに取得した僕の滞在許可証などを提出して、いろいろコピーをとってもらいました。たぶんよく注意書き読めば書いてあったんだと思います。申請書と一緒に出せばスムーズだったのでしょう。一番困ったのは、日本でもらっていた子供手当の支払いが終了している証明です。申請書の子供手当をドイツ政府以外から受けたことがあるかみたいな欄があったので、日本の子供手当のことを素直に書いたからでしょう。海外転出を市役所に届けたときに、子供手当終了の手続きもしたのですが、特に何も控えがありませんでした。妻の実家に尋ねたところ、渡欧から3週間ぐらいして、子供手当の終了通知(児童手当支給事由消滅通知書)が届いたとのことでしたので、それをiPadで写真を撮ってもらい、それを印刷して、僕がドイツ語の翻訳を付けることで許してもらいました。しばらくして、受理されましたとの通知が来て、口座に子供手当が振り込まれていました。申請した月からだけでなく、終了通知があれば、過去の分もさかのぼって支払ってくれるようです。

 

 3)電気代

電気はすでに通っていましたが、大家さんに自分で契約するように言われました。

Stadtwerke Heidelberg - Energie und Wasser, Bäder, Parkhäuser und Bergbahn

に乗り込んで、引っ越したんですというと、何やら勝手が違うらしい。日本でも始まりましたが、電力小売りが自由化されているので、電力会社を好きに選べるんだそうです。特に何もなかったので、じゃあStadtweke Heidelbergさんでお願いしますというと、ありがとうございますと感謝されました。住所を言うと、この建物のすべての電気は今のところ大家さん契約になってますので、あなたの部屋の電気メーターの番号と入居時のメーター値を教えてもらえますか?と聞かれました。家に帰って地下の電気メーターで自分の部屋がラベルされているものを見つけ、値もメモって、とんぼ返り。

次は、どのプランになさいますかと聞かれました。なんでも原子力発電ありと、なしと、再生可能エネルギー推進プランとかがあるらしい。電気料金は昨年の使用量をもとに次の年の値段が決まるそうなので、一年目はとりあえず大人二人+子供一人の標準的な量ということで見積もって、月額約€60となりました。

 

4)ARD ドイツ公共放送連盟 テレビ・ラジオ受信料

住民登録すると、もれなく通知が届くようです。支払方法を選ぶだけですが、3か月に一回支払うことにしました。やめる時に面倒だといやなので、これだけは自動引き落としではなく、手動で振り込みにしています。日本と違うところは、受信機の有無にかかわらず支払うことになっているようです。テレビあるなし水掛け論って不毛ですからね…。その代り、公共放送がすべて(?)ネットストリーミングできます。

ARD Mediathek - Startseite - Videos und Audios zum Abruf

 

5)保険

健康保険(Krankenversicherung)がないと、滞在許可が下りないそうですので、下記のフンボルト財団のWebサイトを参考に、保険を契約しました。語学学校の期間中はクレジットカードの付帯保険(出発後90日まで)で済ませました。カード会社に連絡すると、保障内容の英文証明書を発行してくれます。年会費無料でも保険が付いているということで、エポスカードを作りました。

Alexander von Humboldt-Foundation - Health, liability and accident insurance  

いろいろ比較したところ、HanseMerkur社の代理店の

Daniel Weist | Geschäftsstelle der HanseMerkur (vormals Hans Weißenbach, Geschäftsstelle der HanseMerkur)

の"Insurance Plan for Foreign Scientists in Germany"に家族3人で加入しました(KV2014 (AvH))。賠償責任保険(LIABILITY INSURANCE)+傷害保険(ACCIDENT INSURANCE)にも加入しました。メールの返事が2、3日かかって遅いですが、おおむね丁寧に対応していただきました。英語でもちろん大丈夫です。

追記)滞在許可の延長時にいちゃもんをつけられ、DAADの保険に変えました(詳細はこちら)。月額は値上がりして今約510ユーロです。

 

6)銀行口座維持手数料

語学学校のオリエンテーション時に、ドイツ銀行の担当の方がいらっしゃってたので、何も考えずにDeutsche Bankで口座を開けました。オンラインバンクもつけてくれました。カードと、カードの暗証番号と、オンラインバンクの暗証番号と、オンラインバンクの乱数表を、ご丁寧に別々に送付してくれるので、全部揃うまでに2-3週間かかりました。カードが2枚来たり、番号が来なかったりと、語学学校のクラスメイト達はいろいろな憂き目にあっていました。

Deutsche Bankはもちろんドイツの代表的な銀行で、支店も全国にあり、同じく全国規模のCommerzbank、PostbankのATM(Geldautomat)が無料で使えます。インターネットバンクも英語版があり、なかなか便利です。ほかのドイツの銀行への振込手数料も無料です。ただ、便利の代わりに毎月手数料を取っていきます。詳細は他のサイトに譲りますが、手数料が無料の銀行や、毎月の入金額によって手数料が安くなる銀行もあるようですから、安く仕上げるなら、ほかの銀行の方がよいかもしれません。もう一つは妻の口座をHeidelberger Volksbankに作りました。こちらは近いところにATMがあったというのが理由です。

追記)もろもろ検討の結果、Deutsche Bankを閉じて、Commerzbankに変更しました(詳細はこちら)。こちらは口座維持料が無料になりました。

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1€=115円で計算すると、年収440万円(非課税)です。海外学振が520万円ですので少し少ないですが、フンボルト財団から所属先の研究室に月額€800の研究費も振り込まれます。どこまで自由に使えるかは研究室によるでしょうが。一緒にいたインド人は韓国の奨学金の方が二倍もらえたけど、フンボルト財団の奨学金を選んだらしいですから、お金だけじゃないですけどね。

引っ越し

・国内の引っ越し

なんだかんだでドイツに引っ越した後も郵便物が届きますし、拠点が一個ぐらいないとなということで、国内の住所は妻の実家に一度引っ越したようにしました。実際、家具や荷物をかなり置いていただけることになりました(感謝)。今年度分の市・県民税の請求書とか、いろいろ重要なものもありましたので、これでよかったと思います。

運転免許証、銀行やクレジットカードなども住所変更を行いました。今時は大概ネットでできるので良かったです。ゆうちょ銀行だけは店頭にいって住所変更を行いました。表向きは、日本に住所を持っていないと口座が持てないことにはなっていますが、、、そう言われてもねえ。。。

レンタカー屋で借りた2トントラックを運転して引っ越しました。一度は運転してみたかったんです(笑)。パワーゲートとか、操作できて楽しかったです。助手席にチャイルドシート積んで子供を座らせてたのですが、上下にすごく揺れて寝るに寝れないので、途中から同行中のハイエースに子供を移し、一人旅を満喫しました。その後、家の不用品を市のクリーンセンターに持っていくのにも使いました。

 

・ドイツへの引っ越し

出発する週になって、役所に行き、転出届を提出しました。児童手当と、児童医療補助のところでも手続きをして、あっさり終了です。NHKも電話して、海外に移転する旨を伝えるとご利用ありがとうございましたと感謝され、最後の月の分の受信料が戻ってきました。

荷物はいろいろたまっていたのですが、輸送費を考えると、向こうで買えばいいっかとなって業者にお願いすることはありませんでした。

欧州ヤマト運輸|ベルギー・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ・イギリス・ハンガリー

日通の海外引越|海外赴任、留学のお引越しは日本通運

あたりがやっているようです。条件が合えば、自分で発送するより安いと思います。最近、家の隣でクロネコさんのトラックが停まっているを発見して、思わずテンションが上がりました。日本の方の引っ越しだったようです。フランクフルト、デュッセルドルフなど支店があるところは安そうですが、そこから離れると料金が少し高くなりそうです。

飛行機の預け入れ荷物を最大限に活用しました。一人あたり23kg×2つまでです。最初の僕の渡航時にスーツケース2つ+機内に持ち込めるコロコロ+リュックサック、家族の渡航時にスーツケース3つ+コロコロ+段ボール1つ+リュックサックで運べるだけ運んで、あとは郵便局の船便で2つ段ボールを輸送しました(のちに税関でいろいろ引っかかります。ほかエントリー参照)。届くまで2-3か月だそうです。荷造りが遅くなって出発当日に空港で発送しようと思ったんですが、羽田空港国際ターミナルって郵便局入ってないんですね…段ボールだけしょって国内線ターミナルまで電車で発送する羽目になりました。

昔はもっとザルだったと思うのですが、最近はちゃんと預け入れ荷物の重さを測るようで、どちらの渡航時も重さの超過料金を取られました。。。ほとんどの航空会社で一つの荷物は23kgまでです。圧縮袋で服をつぶして喜んでいるとあっという間に超過します。みなさん気を付けましょう。お金の支払いで時間もかかりますので、余裕をもって空港に行きましょう。機内持ち込み荷物の重さチェックはまだほとんどないです。パソコンとか重いから預けちゃいたかったのですが、超過料金になっちゃうので結局機内に持ち込みました。持ち込みだとOKというのも不思議っちゃ不思議。

何をもっていっていいのかは悩みどころですが、子供のためにと、調味料や食品をいっぱい持ってきました。何を食べてくれるかわからないですからね。醤油とかは手に入るので持ってこなかったですが、だし、鰹節、うどん、焼肉のたれ、鶏がらスープ、みそ汁の素、みりん、のり、ブルドッグソース、カレーのルー、片栗粉とかを結構詰め込みました。こちらのアジアスーパーでもそれなりに手に入りますが、やっぱり高くて価格が2-3倍程度です。あと料理酒が手に入らないですね。。。日本酒で代用してます。中国系のちょっと色が付いた料理酒が安くていいんじゃないかと思ってるんですが、妻が許してくれません。薄力粉に相当する小麦粉もなかなか手に入らないようです。まだ利用したことはないですが、オンラインで取り寄せもできるようです。

http://shochiku-online.com/ja/

 

家族渡航の時は全日空で羽田-フランクフルトでした。Flex(予約クラス:W)という往復チケットで、滞在期間が65日以上12か月未満の割引チケットです。日程が無料で変更可能なので、日本に帰省するときに使う予定です。なお、滞在期間が3か月以上の場合、VISA(滞在許可)はあるのか?と空港カウンターでまあまあしつこく聞かれました。政府からの通達があるのでしょうか。事前に駐日ドイツ大使館に電話して確認したのですが、フンボルト財団の奨学生の場合はVISAは問題なく降りるので、渡独後に現地で申請してくださいとのことでしたので、その旨を伝えて、通してくれました。僕の分の滞在許可はすでに降りていたので、そのカードを提示するとコピーをとられました。

 

子供がいろいろ走り回るかなと思って一番後ろの座席をとりましたが、案の定、100周ぐらいは走り回ってました。前の前の列も子連れの家族の方でした。ハイデルベルグについてからも幾度かご家族とご一緒する縁に巡り合えました。子供がまだ二歳未満なので、中央3席になっているところの2席だったのですが、客室乗務員の方の判断で残り一席の方に前の方に移っていただき、広々とつかわせていただきました。皆様のご協力に感謝です。12時間のフライト中も懲りずに客室乗務員の方が子供の相手をしてくださりました。周りの乗客にはまあ、それなりにご迷惑をおかけしました。

 

入国審査はスムーズでしたが、なぜかパスポートにスタンプを押してくれなかったので、その後所々で不審がられます。僕の分の滞在許可証を見せたからでしょうか?できれば押してもらいましょう。地下に潜って預け入れ荷物を回収。荷物が多かったのもあり、さあ外に出ようと税関を通ろうとすると、女性の税関職員が待ってましたとばかりに手袋をはめました。スーツケース一つとリュックサックを開けて調べました。なにか新しく買ったものはないか?その一眼レフカメラはいつから使っているんだ?ほかの荷物には何が入っているんだ?といった質問をドイツ語でしてきました。しどろもどろになりながらなんとか答えると問題なく解放されました。語学学校で学んだ成果が少しは出たでしょうか。

空港から自宅へはシャトルサービスのタクシーを使いました。

TLS Transfer & Limousine-Service

Webサイトから予約できます。子供がいる旨を伝えるとチャイルドシートを持ってきてくれるようです。3人でグループ割引きということで片道90ユーロでした。空港の到着フロアの端っこに行くと"MEETING-POINT"と書かれた場所があり、ほかのタクシーサービス会社の人もいて、人が集まっていました。名前を担当者に伝えてしばらく待ったところ、ほかの方と一緒にタクシーに乗りました。子供は到着直前で睡魔に耐え切れず眠りにつきました。

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フンボルト財団(AvH)と日本学術振興会(学振)の協定があるようで、渡航費用の手当の一部(20万円)は学振から支払われました。AvHから学振の担当者の連絡先が伝えられていましたので、メールすると、Wordの書類が送られてきました。もう支払うと決まってるんなら、研究概要とか業績とかいまさら書かせなきゃいいのにとぶつくさ言いながら、4ページぐらいの書類を埋めてメールで一回事前に見せて、その後印刷した書類を郵送で学振に送りました。飛行機が飛ぶ前の月になって、渡航費用が振り込まれました。終了した時に帰国することになれば、またその時に申請してくださいとのことでした。航空券の半券や領収書の提出は求められませんでした。

確か、学振の本事業の方の海外学振では、片道のみの航空券購入と指定されてあって、領収書の提出を求められていました。不正使用の防止のためというのはわかるのですが、家族を連れていくとなるとこのルールは大変厳しい。ヨーロッパに向かう片道航空券はたいていが企業の駐在社員が使うので、料金が往復の数倍します(全日空だと40万円以上の正規料金)。研究員本人だけならいいですが、家族の分は自腹なのでこれは苦しい。知人の研究員も仕方なくトルコ航空を使ってイスタンブール乗り換えの片道にしていました。まさか一度外に行ったら、海外学振期間中は日本に帰ってくるなというわけでもあるまいし、ぜひ直行便の往復チケットでも2で割った金額を支給するとか、定額支給にするとかにしていただけると嬉しい。家族の分だけ航空会社から直接チケットを購入して往復チケットの片道放棄という手もありますが。往復チケットって絶対に乗らなきゃいけないっていうものじゃないと思うんですが。。。(後日談。全日空で購入したエコノミーチケットでも、ちゃんと復路でも「キャンセル」というオプションがWebであり、運賃が戻ってこなくても、空港税などの費用は戻ってきました。)

追記)と、ぶつくさブログに書いてしまったことが効いたのか(冗談。そんなことはないとは思う。)、2017年4月に学振の担当者よりメールが来まして、今後(4月以降)は20万円の一律支給ではなく、日本学術振興会から旅行代理店へエコノミークラスの航空券の手配を依頼すること(現物支給)になったそうです。復路も申請する場合は、ルールが変わったのでよろしくとのこと。航空券支給と20万円はどっちの方がありがたかったかなあ?家族の分も一括で申し込みたい人は同じ旅行代理店に申し込めます、もちろんその分の費用は学振は負担しませんとのこと。正規の片道運賃よりは安くなるのか?旅行代理店がいろいろ持ってる秘密のチケットが出てくるのか?学振じゃなくて旅行代理店が一枚かんでるから、そのあたりは自己負担が大きくならないよういろいろ融通が利くといいんだが。。。家族の分の片道は往復航空券相当の値段で買うとか。学振的には、個々の研究者よりは旅行代理店の方が信頼できるし、お金のやり取りも簡単ということなのでしょう。しかしこっちにしてみれば旅行代理店が間に入ったおかげで、今時Webでちゃっちゃと検索して比較すれば航空券買えるのに、航空券取るだけで何回も旅行代理店と連絡しないといけなくなった感が。。。後で半券と領収書を提出するよりはましか。まあ、いいです。もらえるものはありがたくもらいます。

Verkehrsverbund Rhein-Neckar (VRN)

ライン川とネッカー川の交通ネットワークということで、マンハイム、ハイデルベルグ一帯のバスやトラムを運航している会社です。使ったことのある切符情報をまとめます。

 

VRN | Entdecker-Ticket

この紹介だけのためにエントリーを書いたようなものですが、パスポートと住民登録した証明(Meldebestätigung)をVRNのカウンター(ハイデルベルグの駅前や、マンハイムの丸の中など)にもっていくと、Entdeckerチケットを買うことができます。わずか58.40ユーロでVRNの全域(下記リンク参照)が一か月間乗り放題です。ただし、住民登録証明書一枚につき一回のみ。あたらしく登録した住民への探検用プレゼントといったところでしょうか。VRNのハンコが証明書に押されます。僕はマンハイムからハイデルベルグに移住したので二回買えました。ハイデルベルグのときは途中で紛失しちゃったけど(泣)

VRN | Wabenplan

西はKUSEL、東はWürzburgまでですから、なかなか広いです。まあ、実際にこのチケットでいくとなると、範囲を飛び出さないようにいかないといけないので、すごく時間がかかりますが。Würzburgまでなどは、通常一回フランクフルトまで出た方が近いようです。範囲内であればDB(Deutsch Bahn)にも乗れますが、ICやICEの快速列車には乗れません。マンハイムーハイデルベルグ間を移動したときに一回ICにのったら車掌さんに怒られました。

 

VRN | Einzelfahrschein Erwachsene

通常のチケットです。バスでは運転手が売っていますが、トラムでは売っていないのでトラムストップの券売機で買っておく必要があります。最初意味が分からなかったのですが、上記の範囲図の六角形の領域をいくつわたるかで料金が決まります。マンハイム区域内や、ハイデルベルグ区域内だと一律2.5ユーロです(強制的に領域2と同じ料金)。駅から旧市街あたりは観光用ということもあってか、1.3ユーロです。券売機で買った場合は、乗車するときに車内のパンチ機に切符を入れて、乗車時間を印字します。ハイデルベルクでは自己申告制なので、バスはどこのドアから乗ってもよく、購入するとき以外は特にドライバーにチケットを見せる必要はありません。めったにありませんが、検札のスタッフがチェックするときに有効なチケットを持っていないと、高額な罰金がとられます。

 

VRN | Mehrfahrtenkarte Erwachsene

日本で言う回数券です。5枚セットで、例えば2.5ユーロが2.34ユーロになります。

 

VRN | Tages-Karte

一日乗車券です。Tarif 3までで6.5ユーロですので、3回乗れば元が取れます。二人だと9.2ユーロですので、さらにお得です。人が多いと車で出かけちゃおっか、というのに対抗するための料金設定かと思います。

 

VRN | Monatskarte Jedermann

月額のチケットです。ハイデルベルグ市内ぐらいだと、Tarif 2相当の68ユーロです。語学学校二か月目の時は、家の準備やらでしょっちゅうマンハイムからハイデルベルグまで出かけていたのでTarif 4の130,50ユーロ。なかなか高額ですが、普通に往復しても一回11.20ユーロなので、まあこんなもんかなという感じです。特典として、平日19時以降と休日は最大で4人まで同伴して乗ることができます。なので、我が家では妻の普段使い用に一枚買って、平日夜や休日はみんなでその切符で出かけています。Jedermannはeveryone的な意味で、学生や子供は別料金が設定されています。

追記)2017年より価格改定に伴い、69.3ユーロになりました。

 

追記)WochenkarteやMonatskarteなどでは、もう一枚Kundenkarteを所持する必要があるそうです。この前検札する人に怒られました。たしか以前、登山鉄道に乗るときも怒られてましたね。。。Monatskarteには使用開始日、終了日、Tarif 2とは書いてあるのですが、どこの区間なのかは指定してありません。この区間の情報や、氏名などの情報を記入するのがKundenkarteで、Monatskarteの右下にこのKundenkarteの番号を記入しないと、本当は有効じゃなかったようです。大体は外国人だからって見逃してくれてましたが。Kundenkarteは下記のサイトで作ることもできますし(要印刷)、ハイデルベルク駅前などにあるvrn Kundenzentrumなどでも作ってもらうことができます。ハイデルベルグ市内125番と、マンハイム方向の115番を指定。Persönlichだと裏面に名前が書いてある人だけ(別途IDカードなどで確認する)、Übertragbar(譲渡)だと、誰でも使えます。

https://www.vrn.de/tickets/kundenkarte/karte/index.html

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ほかにも特典として、ネッカー川をぐるぐる回っている船にもお得料金でのることができます。

Neckarfähre Heidelberg in Betrieb

追記)ハイデルベルク市内で有効な月額チケットを持っていると、ハイデルベルクの登山鉄道(Bergbahn)にも無料で乗ることができます!山の一番上まで行けます!ただし、お城の中には入れないのでご注意を。

Heidelberger Bergbahnen - Concession rules

 

最近はオンラインでもチケットを買うことができるようになりました。スマートフォンだと画面を見せるだけでよいので楽です。

https://www.vrn-onlineticket.de/

住民登録

・マンハイム

3か月以上ドイツに滞在する場合は必要だそうで、僕の場合は一時帰国するので必須ではないですが、それだといろいろ手続きが進まないので早めに済ませておくことにしました。

マンハイムへの住民登録は語学学校に入学した日の午後に行いました。記入は語学学校の人が手伝ってくれって、必要な居住確認書的なもの(Wohnungsgeberbestätigung)は語学学校が用意してくれていました。パスポートも持っていきます。街中心の

Bürgerservice Innenstadt / Jungbusch | Mannheim.de

を案内されましたが、小さい役所が各街にありますのでそれでもよいようです。インド人の友人などは語学学校近くのNeckrauで登録しました。役所一覧は下記ページの左側にあります。開業時間は曜日によっていろいろです。そもそもネット上の情報も間違ってたりしますが…。午前中に行けば間違いないです。

Alle Dienststellen nach Stadtteil | Mannheim.de

住民登録用紙(Anmelden)は役場にも置いてありますし、インターネット上からもダウンロードできるようです。予約もネット上からできるようです。Innenstadtでは受付窓口で要件を伝えると番号札をひいてくれますし、小さい役所も番号札を引く機械がありますので、とりあえず番号札をもらって待っておけばよいです。Innenstadtは長いと30-40分待たされることもあります。

番号が表示されると指示されたカウンターに向かいます。机の配置は日本のように横一線ではなく、曲線的です。どこで生まれたとか、いつ結婚したとか、そんな質問を受けて答え、担当の人が目の前でPCに入力していきます。指輪外して裏に書いてある年数を思わず確認してしまいましたが…。記入が終わるとめでたくマンハイム住民です。Anmeldebestätigungの紙ぺら一枚をもらいますが、当分の間はこれが住民登録証明になりますので大事に保管しましょう。

後日、11桁のマイナンバー的なPersönliche Identifikationsnummerが郵送で通知されました。奨学金の間は免所得税なので特に必要ないですが、社会保障や納税の時に使う番号のようです。これも大事に保管しましょう。

 

・ハイデルベルグ(転居)

日本だと転出届を出してから転入届を提出ですが、マンハイムの役所で聞いたら、転居の場合は「転出届」が不要で、あたらしい住所で登録してくれればよいとのことでした。ハイデルベルグの大きい役所、

heidelberg.de - Behördenwegweiser - Bürgeramt Mitte (Bahnstadt, Bergheim, Südstadt, Weststadt)

に向かいました。一回で番号札をとって30分ぐらい待ちました。ハイデルベルグでは住民登録の申請用紙はなく、カウンターで口頭で質問しながら手続きをしてくれるようです。パスポートも必要です。無事終わるとMeldebestätigungの紙を一枚もらい、さらにHeidelbergとロゴの入った買い物袋とほかにもいろいろと案内をいただきました。Heidelbergの方がお金持ちなのかしら。

 

・ハイデルベルグ(入居者追加)

入居者を追加する場合も大家さんからの承認が必要です。

 

のところから書類をダウンロードして記入し、印刷して大家さんの署名をもらいます。家族のパスポートとともに、今度は小さい役場に行きました。2二人しか待ってなくて、子供を遊ばせるおもちゃの場所も広くて快適です。こちらも口頭で情報を伝え、登録してもらいました。妻子の分のMeldebestätigungを2枚もらいました。残念ながら買い物袋はもらえませんでしたが…。

妻子の分のPersönliche Identifikationsnummerが申請書類に必要なのですが、待てども待てども届きません。役所に行って、パスポートを提示すると番号が書かれた証明書を発行してくれました。「郵送したはずなんですけどねえ…」と担当者も頭を悩ませていましたが、郵便ポストのラベルに妻子の分の名前が書くのが遅れたせいで、書類が返送されたのかもしれません。我が家のような小型の集合住宅の場合は部屋番号とかがなく、郵便屋さんにとってはポストのラベルしかあてにできるものがありませんでした。

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ドイツの役人は仏頂面だと、ネット上でもよく言われていましたが、博士号持ちの研究者だったためか、日本の役所並みにはみなさん親切にしてくださいました。たどたどしいドイツ語でしゃべってるので、ゆっくり待ってくれる人もいれば、英語でいいよという人もいましたが。

 

 

ゴミの分類とペットボトルなどの容器のリサイクル

集合住宅の前に大きな蓋つきのゴミ箱があって、いつでもそこにごみを捨てられます。週一回、朝回収しに来るようです。日本みたいに捨てるごみの種類によって曜日が違ってて、朝一に出さなきゃいけないのよりはいいと思うんですが、どうでしょう?

大きなゴミ箱は

  • Papier
    青色。紙ごみ。包装紙なども含む。段ボールなどもここに捨ててよい。
  • Gelbe Tonne
    黄色。プラスチックのボトルとか、包装とか。金属の缶とか、ふたとか。
  • Bioabfälle
    茶色。生ごみ。
  • Restmüll
    黒色。残り全部。

の四つ。そのほか、ガラス瓶は専用の回収ステーションがあるので、色に分けて回収します。古着を入れるボックスもマンハイムでは見たけど、ハイデルベルクにもあるのかなあ?電池はスーパーなどによく回収箱があります。生ごみのゴミ箱はプラスチックの袋は入れてはいけないらしく、生分解性のゴミ袋が売られています。僕は生ごみだけを袋からゴミ箱に捨てて、その袋はそのままRestmüllにしています。回収が一週間に一回なので、ハエの蛆虫が毎週大量発生しています。。。ある意味すでに生分解ですが。一週間もあれば卵から幼虫を経て成虫になるようでして、ふたを開けるとたまにハエが大量に飛び出します。結構おぞましい。

上記とは別にペットボトルや、瓶に入った飲み物は、購入するときにPfand(デポジット)が9~25セント取られています。これらはスーパーマーケットに回収専用機があるので、中に放り込むと金額相当のクーポンが出てきます。買い物にも使えるし、レジで換金もできるようです。ただし、その店で売っていない商品の容器は回収しないようで、CAP(Edeka系列)で買ったプライベートブランドの水のボトルは、PennyやREWEでは回収してくれません。また、バーコードで種類を判別しているので、バーコードが読めないような汚れ、しわがあると回収してくれません。日本みたいにラベルを外すなどももってのほかです。

追記)ペットボトルについては、そのまま洗浄して再利用しないものについては、どこのブランドでも回収することになったようです。

 

大型ごみ(Sperrmüll)は市の人に連絡を取ってから捨てるようです。

heidelberg.de - Sperrmüll

まだ捨てたことないので詳細はわかりませんが、年に2回までは無料で捨てられるようです。捨てるごみの量などを伝えると、居住地域での大型ごみの日が伝えられ(3-4週間に一回?)、その前日夜ぐらいになると、その通りでは様々な大型ごみが道端に置かれます。テレビ、ソファー、机、いす。。。結構現地の人も気に入ったのを持って帰っているようですから、安く滞在したい人にはねらい目なのかもしれません。